したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

プロ野球スレ

1195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/12(土) 11:49:23
   ■

 ぼやきが注目されることについて、野村監督はこう言う。「いいんじゃないの。代名詞で。愚痴よりはいいだろう。『ぼやきの野村、愚痴の森』って言ったもんだ」。え? ぼやきと愚痴は違うのか。広辞苑を調べると、ぼやくは「ぶつぶつと不平を言う」、愚痴は「言っても仕方のないことを言って嘆く」とある。違うような、変わらないような。これは、森さんに尋ねよう。

 ハワイに移り住んで、大リーグの解説をしている西武などの元監督、森祇晶(まさあき)さん(71)に電話をかけた。こちらの名将は「愚痴の森」発言を「ハハハハ」と笑い飛ばした。

 「野村のぼやきと僕の愚痴は同じようなもんだ。ぶつぶつと言っているが、深層心理を突いている。選手を引っ張っていくときには理詰めで理解させることが大切。ぼくたちは、偶然性ではなく、深く分析して追いかける姿勢が共通している」。2人は現役時代、頭脳派の捕手として鳴らした。野村さんは南海時代に4番で監督を務めてリーグ優勝させた。森さんは巨人V9の中心メンバーだ。

 森さんが振り返る。「リーグは違ったが、当時はスタッフも十分にいないし、自分で相手を分析するしかない。酒を飲めない2人がお茶を飲みながら、徹夜して野球の話をした。楽しかったなあ」。昨年、沖縄・久米島の楽天キャンプを訪ねた。「どうするんだ、というぐらい戦力は整っていなかった。野村監督が一つずつステップアップしたんだろう。今年は勝つべくして勝つチームになっている」

 森さんは指揮官のつらさも口にした。「監督はね、孤独なもんだよ。どっかにさあ、言いたいことだってあるよ」。ぼやきや愚痴をこぼすことで、精神のバランスを保っている面もあるのかもしれない。

   ■

 最後に記者(山寺)は、野村監督から「あなた、何年目?」と尋ねられた。「6年目です」と答えると「ぼちぼちだな。ぼちぼち一人前になっていく時期。上司にしかられたことはある? じゃあ大丈夫だ」。温かくぼやいてくれた。

==============

 ■野村監督のぼやき録■

3月20日(開幕戦でサヨナラ負け)

 悪夢を見ているようだってのはこのことだ。お見事。フッフッフッ。開幕早々、嫌な負け方だな。(次戦で先発する)マー君に振り払ってもらおう。

3月25日(開幕4連敗)

 (不調の一場靖弘投手に)何でびびるのか。投げる以前の問題だよ。闘争心は投手の第一条件。一段高い所にいるやつが怖がっていたら皆どうするんだ。わがぼやきは永遠なり。とめておくれよ。

4月2日(6連勝で首位が目前に)

 不機嫌だよ。随所に凡プレーがある。首位を目指すことは自由なので目指します。勝ってぼやき、負けてぼやき。気持ちよく帰れるのはいつの日か。野球というのは分からないもんや。

4月6日(西武戦3連敗)

 振り返りたくありません。振り返ったってしょうがない。いい感じできたのに。ソフトバンクと西武、強いところに3連敗はいかんよ。実力だな。

毎日新聞 2008年4月12日 地方版


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板