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2562：チバＱ：2017/05/31(水) 21:12:27: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00010001-spht-base
東京五輪、野球＆ソフトの主会場　ハマスタが変わる！客席増築も手狭なグラウンドは拡張せず
スポーツ報知 5/30(火) 10:00配信

東京五輪、野球＆ソフトの主会場　ハマスタが変わる！客席増築も手狭なグラウンドは拡張せず
20年東京五輪時の横浜スタジアム完成予想図（写真提供・横浜DeNAベイスターズ）
　08年の北京大会以来、3大会ぶりに野球・ソフトボールが五輪の舞台に帰ってくる。主会場となるプロ野球・DeNAの本拠地、横浜スタジアムは増築や改修を予定している。収容人数を現在の約2万9000人から約3万5000人に増やす一方で、両翼94×中堅118メートルの手狭なグラウンドの拡張は行わない。横浜スタジアムの社長を兼務するDeNA・岡村信悟球団社長（47）は「横浜らしさを出したオンリーワンのスタジアムを世界に発信したい」と明かした。

観客席増築で“横浜らしさ”を前面に
　1978年の開場から来年で40年。横浜スタジアムが、東京五輪を契機に生まれ変わろうとしている。DeNAと横浜スタジアムは今年3月、球場の所有者である横浜市に対して増築・改修計画を提出。これによると、一、三塁側双方の内外野にまたがるエリアの外側に新たな観客席を増築するほか、ネット裏スタンドの上部に積み上げる形で屋上テラス席や個室観覧席を新設。約6000席を増席するという。

　これを受け、市側は計画に沿うべく、関連する条例の一部改正案を市議会に提出。現在行われている第2回定例会で審議している。岡村球団社長は「我々は市議会のご判断を注視しているところです」と慎重に言葉を選びながら、今回の計画の狙いを明かした。

　「これは、横浜という場所にこだわったスタジアムなんです。球場がある横浜公園は、街のど真ん中にあって狭い。だったら、その物理的制約を逆手に取って、生かしてしまおうと。狭くてもいろんなものをギュッと凝縮することでワクワク感を作り出すことはできる。球場の歓声やざわめきがストレートに街に伝わっていく。“横浜らしさ”を出すことで、横浜の人にとっての誇りとなれると思っています」

グランド拡張は実施なし、天然芝化も見送り
　だから、12球団の本拠地で最も狭いと言われるグラウンドも拡張しない。それすらも、この球場の個性であり、特色であり、伝統だという考えからだ。また多目的スタジアムという特性から、一時検討されていた天然芝化は見送る。

　同社長は「参考にした球場は国内外にありましたが、それらをまねるのではなく、超えようと思いました。オンリーワンになりたい。そして、それを2020年の五輪をきっかけとして世界に発信していきたいんです」と力を込めた。

　今回の増改築は、DeNAが掲げてきた「コミュニティボールパーク化構想」の一環で、同社長は「1年365日、横浜の街に刺激を与え続ける施設に生まれ変わりたい」と説明。市側の手続きが滞りなく進めば、今年11月に着工する。段階的に工事を進めて20年2月の完成を目指している。（片岡　泰彦）
　★日本のメンバー、戦術は？
　20年五輪では、これまでの国際大会よりもかなり狭い球場で戦うことになる日本チーム。メンバー編成や戦い方についてスポーツ報知野球評論家に見解を聞いた。（敬称略）

　高木豊「制球力の高い投手を選出した方がいい。被本塁打の少ない選手であれば、狭い球場でも失点が防げる。打線は長距離を打てる選手が望ましいのでは。ソフトバンクの柳田のような長距離も打てて、脚力のある選手がベストだ」

　水野雄仁「球場の風向きや特徴など、全員が把握しているから、誰が選ばれてもマイナスにはならないのでは」

　桑田真澄「（狭くても）基本的には変わらないと思う。条件は相手チームも同じ。現役時代も球場の狭さはプレーする上で全然、意識しなかった」