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繊維スレッド
3
:
荷主研究者
:2003/09/24(水) 00:15
>>2
続き。
営業利益の7割
三菱レイヨンの売上高は化成品・樹脂事業が4割、繊維と機能製品・エンジニアリング事業がそれぞれ3割を占めるが、アクリルへの特化戦略を柱とした化成品・樹脂事業で営業利益の7割を稼ぐ。
2003年3月期の連結売上高営業利益率は前期比0.4ポイント増の6.7%になる見込み。利益率では2、3%台の東レや帝人を大きく上回る。
「自社のコア事業との関連が認められないではないか。」2001年9月。皇社長はそれまで70億円ほどの売り上げを記録してきたドライアイスと液化炭酸ガスの両事業の売却を決断した。「アクリル製品のチェーンを目指す」(皇社長)という経営方針を貫くためだ。
三菱レイヨンがこうしたアクリル事業に特化する布石を打ち始めたのは10年ほど前のこと。1993年に社長に就任した田口栄一現会長は「経営ががけっぷちに追い込まれていたことが引き金になった」と明かす。
93年度の決算は5億円の黒字を確保したが、実態は25億円の赤字に陥っていた。バブル崩壊の影響で繊維や樹脂の需要が急速に落ち込んだことで、数百億円に上る積極投資が裏目に出る。
設備稼働率が3割程度に落ち込んだ工場もあった。「他社に比べ技術力で優位に立つアクリル事業に特化するしか、生き残る道はなかった」と田口会長は当時を振り返る。
合併進めやすい
合繊メーカーにとって最大の事業は汎用性の高いポリエステル繊維だ。三菱レイヨンも69年に生産を開始し事業に参入した。だが、その時点で東レや帝人に比べ12年遅れのスタートだった。「東レや帝人の10分の1の生産規模ではとても太刀打ちできなかった」と当時を知る業界関係者は指摘する。
東レや帝人は繊維王国の代名詞とも呼べるポリエステル繊維で培った技術力を生かし、異分野に手を広げて巨大企業に変身した。
だが、USBウォーバーグ証券の村松高明アナリストは「多くの繊維メーカーは多角化が進み過ぎているために、各事業の相乗効果が見えない」と指摘する。
これとは対照的に、アクリル事業に特化する三菱レイヨンについては「事業単位の買収戦略ではなく、企業同士の合併などが進めやすい」(村松アナリスト)。国内の繊維産業が低迷する中、これまで大型の再編劇なしに持ちこたえてきた合繊業界。三菱レイヨンが業界の風雲児になる公算は大きい。
(田中良喜)
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