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プロ野球スレ

1850名無しさん:2014/01/29(水) 14:23:44
http://www.mizunoballpark.com/takumi/column/past/kubota01/index03.html

> 2本を並べ、ひとつのバットのグリップが細い、という。そんなはずはありません。
いや間違いない。おれは素手でバットを握っているから、ちいさな誤差でもわかる。
握った感じが違うのだ。そんな職人同士のやりとりがあった。
 そんなバカな、と思い、名人はノギス(副尺つきの金属製ものさし)を取り出し、
グリップ部を計測した。愕然とした。たしかに落合の指摘通り、ひとつバットの
グリップ部が0.2ミリ細かった。
 52歳のときだった。
「ちょうど老眼になったころだったのです」
 雨が降ったり、暗かったりするときにはノギスの目盛りがみえにくくなっていた。
そういえばミズノに入社35年目、1週間の勤続慰労休暇をもらった際、地図のちいさな
文字が読みづらくもなっていた。視力の衰えが、バットの誤差になっていたのだった。

 名人は自身の非を詫び、思い切って率直な疑問を投げてみた。野球経験がないもので
すから、こんな失礼な質問をさせてもらっていいですか、と。
「わたしの中で0.2ミリの誤差がいけないという理由があまり理解できません。なんで
ダメなんでしょうか、とお聞きしたんです」
  落合は丁寧にバッティングのメカニズムを説明してくれた。バットは強く握っては
いけない。ボールがバットに触れた瞬間、ぎゅっと握りしめる。
 そのとき、バットのグリップが細いと手の中でグリップが遊んじゃう。ゆるんじゃう。
だから、ダメなんだ。
「そして、おっしゃった。バットは棒じゃなく、ムチのように使わないといけない、と」

http://www.mizunoballpark.com/takumi/column/past/kubota07/index02.html

>「わたしの"先生"です」
 そう笑って、壁から取り外したのが、落合博満の茶褐色に変色したバットだった。
1985年、2度目の三冠王に輝いた年のものである。
「ここに(ボールの)痕跡があります」
 バットのヘッド部分。ミズノのロゴマークを上としたら、投手側となる左側の下の
部分がとくに色落ちしていた。ボールぐらいの広さが丸くはげている。
 普通は、と言って、濃い茶色に変色した原辰徳のバットを取り外し、落合バットの
横に並べる。ボールの痕跡は、ロゴマークを上にしたら、投手側となる左側上部に
残されていた。
 打者はほとんど、ロゴマークを上にして、つまり目の前に見据える格好でバットを
握る。そうすると柾目が投手側に向き、バットが折れにくくなるからである。
「普通の痕跡はマーク寄りの上にくるんです。でも落合さんのだけはマークと
はほぼ真反対に近い場所なんです。なんでそうなのかがわからなかった。ひょっとして、
マークをキャッチャー側に向けてバットを持っているのかなと思ったわけです」
 ところが、テレビを通し、落合の打席を見たら、他の打者と同様、マークを
自分の方に向けている。疑問が膨らむ。ある日、野球専門誌に落合の打席の分解写真を
見つけた。アッと驚いた。
「ボールが当たったときは、たしかにマークの下側でした。そのあとのフォローで
ひねっていたんです。つまり普通の打者はバットをひねってボールに当てる。落合さんは
ボールに当ててから、バットをひねっていたんです」
 久保田はバッティングの深さを知ることになる。同時にバットを観察する重要さを
さらに学んだ。だから、落合のバットは先生であり、バット作りの「道先案内人」でも
あった。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/nagashima/nagashima/KFullNormal20080107128.html


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