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プロ野球スレ

169おりーぶの木:2003/10/02(木) 23:20
おっと、ミスった。続きます。
2.3.4回にそれぞれ1点ずつ追加し、3-0とリード。3塁側はまさにお祭り騒ぎ。ホークスの先発、杉内はここまで危なげなく押さえている。さあ優勝はもらったと誰もが思った。ところが好事魔多し。その裏、杉内の突然の乱調で一気に6点を献上しK.O。9月に入ってからの両チームの勢いの差を象徴する回となった。5回表、ホークス無得点。今日もダメなのかというムードが3塁側を覆い尽くした。なんとも嫌な雰囲気。しかし勝利の女神はホークスを見捨ててはいなかった。その裏、1アウト1.2塁のピンチに城島がファーストランナーを牽制で捕殺。これで一気に流れがホークスに傾いた。6回表、一番柴原の好打順から一気に4連打。ここでなんと城島のPOPフライをセンター渡辺が落球。天は我に味方せり。その後、バルデスの同点タイムリーの後、ミンチー降板で替わった戸来が乱調で押し出しを連発、9-6と逆転した。そして7回裏、ロッテの攻撃中にオーロラビジョンでライオンズの敗戦の速報が入りこの瞬間にホークスの2年ぶりの優勝が決定した。そして13−6で迎えた9回表、守護神、篠原を迎えていよいよクライマックスを迎える。
3塁側、スタンドはまさに総立ち、一体となった篠原コールはライトスタンドを埋めたマリーンズサポーターの声援を吹き飛ばすほどすさまじいものだった。ワンアウト、あと2人。フと気づくと膝が笑っている。全身が震え立っていられない。長年、野球観戦してきたがここまで気持ちが高ぶったのは記憶にない。しかしここからが長かった。篠原の調子がピリッとせずあれよあれよという間に13-10の3点差。これでは日本シリーズが思いやられる。それでも最後のバッターをセンターフライに討ち取りゲームセット。3塁側から脱兎の如く選手が駈け寄り歓喜の輪ができる。その後、王監督が長かったシーズンを噛み締めるようにゆっくり輪に向けて歩き出す。監督の体が何度も中に舞う。続いて斎藤和己、松中、城島が舞う。胴上げ後は3塁側スタンドにホークスナインが挨拶。本当に皆、心からうれしそうだ。王監督のインタビューは舞い上がっていて記憶にないが、その場に立ち会って心から幸せな気分を味わえた。球団歌 「いざゆけ若鷹軍団」を合唱した後、盛り上がるレフトスタンドを後ろ髪を引く思いで後にし、駐車場に戻り車に乗り込んだ時はさすがにグッタリした。しかしスポーツ観戦してこれだけ心地よい疲労感に浸れたのは生まれて初めての経験だった。それは後輩も同じだったらしく私に向かって何度も感謝の言葉を口にした。と言うのもそいつは「30日は絶対に負けるから行くなら次の日が良い」と渋ったのをなんとかなだめすかして連れてきたという経緯があるからだ。私の言う事を聞かなければ彼はこの至福の時間を味わう事はなかったので感謝もひとしおだろう(笑)
家路についたのは御前2時過ぎだったがこの感激を一生忘れる事はないだろう。


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