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憲法スレッド

998名無しさん:2016/08/27(土) 16:08:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082600356&g=pol
女性天皇に「ノーコメント」=菅官房長官

 菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、自民党の二階俊博幹事長が女性天皇を容認する見解を示したことについて「政府の立場でコメントは控えたい」と述べた。その上で「男系継承が例外なく今日まで維持されてきた重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持を考えていく必要はある」と指摘した。

 菅氏は、皇位継承の維持に関し「国家の基本にかかわる極めて重要な問題だ。そして慎重かつ丁寧に対応する必要がある」とも語った。(2016/08/26-11:58)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082500661&g=pol
二階自民幹事長、女性天皇を容認=認めねば「時代遅れ」

 自民党の二階俊博幹事長は25日、BS朝日の番組収録で、女性天皇に関し「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」として容認する見解を示した。

 この後、二階氏は記者団に「諸外国でもトップが女性である国もいくつかある。何の問題も生じてない。日本にもそういうことがあってもいいのではないか」と語った。
 二階氏は、天皇陛下がお気持ち表明で強くにじませた生前退位について、「首相の責任で、この問題を処理するのがいいのではないか」と述べ、政党間で議論することに否定的な考えを示した。政府がこれに併せて女性天皇、女性宮家実現に向けた検討をするかどうかに関しては「一緒にやれればいいが、やれなければ切り離して考えればいい」と語った。(2016/08/25-17:30)

999名無しさん:2016/09/03(土) 16:10:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016083100656&g=pol
生前退位で特別立法も=安倍首相、田原氏に見解

 安倍晋三首相は31日、ジャーナリストの田原総一朗氏と首相官邸で会い、天皇陛下の生前退位をめぐり意見を交わした。田原氏によると、「皇室典範改正は時間がかかるから、まずは特別立法で対応した方がいいのではないか」と提案したのに対し、首相は「それもある」と答えたという。
 田原氏は旧民主党の野田政権が2012年に行った皇室制度に関する有識者ヒアリングに、識者の一人として出席したことがある。(2016/08/31-17:22)

1000名無しさん:2016/09/03(土) 17:50:25
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160831/k10010662931000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_058
首相「憲法改正すぐにやろうという気はない」
8月31日 22時07分
安倍総理大臣は、31日、ジャーナリストの田原総一朗氏と会い、田原氏によりますと、憲法改正について「参議院選挙の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めたからといって、すぐにやろうという気はない」と述べたということです。
安倍総理大臣は、31日午後、総理大臣官邸でジャーナリストの田原総一朗氏とおよそ40分間、会談しました。
会談のあと、田原氏は記者団に対し、「憲法改正について、安倍総理大臣は『参議院選挙の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めたからといって、すぐにやろうという気はない。どの国も長い時間がかかっており大変な仕事だ』と話していた」と述べました。また、田原氏は、先に天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明したことに関連して、「安倍総理大臣に『天皇陛下がそうしたことを求めているなら、実現したほうがいいのではないか』と伝え、安倍総理大臣から生前退位はだめだという話は出なかった」と述べました。

1001名無しさん:2016/09/03(土) 19:02:22
http://www.news-postseven.com/archives/20160902_444198.html
愛子さま「おきれいになりましたね」との声に頬染められる
2016.09.02 16:00

 台風10号が列島に迫り、徐々に雲が厚みを増した8月29日、那須御用邸(栃木)で静養中の皇太子ご一家は『那須どうぶつ王国』へと足を運ばれた。

「同園は、愛子さまが幼少の頃から毎年のように訪れられている思い出深い場所。あいにくの雨にも見舞われましたが、カピバラのエサやりを体験されたり、ヨウムというインコの仲間と記念撮影をされるなどとても楽しそうなご様子でした。動物と触れあう愛子さまと雅子さまのお姿を、皇太子さまが写真に収めていらっしゃるのが印象的でした」(皇室記者)

 この日の愛子さまは、紺色のカーディガンにギンガムチェックのパンツ姿。パンツに合わせたギンガムチェックのリボンで、髪を後ろで1つにまとめられていた。

「愛子さまのお友達家族も一緒で、愛子さまはお友達の妹さんの面倒を熱心にみていらっしゃって、“お姉さま”のお顔でした。園内にいた他の客にも、笑顔で手を振られていました」(前出・皇室記者)

 ご一家が那須に到着された24日、那須塩原駅には地元住民など約300人が歓迎に押し寄せた。このときも、愛子さまはご夫妻の隣でしっかりとお手振りをされた。

「ある女性が“愛子さま、おきれいになりましたね”と雅子さまに声をかけると、愛子さまは雅子さまの隣で“そんなそんな。え、そんなことないです”と口元に手を当てて恥ずかしそうに頬を赤らめていらっしゃいました。そのご様子がまた一層かわいらしかったですね」(地元住民)

 26日には、2時間ほどかけて茶臼岳を登頂。愛子さまはすれ違う人と挨拶を交わされ、登山客が連れた犬の頭を「かわいい」といって撫でられた。

 また、別の登山客が愛子さまと雅子さまに「写真をお撮りしてもいいですか?」とリクエストすると、おふたりとも「いいですよ。どうぞ!」と快く応じられたという。

 これまで、人前に立たれるときの愛子さまはどこか不安げで、緊張した面持ちのことが多かった。しかし最近の愛子さまはむしろ堂々とお出ましになっていると感じられることが多い。

「先々で“愛子さま、かわいい!”“きれい!”と歓声が上がり、ネット上でも“プリンセスにふさわしい笑顔”と評判なことも愛子さまが自信を深められることになっているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)

撮影/雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年9月15日号

1002名無しさん:2016/09/03(土) 22:18:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082800123&g=pol
改憲、初めてテーブル上に=自民・麻生氏

 自民党麻生派は28日、横浜市内のホテルで夏季研修会を開いた。会長の麻生太郎副総理兼財務相は講演で、改憲勢力が3分の2を超えた7月の参院選の結果について「保守であろうとリベラルであろうと共産党であろうと、初めてテーブルの上で憲法改正の話ができる状態になった」と述べ、意義を強調した。
 麻生氏は、9月召集予定の臨時国会に関し「日本をまともな方向に進めていくよう、われわれが中心となって頑張るということだ」と語り、派閥の結束を呼び掛けた。研修会には麻生氏や松本純国家公安委員長ら28人が参加した。(2016/08/28-17:52)

1003名無しさん:2016/09/10(土) 14:33:37
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090700717&g=pol
生前退位の実現優先を=小泉元首相

 小泉純一郎元首相は7日午後、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇陛下が生前退位を示唆されたことに関し、「譲位の問題と女性・女系天皇(の議論)は別にした方がいい。(包括的に議論すると)ますますややこしくなる」と述べ、現在の天皇の退位実現に向けた検討を優先させるべきだとの考えを示した。(2016/09/07-18:15)

1004名無しさん:2016/09/11(日) 14:33:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090800787&g=pol
生前退位に限定=特別立法で対応-政府

 政府は8日、生前退位の意向を強くにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け設置する有識者による諮問会議について、論点を生前退位に絞り、女性・女系天皇や女性宮家創設は扱わない方針を固めた。生前退位を可能にする法整備では、いまの天皇陛下に限って対象とする特別立法を制定する方向だ。
 安倍晋三首相は8日、訪問先のラオスで同行記者団に対し、「今回は天皇陛下が国民にご発言されたことを重く受け止め、国民からこの問題に対応すべきだという意見が多数ある中、われわれも検討しなければならない」と述べ、女性・女系天皇を認めるかどうかなどは検討の対象から外す意向をにじませた。(2016/09/08-19:10)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090800385&g=pol
「女性天皇」検討に否定的=生前退位の議論優先-安倍首相

 【ビエンチャン時事】安倍晋三首相は8日午前(日本時間同日昼)、訪問先のラオス・ビエンチャンで同行記者団に対し、皇室制度の見直しに関しては天皇陛下の生前退位の問題に絞り、女性天皇や女系天皇、女性宮家創設の検討については否定的な見解を明らかにした。

 首相は、陛下が生前退位をにじますお気持ちを表明されたことについて、「陛下のご心労に思いを致し、どのようなことができるか考えたい」と表明。女性天皇などに関しては「今回は天皇陛下のご発言があったわけで、それに対する国民の反応がある」と指摘、検討対象からは外れるとの認識をにじませた。
 一方、自民党総裁任期の延長に関しては、「党内で議論があることは承知しているが、現在総裁の立場にある私が言及しないほうがよい」と述べるにとどめた。衆院の解散権との関係については「全く関わりがない」として、縛られないとの考えを示した。
 また、首相は、北朝鮮の弾道ミサイル発射について、「国際社会が緊密に連携して、制裁を厳格に実施していく必要がある」と述べた。(2016/09/08-13:06)

1005名無しさん:2016/09/11(日) 17:30:41
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160908-00000048-jnn-pol
生前退位めぐり、安倍首相「静かに議論を進めていくように」
TBS系(JNN) 9月8日(木)19時11分配信
 安倍総理は天皇陛下の生前退位をめぐる議論について、「様々な方のご意見もうかがいながら静かに議論を進めていくようにしたい」と述べました。政府・与党内では、現在の天皇陛下に限って可能とする特別措置法で対応するという案が有力視されています。

 天皇陛下が生前退位の意向を強くにじませるお気持ちを表明してから1か月となるなか、安倍総理はラオスで同行記者団に対し、「今後予断することなく様々な方のご意見もうかがいながら、静かに議論を進めて行くようにしたい」と述べ、改めて政府として慎重に対応を検討していく考えを示しました。

 政府与党内では、皇室典範の改正ではなく、現在の天皇陛下に限って生前退位を可能とする特別措置法の整備で対応するという案が有力視されていますが、安倍総理は、「今やるべきことは専門家の方々を中心にご意見をいただくことが重要だ」と繰り返すにとどめ、具体的な方法について言及は避けました。また、安倍総理は、女性・女系天皇の容認や女性宮家創設などの検討は先送りし、「生前退位」の検討を優先して行う考えを示唆しました。

 自民党の二階幹事長ら与党幹部からは「結論を急ぐことが大事だ」といった意見が出ている一方で、政府関係者からは「そう簡単にはいかない」と制度を変える難しさを指摘する意見も出ていて、政府は有識者会議を設置する時期も含め、慎重に検討しています。(08日14:57)
最終更新:9月9日(金)5時33分

1006名無しさん:2016/09/11(日) 18:49:45
http://news.yahoo.co.jp/feature/346
改憲派も護憲派も欺瞞だ――井上達夫氏が憲法論議を斬る
9月8日(木)15時20分配信

改憲の議論が動き出す。9月下旬に召集される臨時国会から、衆議院、参議院の「憲法審査会」で憲法や関連法制、改正案が精査されていく予定だ。憲法をめぐっては長らく「改憲派」が「米国の押し付けだ!」、「護憲派」が「9条を守ることこそ平和への道だ」と角突き合わせてきた。だが、そんな両者に対し、東京大学大学院の井上達夫教授(法哲学)は「どちらも欺瞞ばかり」と憤る。改憲派、護憲派の何が問題だったのか。改憲の議論を喚起するため、井上教授が投じる一石に耳を傾けてみよう。(ジャーナリスト・岩崎大輔、森健/Yahoo!ニュース編集部)

改憲派の「美味しいとこどり」と「せこいやり方」

井上達夫(いのうえ・たつお)1954年大阪市生まれ。77年東大法学部卒業後、ハーバード大哲学科客員研究員などを経て95年から東京大学大学院法学政治学研究科教授。法哲学専攻。『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』『憲法の涙?リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2』(ともに毎日新聞出版社)は増刷を重ねている。(撮影:八尋伸)

――さきごろ公刊された2冊の著書で、憲法をめぐって「改憲派も護憲派も欺瞞に満ちている」と批判されました。何が欺瞞なのか、教えてください。
改憲派から話しましょうか。ただし、旧来的な改憲派と安倍政権以降の改憲派は区別します。
かつての自民党の典型的な改憲派は、安倍首相の父、安倍晋太郎氏や、石原慎太郎氏などに代表される主張で「日本国憲法はGHQ(連合国軍総司令部)に押し付けられた。だから、正当性がなく、自主憲法をつくるべきだ」という考え。この手の「タカ派」的改憲論には、3つの政治的欺瞞があります。
──その3つとは何ですか。
1つ目の欺瞞は、占領期改革で「美味しいとこどり」をしていることです。たとえば、彼らは、GHQは「松本私案」(松本烝治(じょうじ)憲法改正担当国務大臣による1946年の憲法草案。幣原(しではら)喜重郎内閣)を蹴飛ばして、「マッカーサー草案」を押し付けたと言います。しかし、占領期に“押し付け”で行われた改革は憲法だけではありません。
たとえば、農地改革。幣原内閣が出した第一次農地改革案は効果が乏しい内容だったので、GHQは第二次農地改革を押し付けた。これにより、地主から土地を借りて農作業を行う小作農が解放されて大勢の自作農が生まれ、この自作農がのちに自民党の安定的な支持基盤となった。そのせいか、自分たちにとって都合が良いこの農地改革については“押し付け”とは反対しないのです。

1946年10月29日、日本国憲法の公布文に署名する天皇裕仁(昭和天皇)(写真: 毎日新聞社/アフロ)

2つ目の欺瞞は、彼らのナショナリズムが偽物だということです。この旧来的改憲派は「押し付け憲法では、国家の主体性がない!」と言う。しかし、そう言いながら、米国への軍事的従属性を強める安全保障政策をとり、かつて「鬼畜」とののしっていた国の駐留基地をいまだ多く残している。このどこに国家の主体性があるのか。
3つ目の欺瞞は、「ずっと押し付けられてきた」という概念そのものです。たしかに現行憲法は占領期の1946年にGHQに押し付けられたものでしょう。しかし、1951年のサンフランシスコ講和条約で日本の主権は回復した。つまり、日本国民が本当に変えたいと思えば、憲法96条の改正規定に従って、いつでも憲法を変えることができたのです。しかし、実際には70年もの間、日本国民の圧倒的多数は憲法を変えたいという意思を示してこなかった。
これらを見ても“押し付け”と言うのは政治的に欺瞞です。

1951年9月8日、サンフランシスコ講和条約の調印式。調印する首相の吉田茂を見守る日本の全権団(写真: 読売新聞/アフロ)

1007名無しさん:2016/09/11(日) 18:50:01
>>1006

──“押し付け”という言葉を都合よく使っているということですね。
ただし、この旧来的な自民党改憲派は9条に関しては正攻法で議論を挑んでいました。
──どういうことでしょうか。まず9条を振り返りましょう。
第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
この9条の内容は、日本の現実と明確に矛盾していますよね。つまり、9条は「戦力」を禁止していますが、現実には世界有数の武装組織である「自衛隊」という存在があり、また世界最大の戦力をもつ米国との「日米安全保障条約(日米安保)」という条約もある。また、もし自衛戦争があった場合、2項にある「交戦権」の行使じゃないとすれば、何なのか。
旧来の自民党改憲派は「この矛盾はこのままにしてはいけない、自衛のために戦力は必要。だから憲法9条を変えよう」と主張してきた。その意味で、憲法論としては正攻法でした。

自身の立ち位置は改憲でも護憲でもなく、「法哲学の立場」だと語る井上教授(撮影: 八尋伸)

──そうした旧来的改憲派と安倍政権での改憲派は違いますか。
違います。安倍政権で特徴的なのは、正攻法の議論を避けて、脇道から改憲をやろうとしていることです。第二次安倍政権がはじまってまもなく憲法改正に意欲を示し、そこで出てきたのが96条の変更でした。
96条とは憲法改正の手続きで、憲法改正の発議には衆参両院の3分の2の賛成を必要とするというもの。そこで安倍政権はこの96条を改正し、衆参両院の過半数の賛成で改正発議できるようハードルを下げようとした。ところが、このアイデアを出してみると、世論の反発が強いことがわかった。すると、あっさり諦めて、「個別的自衛権」だった憲法解釈を突然変えて「集団的自衛権」の行使を容認する法制度をつくりあげた。改憲プロセスを経ずに憲法に関わる法制度をつくった。たいへんせこいやり方と言わざるをえず、憲法的な正当性からもけしからんことです。

2013年6月、自民党本部で「憲法改正推進本部」の看板かけを行う石破茂幹事長(左)と保利耕輔憲法改正推進本部長(写真: 読売新聞/アフロ)

1008名無しさん:2016/09/11(日) 18:50:12
>>1007

──そうした憲法解釈の変更は、昨年安全保障法制が議論されているときに、護憲派が批判していたことです。
しかし、憲法論的に言えば、護憲派のほうが改憲派よりもひどいんです。
──どういうことですか。
この護憲派には2つの種類があります。「原理主義的護憲派」と「修正主義的護憲派」です。

護憲派なのに「解釈改憲」

井上教授監修による、護憲派・改憲派のチャート。福島みずほ(左上)、石原慎太郎(右上)写真: Rodrigo Reyes Marin/アフロ/江田五月(左下)撮影: 岡本裕志/安倍晋三(右下)写真: Natsuki Sakai/アフロ

──その2つの護憲派とは。
「原理主義的護憲派」は、9条2項を文字通り「非武装中立」と解釈し、「自衛隊も日米安保も存在自体が憲法違反」という立場です。この考え方は1960年、岸信介内閣時の日米安保改定の際、反安保闘争で噴出しました。

1960年6月23日、日米新安保条約の批准書交換式が行われ、新条約がただちに発効し、岸信介首相(写真右端)は辞任した。同日午後の両院議員総会に臨む自民党幹部。左から、石井光次郎総務会長、川島正次郎幹事長、大野伴睦副総裁(写真: 毎日新聞社/アフロ)

その後、「専守防衛、個別的自衛権の枠内であれば、自衛隊も日米安保も合憲である」という主張の「修正主義的護憲派」が出てきました。長谷部恭男早稲田大学教授など有力な憲法学者の中にも唱導者がいますが、これも憲法論的にはひどい話です。なぜひどいか。あからさまな「解釈改憲」をやっているからです。
──護憲派なのに「解釈改憲」ですか。
現在でも日本の防衛費は5兆円ほどあります。これは2015年で世界8位(ドル換算)という予算規模で、まぎれもなく戦力です。日米安保のもとで世界最強戦力たる米軍と一緒に行う自衛戦争はまぎれもなく交戦権の行使で、どちらも9条2項違反。「修正主義的護憲派」は「安倍政権の解釈改憲がけしからん!」と言いながら、自分たちも解釈改憲しているのです。
――その「解釈改憲」、憲法を解釈で運用してきたのは政府であり、内閣法制局です。
ここは重要ですね。憲法に“書かれていない”事象について、政府が解釈で対応するのは仕方のないことです。
しかし、9条は2項で誰でも読める明文で「戦力」を禁止しています。にもかかわらず、改憲もされないまま、自衛隊はつくられ、独断的に憲法の解釈が変えられ、運用されてきたわけです。これこそまさに「法の支配」という意味での立憲主義の根底からの否定なんですよ。
それをやってきたのは、従来の内閣法制局の官僚と、自らを「主流派」と思っている学者連中です。これは憲法論的には言語道断、度し難い話です。
――その憲法解釈ですが、長年、内閣法制局長官の解釈で「個別的自衛権」として運用されてきた解釈が、一昨年いまの横畠裕介長官によって「集団的自衛権」行使容認と解釈が変わりました。今後も長官の判断で憲法解釈が変えられる可能性がありませんか。
そうなんです。違憲でもその状態が長く続けば、それが合憲化するという立場を憲法学では「憲法変遷論」といいます。安倍政権からすれば、内閣法制局が長年やってきたことを、自分たちもこれから始めるだけというのが本音でしょう。しかし、政治で既成事実をつくれば、いくらでも解釈でそれを追認するように変えられてしまう憲法なんて危険すぎますよ。

衆院平和安全法制特別委員会で民主・大串博志氏の質問に答える横畠裕介内閣法制局長官。座っているのは右から安倍晋三首相、中谷元防衛相、岸田文雄外相。2015年6月26日(写真: 毎日新聞社/アフロ)

1009名無しさん:2016/09/11(日) 18:50:27
>>1008

自衛隊も日米安保も憲法の「外」にある
──ことが軍事だと、憲法の制限の弱さには特に懸念を覚えます。
そのもっとも危ない代表例が文民統制です。日本国憲法には戦力を統制する規範が存在しません。憲法66条2項は「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」と定めています。しかし、首相が軍隊(戦力)の最高指揮官だとは書いていないし、そもそも書けない。9条2項で日本は “戦力を保持しない建前”になっているからです。同じ理由で、武力行使に対する国会の事前承認も憲法で規定できない。
──つまり、自衛隊と日米安保は憲法によって統制できていないと?
そうです。「9条が戦力を縛っている」というのは護憲派の嘘。9条のために憲法は戦力を統制できず、自衛隊も日米安保も憲法の外で肥大化している。これは法的にはたいへん危険な状態です。
──「危ない」という点では、自衛隊の海外活動における法的立場も危ういという指摘も以前からあります。
そう。自衛隊を軍隊と認めていないため、自衛隊にはいわゆる軍法(軍事裁判法規定)がありません。結果として、自衛隊が困った立場に置かれている。
現在も自衛隊は南スーダンなど従来の国連平和維持活動(PKO)が前提としている停戦合意があやしい危険な海外の紛争地域に派遣されていますが、もしここで自衛隊員が民間人を誤射してしまったというケースで考えてみましょう。

南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊の宿営地(2012年2月19日、南スーダン・ジュバ)(写真: 読売新聞/アフロ)

国連の多国籍組織が派遣される際、国連は受入国(南スーダン)との間で地位協定を結びます。すると、その国の民間人を誤射してしまっても、その国の法律では裁かれないという「治外法権」の特権を与えられます。その代わり、誤射した隊員は派遣国(日本)の軍法と軍法会議で裁かれる。しかし、自衛隊は日本において「戦力ではない」とされているため、軍事裁判法規定がない。刑法の国外適用はありうるが、国家の命令による自衛隊員の武力行使を一般の刑事犯として裁くのは筋違い。自衛隊員は法的空白状態に置かれている。武器を使用すると厄介な法的問題が生じるため、武器を事実上使えない状態にある。
──その軍法問題は、昨年成立した安全保障法制でも解決されていません。こうした中、南スーダンでの適用を視野に、陸自では国連やNGOなどの職員が武装勢力に襲われたときに助けに行く「駆けつけ警護」の訓練が開始されました。
だから、軍事裁判法が必要なんですが、現行憲法は76条で軍事裁判所など「特別裁判所」の設置を禁じています。もし自衛隊が海外で活動を続けるのなら、これは隊員のために必要ですが、それには76条も改正しなければならない。

井上教授は9条について、その存在による危険に注目し、削除を提唱している(撮影: 八尋伸)

誰もまともに憲法を議論してこなかった
──2012年4月に発表された「自民党改正草案」については、どう見られますか。
愚かな草案です。人権保障の問題もありますが、安全保障についてだけ言っても、自衛権をめぐって「個別的」か「集団的」など憲法の解釈論ばかり注力し、日本の実質的な安全保障の議論が棚上げされている。この改正草案は現状の問題がそのまま残っている。改憲が本気なら、集団的自衛権をどこまで認めるかを明記した改憲案を正々堂々と発議しろということです。
――今夏の主要紙の世論調査では、「改憲について議論をすること」は50%以上が賛成です。ですが、なぜ日本では長らく憲法についての議論が避けられてきたのでしょうか。
語らないことが戦略的に正しいと思い込んでいたのでしょう。護憲派の学者は改憲を口にすれば“護憲村”からつまはじきにされてしまう。だから、言えない。
護憲派は「9条のおかげで戦後日本は平和な国家となった」と言いますが、それは幻想です。
「9条のおかげで日本は他国を侵略しなかった」というが、朝鮮戦争でもベトナム戦争でも、日本の基地が米軍の拠点となっていました。これは武力干渉、侵略の共犯だと思います。

1968年1月19日、米海軍原子力空母「エンタープライズ」が佐世保に入港。「佐世保港が、ベトナム戦争の出撃基地になる」と、大々的な反対運動が展開された(写真: 毎日新聞社/アフロ)

また、「日本が侵略されなかったのも、9条があったから」ではありません。米軍の核の傘があり、自衛隊という抑止力があったからです。日本は「唯一の被爆国」として9条や非核三原則を掲げつつも、国連の「核不使用共同声明」への参加を見送ってきた(2013年、安倍政権で初参加)。アメリカの核体制の一部という意識があるからか、公然と反核運動すらできない。これでいいんですか?

1010名無しさん:2016/09/11(日) 18:50:38
>>1009

――改憲の議論は長いこと、護憲、改憲という立ち位置から一方的な主張を投げるだけで、双方が交わっての冷静な議論が深まってこなかったように思われます。
護憲派の「九条の会」の呼びかけ人だった故・鶴見俊輔さんは過去にこう発言しています。
「護憲、護憲といっているが、それは四十年以上も前に終わった占領時代を、いまも当てにしていることでしょう。進歩派がそれによりかかっているのは、おかしいんじゃないの」
(朝日新聞1998年2月4日夕刊)
鋭く意見が対立するなかで、誰が勝とうと負けようと、憲法で決められたルールを尊重する。それが法の支配であり、憲法を具体化して権力闘争を公正に制御するのが立憲主義です。
冷戦が終焉した直後の1992年、在野の思想史家、関曠野(せき・ひろの)氏は『左翼の滅び方について』を著し、左翼は自分たちの誤りを認め、徹底的な自己批判の後、再生しなければならないと書いた。自己批判をせず、従前的な左翼的言説をふりまくのはビジネスであって、それは最低だ、と厳しい批判をしました。私はその左翼批判の構図が、いまの護憲派に当てはまると思えてならないのです。

インタビューは8月10日、東京大学法学部研究室にて(撮影: 八尋伸)

1946年11月の公布からまもなく70年。この間、一文字も変えられることがなかった日本国憲法が本格的な改正議論におかれようとしている。
ただし、国会によって改憲の発議が行われても、その是非を判断するのは「国民投票」であり、国民だ。何を改め、何を護るのか。また、それは何のためか。国民一人ひとりの理解と丁寧な議論が求められるだろう。
識者と考える「改憲」。次回は、近日中に公開予定です。

岩崎大輔(いわさき・だいすけ)
1973年静岡県生まれ。ジャーナリスト、講談社「FRIDAY」記者。主な著書に『ダークサイド・オブ・小泉純一郎「異形の宰相」の蹉跌』、『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』など。
森健(もり・けん)
1968年東京都生まれ。ジャーナリスト。2012年、『「つなみ」の子どもたち』で大宅壮一ノンフィクション賞、2015年『小倉昌男祈りと経営』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。

1011名無しさん:2016/09/19(月) 11:20:14
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091500596&g=pol
有識者会議設置表明へ=安倍首相、26日の所信演説で-生前退位

 天皇陛下が生前退位をにじませるお気持ちを表明されたことを受け、安倍晋三首相は臨時国会召集日の26日に行う所信表明演説で有識者会議設置を表明する方針を固めた。政府関係者が15日、明らかにした。報道各社の調査で、生前退位の実現を求める世論が強いことを踏まえ、政府として正面から取り組む姿勢を示す。
 政府は有識者会議設置に向けて委員の人選を進めており、実際の会議設置は10月に入ってからとなる見通し。陛下の8月8日のお気持ち表明から十分な時間を置かずに設置すれば、天皇の国政に関する権能を否定した憲法4条に抵触すると受け取られかねないという事情もある。
 ただ、27日以降に衆参両院本会議で行われる各党代表質問などで政府対応をただす質問が相次ぐことが予想されることから、首相は国会冒頭の所信表明演説で「政府としてしっかりやっていることを示す」(関係者)必要があると判断した。
 首相は今月8日、訪問先のラオスで記者団に「天皇陛下が国民に向けて発言されたことは重く受け止めている」と表明。「それに対する国民からの反応がある」と世論を重視する立場を示した上で、「まず、さまざまな方から意見を広く頂く中で考えていきたい」と述べ、有識者の議論を参考に対応を検討する意向を明らかにした。
 有識者会議は憲法や行政法、歴史などの専門家を中心に構成。女性・女系天皇の是非や女性宮家創設には踏み込まず、生前退位に絞って議論が行われる見通し。政府は、恒久的な制度とするには複雑な問題が絡み、短期間に結論を出すのは困難とみており、今の陛下に限った特別立法を軸に検討を進め、関連法案を来年の通常国会に提出することを目指す。(2016/09/15-15:11)

1012名無しさん:2016/09/19(月) 13:46:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091200509&g=pol
憲法改正を問う=学者インタビュー

 憲法改正をめぐる与野党の議論が、26日召集予定の臨時国会から衆参両院の憲法審査会で始まる見通しだ。改憲問題は、15日投開票の民進党代表選の争点にもなっている。自民党草案への評価や論点などについて憲法学者に話を聞いた。
 ◇自民案、立憲主義に基づかず=青井未帆・学習院大教授
 -参院選の結果、憲法改正に前向きな勢力が改憲発議に必要な3分の2の議席を確保した。
 どこを変えるのかが明らかでないのに、「変えるか、変えないか」の択一のような土俵設定自体がおかしい。3分の2は重要な数字だが、9条を変えましょう、緊急事態条項をつくりましょうという意見が3分の2ではない。公明党のようにけん制するような言説もあり、(改憲勢力の主張は)まだら模様だ。なぜ憲法改正が必要かというところから疑問を呈することをやめてはいけない。
 -自民党改憲草案の問題点は。
 願望の寄せ集めで、ある意味でバランスの悪いものだ。バランスが悪いところがこの草案の本質ではないか。権力の抑制への関心が低い。権力の制約が立憲主義のコアにある考え方だ。自民案は真正な立憲主義に基づく憲法草案とは思わない。
 -自民案は緊急事態条項を盛り込んでいる。
 明治憲法(大日本帝国憲法)の緊急事態に関する条項は、当時の他の国の憲法と比べても多かった。それが乱用され、最終的には国が崩壊する一つの原因になった。歴史的な経験を踏まえると、自民党が用意している緊急事態条項は、あまりにもルーズで、失敗した歴史に多くを学んでいないと言わざるを得ない。
 -自民党は参院合区の解消などを改憲テーマとして検討している。
 憲法を変えることが目的であるように見える。しかし、憲法は(法制度の)土台、基礎部分に当たるもので、簡単に変えるものではない。変える必要がないなら変えないでいい。家だって、もし雨漏りしたら、普通はまず修繕を考えるのであって、家の基礎からつくり直すことはしない。変えたいがために、3分の2の賛成を確保できる条項はないかを探し出すという発想は、逆立ちした議論だ。
 -野党に求めることは。
 なぜこういう改憲の議論をするのかということ自体を国会で議論してほしい。当然、野党第1党が関わらないような憲法改正は不安定になるので、そういうことがあってはならないが、そもそも変えるという議論の前の話を国会できちんとやるべきだ。
 -憲法を手直しする部分はあるのか。
 直さなくてもいいなら別に直さなくてもいい。こうした方がいい、ということが仮にあっても、今のところ別に何の問題も生じていない。どうしてもこれを変えないと日本が沈没する、みたいなところはない。憲法改正は「するか、しないか」の二者択一ではなく、しないのが普通だということをもっと強調しなければならない。
 -現行憲法が連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け」との指摘も根強い。
 押し付けかどうかを論ずる意義は、今の日本では法的にはほとんどない。押し付けが問題なのではなく、実際に機能する憲法として存在しているのかこそが問題だ。憲法が権威性を認められ、その下で法律がつくられ、政治が動かされてきた。実際自分たちが使ってきたものを「押し付けだ」というのは、屈折した思考にほかならない。
 青井 未帆氏(あおい・みほ)東大大学院法学政治学研究科修士課程終了。成城大准教授などを経て学習院大大学院法務研究科教授(憲法学)。43歳。

1013名無しさん:2016/09/19(月) 13:46:20
>>1012

 ◇歯止めかけ緊急事態条項を=百地章・日大教授
 -参院選で憲法改正に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2の議席を確保した。
 率直に喜んでいる。憲法改正は国民に決定権がある。あくまで国会は発議するだけだ。参院では81人の議員が反対を唱えれば(改憲発議を阻止し)、国民が主権を行使する機会を奪うことができた。非常に不幸な状態が続いたが、ようやく発議の可能性が出てきた。
 -改憲項目をどう絞り込むか。優先順位は。
 (1)国家の根幹に関わる問題(2)緊急性(3)国会で3分の2、国民投票で過半数の賛成が得られそうなテーマ。この三つの基準で考えている。
 国家の根幹に関わり、緊急性のある問題といえば9条2項。中国や北朝鮮の軍事的脅威を考えれば独立国家にふさわしい軍隊の保持を明記する必要がある。あるいは国家の存亡に関わるような緊急事態に対処するための規定の創設も急を要する。
 ただ、9条改正は公明党が棚上げしており、安倍晋三首相も厳しいと言っているから、残念ながら国会で3分の2が直ちにまとまるようなテーマではない。とりあえず射程から外れるだろう。
 緊急事態条項は可能性があると思う。2年前の衆院憲法審査会で、共産党を除く与野党が少なくとも必要性で一致した。これは画期的だ。
 -自民党の改憲草案には批判も多い。
 いろいろ誤解がある。(内閣が法律と同じ効力を持つ政令を制定できる)「緊急命令」という方式は賛成だ。ただ、私が考える緊急命令は、国会が機能しない場合が前提だ。法律を作らなければならないが、首都直下地震が発生し、国会が開けないような場合にどうするか。そういうときに一時的に国会の立法権を内閣が行使するという方法は、多くの国が採用しており、独裁的な権力ではない。自民案の問題は「国会が開けないとき」という限定がないことだ。そこの歯止めをかければ誤解はなくなる。
 人権の制限も非常に誤解が多い。人権侵害が目的ではなく、より多くの国民の命を守るために一時的に一部の人の権利を制限するということだ。制限できる人権を、例えば財産権とか職業選択の自由といった経済的自由に、具体的に限定すべきだ。そうすれば集会の自由が制限されるとか、表現の自由が侵害されるといった懸念はなくなる。
 -自民案はたたき台となるか。
 自民案以外に具体的なたたき台は何もない。ただ、首相もこれでまとまるとは思っていない。自民案をたたくだけで終わったら何も進まない。超党派の議員連盟でいろいろな案を作るやり方もある。全ての国会議員が発議権者の一人だと自覚することが必要だ。憲法審査会任せでなく、積極的に議員が動くべきだ。
 -国民投票への対応は。
 民進党もある程度賛成できるような、少なくとも正面から反対できないような案を提案することが必要だ。100点満点の改正は考えていない。90、80点も難しい。70点でもいいから、大事なところはきちんと守り、あとは最大限譲歩してでも民進党も賛成に回ってもらえるような案を作れば、国民投票も成功するのではないか。
 百地 章氏(ももち・あきら)京大院修了。愛媛大教授を経て日大法学部教授(憲法学)。憲法改正を目指す民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」幹事長。69歳。(2016/09/12-16:00)

1014名無しさん:2016/09/19(月) 15:31:52
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686661000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_079
衆議院憲法審査会長 自民が森英介元法相推す方針
9月15日 6時03分
自民党は、今月下旬に召集される予定の臨時国会を前に、衆議院の新しい憲法審査会長に、党の憲法改正推進本部長を務めている、森英介・元法務大臣を推す方針を固めました。
自民党は、今月26日に臨時国会の召集が予定されていることから、衆議院の新たな常任委員長などの人事とともに新しい憲法審査会長の人事の調整を進めていました。
その結果、去年10月に党の憲法改正推進本部の本部長に就任し、先月下旬に再任された森英介・元法務大臣を推す方針を固めました。

衆参両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力を合わせて改正の発議に必要な3分の2の議席を占めるなか、森氏が審査会長として改正論議をどのように進めていくのか注目されます。
一方、自民党は、森氏の後任の、党の憲法改正推進本部長には、衆議院の保岡・憲法審査会長を起用する方向で調整を進めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010688191000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_049
生前退位について検討 有識者会議設置表明へ
9月16日 5時59分
安倍総理大臣は、今月26日に召集される予定の臨時国会での所信表明演説で、先に天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、生前退位について具体的な検討を進めるため有識者会議を設ける方針を示す意向を固めました。
天皇陛下が先に生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、安倍総理大臣は今月8日、記者団に対し、「対応を予断することなく、専門家や有識者を中心にさまざまな方の意見も広く聞きながら、静かに議論を進めていくようにしたい」と述べました。
こうした中、安倍総理大臣は、今月26日に召集される予定の臨時国会の召集日に行う所信表明演説で、陛下のお気持ちの表明を受けて、「有識者会議を立ち上げて、あるべき姿を検討する」などと述べ、生前退位について具体的な検討を進めるため有識者会議を設ける方針を示す意向を固めました。
政府内では、陛下がお気持ちを表明されたことを受けて、ご年齢も考えて速やかに対応する必要があるとして、皇室制度を定めた皇室典範の改正ではなく、陛下の生前退位を最優先に特別法の制定を検討すべきだという意見があります。
一方で、天皇の生前の退位や譲位を否定してきた、これまでの国会答弁との整合性や、憲法との関係も検討する必要があるとして、慎重な対応が必要だという意見もあります。
さらに、皇室の在り方を検討した小泉政権や野田政権の当時、有識者として議論に加わった専門家や元政府高官の間には、「皇室制度の根幹を揺るがしかねず、生前退位を前提とした議論を進めてよいのか」という指摘があるほか、「この機会に、女性の皇位継承など、幅広い皇室制度を議論すべきだ」という意見もあり、今後、有識者会議の場を含めて議論が活発化する見通しです。

1015名無しさん:2016/09/19(月) 15:32:50
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160917/k10010689881000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_018
生前退位 少人数の有識者会議で議論深める方向
9月17日 7時26分
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設ける有識者会議について、静かに議論を進めたいという安倍総理大臣の方針も踏まえて、少人数のものとする方向で、そのつど専門家を招いて意見を聴取し、議論を深めることを検討しています。
天皇陛下が、先に「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、安倍総理大臣は、今月26日に召集される臨時国会での所信表明演説で、生前退位などについて具体的な検討を進めるため、有識者会議を設ける方針を示す意向です。

有識者会議について、政府は、安倍総理大臣が「対応を予断することなく、専門家や有識者を中心にさまざまな方の意見も広く聞きながら、静かに議論を進めていくようにしたい」と述べていることも踏まえて、少人数のものとする方向で調整を進めています。そのうえで、有識者会議にそのつど専門家を招いて意見を聴取し、議論を深めることを検討しています。

政府内では、生前退位について、迅速に対応するため、皇室制度を定めた皇室典範の改正ではなく、特別法や特例法の制定を検討すべきだという意見がある一方で、これまでの国会答弁との整合性や、憲法との関係なども考慮しながら、慎重に対応する必要があるという指摘も出ています。

政府関係者は、国民の総意をふまえた対応が必要だと述べており、政府は、国民世論も見極めながら、早ければ来年の通常国会への法案の提出も視野に、有識者会議の人選など、準備を急ぐものと見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160918/k10010691891000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001
首相 「生前退位」議論は期限ありきではない
9月18日 19時32分
安倍総理大臣は、羽田空港で記者団に対し、先に、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けた今後の政府内の議論について、期限ありきではなく、まずは、有識者などから幅広く意見を聞きたいという考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、天皇陛下が先に「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けた今後の政府内の議論について、「天皇陛下が、国民に向けてご発言をされたことを重く受け止めている。ご公務の在り方などは、天皇陛下のご年齢や、ご公務のご負担の現状に鑑み、天皇陛下のご心労に思いをいたしながら、何ができるかをしっかりと考えていきたい」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、「期限ありきではなく、静かに、まずはさまざまな方々から話を伺っていきたい」と述べ、有識者などから幅広く意見を聞きたいという考えを示しました。

1016名無しさん:2016/09/19(月) 16:20:34
改憲、野党巻き込み重視 衆院憲法審査会長、保岡氏留任へ
http://www.asahi.com/articles/DA3S12557498.html

 自民党は、国会で憲法議論を主導する衆院憲法審査会長に保岡興治元法相を留任させる方針を固めた。
憲法改正を悲願とする安倍晋三首相(自民党総裁)は7月の参院選で、衆参両院で憲法改正が発議できる「3分の2の改憲勢力」を得た。
ただ、当面は野党第1党の民進党を改憲議論に巻き込む路線を重視する。


 「保岡さんが審査会長をやるというのは、民進党を巻き込みましょうっていうことだ。いがみ合っていても仕方がない。憲法審査会を前に進める」。
保岡氏留任について、党幹部の一人は政権の狙いをこう語る。

 7月の参院選で安倍政権は、公明党やおおさか維新の会(現・日本維新の会)などの「改憲勢力」で、衆参両院で3分の2の議席を得た。安倍首相は参院選開票中のテレビ番組で
「いよいよ憲法審査会に議論の場が移ってしっかり議論し、どの条文をどのように変えていくか集約されていく」と述べ、国会での議論の本格化に意欲を示した。

 こうした流れを受けて、自民党内には野党との協調路線をとってきた保岡氏の交代論が浮上。
ある党幹部は「官邸も、憲法審査会のメンバーをしっかりした形にしたいと考えている」と話していた。

 背景には、憲法改正の道筋をめぐる自民党内の路線の違いがある。保岡氏は、憲法審査会の前身の憲法調査会から関わる「憲法族」とされる。
協調路線を重視した衆院憲法調査会長の中山太郎・元外相の影響を受け、「中山学校の門下生」と呼ばれた。

 一方、党内には参院選で勝利した勢いに乗り、数の力で改憲を実現しようという路線もある。首相も今年1月、「自公だけでなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと3分の2を構成していきたい」と発言。
議論に協力的な勢力によって、改憲を実現する意欲をにじませていた。


 ■政権、国民投票見据え 公明に配慮も

 そうした中で、政権が当面は協調路線を取る構えを見せたのは、国会で改憲勢力だけで発議しても、
野党との対立を抱えたまま国民投票になれば国論を二分する可能性もあると考えたからだ。
加えて、公明党が「野党第1党も含めて幅広い合意形成ができることが望ましい」(山口那津男代表)との立場を取っていることへの配慮もある。
安倍政権を支えてきた谷垣禎一前幹事長らを衆院憲法審査会長に起用する案も取りざたされてきたが、入院中の谷垣氏の復帰の見通しが立たなかったことから見送られた。

 また、民進党代表選に立候補している3候補は、いずれも国会での憲法議論に前向きな姿勢を見せており、
当面は協調路線を取りつつ議論の成り行きを見守る戦略のようだ。協調路線は意見集約に時間がかかる可能性もあるが、
自民党内では、安倍首相の2018年9月までの総裁任期の延長論も浮上しており、時間的な余裕ができそうなことも背景にありそうだ。

1017名無しさん:2016/09/19(月) 21:43:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160917-00000016-pseven-soci
安倍首相 生前退位に特措法という小手先の便法使う理由
NEWS ポストセブン 9月17日(土)16時0分配信

 天皇の生前退位のご意向をめぐり、安倍晋三・首相は皇統のあり方そのものを見直す典範改正に消極的な姿勢を見せている。
 
 首相はジャーナリスト・田原総一朗氏のインタビュー(8月31日)にこう語っている。

「生前退位は認めるべきだが、まずは特措法で認め、その後で皇室典範の改正も検討すればいい」(Nikkei BP netより)

 政府は「首相の意向」に沿って、今上天皇一代に限り例外的に生前退位を認める特別措置法(特措法)を制定する準備を始めた。

 今回の特措法は「皇室典範特例」という位置づけにする方針だという。この対応に違和感を覚えるのは、特措法が一般の法律とは違う緊急避難の“抜け道”という性格を持っているからだ。憲法学者の斎藤文男・九州大学名誉教授が解説する。

「特措法は言ってみれば一時しのぎの便法です。本来、法律改正が必要だが、それが困難な場合に、特定の問題に限って時限的に法律の例外規定を定めるもので、立法手続きから言えば一種の“裏口改正”の手法です。近年では、自衛隊をイラクに派遣する際の特措法がありました。あの時は憲法に抵触しかねない部分があったため、特措法という形で時限的に自衛隊派遣を可能にしたのです」

 安倍首相はなぜ、天皇の退位という重要な課題に小手先の便法を使おうとしているのか。実は、天皇陛下のお言葉の直後、自民党内ではただちに検討機関の設置が検討され、官邸も7月から内閣官房の皇室典範改正準備室の人員を強化して改正準備に備えていた。ところが、動きが急に鈍る。

「総理が典範改正に慎重で、準備室内でも生前退位を制度化するには典範にとどまらず、憲法改正まで必要になるとの意見があがった。それで特措法で対応する方向に傾いた」(官邸スタッフ)

 背後にあるのは女性天皇問題だった。皇室典範の改正は過去何度も議論され、小泉政権時代には有識者会議が女性天皇及び女系天皇を認める報告書をまとめ、野田政権も女性宮家創設を選択肢とする論点整理をまとめたものの、安倍政権になると議論は棚上げされた。

 保守系団体の日本会議など安倍首相のコアな支持層や安倍シンパの議員には、女性天皇、女性宮家ともに反対論が強い。

 一方、自民党内には二階俊博・幹事長など女性天皇容認論があり、「生前退位」問題をきっかけに皇室典範改正に動けば党内ばかりか、国論を二分する議論に発展しかねない。首相は自ら棚上げした女性天皇や女性宮家問題という“寝た子”を起こすことになるのを避けたのだ。

※週刊ポスト2016年9月30日号

1018名無しさん:2016/09/19(月) 22:56:01
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091800156&g=pol
安倍首相「期限ありきでない」=生前退位の法整備検討

 安倍晋三首相は18日、天皇陛下が意向を示唆された生前退位への対応に関し、「期限ありきではなく、静かにまずは、さまざまな方から話を伺っていきたい」と述べ、10月にも設置する有識者会議を通じて期限を明示せず法整備を検討する考えを示した。羽田空港で記者団の質問に答えた。
 首相は「陛下が国民に向けて発言されたことを重く受け止めている。ご心労に思いを致しながら、何ができるかをしっかり考えていきたい」と改めて強調した。(2016/09/18-18:35)

1019名無しさん:2016/09/22(木) 11:40:44
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000015&g=pol
自民改憲案の見直し促す=山口公明代表

 公明党の山口那津男代表は19日夜、TBSテレビの番組で、国防軍創設などを盛り込んでいる自民党の憲法改正草案について、「憲法9条に対応する部分は安全保障関連法ができる前にできている。自民党の中でもう少し議論し直してもいいのではないか」と述べ、見直しを促した。
 山口氏は、改憲が次期衆院選の争点になるかとの質問に対し、「(任期満了の2018年12月までの)2年以内に憲法改正についての合意点、選択肢が成熟するとは考えにくい」と述べ、慎重な対応が必要だとの考えを示した。 (2016/09/20-00:39)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000644&g=pol
改憲の党内組織設置へ=維新

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は20日の記者会見で、党憲法改正推進委員会を21日に設置して初会合を開くと発表した。26日召集の臨時国会で、与野党の改憲論議が本格化することを見据えたもので、馬場氏は「これからの憲法改正の動きを協議する場にしていく」と述べた。同党は改憲項目として、教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所設置を掲げている。 (2016/09/20-16:51)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092100903&g=pol
各党は改憲項目絞り込みを=維新

 日本維新の会は21日、憲法改正に向けた党内協議を行う憲法改正推進委員会の初会合を衆院議員会館で開き、各党に改憲項目の絞り込みを呼び掛ける方針を確認した。 (2016/09/21-20:37)

1020名無しさん:2016/09/22(木) 15:38:02
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092200239&g=pol
改憲項目絞り込みへ=「復古調草案」封印、野党と協調-自民

 自民党は、26日召集の臨時国会から、憲法改正に向けた議論を本格化させる方針だ。復古調の改憲草案はいったん棚上げし、与野党の歩み寄りが可能な改憲項目について、党内で絞り込み作業に入る。同時に、衆参両院の憲法審査会について、野党第1党の民進党を巻き込んで再始動させたい考えだ。
 自民党は臨時国会に先立ち、改憲論議を主導する衆院憲法審査会長に森英介・党憲法改正推進本部長、森氏の後任に現審査会長の保岡興治氏を充てる人事を決めた。野党と良好な関係の森氏を起用することで、与野党協調の審査会運営を期待している。
 7月の参院選の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で国会発議に必要な3分の2超の議席を獲得。野党側には、自民党が数の力で改憲実現を図るとの警戒感もあった。森氏を審査会長とし、同じ協調路線の保岡氏も党側に残したのは、民進党などとの合意形成を目指す方針を明確にする狙いがある。
 衆院憲法審査会は、昨年6月の参考人質疑で自民党推薦の憲法学者が安全保障関連法を「違憲」と批判して以降、事実上の休眠状態に陥っている。参院憲法審査会も今年の実質審議は1回のみ。執行部は森、保岡両氏に対し、臨時国会での改憲論議について「できるだけ早く」と指示している。
 一方、自民党が2012年にまとめた改憲草案は、「国防軍の保持」や「天皇の元首化」などを盛り込み、党内からも「野党と調整する際の障害になっている」(幹部)との声が根強い。下村博文幹事長代行は15日、森氏に対して「草案は封印してほしい」と要請した。
 自民党は今後、両院の憲法審査会の動向などをにらみながら、党内で改正案を絞り込んでいく方針。具体的には、大規模災害時の緊急事態条項の創設や、参院選挙区の「合区」の解消などが検討対象になるとみられる。
 民進党の新執行部も、国会での改憲論議を受け入れる姿勢を示している。山井和則国対委員長は21日、記者団に「与野党が合意すれば、出席して議論したい」と述べた。(2016/09/22-14:04)

1021名無しさん:2016/09/24(土) 15:16:34
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300286&g=pol
生前退位、有識者会議に6人=今井、御厨、清家氏ら

 政府は23日、天皇陛下が生前退位をにじますお気持ちを表明されたことを踏まえて設置する有識者会議の委員に、経団連の今井敬名誉会長や東大の御厨貴名誉教授ら6人を充てると発表した。来月中旬に初会合を開く。
 他のメンバーは、清家篤慶応義塾長、宮崎緑千葉商科大国際教養学部長、山内昌之東大名誉教授、小幡純子上智大大学院教授。有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関として設置し、憲法や歴史などの専門家らを招いて意見を聴取する。
 菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「陛下が現在82歳とご高齢であることを踏まえ、公務の負担軽減などについて予断を持つことなく議論を進めていただく」と述べた。
 首相は26日召集の臨時国会の所信表明演説で、生前退位に関する有識者会議の設置を表明する意向。政府は生前退位を可能にする法案について、現在の天皇陛下のみを対象とする特別立法の形を軸に、来年の通常国会への提出を検討している。
 有識者会議では、生前退位の在り方に絞って提言を取りまとめ、女性・女系天皇の是非など皇室をめぐる他の問題は論点が拡散することから扱わない見通し。 (2016/09/23-12:31)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300831&g=pol
「予断」排除し、行司役期待=生前退位の政府有識者会議-来月17日初会合

 政府は23日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」のメンバー6人を発表した。10月17日に初会合を開く。座長に就任する見通しの今井敬経団連名誉会長をはじめ、憲法や皇室制度の専門家以外から起用したのが特徴。「結論ありき」の印象を薄め、国民の意見に広く耳を傾ける姿勢を示す狙いがある。
 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、「組織の経営管理や会議の取りまとめなどの経験が豊富な方々」と人選の狙いを説明。「問題点を整理して国民に伝えた上で、さらに進めることができる高い識見を有する方々に提言をまとめてもらうことが一番だ」とも述べ、専門家の間で分かれる意見を集約し、落としどころを探る役割を委ねた。(2016/09/24-00:31)

1022名無しさん:2016/09/24(土) 17:35:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703621000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_035
生前退位 有識者会議 経団連の今井名誉会長ら6人起用へ
9月23日 4時33分
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて新たに設ける有識者会議のメンバーに、経団連の今井敬名誉会長や東京大学の御厨貴名誉教授ら、6人を起用する方針を固めました。
天皇陛下が、先に、生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、安倍総理大臣は、今月26日に召集される臨時国会での所信表明演説で、生前退位などについて具体的な検討を進めるため、有識者会議を設ける方針を示すことにしています。
これを受けて、政府は、水面下で有識者会議のメンバーの人選を進めてきました。その結果、経団連の今井敬名誉会長、東京大学の御厨貴名誉教授、千葉商科大学の宮崎緑教授、東京大学の山内昌之名誉教授、慶應義塾の清家篤塾長、上智大学法科大学院の小幡純子教授の6人をメンバーとして起用する方針を固めました。
政府は、来月中旬から下旬にも1回目の会合を開く方向で調整していて、幅広い意見を聴取するため、有識者会議に専門家を招いて意見を聞くことを検討しています。
政府は、今後の世論の動向も見極めながら、早ければ来年の通常国会に天皇陛下の生前退位を可能にする法案を提出することも視野に入れながら、慎重に議論を進めていくものと見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703851000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
生前退位 有識者会議設置を発表 来月中旬にも初会合
9月23日 12時24分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、経団連の今井敬名誉会長ら6人をメンバーとする有識者会議を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。
この中で菅官房長官は、先に天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日付けで「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。

有識者会議のメンバーには、経団連の今井敬名誉会長、上智大学法科大学院の小幡純子教授、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授、千葉商科大学の宮崎緑教授、東京大学の山内昌之名誉教授の6人が起用されます。

会見で菅官房長官は、「今上陛下が現在82歳とご高齢であることも踏まえ、天皇の公務の負担軽減等について、退位の問題も含めて予断を持つことなく議論していただく。メンバーは、高い識見を有すると同時に組織の経営や管理など経験が豊富な方々を選んだ」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、有識者会議での議論の進め方について「憲法、歴史、皇室典範など、専門的な知見を有する方々からヒアリングを行うと同時に、国民の幅広い意見を反映した提言を取りまとめる」と述べました。
さらに菅官房長官は「憲法上、天皇の地位は、『国民の総意に基づく』とされており、国民の代表である国会での議論も必要だ。その前段階で、有識者の議論を進めて一定の段階に至った時点で、与野党も交えた議論も必要だ」と述べました。
また菅官房長官は、議論の取りまとめの時期について「今回の問題は国家の基本に関わる重要な問題であり、いたずらに対応を先延ばしすべきものではないが、スケジュールありきではなくて、静かに議論を進めていきたい」と述べました。

1023名無しさん:2016/09/24(土) 17:36:17
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160924/k10010705051000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_007
生前退位 幅広い立場の専門家のヒアリングで課題整理へ
9月24日 5時11分
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日、有識者会議を設置し、来月中旬にも初会合を開くことにしていて、今後、幅広い立場の専門家からヒアリングを行い、課題を整理したい考えです。
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日、経団連の今井敬名誉会長ら6人をメンバーとする有識者会議を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。政府は、有識者会議での意見集約にあたって、憲法や歴史、それに、皇室典範などについて知見を持つ専門家を招いてヒアリングを行う方針です。

生前退位をめぐって、皇室制度に詳しい学識経験者などの間では「世論調査などで国民の多くが支持しており、認めるべきだ」という意見がある一方、「皇位継承に自由意思が入り込む余地を作るのは好ましくない」などの指摘もあります。

政府関係者は23日夜、「いろいろな考えの方がいるので、それぞれの主張をしてもらう」と述べていて、政府はできるだけ幅広い立場の専門家からヒアリングを行い、課題を整理したい考えで、専門家の人選など準備を急いでいます。そして、専門家の意見を踏まえて、有識者会議として提言を取りまとめ、人員を増やした内閣官房の皇室典範改正準備室を中心に、法改正などを含め具体的な検討を進めることにしています。

1024名無しさん:2016/09/24(土) 20:41:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00000503-san-pol
生前退位 有識者会議の座長に今井敬経団連名誉会長、来月に初会合
産経新聞 9月23日(金)8時42分配信

 政府は、天皇陛下がご意向を示された「生前退位」への対応として、「天皇陛下の公務負担軽減等に関する有識者会議」を設置し、座長に今井敬経団連名誉会長を起用する方針を固めた。複数の政府関係者が23日、明らかにした。有識者会議の設置は同日付で、来月中旬に初会合を開く。

 有識者会議は今井氏のほか、東京大の御厨貴名誉教授と山内昌之名誉教授、千葉商科大の宮崎緑教授、慶応大の清家篤塾長、上智大法科大学院の小幡純子教授の計6人をメンバーとして起用する方針。会議は非公開で行われる見通しだ。幅広い意見を聴取するため、有識者会議に専門家を招いて意見を聞く。

 政府は聴取した意見内容などを参考に天皇陛下の生前退位を可能にする法案の内容を検討し、早ければ来年の通常国会に提出したい考え。安倍晋三首相は、26日召集の臨時国会で行う所信表明演説で有識者会議設置について表明する。

 安倍首相は、18日に国連総会出席やキューバ訪問などのため羽田空港を出発する際、「期限ありきではなく、静かに、まずはさまざまな方々から話をうかがっていきたい」と記者団に語り、有識者会議での議論などを踏まえて慎重に検討を進める考えを示していた。

1025名無しさん:2016/09/24(土) 21:56:03
>>1024

http://www.sankei.com/affairs/news/160802/afr1608020023-n1.html
2016.8.2 17:27
タイに出国、9年不明 椿康雄元弁護士を逮捕 元有名キャスターの夫

 電気検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)の株価操縦事件で、さいたま地検は2日、証券取引法(相場操縦、現在の金融商品取引法)違反容疑で、住所不定、元弁護士の椿康雄容疑者(62)を逮捕した。

 椿容疑者は平成19年に出国し、約9年間行方が分からなくなっていたが、今年7月にタイ警察が身柄を拘束したと明らかにしていた。

 逮捕容疑は17年10月17〜25日、共犯者らの名義で、OHTの株を高値で買い上げるなどの方法で株価を27万円から31万4千円に不正に引き上げたり、仮装売買を繰り返したりした疑い。同地検は認否を明らかにしていない。

 椿容疑者はキャスターを務め、今は大学教授の女性と結婚したが、平成3年に離婚している。

1026名無しさん:2016/09/25(日) 12:18:18
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h21-gokekkon50.html
天皇皇后両陛下御結婚満50年に際して(平成21年)
天皇皇后両陛下の記者会見

会見年月日:平成21年4月8日
会見場所:宮殿 石橋の間

宮内記者会代表質問

問1 両陛下にお尋ねいたします。ご成婚の日から50年の月日が流れ,高度成長期からバブル崩壊,いくつもの自然災害や景気悪化など,世相,人の価値観も大きく変わる中,両陛下も皇室に新しい風を吹き込まれてきました。皇太子同妃両殿下として,天皇皇后両陛下として夫婦二人三脚で歩んできたこの50年を振り返り,お二人で築きあげてきた時代にふさわしい新たな皇室のありよう,一方で守ってこられた皇室の伝統についてお聞かせいただくとともに,それを次世代にどう引き継いでいかれるのかもお聞かせください。

天皇陛下

(略)
時代にふさわしい新たな皇室のありようについての質問ですが,私は即位以来,昭和天皇を始め,過去の天皇の歩んできた道に度々に思いを致し,また,日本国憲法にある「天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるという規定に心を致しつつ,国民の期待にこたえられるよう願ってきました。象徴とはどうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず,その望ましい在り方を求めて今日に至っています。なお大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。

(略)

1027名無しさん:2016/09/25(日) 20:04:39
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160925/k10010706061000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_003
民進“憲法改正草案撤回を” 自民“撤回しない”
9月25日 12時51分
NHKの番組「日曜討論」で、憲法改正について民進党の野田幹事長が「自民党の憲法改正草案を撤回しないと議論が進まない」と述べたのに対し、自民党の二階幹事長は撤回はしないとしながらも、各党の意見を十分聞きながら議論を進める考えを示しました。
この中で、民進党の野田幹事長は憲法改正について「現代社会の変容の中で、足らざるもの補わなければいけないものがあるならば、それを改正をするのがスタンスだ。国会の憲法審査会で粛々と議論しないといけない」と述べました。
そのうえで野田氏は「自民党の憲法改正草案はどういう位置づけなのか。国民の権利を軽んじ、国の在り方を変える中身としか思えず、撤回してもらうところから始めないと、静かに粛々と議論が進まない」と述べました。
これに対して自民党の二階幹事長は「野田氏の考えはよくわかったが、われわれはすぐさま撤回するつもりはない」と述べました。
一方で二階氏は「各党の意見を聞いて『ここが落ち着くところだ』ということを考えるゆとりは持っておかなければならず、これまで憲法審査会などで議論いただいたことを参考にして取り組んでいきたい。建設的な議論を丁寧に進めていくことが、意見集約のうえで大変大事だ」と述べました。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500079&g=pol
野田民進幹事長、自民憲法草案の撤回要求=二階幹事長は拒否

 与野党幹部は25日のNHK番組で、26日の臨時国会召集を前に議論を交わした。民進党の野田佳彦幹事長は憲法改正論議に関し、「国民の権利を軽んじている」として、自民党の憲法改正草案の撤回を要求。これに対し、二階俊博幹事長は「すぐさま撤回するつもりはない」と拒否した。
 野田氏は自民党草案について、「まず撤回をしてもらうところから始めないと議論は進まない」と強調。共産党の小池晃書記局長も「緊急事態条項で事実上、戒厳令が敷ける。ひどい中身だ」と指摘した。 
 一方、環太平洋連携協定(TPP)に関して、二階氏や公明党の井上義久幹事長は「情報開示を積極的にやって承認が得られるように努力する」と述べ、今国会で承認を期す考えを示した。首相当時に交渉参加を決めた野田氏は「勝ち取るものを勝ち取っていないし、守るべきものを守っていない。現行協定案に賛成するわけにはいかない」と反対を表明した。
 共産、社民、生活各党も臨時国会でのTPP承認に反対する考えを示した。(2016/09/25-17:03)

1028名無しさん:2016/09/25(日) 20:04:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500057&g=pol
官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満

 宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。
 宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。
 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。 
 ただ、官邸サイドの思惑通りに事態が進むかは不透明だ。安倍晋三首相は政府内の検討について「期限ありきではない」としているが、風岡氏は21日の記者会見で「できるだけ優先的に対応していただきたい」と述べ、ことさら検討をせかした。別の政府関係者は「人を代えたらうまくいくとは限らない」との見方を示した。(2016/09/25-14:46)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300831&g=pol
「予断」排除し、行司役期待=生前退位の政府有識者会議-来月17日初会合

 政府は23日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」のメンバー6人を発表した。10月17日に初会合を開く。座長に就任する見通しの今井敬経団連名誉会長をはじめ、憲法や皇室制度の専門家以外から起用したのが特徴。「結論ありき」の印象を薄め、国民の意見に広く耳を傾ける姿勢を示す狙いがある。
 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、「組織の経営管理や会議の取りまとめなどの経験が豊富な方々」と人選の狙いを説明。「問題点を整理して国民に伝えた上で、さらに進めることができる高い識見を有する方々に提言をまとめてもらうことが一番だ」とも述べ、専門家の間で分かれる意見を集約し、落としどころを探る役割を委ねた。(2016/09/24-00:31)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500041&g=pol
典範改正も検討を=民進・野田氏

 民進党の野田佳彦幹事長は25日のNHK番組で、政府が現在の天皇陛下のみを対象とした特別立法を軸に、生前退位を可能にする法案を検討していることについて「特別立法だけでいいのか、一代限りでいいのか、陛下のお気持ちに沿うかを含め、静かに議論しないといけない」と述べ、制度の恒久化を含めた皇室典範改正も含めて議論すべきだとの考えを示した。
 天皇陛下が生前退位の意向を示唆するお気持ちを表明されたことに関しては、「政治の不作為として猛省しなければいけない」と語った。 (2016/09/25-12:41)

1029名無しさん:2016/09/25(日) 21:46:32
天皇陛下の年頭所感を読む
江川紹子 | ジャーナリスト
2015年1月2日 21時16分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/

1030とはずがたり:2016/09/26(月) 01:47:55
官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00000028-jij-pol
時事通信 9月25日(日)14時40分配信

 宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。

 天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。

 宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。

 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。

 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。

1031名無しさん:2016/10/01(土) 14:38:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900606&g=pol
安倍首相、自民改憲草案こだわらず=3党合意を推進-参院代表質問

 安倍晋三首相は29日午後、参院本会議での各党代表質問で憲法改正について、「合意形成の過程で特定の党の主張がそのまま通ることがないのは当然だ」と述べ、衆参両院の憲法審査会では、自民党の改憲草案にこだわらない考えを示した。日本維新の会の片山虎之助共同代表への答弁。
 自民党は今国会で憲法審査会での論議を本格化させ、改憲項目の絞り込みを目指している。首相は改憲に向けたスケジュールに関し、「まずは憲法審査会という静かな環境で各党が真剣に議論し、国民的議論につなげていくことが必要だ。期限ありきの事柄ではない」と述べ、憲法論議を深めることが必要との考えを示した。

 片山氏は消費税増税延期に関し、社会保障・税一体改革に関する旧民主党と自民、公明両党との3党合意は「事実上、破綻した」と主張した。これに対し、首相は「社会保障の充実を着実に実施しており、3党合意で消費税率引き上げの実施は時の政権が判断するとされている。引き続き一体改革を進めていく」と強調した。
 首相は、専業主婦やパートタイムで働く妻がいる世帯の税負担を軽減する「配偶者控除」の見直しについて、「働きたい女性の意欲が阻害されることがないよう、制度を整備していくことが重要だ」と述べ、改めて意欲を示した。民進党の矢田稚子氏への答弁。 (2016/09/29-17:29)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800946&g=pol
改憲、小選挙区単位で議論=自民

 自民党の下村博文幹事長代行は28日、東京都内で講演し、憲法改正への対応について「47都道府県連に自民党草案をたたき台として議論の場を設けるよう要請し、それだけでなく衆院で言えば295選挙区ごとに憲法フォーラムのような形で議論していく」との方針を明らかにした。 
 自民党は各都道府県連に対し、「憲法改正推進本部」の設置を既に要請している。国会が改憲を発議した場合の最終的な手続きとなる国民投票を見据え、草の根レベルで改憲論議を深める狙いがあるとみられる。(2016/09/28-22:27)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800830&g=pol
山口氏、改憲合意「簡単ではない」=公明、国会でも憲法言及なし

 公明党の山口那津男代表は28日、東京都内で講演し、憲法改正について「この臨時国会で合意の種ができるほど簡単ではない」と述べ、与野党の合意形成には十分な論議が必要との認識を示した。安倍晋三首相は所信表明演説で各党に改憲論議の深化を訴えたが、連立を組む公明党の慎重姿勢が改めて浮き彫りとなった形だ。

 山口氏は講演で、「今、国民から『ここがまずいから変えてくれ』という声が強く起こっている状況とは言えない」とも指摘し、改憲機運は高まっていないとの考えを示した。
 井上義久幹事長は28日の衆院本会議での代表質問で、憲法改正には言及しなかった。井上氏は質問後、記者団に「改めて首相にただすような中身ではない」と説明。山口氏も29日の参院代表質問で憲法には言及しない見通しだ。(2016/09/28-19:34)

1032名無しさん:2016/10/01(土) 14:38:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900812&g=pol
菅官房長官、「有識者の方向性出たら」=生前退位めぐる与野党との協議

 菅義偉官房長官は29日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備について、「有識者(会議)で方向性が出た時点で、与野党も交えた議論を考えていきたいと安倍晋三首相は言っている」と述べた。議論の方法に関しては、「(衆参)両院の議長、副議長に相談しながら進めていくことも一つの考え方だ」と語った。
 首相は27日の衆院本会議で、「まずは有識者会議で静かな議論を進め、一定の段階で与野党も交えた議論を行うことも考えている」と答弁した。(2016/09/29-18:24)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900914&g=pol
党内で生前退位を議論=幹事長に検討指示-民進代表

 民進党の蓮舫代表は29日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位の在り方に関する党内議論を開始する考えを表明した。蓮舫氏は、「立法府の一員として議論しなければいけない。野田佳彦幹事長に検討を指示した」と述べた。
 政府は、10月に初会合を開く有識者会議で議論の方向性が出た後、与野党と協議を進める考えで、民進党としては政府の呼び掛けに備える。 
 一方、蓮舫氏は会見で、国会での憲法改正論議について、「私として優先順位が高いのは憲法改正ではない。むしろ生活の不安解消や働き方改革の議論が先だ」と指摘し、与党をけん制した。(2016/09/29-20:11)

1033名無しさん:2016/10/02(日) 00:55:43
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160926/k10010706981000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_088
衆院 憲法審査会長に森元法相が就任
9月26日 13時38分
臨時国会の召集にあわせて衆議院の憲法審査会が開かれ、新しい審査会の会長に、自民党の森英介元法務大臣が就任することになりました。
衆参両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力を合わせて、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めるなか、臨時国会の召集にあわせて、26日、衆議院の憲法審査会が開かれました。
そして、新しい審査会の会長に、自民党の憲法改正推進本部長を務めていた、森英介元法務大臣が就任することになりました。

森氏は、「わが国が直面する数多くの課題には、憲法に関わる重要な問題をはらむものも少なくない。各会派が、お互いの立場を超えて自由闊達(かったつ)に議論することができるよう、公平かつ円満な審査会の運営に努めていきたい」とあいさつしました。
また、与党側の筆頭幹事を務める、自民党の中谷前防衛大臣は、記者団に対し、「政治的な混乱がないよう、あらかじめこうだということではなく、各党から活発に意見を出してもらい、論議が深まるように努めていきたい」と述べました。

一方、野党側の筆頭幹事を務める、民進党の武正元外務副大臣は、「蓮舫代表も、憲法審査会の場を通じて議論を進めると言っているので、党内でも議論を深掘りしていくことが必要だが、会期が限られており、TPPや補正予算案などの徹底審議を求める立場からすれば、政府・与党には、まず、そこをしっかり対応してもらうのが先だ」と述べました。
自民 幹事長「丁寧な運営を」
自民党の二階幹事長は記者会見で、「自民党が、いくら多数を持っていても、自民党だけで議論して決められるわけではなく、慎重の上にも慎重に、国民に審議の内容を十分理解してもらえるような、丁寧な丁寧な運営をしていってもらいたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010711601000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
官房長官 生前退位 衆参議長らから意見聞くことも
9月29日 18時59分
菅官房長官は29日午後の記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて具体的な対応を検討する有識者会議で一定の方向性が出た段階で、衆参両院の議長・副議長から意見を聞くことを検討していることを明らかにしました。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。

これについて、菅官房長官は29日午後の記者会見で、記者団が「女性とその子どもの女系にも皇位継承を認めることなどは検討しないのか」と質問したのに対し、「安倍総理大臣は『天皇の公務の負担軽減について、予断を持つことなく静かに議論を進めていく場として開催する』と答弁しており、それに尽きる」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「有識者会議で方向性が出た時点で、与野党も交えた議論も考えたいと総理は申し上げている。そのやり方は、例えば両院の議長・副議長に相談しながら進めていくということも一つの考え方だ」と述べ、有識者会議で一定の方向性が出た段階で、衆参両院の議長・副議長から意見を聞くことを検討していることを明らかにしました。

1034名無しさん:2016/10/02(日) 00:55:57
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160930/k10010712391000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_017
官房長官 生前退位 「国民の意見反映した提言を」
9月30日 12時56分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議では、専門家からのヒアリングを経て課題や問題点を整理し、国民の幅広い意見を反映した提言の取りまとめを行ってもらう方針を示しました。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも、有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。

これに関連して、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「憲法上、天皇の地位は国民の総意に基づくものとされている。さまざまな専門的な知見を有する方々から有識者がヒアリングを行って課題や問題点を整理し、国民に伝え、さらに議論を深める中で、国民の幅広い意見を反映した形で提言をまとめていただく」と述べました。

また菅官房長官は「天皇の公務負担軽減等について、有識者会議で予断を持つことなく静かに議論を進め、議論を経て一定の方向が示されれば、それを踏まえて政府として対応したい。また有識者の議論が一定の段階に至った時点で、与野党も交えた議論についても考えたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161001/k10010713681000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004
生前退位 有識者会議 今月17日に初会合へ
10月1日 5時33分
政府は、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を固めました。初会合には安倍総理大臣も出席し、今後の議論の進め方などが協議される見通しで、天皇陛下がお気持ちを表明されたことを受けた検討が本格化します。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、先月23日に、経団連の今井敬名誉会長らをメンバーとする「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を設置しました。そして、関係者の日程などを調整した結果、政府は有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を固めました。

初会合には安倍総理大臣も出席し、会議の座長をメンバーの互選で選ぶほか、今後の議論の進め方などが協議される見通しです。有識者会議のメンバーには、今井氏のほか、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など、合わせて6人が起用されましたが、ほとんどが皇室制度の専門家ではありません。

これについて、菅官房長官は、先に「高い識見を有すると同時に組織の経営や管理など経験が豊富な方々を選んだ」と述べていて、政府には、予断を持たずに検討を進める狙いがあるものと見られます。

有識者会議では、今後、憲法や歴史、それに、皇室典範などについて知見を持つ専門家を招いて意見を聞き、課題や問題点を整理して国民にも提示する予定で、天皇陛下がお気持ちを表明されたことを受けた検討が本格化します。

1035名無しさん:2016/10/02(日) 01:35:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010710381000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_041
生前退位 有識者会議前に議論活発化も
9月29日 4時21分
政府は、天皇陛下の生前退位などについて、具体的な対応の検討を始めるため、来月中旬にも有識者会議の初会合を開くことにしています。これを前に、政府内や与野党からは、迅速に対応するため特別法の制定を求める意見の一方、恒久的な制度にするため皇室典範の改正が必要だという指摘も出ていて、今後、法整備の在り方を含めて論議が活発になることも予想されます。
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも、有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。

安倍総理大臣は、27日、衆議院本会議で、「有識者会議では今上陛下がご高齢であることもふまえ、公務の負担軽減等に絞って見直していただくこととしている。静かに議論を進め、一定の段階で与野党も交えて議論を行うことも考えている」と述べました。

政府は、有識者会議に専門家を呼ぶなどしてヒアリングを行い、公務の負担を軽減する方策などに絞って議論を深めたうえで、一定のめどがついた段階で、衆・参両院の議長や副議長などからも意見を聞くことを検討しています。

これを前に、政府内では、迅速に対応するため、今の天皇陛下に限って「生前退位」を認める特別措置法や特例法の制定が望ましいという意見の一方、過去に、皇室制度の見直しに関する議論に関わった関係者などからは「天皇陛下は恒久的な退位制度の創設を求められている」などとして、皇室典範の改正が必要だという指摘も出ています。

さらに、民進党の野田幹事長が「皇室典範の改正も視野に議論すべきだ」と述べるなど、与野党双方から、さまざまな意見が出始めていて、今後、法整備の在り方を含めて論議が活発になることも予想されます。

1036名無しさん:2016/10/02(日) 01:43:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016093000559&g=pol
生前退位、特例法で対応可能=改憲も不要-政府が初見解

 横畠裕介内閣法制局長官は30日の衆院予算委員会で、天皇陛下の生前退位に向けた法整備について、皇室典範を改正しなくても、その特例を設ける特別立法で対応することは法制上可能との見解を明らかにした。「憲法改正しなければ、退位による皇位継承を認めることができない、というわけではない」と述べ、現行憲法下で可能との認識も示した。
 陛下の生前退位の意思が表面化して以降、関連法整備に関する法制局長官の国会答弁は初めて。民進党の細野豪志代表代行の質問に答えた。 
 憲法2条は皇位について「世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」と定める。横畠氏はこれに言及し、皇位継承は「法律事項」と指摘。その上で「憲法第2条に規定する『皇室典範』は特定の制定法である皇室典範のみならず、典範の特例、特則を定める特別法も含まれ得る」と説明した。(2016/09/30-18:59)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016093000827&g=pol
生前退位の時期明記=政府、「一代限り」の措置-特別立法

 生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が検討している特別立法について、条文に退位の具体的な時期を明記する方向で調整を進めていることが分かった。今の陛下に限ったものであることを明確化する狙いがあり、「今上天皇は平成○○年に退位する」と、現在の元号と将来の年数を書き込む案が浮上している。政府関係者が30日、明らかにした。
 特別立法で元号を使い退位時期を定める理由について、政府関係者は「新たに天皇が即位し、元号も新しくなれば、その特別法は効力を失う」と説明。具体的に「平成」とすれば、特別立法が今の陛下にのみ適用され、一代限りの特例措置との位置付けを明確にできるとみている。
 生前退位の在り方をめぐっては、政治的圧力による強制退位を防止する観点などから、皇室典範改正による恒久的な制度設計を求める声も出ている。ただ、典範改正に踏み込むと、女性・女系天皇や女性宮家創設などに論点が拡散し、議論の長期化も予想される。
 政府は、陛下が82歳とご高齢であることを踏まえ、早期に結論を出す必要があると判断。法整備の対象を今の陛下に限定した特別立法で対応する方向で、退位時期を明示すれば、強制退位を防ぐ手だてになり得るとみている。
 一方、生前退位を今の陛下にだけ認めることには、「法の下の平等の観点からおかしい」との意見もある。政府は10月17日に初会合を開く予定の有識者会議の議論などを踏まえ、法整備の在り方を慎重に検討する考え。 (2016/09/30-19:53)

1037名無しさん:2016/10/02(日) 10:23:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092600312&g=pol
衆院憲法審査会長に森氏選出=臨時国会召集

 衆院憲法審査会は26日午前、会長に森英介元法相(自民)を互選した。与党は同日召集された臨時国会の会期中に、同審査会での憲法改正論議を再始動させたい考えだ。
 森 英介氏(もり・えいすけ)東北大工卒。法相、党憲法改正推進本部長。千葉11区、当選9回。68歳。(2016/09/26-12:14)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092600663&g=pol
自民改憲草案の撤回要求=蓮舫氏

 民進党の蓮舫代表は26日、自民党の憲法改正草案に関し、「(衆参両院の)憲法審査会は個別政党の草案を丸ごと審議する場ではない」と述べ、撤回を求めた。民進党が国会審議に参加する条件とするかどうかについては明言を避けた。国会内で記者団に語った。
 自民党改憲草案をめぐっては、25日のNHK番組で民進党の野田佳彦幹事長が撤回を求め、自民党の二階俊博幹事長は拒否している。
 一方、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は26日、民進党に対し、「野党第1党の自覚と責任を持って憲法改正の考えを出さないといけない」と要求した。(2016/09/26-18:23)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092700344&g=pol
改憲草案ありきではない=自民・下村氏

 自民党の下村博文幹事長代行は27日午前の記者会見で、衆参両院の憲法審査会での議論に関し、「自民党の改憲草案ありきで議論してほしいとは考えていない。草案を国会に出して議論してもらうことは考えていない」と述べた。 
 民進党が同草案の撤回を求めていることについては、「自民党のアイデンティティーの問題で、他党に言われて撤回するようなものではない」とも語った。(2016/09/27-11:37)

1038名無しさん:2016/10/02(日) 18:04:06
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161002/k10010714491000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
民進が「生前退位」検討チーム設置へ
10月2日 4時13分
民進党は、天皇陛下の生前退位などについて野田幹事長の下に検討チームを設け、恒久的な退位制度の創設も含めて幅広く検討することにしています。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむ、お気持ちを表明されたことを受けて、今月17日に有識者会議の初会合を開いて検討を本格化する方針で、安倍総理大臣は「一定の段階で与野党も交えた議論を行うことも考えている」と述べています。

こうした中、民進党は党としての考え方を議論するため、野田幹事長の下に、近く、数人の議員からなる検討チームを設けることになりました。野田氏は先に衆議院本会議の代表質問で、「今上陛下に限って生前退位を可能とする特別措置法に初めから誘導するのではなく、皇室典範の改正も視野に入れて議論すべきだ」と指摘していて、検討チームは恒久的な退位制度の創設も含めて幅広く検討する考えです。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100200048&g=pol
生前退位「安倍首相の責任で決定を」=自民・二階幹事長

 自民党の二階俊博幹事長は2日放送のラジオ日本番組で、天皇陛下が示唆された生前退位を可能にする法整備について、「安倍晋三首相の責任で最終的には決めていただく。今の内閣支持率から(見ても)多くの国民も理解している」と述べた。また「(自民)党であれ、与野党の間であれ、大きな声を立てて議論する性質のものではない」と指摘し、当面は有識者会議を通じた政府の検討を見守るべきだとの考えを示した。
 二階氏は「あまり時間をかけるより、早く結論を出すことが大事だ」とも語った。番組は先月20日に収録された。(2016/10/02-11:37)

1039名無しさん:2016/10/08(土) 23:24:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100400665&g=pol
皇位検討委員長に長浜氏=民進

 民進党は4日の常任幹事会で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備の在り方を検討する「皇位検討委員会」の設置を決め、委員長に長浜博行元環境相を充てた。長浜氏は野田内閣で官房副長官を務め、女性皇族が結婚後も皇族の身分にとどまる「女性宮家」創設に向けた検討作業に携わった。
 常任幹事会では、党憲法調査会長に枝野幸男前幹事長を起用する人事も決定した。(2016/10/04-17:23)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300680&g=pol
生前退位の在り方検討=民進

 民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備の在り方について、党内に専門チームを4日につくり検討を進める方針を明らかにした。野田氏は、「特別措置法でいいのか、皇室典範改正も視野に議論すべきか、陛下の言葉をどう受け止めるか検討していく」と語った。 (2016/10/03-18:45)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100500746&g=pol
「典範改正案提出」を否定=野田民進幹事長

 民進党の野田佳彦幹事長は5日、天皇陛下の生前退位をめぐり、皇室典範改正案の提出を検討していると一部で報じられたことについて「法案で提出というのは飛躍がある。そんなことは言っていない」と否定した。国会内で記者団の取材に答えた。 
 野田氏は「法案を提出すると、閣法にぶつける対案となる。そういう議論の仕方がいいのかどうか」と語り、与野党対決の構図は望ましくないとの認識を示した。憲法が天皇の地位について「日本国民の総意に基づく」と定めていることが念頭にあるとみられる。(2016/10/05-19:01)

1040とはずがたり:2016/10/09(日) 09:28:36
去年の記事

「宮内庁」記者会見が嫌な雰囲気に変わった「皇太子」の1泊2日
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/10300835/?all=1

 およそ60の眼が、その声がした方を一心不乱に見つめていた。10月16日午後3時30分のことである。20名ほどの記者と宮内庁の職員約10名が出席し、小町恭士東宮大夫が行なう記者クラブでの定例会見。声の主はこう問うた。皇太子さまのご公務はなぜ1泊2日ばかりか――。むろん雰囲気は、のっぴきならぬものへと変わったのである。

 ***

「毎週金曜のこの会見は、東宮の近況を知ることができる唯一の機会と言える」
 と、記者クラブの一員がそのあらましを打ち明ける。

「まず小町さんが今後の皇太子さまの公務日程をレクしました。それに、あるベテラン記者が、“皇太子さまの地方ご行啓はなぜ1泊2日ばかりなのか”と噛みついた。小町さんは、“先方(行啓先の自治体)の都合がありますので”と答えたのですが……」

 それでも記者は食い下がって、こう続けたという。
「80を過ぎたご高齢のご両親があれだけ働かれているのに、どういうことですか。陛下が皇太子さまの年齢の頃は、3泊4日、4泊5日が当たり前でした」

 対して小町大夫は、「ご意見として承りました」と返すのがやっとだったのだ。

 事実、日程を確認すると、皇太子さまは今月、和歌山で障害者スポーツ大会、京都で御所および展覧会、鹿児島で「国民文化祭」、そして来月は宮崎で農業関連のイベントに、それぞれご臨席やご視察される予定となっている。
 いずれも1泊2日なのだ。

「質問した記者の口ぶりから察すると」
 と、会見に同席した中堅記者が“解説”する。
「せっかく地方に行かれるならば、ご視察先を増やされたり、隣県まで足を延ばしたりなさればいいのに……という思いがあったのではないでしょうか」

■雅子妃がいつでも

 この記者が続ける。
「そもそも両陛下は即位されてこちら、過密スケジュールをこなされてきた。結果、“陛下がわが県にもお立ち寄りくださった”と国民はうれしく思い、ひいては皇室全体への敬愛につながっている。これから殿下が即位され、両陛下ほどの支持を得られるのか。記者はそれを気に掛けているように感じました」

 ところで、なぜ1泊2日ばかりなのだろうか。
「雅子妃がいつでも参加できるような日程にしているからでしょう。ご体調に波がおありなので、2泊以上だと諦めてしまう。そこへ行くと1泊ならば、当日のご様子次第で“ドタ出”も可能になるのです」(同)

 煎じ詰めると、皇太子さまの雅子さまへの愛情ということになるのだが、皇室ジャーナリストの山下晋司氏によると、
「ともすると、皇太子殿下の国民に対するお気持ちというものが見えにくいところがある。お出ましとは違った形がないか否か、東宮職は考えなければならないとは思います」

 その一方で、陛下の81歳というご年齢を考えれば、公務軽減は喫緊の課題だ。
「とはいえ『行動あってこその象徴』が陛下の信念で、“大丈夫。動けるうちは動く”とお考えです。それを拝見していれば、皇太子殿下に、もっとご活動をされた方がいいと言う人がいてもおかしくはありません」(同)
――会見は20分ほどで終了。
“唇寒し”の空気を引きずることはなかったのである。

「ワイド特集 唇寒し秋の風」より
週刊新潮2015年10月29日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

1041名無しさん:2016/10/09(日) 09:47:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300572&g=pol
憲法論議、避ける安倍首相=民進は稲田氏に照準-衆院予算委

 3日の衆院予算委員会で、民進党は憲法改正問題を取り上げ、安倍晋三首相に論戦を挑んだ。しかし、首相は同党が自身の憲法観を「立憲主義に反する」と批判してきたことを警戒、具体論への深入りを徹底して避けた。同党は、稲田朋美防衛相が安全保障政策には疎いとみて、野党時代の発言を根拠に「資質に問題あり」と印象付けようとも試みたが、決め手を欠いた。
 民進党の長妻昭前代表代行は、自民党の憲法改正草案で、基本的人権を保障した11条から「現在および将来」の文言が削られている点に着目し、「『より人権が制約されるのではないか』と懸念が広がるのも無理はない」と指摘、首相に説明を迫った。
 これに対し、首相は「われわれはまさにこれをお示しして、4回選挙で圧倒的に勝利を収めている」と強調。自民党が2012年衆院選以降、国政選挙で4連勝していることを踏まえ、改憲草案に国民の理解は得られているとの認識を示した。
 長妻氏は「自民党草案は国民を縛る憲法だ」との批判に、首相が「デマゴーグ」と反論した過去の答弁を持ち出し、「説得力のある説明を拒否してデマゴーグと言うのはフェアじゃない」とかみついたが、首相は「基本的人権については全く立場は変わらない。逐条的にどうなのかは憲法審査会でご議論いただきたい」とかわし続け、議論はすれ違いに終わった。
 一方、前原誠司元外相は、稲田氏が野党時代、沖縄県・尖閣諸島への自衛隊配備の必要性に触れた質問を取り上げ、防衛相としての見解をただした。だが、政府は中国との軍事衝突を招きかねないとして自衛隊配備には慎重で、稲田氏は一転、「現時点で配備は検討していない」「個人的見解についてこの場で言うのは控えたい」などと守りの答弁を繰り返した。
 見かねた首相が「野党議員のときに強く言うことは、政府の交渉力を高めるという考え方もある」とかばうと、前原氏は「能力もバランス感覚もない人を防衛相に据えたことは、大いに問題ありだ」と決め付けたが、時間切れに終わった。(2016/10/03-17:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100500150&g=pol
憲法に家族位置付けを=衆院解散「適切に判断」-安倍首相・参院予算委

 安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、憲法改正に関し「家族について憲法でどのような位置付けをするか議論されてしかるべきだ」との認識を示した。「家族はまさに社会の基礎をなす基盤だ」とも語り、衆参両院の憲法審査会での議論を求めた。民進党の蓮舫代表への答弁。
 一方、自民党改憲草案の扱いについては「一字一句変えないと言ったら一歩も進まない。柔軟な姿勢で臨まなければならない」と述べ、草案の文言にはこだわらない考えを重ねて示した。

 与野党で取り沙汰されている早期の衆院解散について、首相は「現在、そもそも全く考えていない」とした上で、「そのときそのときに適切に判断したい」と表明。蓮舫氏が日ロ平和条約交渉を念頭に「外交問題を争点とした解散には違和感がある」と指摘したのに対し答えた。
 交渉に臨むに当たっては、「北方四島はわが国固有の領土だ。四島の帰属問題を解決し、平和条約を締結するとの基本姿勢で交渉を進める」と重ねて強調した。 
 稲田朋美防衛相は、野党時代に核保有を検討すべきだと発言したことについて認識を問われ、「非核三原則をしっかり守り、核のない世界を実現するために全力を尽くす。現在、核保有は全く考えていないし考えるべきでもない」と語った。(2016/10/05-11:32)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100400581&g=pol
改憲、若手は徹底議論を=石破氏

 自民党の石破茂前地方創生担当相は4日、東京都内で講演し、憲法改正について「自民党所属の国会議員の半数近くは憲法改正論議に携わっていない」と指摘、若手議員に対し「1日に5時間でも6時間でも徹底的に議論し、理解することが国家に対する使命だ」と訴えた。 
 石破氏は党内外にある早期の衆院解散論を踏まえ、「解散になれば憲法が問われるのは必定だ。わが党籍を持つ者がきちんと説明できなければ国政選挙において憲法を問うたことにはならない」と語った。(2016/10/04-15:33)

1042名無しさん:2016/10/09(日) 09:49:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100200048&g=pol
二階自民幹事長、生前退位「首相の責任で決定を」=山口公明代表、有識者会議見守る

 自民党の二階俊博幹事長は2日放送のラジオ日本番組で、天皇陛下が示唆された生前退位を可能にする法整備について、「安倍晋三首相の責任で最終的には決めていただく。今の内閣支持率から(見ても)多くの国民も理解している」と述べた。「あまり時間をかけるより、早く結論を出すことが大事だ」とも語った。収録は先月20日。
 二階氏は「(自民)党であれ、与野党の間であれ、大きな声を立てて議論する性質のものではない」と指摘し、当面は有識者会議を通じた政府の検討を見守るべきだとの考えを示した。
 これに関し、公明党の山口那津男代表は2日、福岡市内で記者団に「有識者(会議)の議論を見守り、最終的に政府がどうするかを受けて対応を考えたい」と語った。 (2016/10/02-18:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300660&g=pol
菅長官、宮内庁長官と面会

 菅義偉官房長官は3日夕、首相官邸で宮内庁の山本信一郎長官と会い、就任あいさつを受けた。天皇陛下の公務負担軽減に関する政府の有識者会議の初会合が17日に開かれることを踏まえ、今後の段取りを確認したとみられる。面会には風岡典之前宮内庁長官、西村泰彦次長が同席した。(2016/10/03-18:29)

1043名無しさん:2016/10/09(日) 11:50:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100600698&g=pol
生前退位、割れる与野党=手法に違い、調整難航も

 天皇陛下の生前退位を可能にする法整備をめぐり、政府・与党と野党の間で考え方の違いが表面化してきた。政府は一代に限り退位を認める特別措置法を軸に検討中で、与党もこれを尊重する考え。一方、民進党など野党は皇室典範の改正を視野に入れており、調整に手間取る可能性もある。
 安倍晋三首相は6日の参院予算委員会で「まずは有識者会議で静かに議論を進め、一定の段階で野党も交えた議論を行う」と述べ、与野党の合意形成を目指す方針を示した。政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は17日に初会合を開く。生前退位の在り方に絞って提言を取りまとめる見通しだ。
 政府内では首相をはじめとして、典範改正に否定的な意見が根強い。典範見直しに踏み込めば、女性・女系天皇や女性宮家創設など、国民の間でも意見が割れるテーマに論点が拡散し、議論に多大な時間を要しかねない。今の陛下は現在82歳とご高齢で早期の結論が求められており、政府高官は「急がなければいけない」と指摘した。
 与党は政府の検討作業を静観する立場を明確にしている。自民党の二階俊博幹事長は「首相の責任で最終的には決めていただく」と表明。公明党の山口那津男代表も「有識者の議論を見守り、最終的に政府がどうするかを受けて対応を考えたい」と語っている。
 これに対し、民進党の蓮舫代表は6日の記者会見で「特措法か皇室典範(改正)か特段の前提を置かず、幅広い形で静かに議論してもらいたい」と述べ、典範改正も含めた検討を政府に求めた。報道各社の世論調査で、恒久的な生前退位の制度化を容認する意見が多数を占めたことなどが念頭にあるとみられる。共産、社民両党は典範改正を主張している。(2016/10/06-18:48)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700550&g=pol
維新、憲法審の早期始動要請=自民・保岡氏、草案固執せず

 日本維新の会の小沢鋭仁憲法改正推進委員会長は7日、自民党の保岡興治憲法改正推進本部長、公明党の北側一雄憲法調査会長と個別に会談し、「(改憲勢力が)衆参両院で3分の2を超えたのは好機だ」として、速やかに憲法審査会を開催し、憲法改正に向けた具体的な議論を始めるよう要請した。
 保岡氏は要請に理解を示した上で、「少数政党の意見も大事にしてきた審査会の伝統は大事にしたい」と指摘。「コンセンサスの得られるところから(議論を)スタートするのは重要だ」として、自民党の改憲草案をそのまま提出するのではなく、柔軟に対応していく姿勢を示した。
 北側氏は、各党との意見調整が重要だとの認識を示した。(2016/10/07-15:08)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700393&g=pol
改憲案、内閣も提出可能=政府答弁書

 政府は7日の閣議で、内閣が憲法改正案を国会に提出できるかどうかについて、「憲法72条の規定で議案を国会に提出することが認められていることから可能だ」とする答弁書を決定した。民進党の逢坂誠二氏の質問主意書に答えた。
 政府は2004年に閣議決定した答弁書でも同様の見解を示している。(2016/10/07-12:21)

1044名無しさん:2016/10/09(日) 22:47:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161007-00000127-jij-soci
愛子さま、2週間欠席続く=体調不良、宮内庁病院で診察
時事通信 10月7日(金)18時16分配信

 宮内庁の小田野展丈東宮大夫は7日の定例記者会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=が体調不良のため2週間学校を休み、6日に宮内庁病院で雅子さま同伴の下、医師の診察を受けられたと明らかにした。

 
 愛子さまは先月26日から欠席が続き、今月1日の運動会も欠席した。小田野大夫によると、診察では特段問題はなく、熱もないが、体がふらつくことがあり、胃腸も弱っているという。

 夏休み明けの試験や宿題の提出、運動会の練習などで疲れが出たとみられ、小田野大夫は「医師からは少しずつ快方に向かっているが、回復にはもう少し時間がかかると聞いている」と話している。

1045名無しさん:2016/10/11(火) 00:04:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161004-00050097-yom-pol
生前退位巡る法整備、議論見守る…自民・二階氏
読売新聞 10月4日(火)17時51分配信

 自民党の二階幹事長は4日の党総務会で、天皇陛下の生前退位を巡る法整備について、「当面は有識者会議の議論を見守りたい。党が先行するものではない」と述べた。

 生前退位を巡る党内での議論は急がず、政府の有識者会議での議論の進展を待つ考えを示したものだ。党内では、有識者会議と並行して独自に議論すべきだとの声も出ている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161006-00000059-san-pol
生前退位 国会議論はパンドラの箱 与野党の意見集約困難
産経新聞 10月6日(木)7時55分配信

 天皇陛下が意向を示された「生前退位」をめぐる議論で、国会の関与が焦点となっている。政府は特別措置法制定を検討しているが、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は5日の記者会見で「国民の代表である国会の議論は当然必要だ」と強調した。天皇の地位は憲法で「国民の総意に基づく」としているためだ。ただ、女系天皇の是非などへの波及と法整備の遅れを懸念する与党に対し、根本的な議論を求める野党もいるため、「パンドラの箱」を開ければ調整の難航も予想される。

 政府は生前退位に関する有識者会議の初会合を17日に開く予定。同会議で特措法の内容を慎重に詰め、早ければ来年の通常国会に提出、全会一致で成立を図りたい考えだ。政府主導で議論が進む見通しだが、菅氏に加え安倍晋三首相も「一定の段階で与野党も交えた議論」に言及している。

 「一定の段階」について政府関係者は「事柄の性質上、法案を提出してからまとまらないようでは困る」として法案提出前の与野党の意見集約を念頭に置く。ただ、82歳の天皇陛下のご意向を尊重すれば速やかな対応が必要だ。各党で議論を深めれば、保守系が反発する女系天皇や生前退位を恒久的に認めることの是非などで白熱しかねない。

 そのため自民党は「首相の責任で最終的に決めていただく」(二階俊博幹事長)との立場をとる。党幹部は「案を出して競い合うテーマではない」と説明。「国会議員が責任と覚悟をもって議論すべきものだ」(石破茂前地方創生担当相)と勉強会開催を求める声もあるが、少数派にとどまる。公明党の石田祝稔政調会長も5日の記者会見で「政府の対応を見守るということに尽きる」と述べた。

 政府・与党は衆参両院議長・副議長が各党から意見聴取することを想定している。ただ、大島理森衆院議長は天皇陛下が意向を示された際の謹話で、国会議員に「粛然とした対応」を求めた。大島氏は国会の主体的な関与に意欲的とされ、政府・与党との具体的な調整はついていない。

 一方、民進党は「皇位検討委員会」を設置し、年内に意見集約する。「いろいろな可能性を含め排除してはいけない」(蓮舫代表)として皇室典範の改正も検討の対象に入れる方針だ。

 野田佳彦幹事長は5日、記者団に「党の考え方をまとめることと、『法案で提出』には随分飛躍がある」と述べ、政府との正面衝突は避ける意向を示した。ただ、野田氏は首相時代に皇室典範に関する有識者会議を立ち上げ、女性宮家創設を柱とする論点整理を出した。検討委の委員長を務めるのは、野田政権で官房副長官として有識者会議を担当した長浜博行副代表だ。

 野田氏は9月の衆院本会議で特措法による対応に懸念を示し、「皇室典範改正も視野に入れ、もう少し幅広な議論も行っていくべきだ」と訴えた。共産党も皇室典範改正を基本方針に据えており、与野党の意見集約に時間がかかれば法整備の遅延につながりかねない。

1046名無しさん:2016/10/15(土) 14:09:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161014/k10010730181000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_008
天皇の生前退位 17日に有識者会議が初開催へ
10月14日 18時44分
菅官房長官は午後の記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を示したうえで、負担軽減に向けた課題や問題点を整理し、国民の幅広い意見を反映させた提言をまとめてもらいたいという考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を今月17日に開く方針を示しました。

そのうえで菅官房長官は、「有識者には、専門的な知見のある方へのヒアリングを通じて、高齢化時代における天皇の負担軽減について、中立的な立場で課題や問題点の整理を行っていただき、そのうえで国民の幅広い意見を反映するような提言をまとめていただくという形になるだろう」と述べました。

また菅官房長官は、有識者会議が提言をまとめる時期について「いろいろな方から意見を聞いたうえで、意見が収束する形で、国民の皆さんが『なるほどな』と思えることが必要だ。最初からいつまでという期限ありきではないが、ずっと議論して延ばすということはしない」と述べました。

1047名無しさん:2016/10/15(土) 18:21:27
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101200811&g=pol
生前退位、年内に7回集中討議=年明けにも論点公表-有識者会議

 政府は12日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、設置を決めた「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」について、年内に7回程度、集中的に会合を開き、法整備の在り方などを検討する方針を固めた。集中討議を経て、現行制度下で対応することの是非などを整理した論点表をまとめ、来年1月にも公表する方向。国民的な理解を広げるとともに、議論を尽くしていることを強調する狙いがある。
 有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関で、17日に初会合を開く。メンバーは経団連の今井敬名誉会長や東大の御厨貴名誉教授ら6人で、今井氏が座長に就く見通し。
 初会合は運営方針や今後のスケジュールなどを確認する。今月下旬に開く2回目の会合では、問題意識を共有するため、公務負担の軽減や国事行為を代行する「摂政」の設置など、現行法上の仕組み全般について討議する。
 生前退位に関する具体的論議に入るのは来月開く3回目の会合からの予定。生前退位を認めることによる問題点や退位後の地位・呼称、退位を制度化することの是非などについて、憲法や歴史の専門家らを招き、5回程度のヒアリングを実施する。
 政府は天皇陛下が82歳と高齢であることを踏まえ、今の陛下のみ対象として生前退位を認める特例法案を取りまとめ、来年5月の大型連休明けに閣議決定し、国会に提出するスケジュールを想定している。ただ、「結論ありき」との批判を回避するため、十分な論議を重ねると同時に、途中段階でまず論点を示す必要があると判断した。
 論点の公表後、有識者会議はさらに検討を重ね、来年春ごろをめどに提言を取りまとめる。これに併せて政府は、衆参両院の正副議長から意見を聴く。皇室典範改正による制度化を視野に入れる民進党など野党との協議も進める考えだ。(2016/10/12-19:32)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101400786&g=pol
有識者会議、17日初会合を正式発表=「生前退位」で菅長官

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」について、初会合を17日に開催すると正式発表した。
 有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関で、メンバーは6人。座長に就く見通しの今井敬経団連名誉会長ら、憲法や皇室制度の専門家以外から起用した。会議は夕方に首相官邸で行われ、終了後、座長らが記者会見する。
 菅長官は、有識者会議が来年春をめどにまとめる提言に関し、「さまざまな専門的知見のある方からヒアリングをし、国民の幅広い意見を反映するような提言をまとめていただく」と説明した。(2016/10/14-18:56)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101500160&g=pol
生前退位へ検討スタート=年明け論点整理、来春法案-政府有識者会議17日初会合

 生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が17日、初会合を開く。生前退位の是非や法制化に向けた課題を中心とする検討作業がスタートする。生前退位は制度上想定されておらず、憲法が定める天皇制の在り方にも関わる幅広い議論が展開される。政府は、論点を整理した上で来年1月をめどに公表、国民的な理解を促しながら5月の大型連休明けにも関連法案を国会に提出する段取りを描く。
 有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関と位置付けられ、メンバーは座長に就く見通しの今井敬経団連名誉会長ら6人。首相官邸で開かれる初会合には首相が自ら出席して検討を要請、会議として運営方針や今後のスケジュールを確認する。事務局からは天皇陛下の公務の現状説明も行う。(2016/10/15-14:39)

1048名無しさん:2016/10/15(土) 18:21:52
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101300751&g=pol
安倍首相は器が小さい=憲法答弁拒否を批判-蓮舫氏

 民進党の蓮舫代表は13日の記者会見で、安倍晋三首相が憲法改正に関する答弁に応じない考えを示したことについて、「自分中心の国会運営だ。首相として器が小さいなと思う」と批判した。
 蓮舫氏は、首相が過去に自民党議員との間で改憲をめぐって答弁していたと指摘。「行政府の長が気分によって、相手によって答弁を使い分けるのは不誠実だ」と述べた。
 首相は12日の衆院予算委員会で、改憲をめぐる民進党議員の質問に「答える義務はない」と語った。(2016/10/13-18:42)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101300826&g=pol
自民改憲草案の問題点研究=民進

 民進党は13日、憲法調査会の役員会を開き、自民党がまとめた憲法改正草案の問題点を研究することを決めた。今後、週1回のペースで議論を行い、内容の取りまとめなどについては引き続き協議する。
 役員会後、枝野幸男会長は「自民党から立憲主義を破壊する内容の草案が出ている。国会で自民党総裁(安倍晋三首相)は憲法についての質問に答えない。無責任な姿勢だ」と批判した。
 自民党が衆参両院の憲法審査会の再開を求めていることについては「与野党の筆頭幹事が協議することだ」と述べるにとどめた。
 役員会では、辻元清美、白真勲両氏を副会長に、武正公一氏を事務局長にそれぞれ選任した。(2016/10/13-20:12)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101400430&g=pol
月内に党憲法調査会開始=公明

 公明党の井上義久幹事長は14日の記者会見で、今月中に党憲法調査会を開き、党内議論を始める考えを明らかにした。井上氏は「まずは現行憲法についてきちっと検証し、何を『加憲』の対象にするか議論を深めていかなければならない」と述べた。(2016/10/14-12:57)

1049名無しさん:2016/10/16(日) 00:40:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000011-asahi-pol
安倍首相、だんまり戦術 憲法改正「発言控えた方が」
朝日新聞デジタル 10月13日(木)5時7分配信

 改憲勢力が3分の2を超えて迎えた初の本格的な国会論戦で、安倍晋三首相が憲法論争を避け続けている。与野党の対立が強調されれば、将来の国民投票で賛同を得にくくなるとみているからだ。これまで憲法改正の必要性を訴えてきた首相の沈黙に、野党は「ご都合主義」と批判を強めている。


 「この国会で、冗舌な首相が貝のように答弁しなくなる場面がある。自民党改憲草案について質問された時だ」。12日の衆院予算委員会で、民進党の山尾志桜里氏はそう切り出した。かつて国会で草案への見解を述べていた首相に「(当時は)どういう立場で答えたのか」と詰め寄った。

 首相は「(個人的感想などについて答える)義務はない。しかし答える場合もあれば、答えられない場合もある」「憲法審査会が動く前だったから、自民党総裁の立場として機運を盛り上げるために紹介した」などと主張。「憲法改正がリアリティーを帯びる中で、自民党総裁として発言することは控えた方が良いと判断した」と語った。

 首相は9月下旬に始まった臨時国会で、憲法改正の論争に一貫して踏み込もうとしない。年明けからの通常国会で「いよいよどの条項について改正すべきか、新たな現実的な段階に移ってきた」と強調してきた姿勢とは一変している。

朝日新聞社

1050名無しさん:2016/10/16(日) 22:22:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161016/k10010731371000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_009
自民と民進 憲法改正論議開始で調整へ
10月16日 4時20分
憲法改正をめぐる国会論議にあたって、民進党は、自民党の改正草案は、立憲主義を否定するものだとして撤回するよう求めています。これに対し、自民党は、草案の実現を必ずしも前提としないことで、今週には議論を始めたい考えで、両党の調整が行われる見通しです。
衆参両院は、先の参議院選挙の結果、与党と、憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めましたが、今の国会で、憲法審査会での論議は行われていません。
民進党は、議論には積極的に応じるとしていますが、自民党が野党時代の平成24年にまとめた憲法改正草案は、国民の権利を軽んじ、立憲主義を否定する中身であり認められないとして、撤回するよう求めています。また、近く、党の憲法調査会で、自民党の草案の問題点に関する検証を始めることにしています。
これに対し、自民党は、草案の撤回には応じないものの、平成17年にまとめた草案とともに、2つの草案を党内で議論を積み重ねた「公式文書」と位置づけるにとどめ、草案の実現を必ずしも前提としないことで、民進党の理解を得たい考えです。自民党は、こうした方針を、18日開く、党の憲法改正推進本部で確認したうえで、今週には議論を始めたい考えで、民進党との間で調整が行われる見通しです。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101600051&g=pol
生前退位、国民理解が焦点=17日に有識者会議初会合

 政府は17日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」初会合を首相官邸で開く。来春ごろに提言を取りまとめ、政府は通常国会で関連法案を成立させる段取りを描く。ただ、生前退位は法制上想定されておらず、国民的な合意形成を図れるかが焦点となる。
 政府は生前退位を可能にする法整備について、今の陛下一代限りの特別立法を軸に検討を進めている。陛下が82歳とご高齢であることを踏まえ、迅速に結論を出す必要があるとの判断がある。
 ただ、各種世論調査では生前退位に関し、恒久制度化を求める意見が多い一方、国事行為を代行する「摂政」の設置を支持する声もある。政府関係者は「世論調査で9割が生前退位に賛成なのに5割は摂政も支持している。国民は制度をよく理解していない」と分析している。(2016/10/16-14:30)

1051名無しさん:2016/10/16(日) 23:09:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161016-00513560-shincho-soci
NHKの「生前退位」スクープ 手引きの宮内庁幹部を安倍官邸が更迭
デイリー新潮 10月16日(日)5時57分配信

〈不幸な時代の重荷は我々が負わねばならぬ〉とは、「リア王」終幕でのセリフである。天皇陛下が「生前退位」のご意向をお持ちだとNHKがスクープしたのは7月。が、その裏で繰り広げられていた暗闘によって、一人の宮内庁幹部が更迭される破目になったのだ。

 ***

 10月1日付の宮内庁人事で、宮家のお世話をする責任者である西ヶ廣渉・宮務主管(66)が退任した。宮内庁担当記者が言う。

「我々に内容が知らされたのは9月29日でしたが、記者会では“やはりあの一件か……”と、憶測を呼んでいました」

 外務省出身の西ヶ廣氏は、リビア大使やルクセンブルク大使を経て、2014年4月から現職にあった。

「内閣府に任命権のある特別職であり、定年はありません。前任者も退任の目安となっている70歳まで10年務めてきました。それが、わずか2年半での交代ですから、異例と言わざるを得ません」(同)

 加えて、前述した“一件”が大きかったというのは、さる政府関係者である。

「NHKがあのニュースを最初に報じた7月13日の直後から、官邸では、誰がどうスクープを仕掛けて記者に伝えたのかという“犯人探し”が始まりました」

 その早い段階で、西ヶ廣氏の名が浮上したという。

「陛下のお気持ちを受け止められた秋篠宮殿下の意を受け、宮務主管がNHKの記者を殿下に引き合わせる役割を担ったと分かりました。殿下を通じて“お気持ち”を内々に聞かされた記者は、ここからスクープに向け準備を始めたのです」(同)

 情報源としては、これ以上のお墨付きはあるまい。

■度々さや当てを
 一方の官邸は、

「かねてより陛下がそうした“ご意向”をお持ちだと知りながら、8月8日にお言葉が発せられるまで、まったく重い腰を上げようとはしなかった。ご意向に添って動き出せば、『陛下の政治的行為』を容認したとも受け取られかねなかったからですが、そんな中でのスクープによって、政権は大変な難題を突き付けられてしまいました」(同)

 官邸からすれば、腹立たしいことこの上なく、

「とはいえ、陛下や皇族方にこうした憤懣をぶつけられるはずもない。かくなる上は、スクープを手引きした者に詰め腹を切らせよう、となったのです」(同)

 安倍政権と宮内庁とは、これまでも度々さや当てを繰り返してきた。官邸から煙たがられていた風岡長官が70歳の誕生日を迎えた途端、退任に追い込まれたことは10月6日号の本誌(「週刊新潮」)でも報じた通りだが、

「宮内庁は今後一層、政権がグリップしやすい布陣で固められることになるでしょう」(同)

 そうした“流れ”の中でパージされていった格好の西ヶ廣氏に尋ねると、

「一連の動きには、私は一切関与していません」

 あくまで否定しつつ、自身の退任については、

「変革の時期を迎え、新たな体制によってこれを乗り切っていくことになったためだと理解しています」

 国民統合の象徴である陛下が切なる思いを抱かれながらも、周囲の不作為でことが進まず、見かねて「お言葉」に至ったのだとすれば、望ましき世とは言い難い。去りゆく幹部の胸中にも、あるいは冒頭のフレーズが去来したかもしれない。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書」より

「週刊新潮」2016年10月13日神無月増大号 掲載

新潮社

1052名無しさん:2016/10/17(月) 20:18:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161017-00008327-jprime-soci
眞子さま、ガッチリ体型のイケメンと横浜デート後に東横線でラブラブなご様子
週刊女性PRIME 10月17日(月)18時0分配信

 季節はずれの残暑となった10月2日の日曜夜、東京・渋谷と神奈川・横浜をつなぐ東急東横線の車内でドアにもたれかかっていた若い男女。

「次は、マーちゃんの携帯も見せてよ」

 男性が親しげに、女性の充電中のスマートフォンを覗き込むと、

「ブサイクだから、やだぁ〜」

 女性は嫌がってみせるが、その表情からは本気ではないことがわかる─。

 女性は『ユニクロ』の花柄のワンピースに、グレーのロングカーディガンと黒革のミドルブーツ。

 縁のあるメガネをかけ、猫の柄のバッグを持ち、その中からのびている充電器のコードは彼が覗き込むスマホにつながっていた。

 男性は、白の『アバクロ』のポロシャツに、ベージュのハーフパンツ。『トミーヒルフィガー』のバッグを持つガッチリ体形の目鼻立ちの濃いイケメンだ。

 ランドマークタワーや山下公園、中華街など横浜でのデートを終えたカップルが、都心に帰ろうとするありふれた光景に気をとめる乗客はいない……。

 しかし、イヤホンを耳に差しながら、ふたりを遠巻きに見守る私服の男女がいた。

 彼らは「側衛」と呼ばれる皇宮護衛官で、皇室の方々を守るボディガードとして、私的な外出先でも不測の事態に備えている。

「側衛はあくまで皇室の方々の警護が職務なので“危険”が迫らなければ黒子に徹するのみです」(宮内庁関係者)

 そんな側衛が、さり気なく目の端でとらえていたのは、マーちゃんと呼ばれていた秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまだった─。

 電車に揺られながら眞子さまと男性は、ラブラブの雰囲気。時折、男性が眞子さまの髪の毛やおでこへ“ボディタッチ”することも……。

 これまでに見せたことのない心を許した表情はまさに恋する乙女。眞子さまは男性と同じリングとブレスレットを身につけているようで、“友達以上”の関係であることをうかがわせた。

「付き合い始めて間もないカップルのような初々しさがありました。お互いの携帯に保存してある友人の写真を見せて紹介し合っているようでしたよ。男性が積極的に女性と親しくなろうとしている感じでしたね」(居合わせた乗客)

 10月23日に25歳の誕生日をお迎えになる年ごろの女性に、親しい男性がいることは自然なこと。

 しかし、眞子さまは天皇・皇后両陛下の孫である内親王で、将来の天皇である悠仁さま(10)の姉になるお立場。

 交際相手がどんな人物で、ふたりの将来をどのようにお考えなのかは気になるところ。

 眞子さまを知る関係者は、こんな“現実”の話をする。

「眞子さまの恋人が、学習院出身者であれば、順当というか安心ですね。やはり皇族はお立場上、たまたま出会った人とのお付き合いはしにくいものです。

 学習院出身者なら、お互いに小さいころから知っていますし、ご家庭のこともある程度わかりますからね」

 デートの翌日、眞子さまはテニスの『楽天ジャパンオープン』へのご臨席が控えていたが、彼はそれを気遣ったのだろう。

“カノジョ”のお住まいの最寄り駅である、銀座線の青山一丁目駅で一緒に降りていった……。

1053名無しさん:2016/10/18(火) 06:55:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700328&g=pol
有識者会議、今夕初会合=菅長官「予断持たず議論」-生前退位

 政府は17日夕、天皇陛下が意向を示唆された生前退位の法整備の在り方を検討する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を首相官邸で開く。菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「今上陛下が現在82歳とご高齢であることを踏まえ、予断を持つことなく静かに議論を進めてもらう場ということで開催させていただく」と述べた。(2016/10/17-12:40)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700757&g=pol
有識者の議論静観=生前退位、方法論で違いも-与野党

 天皇陛下の生前退位を可能にする法整備をめぐり、与野党は当面、政府の有識者会議による議論の推移を見守る構えだ。政府が今の陛下一代に限った特別立法を軸に検討していることに、与党は一定の理解を示すが、自民党内には不満もくすぶる。一方、野党側は皇室典範改正も視野に入れながら党内論議を進める予定で、与野党の意見調整も課題になりそうだ。
 自民党の二階俊博幹事長は17日の記者会見で、「有識者会議が議論して、考えがまとまれば公表される。われわれはそれについて、静かに見守ることがいいのではないか」と語った。自民、公明両党は、有識者会議が年明けにも論点を公表するのを待ち、党内の意見集約や野党との調整に乗り出す考え。
 ただ、自民党内では保守系議員を中心に、一代限りの生前退位を危惧する声もある。ベテラン議員の一人は「後世でもめ事が起こりかねない」と指摘する。党内には国事行為を代行する「摂政」の設置を支持する意見も根強く、このベテランは「生前退位は望ましくない」と反対した。
 一方、民進党の蓮舫代表は東京都内で記者団に「政府の会議体でどのような議論が行われるか注視したい」と述べた。また、有識者会議と並行して党内論議を行う方針を表明。女性・女系天皇の容認や女性宮家の創設なども「議論として排除しない方向で進めていく」と語った。
 共産党の小池晃書記局長は「一代限りの問題ではないので、皇室典範の改正という形で行うのが筋だ」と訴えた。(2016/10/17-20:40)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700500&g=pol
有識者会議、生前退位の論議スタート=制度化など8項目検討

 生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は17日夕、首相官邸で初会合を開いた。生前退位は現行制度で想定されていないため、会議ではその是非や法制化など8項目を軸に検討を進めることを決めた。
 初会合には安倍晋三首相が出席し、「陛下が82歳とご高齢であることも踏まえ、どのようなことができるか、専門的な知見を有する方々の意見も伺いながら静かに議論を進めていきたい」と表明。「予断を持つことなく十分審議し、国民のさまざまな意見を踏まえて提言を取りまとめてほしい」と要請した。
 有識者会議は首相の諮問機関で、メンバーは6人。初会合では、今井敬経団連名誉会長を座長に、御厨貴東大名誉教授を座長代理にそれぞれ選任。(1)天皇の役割(2)天皇の公務(3)公務負担軽減(4)摂政の設置(5)国事行為の委任(6)退位の是非(7)退位の制度化(8)退位後の地位や活動-について、憲法や天皇制の専門家から意見聴取することを決定した。今井氏はこの後の記者会見で、女性・女系天皇や女性宮家創設は検討しないと明らかにした。
 出席者からは席上、「スピード感を持って検討を進めることが重要だ」などの意見が出された。(2016/10/17-22:12)

1054とはずがたり:2016/10/20(木) 21:16:58
雅子さま、岩手訪問取りやめ=愛子さま看病続き―宮内庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161020-00000094-jij-soci
時事通信 10月20日(木)16時30分配信

 宮内庁東宮職は20日、皇太子妃雅子さまが21日から2泊3日の日程で予定していた第16回全国障害者スポーツ大会出席のための岩手県訪問を取りやめ、皇太子さまが1人で訪問されると発表した。

 体調不良が続いている長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=に付き添っており、東宮職医師団が現在の雅子さまの体調では難しいと判断したという。

 東宮職によると、愛子さまは先月26日以降、学校を休み、今月18日からの中間試験も欠席した。雅子さまは看病をしながら公務に取り組んできた疲れが出ており、岩手県を訪問できないことを残念に思っているという。

 皇太子ご夫妻は20日、皇居で行われた皇后さまの誕生日祝賀行事に出席。未成年の皇族が御所でお祝いのあいさつをする行事もあったが、愛子さまは欠席した。

愛子さま、2週間欠席続く=体調不良、宮内庁病院で診察
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700742&g=soc

 宮内庁の小田野展丈東宮大夫は7日の定例記者会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=が体調不良のため2週間学校を休み、6日に宮内庁病院で雅子さま同伴の下、医師の診察を受けられたと明らかにした。
〔写真特集〕皇太子ご一家

 愛子さまは先月26日から欠席が続き、今月1日の運動会も欠席した。小田野大夫によると、診察では特段問題はなく、熱もないが、体がふらつくことがあり、胃腸も弱っているという。
 夏休み明けの試験や宿題の提出、運動会の練習などで疲れが出たとみられ、小田野大夫は「医師からは少しずつ快方に向かっているが、回復にはもう少し時間がかかると聞いている」と話している。(2016/10/07-18:17)

1055とはずがたり:2016/10/22(土) 15:07:42
愛子さまの長期欠席 宮内庁からの説明なく学校も対応に苦慮
http://www.news-postseven.com/archives/20161022_458966.html
2016.10.22 07:00

 10月18日、愛子さまが通われる学習院女子中等科は2学期の中間テスト初日を迎えた。しかし、この日も愛子さまが学校にお姿を見せられることはなかった。

 9月26日から始まった長期欠席は、運動会も含め4週目に入った。異常事態に、学習院側も困惑の色を隠せないでいる。

「実は、先日愛子さまの欠席に関する臨時の職員会議が開かれたのですが、宮内庁側からしっかりとした説明はされていないようで、マスコミ対応への注意がなされた程度でした。となると、お休みの原因は学校生活にあるわけではなさそうですが…。正直、学校側も対応に苦慮しています」(学習院関係者)

 10月14日に行われた東宮大夫の定例会見では、快方に向かわれている一方で、お疲れが抜けずふらつきも残っていると説明されたが、詳細は明かされないまま。

「ここまでお休みが長引く理由には、病名も明かせない重大なお体の異常があるのではないかと心配する声もあります。最近の愛子さまは、目に見えて線が細くなられ、『激やせ』とも報じられました。確かに“中学生のお年頃の女の子がダイエットをした”という程度は超えているように思います。東宮大夫の会見でも、“胃腸の弱まりがある”という話でしたが、たとえば『摂食障害』のような、お食事もままならないような状態にあるのではないかという懸念の声も聞こえるほどです」(皇室記者)

 愛子さまは10月6日に宮内庁病院で検査を受けられた。公務ご多忙の中、雅子さまは愛子さまに付き添われた。

「雅子さまは医師の診断を聞かれたうえで、皇太子さまと愛子さまと相談され、欠席を決められたようです。詳しい病名が明かされないということは、メンタル面も含めた体調不良だとも考えられます。雅子さまは母親としてどう接するべきか悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。“学校へ行きなさい”と促すべきなのか、様子を見守るべきなのか…。理由も明かされずにお休みを続けることに“甘やかしているのではないか”との声もあるようですが、“行きなさい”と言うことがマイナスに働くこともあるかもしれない。言えるかどうかの境界線をどこに置くのかは非常に難しい判断だと思います」(宮内庁関係者)

撮影■雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年11月3日号

1056名無しさん:2016/10/22(土) 16:39:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900346&g=pol
法整備、通常国会目指す=生前退位で菅官房長官

 菅義偉官房長官は19日の衆院内閣委員会で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備について、来年1月召集の通常国会への法案提出を目指す考えを表明した。政府高官が提出時期を明言するのは初めて。国会提出前の十分な与野党調整が必要との認識も示した。
 民進党の岡田克也前代表の質問に答えた。法整備をめぐり、皇室典範の改正か、今の天皇陛下に限って退位を認める特例法かは明確にしなかった。岡田氏が次期通常国会を目指すかただしたのに対し、菅長官は「私どもの思いとすればそうだ。有識者の論点整理で方向を出し、(衆参の)両院議長を中心に立法府で議論し、方向が決定すれば法律として、できれば通常国会に出したい」と述べた。
 政府は特例法案を来年5月の大型連休明けにも閣議決定し国会に提出。通常国会での成立を図る日程を想定している。法整備に当たっては、与野党で賛否が割れないよう合意形成を図ることが「一番望ましい」との考えも示した。
 菅長官はまた、生前退位に関する政府の有識者会議がまとめる論点の公表時期について「年明けになる」と指摘。ただ、有識者会議で女性・女系天皇や女性宮家を議論するかどうかについては、「そうした問題まで(議論が)広がってしまうと意見が拡散してしまう」と否定的な見解を示した。(2016/10/19-11:40)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900896&g=pol
20日の日程協議見送り=衆院憲法審

 衆院憲法審査会は19日、与野党筆頭幹事がいったん合意していた20日の幹事懇談会開催を見送ることを決めた。環太平洋連携協定(TPP)の承認案審議をめぐる与野党の対立激化が飛び火した格好だ。
 与党は20日の幹事懇で日程協議に入り、早ければ27日にも昨年6月以来の実質審議を再開することを目指していた。(2016/10/19-22:06)

1057名無しさん:2016/10/22(土) 23:32:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101800041&g=pol
自民草案、たたき台とせず=党改憲本部で保岡氏表明

 自民党の憲法改正推進本部は18日昼、党本部で全体会合を開いた。保岡興治本部長は席上、同党が野党時代の2012年に取りまとめた党改憲草案について「草案やその一部を切り取って、そのまま憲法審査会に提案することは考えていない」と述べ、与野党協議のたたき台とはしない考えを表明した。事実上棚上げすることで、停滞している衆参両院の憲法審査会での改憲論議を再始動させる狙いがある。
 保岡氏は「草案を手にしてから既に4回の国政選挙を経て、議員構成も大きく変わった。現在の所属議員で闊達(かったつ)な議論を行い、党の考え方を整理する必要がある」と理由を説明。「各党各会派が意見を持ち寄り、丁寧な合意形成を図るべきだ」とも語った。
 草案は、天皇の元首化や国旗・国歌の尊重義務、憲法9条を改正して「国防軍の保持」を明記するなど保守色が濃い。民進党は「まず撤回をしてもらうところから始めないと議論は進まない」(野田佳彦幹事長)との構えで、公明党の拒否感も強い。
 このため、自民党は自らの主張にこだわらず、与野党の歩み寄りが可能な改憲項目の絞り込みを目指す。安倍晋三首相も5日の参院予算委員会で「一字一句変えないと言ったら一歩も進まない。柔軟な姿勢で臨む」と述べ、草案の文言にはこだわらない考えを示している。
 ただ、民進党などが求める草案の撤回について、保岡氏は「わが党が歴史の中で発表した公式文書という事実自体は撤回できるようなものではない」として応じない方針を示した。このため、思惑通りに与野党協議が進むかは不透明だ。(2016/10/18-13:03)

1058名無しさん:2016/10/23(日) 00:13:44
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732171000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_117
生前退位の有識者会議きょう初会合 提言に向け検討本格化
10月17日 4時46分
生前退位の有識者会議きょう初会合 提言に向け検討本格化
動画を再生する
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が17日、安倍総理大臣も出席して開かれます。有識者会議は、当面、15人程度の専門家から天皇の公務の負担軽減や退位に関する考え方などについて意見を聴き、論点を整理したうえで、来年春ころまでの提言の取りまとめに向けて検討を本格化させることにしています。
政府は、天皇陛下がことし8月、「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を17日に総理大臣官邸で開きます。

初会合には、安倍総理大臣、菅官房長官らのほか、メンバーに起用された、経団連の今井敬名誉会長、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など合わせて6人が出席します。
初会合では、座長や座長代理を決めるほか、皇室制度に関するこれまでの政府見解や課題などについて政府側から説明が行われ、今後の議論の進め方などが協議される見通しです。

そして、今後、月に2回程度会合を開き、当面、憲法や歴史、皇室制度などの知見を持つ専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為などの在り方、負担を軽減する方策として、憲法上定めのある「摂政」の設置や、国事行為の委任に関する考え方について、意見を聴く方針を確認する見通しです。
このほか、専門家からは、退位に関する考え方や、退位できるようにする場合、どの天皇にも適用できる制度とすべきか、それに退位後の天皇の身分や活動の在り方などについても意見を聴くものと見られます。

有識者会議では、課題や問題点について論点を整理し、その内容を国会や国民に示したうえで、世論の動向も見極めながら、来年春ころまでの提言の取りまとめに向けて検討を本格化させることにしています。
また、政府は会議で一定の方向性が出た段階で、衆参両院の議長のもとで、与野党の幹部を交えて意見を交わすことなども検討しています。
生前退位に向けての課題
天皇陛下の生前退位のためには、皇室典範を改正して「生前退位」を制度化することや、天皇陛下に限って特別に法律を制定することなどが考えられます。

「生前退位」を制度化する場合には、年齢や心身の状態に条件を設けるかや、天皇の意思表示が必要かなど、退位の「要件」をどう定めるかが大きな課題になります。また、天皇がどのようにして意思を表し、それをどう確認し、誰が退位を認めるのかなどの「手続き」についても、退位の強制を防ぐという観点から議論の対象になりそうです。

一方、特別に法律を制定する場合でも、退位後の天皇の位置づけなど多くの検討が必要になります。
歴史上、譲位した天皇には「太上天皇」の尊称が贈られ、「上皇」という通称で呼ばれてきましたが、新たに呼称を決めなければなりません。
新しい天皇との関係や、どのように公務に関わるのかも課題になります。
さらに、お住まいの場所や、生活のための予算、それに宮内庁の組織や体制などの検討も必要で、大がかりで精緻な仕組みづくりが求められます。

また、現在の皇室制度では、皇太子さまが天皇陛下に代わって即位されると、皇太子が不在となるため、秋篠宮さまをどのように位置づけるのかも検討の対象となってきそうです。

1059名無しさん:2016/10/23(日) 00:14:24
>>1058

有識者は
日本近現代史が専門の静岡福祉大学の小田部雄次教授はNHKの取材に対し、「古来、皇室では半分近くの天皇が生前に退位している例があり、近代になって減ってしまったという伝統がある。ご高齢になった時に退位してもいいような道を作ってさしあげるのが、現代社会の新しい伝統だ」と述べました。そのうえで小田部教授は、法整備の在り方について、「特別措置法が『早く陛下をお楽にするという意味で有効だ』ということには反対しない。ただ、特定の1例だけを許すような法律が法治国家としていいのか、弊害を残さないかは不安だ」と述べました。

最高裁判所の元判事で、過去に「皇室典範に関する有識者会議」の座長代理を務めた園部逸夫氏は「天皇の位をお譲りになるというお気持ちを尊重したほうがいい。天皇陛下のご意思になるべく早く沿うための制度を作るということが大事であり、この問題について論争ばかりしていては、かえってご意思に沿わないことになるのではないか」と述べています。そのうえで、「皇室典範の改正は今の天皇だけに限らずその次やその次の代までずっと規定することになり、対応する皇室典範を作るには相当の時間がかかる。特別措置法である特定の天皇について考えるほうが、先の先までいろいろ議論をする必要がないのでよいのではないか」と述べました。

皇室制度や憲法が専門の麗澤大学の八木秀次教授はNHKの取材に対し、「生前退位は、即、次の世代の即位の拒否につながるもので、制度として認めてしまうと、皇室や天皇制度の存立が危うくなる。今の天皇陛下に限って、一代限りの特別措置法を制定しようという見解もあると思うが、特別措置法とはいえ次の世代の前例になる」と述べました。そのうえで、八木教授は「皇室制度をどう維持・存続させるかの視点が必要だ。天皇の公務を整理して減らすなり、ほかの皇族方に肩代わりしていただくといった解決策もあるし、国事行為の臨時代行で十分に対応できると思う」と述べました。

日本近現代史が専門の日本大学の古川隆久教授はNHKの取材に対し、「絶対に反対というわけではないが、生前退位は戦後直後の天皇の責任をめぐる議論などいろいろな政治的な事情で望ましくないということになって、今の法令では想定されていない」と述べました。そのうえで、古川教授は「一般の皆さんが『かわいそうだから早く』という気持ちになるのはわかるが、冷静に考えた上で判断するのが望ましい。例えば、さまざまな公的な行為をほかの皇族の方々が代行されるという形にすれば、全然、法的な措置も必要ではないし、そういう形の対応も選択肢としては十分あり得るだろうと思う」と述べました。

竹下内閣から村山内閣まで7人の総理大臣の内閣で事務の官房副長官を務めた石原信雄氏はNHKの取材に対し、「明治憲法体制以降、生前退位が具体的な日程にのぼったことはなく、私が在職中は全く想定しなかった事態だ。ただ、天皇陛下のご年齢や健康を考えると、何年もかけて議論する問題ではなく、なるべく早く答えを出してほしい」と述べました。そのうえで、石原氏は「生前退位については、専門家の間でかなり意見の隔たりがあるが、事柄の性質上、国民の総意というか、おおかたの国民が納得するところでおさめなければならない。ほかの法案などのように国会で多数決で決める問題ではない」と述べました。

皇室典範の改正を検討した小泉内閣で内閣法制局長官を務めた阪田雅裕氏はNHKの取材に対し、「生前退位を可能にするということであれば、いちばんの課題は、どういう状況で退位するのかという要件の設定だ。一般的、客観的要件として生前退位を法律に書くとすれば、議論を集約するのに時間がかかる一方、特例法であれば、今上天皇の退位をどう考えるかということなので議論は相当集約される」と述べました。そのうえで、阪田氏は「どちらがいいかは私は分からないが、生前退位を一般化することがより適当なのか、あるいは、今上天皇に限ったほうがいいと考えるのか、有識者会議や国民の間で大いに議論されるべきだ」と述べました。

1060名無しさん:2016/10/23(日) 00:14:34
>>1059
お気持ち表明後の天皇陛下
天皇陛下は、お気持ちを表明したあとも、これまでと変わりなく公務に臨まれてきました。

1週間後の8月15日には、皇后さまとともに、全国戦没者追悼式に臨まれました。お気持ちの表明後、多くの人たちの前に姿を見せたのはこの時が初めてで、天皇陛下は戦後70年の去年に続き「深い反省」という言葉を盛り込んでお言葉を述べられました。

軽井沢などでの静養のあと、先月10日から3日間の日程で皇后さまと山形県を訪問し、「全国豊かな海づくり大会」の式典などに出席されました。
先月28日からは岩手県を5日間の日程で訪れ、東日本大震災で大きな被害を受けた大槌町の魚市場の復興状況を視察したり、仮設住宅などで暮らす被災者を励まされたりました。そして、震災のあと被災地で初めて開かれた国体・国民体育大会の開会式に出席されました。

先週には、国賓として来日したベルギーのフィリップ国王夫妻の歓迎行事に臨み、国王夫妻を茨城県に案内するなど、これまでと変わりなく公務に臨まれてきました。
宮内庁は
天皇陛下が表明されたお気持ちについて、宮内庁は「国民の理解が得られており、内閣官房に優先的に対応して頂きたい」として、検討が速やかに進むよう期待する考えを示しています。

宮内庁の風岡前長官は、お気持ち表明の直後に長官として記者会見に臨み、天皇陛下の発言について「憲法上の立場を踏まえ個人としての心情を述べられた」と説明しました。そして、「加齢による体力の衰えで務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと深く案じておられ、改めてご心労の大きさを痛感した」と話し、「お気持ちが広く国民に理解されることを願っている」と述べました。

その後、長官として最後に臨んだ先月の記者会見では、「天皇陛下が率直なお気持ちを述べられたことに対して、多くの国民の理解が得られている」として、「内閣官房に優先的に対応して頂き、できるだけ速やかに検討が進むことを願っている」と話しました。

また、後任の山本長官は「内閣官房と緊密に連携を取りながら、両陛下の活動の様子や皇室制度の運用の状況、歴史についてきっちり整理し、説明をしながら、しっかりと協力していきたい」と話しています。

1061名無しさん:2016/10/23(日) 00:16:17
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732861000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_114
天皇陛下の生前退位など検討 政府の有識者会議始まる
10月17日 17時59分
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が、先ほどから総理大臣官邸で始まりました。会議では、憲法や皇室制度などの専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為の在り方、負担を軽減する方策、それに退位に関する考え方など、8項目について意見を聴取する方針が確認される見通しです。
政府は天皇陛下がことし8月、「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を、17日午後6時前から総理大臣官邸で開いています。

初会合にはメンバーに起用された、経団連の今井敬名誉会長、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など、合わせて6人が出席し、まず座長の選任手続きなどが行われたものと見られます。
初会合では、このあと政府側から皇室制度や皇室典範の概要などについて説明が行われ、今後の議論の進め方などが協議される予定です。

そして、今後、月に2回程度会合を開き、当面、憲法や皇室制度などの専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為の在り方、負担を軽減する方策、それに退位に関する考え方、退位後の天皇の身分や活動の在り方など、8項目について意見を聴取する方針が確認される見通しです。

有識者会議では、課題や問題点について論点を整理し、その内容を国会や国民に示したうえで、世論の動向も見極めながら、来年春ごろまでの提言の取りまとめに向けて、検討を本格化させることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732951000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_109
6年前に生前退位の意向 元参与がやり取り明かす
10月17日 19時00分
皇室の重要事項についての相談役である「参与」を去年まで9年にわたって務めた、東京大学名誉教授の三谷太一郎氏がNHKのインタビューに応じ、天皇陛下が6年前の「参与会議」と呼ばれる会合の席で「生前退位」の意向を示された際のやり取りなどを明らかにしました。
三谷氏によりますと、6年前の平成22年7月、両陛下のお住まいの御所に、当時の宮内庁長官や侍従長、それに三谷氏ら3人の参与などが集まって開かれた「参与会議」の席で、天皇陛下が突然、「生前退位」の意向を明らかにされたということです。

76歳だった天皇陛下は、冒頭から真剣な表情で話を切り出し、「高齢になって天皇が十分に務めを果たせなくなった場合には、それに対する新しい制度が必要だ」と述べながら、はっきりとした口調で、80歳を迎えるころを目安に、天皇の位を退く考えを示されたといいます。

これについて三谷氏は「天皇陛下は『譲位』という言葉を使われた。中世とか近世の『上皇』を持ち出して、『天皇制の長い歴史において、異例のこととは思われない』とも述べられた。そうした意向を初めて直接伺って、大変驚がくしたというのが率直な印象でした」と振り返りました。

天皇陛下の強い意思の表明に、会議の場は緊張に包まれ、この日の議論は夜遅くまで続いたということです。
三谷氏は「天皇の位のまま、お務めは皇太子さまに委ねてはどうかというのが出席者の意見だったが、天皇陛下は『象徴であることと象徴の務めを果たすことは不可分だ』として譲られなかった」としたうえで、「いったん会議が終わりかけたあとも、すべての参加者が立ったまま議論を続けた」と会議の様子を語りました。

その後、「参与会議」は以前より頻繁に開かれるようになり、天皇陛下の「生前退位」が主な議題になりましたが、天皇陛下が考えを変えられることは無かったということです。
そして、天皇陛下が80歳を迎えるころになると、「平成30年までは頑張りたい」と口にされるようになったということで、三谷氏は「そこまでは象徴天皇像というものをより確かなものにしていくというお気持ちではなかったかと思います」と話しています。
参与とは
「参与」は天皇陛下の意向を受けて、外部から皇室の重要事項についてアドバイスをする「相談役」です。

宮内庁長官や侍従長の経験者のほか、元高級官僚や学識経験者などから選ばれます。常時、数人が名を連ね、宮内庁長官や侍従長などとともに両陛下のお住まいの御所で、1、2か月に1回程度開かれる「参与会議」と呼ばれる会合に出席しています。

両陛下と1つのテーブルを囲んで夕食をともにしたあと、天皇陛下からその日の議題が示され、時には数時間にわたって自由かったつな議論を交わすということです。

1062名無しさん:2016/10/23(日) 00:17:21
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732941000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_108
生前退位 有識者会議 首相「国民の意見踏まえ提言を」
10月17日 19時31分
生前退位 有識者会議 首相「国民の意見踏まえ提言を」
動画を再生する
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が総理大臣官邸で開かれ、安倍総理大臣は「国家の基本に関わる極めて重要な事柄であり、予断をもつことなく、国民のさまざまな意見を踏まえた提言を取りまとめてほしい」と述べました。
政府は、天皇陛下がことし8月「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を午後6時前から総理大臣官邸で開きました。

初会合には、安倍総理大臣、菅官房長官らのほか、メンバーに起用された経団連の今井敬名誉会長、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など合わせて6人が出席しました。

この中で安倍総理大臣は「今上陛下が現在82歳とご高齢であることも踏まえ、公務の負担軽減等を図るため、どのようなことができるのか、今後、さまざまな専門的な知見を有する方々のご意見もしっかり伺いながら、静かに議論を進めてまいりたい」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「これから議論してもらうのは国家の基本に関わる極めて重要な事柄であり、予断をもつことなく十分に審議し、国民のさまざまな意見を踏まえた提言を取りまとめてほしい」と述べました。

初会合では、政府側から、皇室制度や皇室典範の概要などについて説明が行われ、今後の議論の進め方などが協議されたものと見られます。
そして月に2回程度会合を開き、当面、憲法や皇室制度などの専門家から、天皇の国事行為や公的行為の在り方、負担を軽減する方策、それに、退位に関する考え方、退位後の天皇の身分や活動の在り方など8項目について意見を聴取する方針を確認したものと見られます。

有識者会議では、課題や問題点について論点を整理し、年明けにも、その内容を国会や国民に示したうえで、来年春ごろまでの提言の取りまとめに向けて検討を本格化させることにしています。
官房長官「予断なく議論を」
菅官房長官は午後の記者会見で、「天皇の公務負担軽減について、予断を持つことなく議論してほしい。提言の具体的なイメージを始まる前から持っているわけではなく、議論の一定の方向性が示されれば、それを踏まえて政府としては対応していきたい」と述べました。

また、菅官房長官は「はじめにスケジュールありきではなく、さまざまな専門家や皆さんのご意見をしっかり伺いながら、静かに議論を進めていきたい。ただ、国家の基本に関わる重要な問題であり、対応をいたずらに先延ばすべきものではないと思っている」と述べました。
民進 蓮舫代表「議論を注視したい」
民進党の蓮舫代表は東京都内で記者団に対し、「政府の会議で、どのような議論が行われるのか注視したい。私たちは党の検討委員会で、政府と対立や連携する形ではなく、静かに議論を進めていきたい。前提は置かず、憲法や特別措置法、それに皇室典範など、何が最も適切なのかも含めて検討していきたい」と述べました。
共産 小池書記局長「生前退位の検討行うべき」
共産党の小池書記局長は記者会見で、「高齢によって、象徴の務めを果たせなくなるという思いは、大変よく理解でき、政治の責任として、生前退位の検討を行うべきだ。一代かぎりの問題ではないので、皇室典範の改正の形で行うのが筋で、われわれとしては、そうした方向を求めたいと思っており、有識者会議の議論を見守っていきたい」と述べました。

1063名無しさん:2016/10/23(日) 00:17:56
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010733041000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_105
有識者会議 今井座長「国民の理解が不可欠」
10月17日 20時39分
座長に就任した経団連の今井敬名誉会長は記者会見で、「国家の基本に関わる極めて重要な作業であり、重責に身の引き締まる思いがある。極めて重要な使命を帯びたこの会議で有意義な議論ができるよう座長として最善を尽くしていく」と述べました。
そのうえで、今井氏は「憲法上、天皇の地位は、『国民の総意に基づく』とされていることを踏まえると、この問題の取りまとめには国民の理解が不可欠だ。国民の理解がより深まるよう、実施・運営に当たりたい」と述べました。

さらに、「天皇陛下のお言葉は大変率直で、涙が出るほど立派なお話だと思った。しかし、これは陛下みずからがおっしゃっているように個人の意見だ。陛下のご発言とは一応切り離して考えていく。つまり、陛下が政務に関わったということではない」と述べました。

一方、今井氏は、記者団が女性の皇位継承なども検討するのかと質問したのに対し、「そういう検討も大変必要だと思うが、今回、安倍総理大臣から諮問を受けた中には入っておらず、それは改めてということになるのではないか。とりあえず、現在の天皇の公務負担を軽減するということを検討する」と述べました。
御厨座長代理「相場観できたら着地点に」
座長代理に就任した東京大学の御厨貴名誉教授は記者会見で、「陛下がお気持ちを出されたことが、1つの事実としてあるが、われわれの検討はそこからいったん離れ、政府側として何ができるかということを改めて考える」と述べました。

そのうえで、御厨氏は今後の議論の進め方について、「いつごろまでに提言をという具体的な話はないが、基本的には、あまり遅くならず、しかし、あまり拙速にもならずということだ。全体的な相場観ができたところで、最終的な着地点に向かっていきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010733061000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_104
有識者会議 退位に関する考え方など8項目で意見聴取
10月17日 20時52分
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が開かれ、安倍総理大臣は「国家の基本に関わる極めて重要なことがらであり、予断をもつことなく、国民のさまざまな意見を踏まえた提言を取りまとめてほしい」と述べました。会議では、来月、憲法や皇室制度などの専門家15人程度から、天皇の負担を軽減する方策や退位に関する考え方など、8項目について意見を聴取する方針を確認しました。
政府は、天皇陛下がことし8月、生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を、17日、総理大臣官邸で開きました。初会合には、安倍総理大臣、菅官房長官らのほか、メンバーに起用された、経団連の今井敬名誉会長、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など合わせて6人が出席し、今井氏が座長に、御厨氏が座長代理に選ばれました。

会合で、安倍総理大臣は「今上陛下が現在82歳とご高齢であることも踏まえ、公務の負担軽減等を図るため、どのようなことができるのか、今後、さまざまな専門的な知見を有する方々のご意見もしっかりうかがいながら、静かに議論を進めてまいりたい」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「これから議論してもらうのは国家の基本に関わる極めて重要なことがらであり、予断をもつことなく十分に審議し、国民のさまざまな意見を踏まえた提言を取りまとめてほしい」と述べました。

このあと、それぞれのメンバーが発言し、「論点や課題を明確に国民に示すことが重要であり、国民と一緒に考える土俵作りをすべきだ」という意見や、「慎重さも旨とするが、スピード感を持って検討を進めるべきだ」といった指摘、それに、「国民の1人として専門家の意見を聞き、総体として国民の意思に沿った解決策を模索したい」という意見が出されました。

続いて、政府側から、皇室制度や皇室典範の概要などについて説明が行われ、今後の議論の進め方などが協議されました。そして、来月、3回にわけて憲法や皇室制度などの専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為の在り方、負担を軽減する方策、それに、退位に関する考え方、退位後の天皇の身分や活動の在り方など、8項目について意見を聴取する方針を確認しました。

有識者会議では、課題や問題点について論点を整理し、年明けにも、その内容を国会や国民に示したうえで、来年春ごろまでの提言の取りまとめに向けて検討を本格化させることにしています。

1064名無しさん:2016/10/23(日) 00:18:55
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733261000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_101
生前退位 有識者会議 来春の提言目指し検討本格化へ
10月18日 4時11分
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議は、17日、初会合を開き、憲法や皇室などの専門家から、天皇の退位や公務の在り方、それに負担軽減策など8項目について意見を聴取する方針を確認しました。会議では、年明けにも論点整理を行ったうえで来年春ごろの提言の取りまとめを目指して、検討を本格化させるものと見られます。
政府が新たに設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、17日、総理大臣官邸で初会合を開き、安倍総理大臣は、「これから議論してもらうのは国家の基本に関わる極めて重要なことがらであり、予断をもつことなく十分に審議し、国民のさまざまな意見を踏まえた提言を取りまとめてほしい」と述べました。

そして会議では、憲法や皇室などの専門家15人程度から、8項目について、意見を聴取することを確認しました。具体的には、日本国憲法における天皇の役割、天皇の国事行為や公的行為など公務の在り方、天皇がご高齢になった場合の負担軽減策、天皇が重い病気で国事行為にあたることができない場合などに代役を務める「摂政」の設置、それに国事行為の委任についての考え方です。さらに、天皇の退位、退位できるようにする場合、今後のどの天皇にも適用できる制度にすべきか、また、天皇が退位した場合のご身分やご活動の在り方について聞くことにしています。

一方、従来からの検討課題とされてきた女性・女系天皇については、聴取の項目には盛り込まれず、有識者会議では検討されないことになりました。

有識者会議は、次回、今月27日の会合で、意見を聞く専門家を選んだうえで、来月中に3回会合を開いて意見聴取を行うことや、会議や専門家の発言の内容を公表していくことを申し合わせました。

座長に就任した経団連の今井名誉会長らは記者会見し、初会合では、メンバーから「会議の役割として、論点や課題を明確に国民に示し、国民と一緒に考えていく土俵作りが非常に重要だ」などといった意見が出されたことを明らかにしました。

有識者会議では、政府が早ければ来年の通常国会で法整備を行うことを視野に入れていることから、専門家からの意見聴取を踏まえて年明けにも論点整理を行い、来年春ごろの提言の取りまとめを目指して、検討を本格化させるものと見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733501000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_095
官房長官 有識者会議は期限区切らず検討を
10月18日 11時24分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議が議論を始めたことに関連して、「はじめにスケジュールありきではない」と述べ、あらかじめ期限を区切らず検討を進める考えを重ねて強調しました。
天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議は17日初会合を開き、憲法や皇室などの専門家から、天皇の退位や公務の在り方、それに、負担軽減策など8項目について意見を聴取する方針を確認するなど、議論を始めました。

これに関連して、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、記者団が天皇陛下が生前退位の意向がにじんだお気持ちを表明された中で「2年後には平成30年を迎えます」などと述べられたことを踏まえ、「政府は平成30年の退位を想定しているのか」と質問したのに対し、「政府がそうしたことを考えていることは全くない」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「今回の問題は国の基本に関わる重要な問題であり、はじめにスケジュールありきではなく、さまざまな専門的な知見を有する方のご意見をしっかり聴きながら、まずは静かに議論を進めてもらいたい。一定の方向性が示されれば、それを踏まえて政府としてはしっかり対応していきたい」と述べ、あらかじめ期限を区切らず検討を進める考えを重ねて強調しました。

1065名無しさん:2016/10/23(日) 00:20:07
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733851000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_084
自民 憲法改正草案 国会に提案せず各党との合意図る
10月18日 15時43分
自民党は、憲法改正推進本部の会合を開き、憲法改正をめぐる国会論議にあたって、民進党が求めている、党の憲法改正草案の撤回には応じないものの、国会に提案せず、各党との合意形成を図っていく方針を確認しました。
自民党の憲法改正推進本部の会合では、新たに本部長に就任した保岡元法務大臣が、衆参両院の憲法審査会での論議にあたっての方針を示しました。
この中で保岡本部長は、民進党が「立憲主義を否定するものだ」などとして撤回を求めている、野党時代の平成24年にまとめた憲法改正草案について、党の「公式文書」に位置づけるものの、「内外から多くの意見も頂いており、考え方を整理する必要がある」と指摘しました。
そして会合では、国会論議にあたって民進党が求めている、党の改正草案の撤回には応じないものの、国会に提案せず、各党との議論を重ねて合意形成を図っていく方針を確認しました。
このあと、保岡氏は「改正草案全体を国会に出すことはないし、一部を切り取って出すことも全く考えてない。ぜひ各党に理解してもらい、静かな環境で、政局から離れて、国家の基本を議論し、一緒に頑張っていきたい」と述べました。

自民党の二階幹事長は記者会見で、党が野党時代の平成24年にまとめた憲法改正草案の取り扱いについて、「政権政党の自民党が、評価は別として、一応世に出したものなので、『あのころに書いたものだから、もう知らない』とか『しばらく時間がたったから、あれはもうなくなった』と言えるものではない。草案にこだわる必要はないが、十分参考にするとともに、そういうものを表に出した責任を感じながら審議していかなければならない」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161019/k10010734901000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_069
生前退位関連の法案 官房長官“来年の通常国会に提出も”
10月19日 12時05分
菅官房長官は衆議院内閣委員会で、天皇陛下の生前退位に関連し、有識者会議の論点整理を年明けにも国会に示し意見を聞いたうえで、来年の通常国会に必要な法案を提出したいという考えを示しました。
この中で菅官房長官は、天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議が議論を始めたことに関連し、「年明けにも有識者会議の論点整理で一定の方向性が出たら、国会の中で説明し意見を伺ったうえで法案として提出し成立を期す」と述べました。

そして菅官房長官は、法案の提出時期について「衆参両院の議長が中心になると思うが、立法府で方向性を議論し方向が決定すれば、私どもは法律として、できれば通常国会に出したいという思いを持っている」と述べ、来年の通常国会に必要な法案を提出したいという考えを示しました。

また菅官房長官は、従来からの検討課題である女性・女系天皇などに関しては有識者会議で検討されないことについて「意見が拡散してしまう。今上陛下の82歳というご高齢を考えたときに、公務負担軽減に絞って行う方が必要だと判断した」と述べました。

政権幹部が天皇陛下の生前退位に関連して、具体的な法案提出の時期などについて言及するのはこれが初めてです。
官房長官 法案は生前退位前提としたものではない
菅官房長官は午前の記者会見で、記者団から「有識者会議の方向性とは、どういうイメージか」と問われ、「課題や問題点を整理したものだ。8項目の点について有識者会議で聴取をお願いしているので、その課題、問題について有識者会議で方向性を出してもらえれば、やはり国会にも説明が必要だと思う」と述べました。
また記者団が「提出する法案は生前退位を可能とするためのものか」と質問したのに対し、菅官房長官は、生前退位を前提としたものではないという認識を示したうえで、「天皇は国民統合の象徴なので、国会に相談の機会を作る中で、法整備の必要があれば国会に提出するのが当然ではないか」と述べました。

1066名無しさん:2016/10/23(日) 00:21:23
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161020/k10010736651000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_048
衆院憲法審査会 議論の再開は来月以降の見通し
10月20日 16時57分
衆議院憲法審査会は、今後、議論するテーマをめぐる与野党の筆頭幹事の調整がつかず、20日予定されていた幹事懇談会の開催が見送られたことから、議論の再開は、来月以降にずれこむ見通しとなりました。
衆議院憲法審査会は、18日、与党側の筆頭幹事を務める自民党の中谷前防衛大臣と野党側の筆頭幹事を務める民進党の武正元外務副大臣が会談し、立憲主義の在り方などをテーマに、来週にも議論を再開させて、参考人質疑を行うことで合意していました。
しかし、その後、与党内でテーマの内容や設定のしかたをめぐって異論が出されたため、中谷氏が「ほかの党も加えて、テーマを設定し直したい」として、20日も武正氏と協議しましたが、不調に終わりました。
このため、20日予定されていた審査会の幹事懇談会の開催は見送られ、具体的な今後の日程などが決まらない状態が続いています。
これによって、衆議院憲法審査会での議論の再開は、来月以降にずれこむ見通しとなりました。

1067名無しさん:2016/10/23(日) 07:10:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733641000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_090
衆議院憲法審査会 来週にも議論再開で合意
10月18日 13時10分
衆議院憲法審査会の与野党の筆頭幹事が会談し、立憲主義の在り方など、憲法をめぐるさまざまな論点について議論を深める必要があるとして、来週にも審査会での議論を再開させることで合意しました。
衆参両院は、与党と憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めていますが、衆議院憲法審査会では安全保障関連法などの議論が行われた去年6月以降、審議は行われていません。
こうした中、18日午前、審査会の与党側の筆頭幹事を務める自民党の中谷前防衛大臣と、野党側の筆頭幹事を務める民進党の武正元外務副大臣が、国会内で会談しました。
その結果、立憲主義の在り方や、今の憲法が制定された経緯など、さまざまな論点について議論を深める必要があるとして、来週にも審査会での議論を再開させ、参考人質疑を行うことで合意しました。
このあと自民党の中谷氏は「少数会派にも時間を配分し、各党から意見をうかがい、熟議し、国民に見えるように、中身のしっかりとした議論をしていきたい」と述べました。
一方、民進党の武正氏は「民進党は現行憲法について足らざる点を議論するというスタンスだ。安倍総理大臣が民進党に『草案を出せ』と言うのは、行政府の長の矩(のり)を超えていると言わざるをえない」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161021/k10010739121000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_017
加藤一億総活躍相 女系天皇認めるべきではない
10月21日 18時32分
加藤一億総活躍担当大臣は東京都内で講演し、天皇陛下の生前退位などについて政府の有識者会議での検討が始まったことに関連し、今の皇室典範で認められていない女系天皇は、引き続き認めるべきではないという考えを示しました。
この中で加藤一億総活躍担当大臣は、天皇陛下の生前退位などについて、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」での議論が始まったことに関連し、「日本の歴史の中で女性の天皇というのはいたが、その子どもに皇位を継がせることはなかった」と述べました。
そのうえで加藤大臣は、「長い歴史の中で続いてきたものを大事にしていくことが重要だと思っているので、この問題について皇室典範を変える必要はない」と述べ、今の皇室典範で認められていない女系天皇は引き続き認めるべきではないという考えを示しました。
政府の有識者会議では、従来からの課題となっている女性・女系天皇については検討しないことになっています。

1068名無しさん:2016/10/23(日) 08:46:18
「生前退位」は「歴史の書物にない表現」 皇后さま、違和感表明 NHKの反応は…
楊井人文 | 日本報道検証機構代表・弁護士
2016年10月22日 7時8分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/20161022-00063507/

1069名無しさん:2016/10/23(日) 11:18:04
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20161018-00000024-ann-pol
自民、“復古調”改憲草案を棚上げ 審議進めるため
テレビ朝日系(ANN) 10月18日(火)11時49分配信
 憲法改正を巡って自民党に新たな動きです。自民党が野党時代にまとめた改憲草案について「天皇の元首化」や「国防軍の創設」「家族尊重の規定」など保守色が濃いため、野党側から撤回を要求され、国会審議に入れていません。このため、自民党はこの草案を議論のたたき台とはせずに棚上げにすることで国会審議の呼び水にしたい考えです。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 自民党の二階幹事長は、憲法改正草案について、野党の撤回要求には応じないながらも、棚上げにすることで何とか前に進めたい考えを強調しました。
 自民党・二階幹事長:「それ(改憲草案)にこだわる必要ないが、そういうものを表に出したことに対して、やっぱり責任を感じながら審議をしていかなければならない」
 野党時代に作成された改憲草案には若手議員を中心に半数の議員が関わっていないため、「復古調だ」などの異論が出ています。このため、推進本部では、改憲草案を2012年時点で作成された「歴史文書」と位置付けることで、棚上げにする案が浮上しています。一方、日本維新の会の幹部が、衆議院・憲法審査会に早期審議入りを申し入れました。ある自民党幹部は「重要な推進力だ」として連携に強い期待感を示しています。ただ、民進党などが求める「撤回」には応じるつもりはないため、まだ審議入りのめどは立っていません。
最終更新:10月18日(火)11時49分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-00000525-san-pol
自民・二階俊博幹事長、憲法改正草案は「表に出した責任感じて審議を」
産経新聞 10月18日(火)12時2分配信

 自民党の二階俊博幹事長は18日の記者会見で、同党が平成24年にまとめた憲法改正草案の取り扱いについて「党側は(草案を)表に出したことに対して責任を感じながら審議しなければならない」と述べた。

 二階氏は「政治は連続性がある」と強調。民進党幹部らが草案の撤回を求めていることを念頭に「評価は別」と前起きしながらも、「こだわる必要はないが、十分参考に(すべきだ)」との考えを示した。

1070名無しさん:2016/10/23(日) 11:18:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-00000501-san-pol
生前退位 自民・二階俊博幹事長、有識者会議を「静かに見守る」 民進・野田佳彦幹事長「政府に誘導されず議論を」
産経新聞 10月18日(火)8時0分配信

 天皇陛下の「生前退位」をめぐる政府の有識者会議が始まった17日、与野党幹部からは、来年にも予想される法改正も見据え、さまざまな声があがった。

 自民党・二階俊博幹事長「有識者会議というのは、有識者にお任せしているわけだから、有識者会議が議論して、ある一定の方向、お考えがまとまれば公表されるだろう。われわれはそれについて若干の意見を申し述べるとはいえ、有識者のご議論に対し、今は静かに見守るということが良いのではないかと思っている」

 民進党・野田佳彦幹事長「有識者会議の論点整理では、国民の総意に基づく象徴天皇のあり方を議論する。曇りのない目で国民がどこに関心を持っているかを踏まえ、政府に誘導されず、しっかり議論してもらいたい。党の皇位検討委員会も、それをにらみながら集約に向けて静かに議論を進めたい。(法改正まで)どういう運びにするか、政府には細心の注意を払ってほしい」

 日本維新の会・馬場伸幸幹事長「天皇陛下は、国民の象徴でありたいという思いを強く持っておられる。その陛下が異例の形でお気持ちを表明された。われわれ立法府の人間は、お気持ちを真摯(しんし)に受け止めなければならない。一日でも早く、特例法でいいので生前退位ができるように制度設計を行うべきだ。特別委員会を設置して議論するような話ではない。政争の具にしてはいけない」

 共産党・小池晃書記局長「中身にはコメントしないが、天皇陛下が高齢によって象徴としての務めを果たせなくなるという思いは大変よく理解できる。政治の側の責任として、生前退位の検討を行うべきだと申し上げてきた。ただ、一代限りの問題ではないので、皇室典範の改正という形で行うのが筋。(党として)そういう方向で臨みたい。有識者会議の議論を見守っていきたい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00000105-mai-pol
<生前退位>野党「皇室典範改正も視野に」 自公は静観
毎日新聞 10月17日(月)23時43分配信

 「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」での議論が始まった天皇陛下の生前退位を巡り、与野党には温度差がある。政府は現在の陛下に限った特別立法を軸に検討中で、与党は有識者会議の議論を見守る姿勢に徹する。一方、民進、共産両党など野党の多くは、皇室典範改正も含め幅広い議論を求める立場だ。

 民進党の野田佳彦幹事長は17日の記者会見で「一代限りの特例法に限らず、皇室典範改正も視野に議論した方がいい。(有識者会議は)政府に誘導されずにしっかり議論していただきたい」と指摘した。国会への法案提出は、政府が各党や国会の意見を聞いた上での提出が想定されるが、野田氏は「国会が(政府の)下請け機関になってもいけない。三権分立にかかる問題で、政府は細心の注意を払ってほしい」と注文を付けた。民進党は今後、党内の皇位検討委員会(委員長・長浜博行元官房副長官)で議論を進める。

 共産党の小池晃書記局長も会見で「一代限りの問題ではない。皇室典範改正が筋だ」と述べ、生前退位については「高齢によって象徴としての務めを果たせなくなる、という思いは大変よく理解できる」と理解を示した。

 これに対し、自民党の二階俊博幹事長は会見で「議論を静かに見守る」と述べるにとどめ、率先して党内議論には入らない構えで、公明党も同様だ。与党幹部は「政治家が意見を声高に言い過ぎると『政治利用』と指摘される。無駄口はたたかない方がいい」と漏らした。【朝日弘行、水脇友輔】

最終更新:10月17日(月)23時43分

1071名無しさん:2016/10/23(日) 11:19:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00000079-reut-asia
アングル:悠仁親王は最後の天皇か、急がれる皇位継承改革
ロイター 10月17日(月)17時31分配信

[東京 14日 ロイター] - 2006年に日本の皇族で41年ぶりの親王となる秋篠宮悠仁(ひさひと)さまが誕生されたとき、日本政府は女性、女系皇族の皇位継承を認める皇室典範改正案の提出を喜んで取りやめた。

だがそれから10年たった今でも、改革が行われていない皇位継承問題において、幼い悠仁親王は「最後の望み」であり続けている。

2カ月前に82歳の明仁天皇が象徴としてのお務めについてお気持ちを表明し、生前退位を望む意向を示唆されてから、皇位継承問題に再び注目が集まっている。天皇陛下にとって唯一の男子の孫となる悠仁親王を含め、皇位継承資格のある皇族は5人しかいない。

ほか4人は悠仁親王より年上で、天皇陛下の叔父にあたる100歳の三笠宮崇仁親王、弟である80歳の常陸宮正仁親王、そして2人の息子、皇太子徳仁親王と秋篠宮文仁親王である。皇太子妃雅子さまと文仁親王妃紀子さまの年齢は共に50代になっている。

天皇陛下は8月、異例のビデオメッセージで「次第に進む身体の衰えを考慮するとき、これまでのように、全身全霊で象徴の務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じている」と話された。ご発言は退位の意向を示されたものと解釈されたが、生前退位は現代の日本では前例がなく、現行法では実現不可能となっている。

皇位継承は天皇陛下のお心をずっと悩ませてきた問題だと、日本のメディアや皇室専門家は指摘する。

天皇陛下は皇室が消滅してしまうのではないかという危機感を大いに抱いていると、長年の皇室ウォッチャーでもある日本のあるベテラン記者は匿名で語った。

急速に高齢化が進み、2060年までに人口が約3割減ることが予想される国において、皇室の衰退はより大きな傾向の象徴でもある。日本の同族経営企業にとっても、後継者育成は深刻な問題となっている。

天皇陛下の生前退位などを検討する有識者会議の初会合が開かれるが、日本の国内メディアや専門家によると、皇太子に皇位を譲り生前退位を可能とする陛下一代限りの特別立法を検討する方向に政府は傾いているようだという。

皇室典範の専門家である慶應義塾大学法学部の笠原英彦教授は、有識者会議では、男系男子に限られている継承についての問題は議論されないとみている。保守派は、2600年に及ぶ天皇制の伝統において、男系男子による継承は要だと考えている。政府のスタンスは、世論を二分する女性、女系による皇位継承のような問題に取り組むのを避けることだと、同教授は指摘する。

各世論調査では、大半の日本人が女性天皇あるいは女系天皇を支持しているものの、保守層は安倍首相の政治的支持基盤の中核である。

日本の皇位継承は歴史的に、側室と宮家によって保たれてきた。

ごくまれに男性の継承者が見つかるまで女性皇族が天皇の座に就くことは過去にあったが、そうした場合は未亡人か未婚者で、子どもに皇位が受け継がれることはなかった。

しかし時代は変化し、1912年に崩御された明治天皇が側室をもった最後の天皇となり、また、日本の第2次世界大戦敗戦後に連合軍によって宮家も皇籍を剥奪された。

1947年に制定された現在の皇室典範は、皇位継承を皇統に属する男系男子に限っている。

1072名無しさん:2016/10/23(日) 11:19:50
>>1071

<大手術>

皇太子夫妻と秋篠宮夫妻に男子誕生の望みがなくなりつつあった2005年、当時の小泉純一郎首相は男子継承の伝統に挑む準備を始めた。

有識者会議は、天皇および女性天皇の第一子は性別にかかわらず、皇位を継承すべきとし、小泉首相は皇室典範の改正案を提出すると約束した。

秋篠宮夫妻に悠仁親王が誕生したことで改正案が提出されることはなかったが、それはただ問題を先送りにしたにすぎなかった。

天皇陛下の孫は悠仁親王のほか、同親王の20代の2人の姉、眞子内親王と佳子内親王、そして皇太子の一人娘で今年15歳になる愛子内親王がいるが、現行法では女性は結婚を機に民間人となるので、悠仁親王は最後の皇位継承者というだけでなく、唯一の皇室メンバーとなる可能性がある。

ある時点で大手術が必要となると語るのは、関東学院大学の君塚直隆教授。バンドエイドでの応急処置では対応できないところまで来ているとの見方を示した。

保守派は、解決策として宮家の皇籍復帰を支持している。

日本大学法学部の百地章教授は、男系男子のみの継承について、先祖によって受け継がれてきた伝統はとても重要だと考えていると述べた。

だが女性の社会参画を促進するための政策を打ち出している安倍首相は、宮家の皇籍復帰を強く主張できない可能性がある。自民党の二階俊博幹事長は8月、「時代の流れとともに、女性尊重の時代に天皇陛下だけはそうではないというのはおかしい」と語っている。

民主党の野田佳彦幹事長(前首相)も今月に入り、朝日新聞とのインタビューで、「皇族が減少していくことも、ご心労の一つだと思う」と指摘。「典範改正も視野に入れた議論もあってしかるべきだ」と述べ、政府が検討する特例法ではなく、皇室典範改正案をまとめる考えを示した。

「安倍首相はリアリストだ」と、前述のベテラン記者は指摘する。「何も手を打たなければ皇室が絶えてしまうのは明らかなので、首相が何もしないというのは考えられない」と語った。

(Linda Sieg記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

1073とはずがたり:2016/10/27(木) 12:46:28
三笠宮さま逝去=100歳、昭和天皇末弟―歴史学者として活躍
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-161027X609.html
11:54時事通信

 昭和天皇の末弟、天皇陛下の叔父で、古代オリエント史の研究者としても知られる三笠宮崇仁(みかさのみや・たかひと)さまが27日午前8時34分、心不全のため、入院先の聖路加国際病院(東京都中央区)で亡くなられた。100歳だった。皇位継承順位は第5位で、明治以降の皇族では最高齢。本葬に当たる「斂葬(れんそう)の儀」は文京区の豊島岡墓地で営まれる。宮内庁は日取りなどの検討を始めた。

 三笠宮さまは急性肺炎と診断され、5月16日から聖路加国際病院に入院していた。逝去を受けて、宮内庁では名川弘一皇室医務主管、加地隆治宮務主管が記者会見した。

 名川氏らによると、入院後1カ月ほどで急性肺炎の症状はおさまり、6月以降は低下した心臓機能の治療が中心となっていた。8月に一時容体が悪化したが、その後回復。27日午前7時40分ごろまで体調は安定していたが、徐々に心臓の拍動が遅くなり、同8時ごろ心停止に陥った。同病院に検査入院中だった同妃百合子さまが最期をみとったという。

 1915年12月2日、大正天皇の四男として誕生。称号は澄宮(すみのみや)。学習院初等科、同中等科を経て陸軍士官学校、陸軍大学校を卒業。成年を迎えた35年に三笠宮家を創立し、41年10月に子爵・故高木正得氏の次女百合子さまと結婚。太平洋戦争中の43年1月から1年間、支那派遣軍総司令部参謀として中国・南京に赴任し、終戦時は陸軍少佐だった。

 戦後、東大文学部の研究生となり、古代オリエント史研究者の道を歩んだ。日本オリエント学会の初代会長を務め、東京女子大や青山学院大の講師、東京芸術大の客員教授などとして教壇に立ち、テレビやラジオなどにも出演。歴史学者の立場から、連合国軍総司令部(GHQ)の意向で廃止された紀元節復活の動きに反対したほか、戦争末期の44年に陸軍を批判した文書が後に見つかり、反響を呼んだ。

 中近東文化センター名誉総裁、日本・トルコ協会名誉総裁などを務め、国際親善をはじめ、さまざまな分野に貢献。ダンスにも親しみ、普及に尽力した。著書は「帝王と墓と民衆」「古代オリエント史と私」「わが歴史研究の七十年」など多数。

1074とはずがたり:2016/10/27(木) 12:48:38
オリエント史研究に情熱=戦争、皇室批判も―激動の一世紀歩む・三笠宮さま
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-161027X615.html
09:46時事通信

 亡くなられた三笠宮さまは終戦まで軍人生活を送り、戦後は古代オリエント史研究に情熱を傾け、「オリエントの宮さま」と呼ばれた。戦時中の体験から戦争批判を繰り広げ、歴史学者の立場から紀元節復活に反対。時に大胆な発言が波紋を呼んだが、暗い時代に戻るまいとの強い決意の表れでもあった。

 ◇聖戦の裏側で

 第1次世界大戦中の1915年12月生まれ。幼少時に童謡を作詞し、「童謡の宮さま」と呼ばれた。陸軍大学校を卒業した41年12月、太平洋戦争が始まった。意気盛んな青年将校だった三笠宮さまに、戦争に対する決定的な疑問を抱かせたのは、支那派遣軍総司令部参謀として赴いた戦地の中国・南京で見聞きした日本軍の残虐行為だった。

 44年1月、三笠宮さまが陸軍を批判した文書は50年後の94年7月に見つかった。自身の「お印(しるし)」にちなんだ秘匿名「若杉参謀」の名で書かれ、「支那事変に対する日本人としての内省」と題し、「現在日本人、特に軍人に欠如しているものは『内省』と『謙譲』」と述べ、軍部に猛省を迫った。

 日本軍の残虐行為をテーマにした映画を日本に持ち帰り、昭和天皇に見せたこともあった。「聖戦という大義名分が、事実とはおよそ懸け離れたものであった」「聖戦に対する信念を完全に喪失した私としては、求めるものはただ和平のみとなった」。著書に付した「わが思い出の記」で当時の苦悩を吐露している。

 終戦の年の45年5月、宮邸は空襲で全焼。妻の百合子さま、1歳だった長女の近衛※子さん(※ウカンムリの下に心その下に用)と共に、コンクリート製の防空室で生活した。終戦直前には、後ろ盾を期待する抗戦派陸軍幹部からの働き掛けを断固として拒み、陸軍に反省を促したとされる。

 ◇「菊のカーテン」

 戦後、東大文学部の研究生となり、古代オリエント史研究者の道を歩み、「学者皇族」として活躍。テレビやラジオ、雑誌などにもたびたび登場した。憲法9条について「戦争放棄は大変いいと思いました」と述べ、紀元節復活の動きには「歴史学的、考古学的な裏付けがない」と反対。時に踏み込んだ見解を示し、保守派勢力から「赤い宮さま」とやゆされたこともあった。

 太平洋戦争以前の皇室制度を「格子なき牢獄(ろうごく)」と著書で表現。皇室の閉鎖性を、東西冷戦時代の「鉄のカーテン」になぞらえ、「菊のカーテン」と表現した。「皇室を尊厳の対象にしようとすると、また昔の状態に向かう恐れがあるのではないでしょうか」と雑誌の対談で述べたこともあった。

 研究では、宮内庁書陵部内に三笠宮研究室を開設する一方、東京女子大などの教壇に立った。同大の食堂で学生と語らい、いつも注文する1杯20円のきつねうどんは「宮さまうどん」と呼ばれた。

 ◇内助の功に感謝

 2008年に「わが歴史研究の七十年」を「総括の意味」で出版。「古代史はこれからつくられるのです」と、若い研究者への思いを記し、研究への情熱は晩年も衰えなかった。

 「顧みれば、70年間、陰になり日なたになり私を助けてくれたのは、何といっても妻百合子であった」「今静かに過去の70年を振り返ってみるとき、百合子に対して感謝の言葉も見付からないほどである」(11年10月、結婚70年の所感)

 「世界中の人々の幸せを願い、70年以上にもわたり私を支えてくれている妻百合子に感謝しつつ、楽しく穏やかな日々を過ごしていきたい」(15年12月、100歳の所感)

 晩年、高円宮さま、寛仁さま、桂宮さまと最愛のお子さま3人に先立たれ、96歳での心臓手術など、苦難の連続だった三笠宮さま。人生の節目には、長年連れ添った妻百合子さまに、感謝の言葉をつづっていた。

1075とはずがたり:2016/10/27(木) 22:43:24
会見中止に関して何か勘ぐるのはゲスか?

フィリピン大統領の陛下会見予定通り=菅長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000058-jij-pol
時事通信 10/27(木) 10:51配信

 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、午後に予定されているドゥテルテ・フィリピン大統領の天皇陛下との会見に関し「現時点において、予定が変更されたということは承知はしていない」と述べた。

 三笠宮さまの逝去に関連して答えた。 

最終更新:10/27(木) 10:51

秋の園遊会取りやめ=両陛下ら服喪-三笠宮さま逝去
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700442&g=soc

 宮内庁は27日、三笠宮さまの逝去を受け、11月1日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれる予定だった天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会を取りやめると発表した。両陛下と皇族方はいずれも27日から喪に服されるという。同日午後予定されていた天皇陛下とフィリピンのドゥテルテ大統領との会見は中止になった。
〔写真特集〕三笠宮崇仁さま

 同庁によると、服喪の期間は両陛下と皇太子ご一家、秋篠宮ご一家、常陸宮ご夫妻が7日間、三笠宮妃百合子さまが90日間、寛仁親王妃信子さまと三笠宮家の彬子さま、瑶子さま、高円宮妃久子さま、長女承子さま、三女絢子さまがそれぞれ30日間。
 秋の園遊会には、各界の功績者や自治体関係者ら約2200人が招かれていた。招待者にはレスリング女子で五輪4連覇を達成し、国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手をはじめとするリオデジャネイロ五輪の金メダリストや、俳優の北大路欣也さんらが含まれていた。(2016/10/27-13:45)

天皇陛下、比大統領にメッセージ=三笠宮さま逝去で会見中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000129-jij-soci
時事通信 10/27(木) 18:28配信

 天皇陛下は27日午後、予定されていたフィリピンのドゥテルテ大統領との会見が三笠宮さま逝去のため中止になったことを受け、宮内庁の秋元義孝式部官長を通じて、大統領に「お会いすることがかなわず残念に思います」などとするメッセージを伝えられた。

 陛下は27日午後5時から、皇居・御所で大統領と会見する予定だった。秋元式部官長によると、メッセージは英文で、「大統領の日本での滞在が実り多いものであったことを希望します」などとする内容。今年1月に皇后さまとフィリピンを訪問した際の対応への感謝にも触れられていた。

 式部官長が午後4時ごろ、滞在先のホテルで直接メッセージを伝えると、大統領は真摯(しんし)な態度で聞き入り、「陛下の深い悲しみを共有するとともに、心から哀悼の意を表します。いつか陛下とお会いする機会があると確信しています」と応じたという。

1076とはずがたり:2016/10/27(木) 22:44:42

生前退位容認の意見=皇室典範制定時に―三笠宮さま
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000049-jij-soci
時事通信 10/27(木) 9:52配信

 今年に入り表面化した天皇陛下の「生前退位」をめぐる問題。

 三笠宮さまは70年前の皇室典範制定時に、皇族の立場から天皇の生前退位を容認する意見を発表されていた(表記は原文通り)。

 1946年11月、政府は皇室典範改正案を衆議院に提出。三笠宮さまの意見は同12月に新聞に掲載され、「(政府の)説明をきいて釈然とした点もあるが、それでもなお、ふにおちない点もある」として、譲位の問題や皇族の婚姻の自由などについて持論を展開した。

 三笠宮さまは明治期制定の旧典範と同様、天皇の生前退位を認めない点について「自由意志による譲位を認めていない、つまり天皇は死なれなければその地位を去ることができないわけだが、たとえ百年に一度ぐらいとしても真にやむをえない事情が起きることを予想すれば必要最小限の基本的人権としての譲位を考えた方がよいと思っている」と異議を唱えた。

 2003年には、日本国憲法が公布された46年11月3日付で三笠宮さまがまとめた私案「新憲法と皇室典範改正法案要綱(案)」の存在が明らかになった。その中で三笠宮さまは「『死』以外に譲位の道を開かないことは新憲法第十八條の『何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない』といふ精神に反しはしないか?」と疑問を呈した。

 しかし、三笠宮さまの意見は反映されず、衆議院と貴族院は46年12月、皇室典範改正案を原案通り可決。皇室典範は47年1月に公布、5月に施行された。

1077名無しさん:2016/10/30(日) 07:40:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161026/k10010744811000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_062
首相 憲法改正発議へ冷静な議論を期待
10月26日 12時59分
安倍総理大臣は、総理大臣官邸で、自民党の憲法改正推進本部の本部長を務める保岡元法務大臣と会談し、憲法改正の発議に向けて、国会の憲法審査会で政局に左右されずに冷静な議論が進むことに期待を示しました。
この中で、自民党の憲法改正推進本部の保岡本部長は、先週開いた推進本部の会合で、憲法改正をめぐる国会論議にあたっては、党の憲法改正草案を撤回しないものの、国会には提案せず、各党との合意形成を図る方針を確認したことなどを報告しました。

これに対し、安倍総理大臣は「憲法は国家の基本であり、衆参両院の憲法審査会では政局から離れて自由闊達(かったつ)に議論し、憲法改正の発議案を国民にわかりやすい形でまとめていってもらうことを期待したい」と述べ、憲法改正の発議に向けて、国会の憲法審査会で、政局に左右されずに冷静な議論が進むことに期待を示しました。

また、保岡氏によりますと、安倍総理大臣は「自分は政局の渦中にいるので党に任せるが、政局から離れた環境作りを大事にして、国民に憲法改正を理解してもらえるように進めてもらいたい」と述べたということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161026/k10010745541000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_050
民進 生前退位めぐり党内議論を開始
10月26日 21時16分
民進党は、天皇陛下の生前退位などについて検討する委員会の初会合を開き、政府の有識者会議の議論も見極めながら、皇室典範の改正も視野に、恒久的な退位制度や女性宮家の創設なども含めて幅広く検討していく方針を確認しました。
検討委員会の初会合には、野田幹事長や委員長を務める長浜元環境大臣らが出席しました。
会合では、政府の有識者会議が天皇の退位や公務の在り方、それに負担軽減策など、8項目について、専門家から意見を聴取し、年明けにも論点整理を行うとしていることを踏まえ、今後の議論の進め方を協議しました。そして、政府の有識者会議の議論も見極めながら、皇室典範の改正も視野に、恒久的な退位制度や女性宮家の創設なども含めて幅広く検討していく方針を確認しました。

このあと、検討委員会の事務局長を務める馬淵選挙対策委員長は記者団に対し、「陛下のお言葉をしっかり受け止め、政府の有識者会議の議論もにらみながらも、それにとらわれることなく、民進党としての論点整理を行いたい」と述べました。

1078名無しさん:2016/10/30(日) 07:41:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746101000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_045
内閣総理大臣謹話「国民とともに慎んで哀悼の意」
10月27日 10時57分
安倍総理大臣は、昭和天皇の弟で天皇陛下の叔父の三笠宮さまが亡くなられたことを受けて、「国民とともに慎んで心から哀悼の意を表します」などとした、内閣総理大臣謹話を発表しました。
この中で、安倍総理大臣は「三笠宮殿下のご訃報に接し、悲しみの念に堪えません。三笠宮殿下は、昭和時代からの長きにわたり、兄君の昭和天皇および今上陛下を助けられ、国の平和と国民の福祉のために貢献してこられました」としています。そのうえで、「殿下は、お年を召されてからは、静かな日々をお健やかにお過ごしになり、昨年には百寿をお迎えになりました。国民は、殿下の一層のご長寿を願っていたところ、思いもむなしく薨去(こうきょ)されましたことは誠に哀惜に堪えません。皇室を始め、ご近親の方々の深いお悲しみを拝察申し上げ、ここに国民とともに慎んで心から哀悼の意を表します」としています。
菅官房長官 皇室減少は政府部内で検討
菅官房長官は、哀悼の意を示すため喪服姿で午前の記者会見に臨み、会見場には弔旗が掲げられました。

そして菅官房長官は、安倍総理大臣の謹話を読み上げたあと、記者団が「皇位継承資格者が4人になったことをどう受け止めるか」と質問したのに対し「皇室の減少に、今後どのように対応するかは、内閣官房皇室典範改正準備室でこれまでの議論の経緯を十分検証するなど政府部内で検討を行っている」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は、天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議について、「今上陛下が82歳とご高齢でもあることも踏まえ、天皇陛下の公務負担軽減等に絞って議論をいただく」と述べました。
さらに、菅官房長官は、記者団が「皇室の減少への対応は有識者会議の検討項目に加える考えはないか」と質問したのに対し、「ないということだ」と述べました。
大島 衆院議長「痛惜の限り」
大島衆議院議長は「古代オリエント史研究の第一人者として、学術の分野で大きな足跡を残された。また、ご自身の戦争体験から、平和な文化国家を築くことにお心を砕かれ、レクリエーションや、スポーツの発展に力を注いでこられた。私たちは、戦前戦後の苦難の時代を国民とともに歩まれたご意志を受け継いで、歴史の教訓を学び、平和を希求する努力を続けていかなければならない。訃報に接し深い悲しみにつつまれており、薨去は、まことに痛惜の限りだ」という謹話を発表しました。
伊達 参院議長「哀悼の至りに堪えない」
伊達参議院議長は「殿下が薨去されたことを承り、誠に哀悼の至りに堪えない。大正、昭和から平成に至る時代の移り変わりを、皇族のお立場から見つめられ、国民も、殿下のお人柄に親しみを持ちながら、深い敬慕の念を抱いてきた。この訃音に接し言い様のない深い悲しみを覚えている。殿下の御霊の安らけく静まることを、心より祈念する」という謹話を発表しました。
自民 二階幹事長「温かいまなざし印象的」
自民党の二階幹事長は、党本部で記者団に対し「国民とできるだけ近い距離で接せられ、皇室としての責任を大いに果たしていただいたと思う。国民のすべてを包み込むような温かいまなざしでご活躍いただいていたことは非常に印象的であり、大変残念だ。謹んで、心から哀悼の意を表したい」と述べました。
民進 蓮舫代表「心から深い悲しみ」
民進党の蓮舫代表は、記者会見で「ご訃報に接し、心から深い悲しみを覚えている。殿下は、スポーツやレクリエーションなど幅広い分野で国民と親しく接してこられたほか、古代オリエント史の研究家として、そのご見識によって中近東文化センターを設立されるなど、国際親善の分野でも大変なご活躍をされていた。殿下薨去の悲しみは国民にも広がっている。心から哀悼の意を表したい」と述べました。
公明 山口代表「心からご冥福お祈り」
公明党の山口代表は、党本部で記者団に対し「太平洋戦争を経験され、戦後、深く平和への思いをいたし、歴史研究に造詣を深め、国際親善に幅広く活躍された。大学で教べんをとり、ざっくばらんに学生に接するなど、お人柄が大変親しみを感じられるものとして国民に敬愛されてきた。心からご冥福をお祈り申し上げたい」と述べました。
最高裁長官「謹んで哀悼の意」
最高裁判所の寺田逸郎長官は「謹んで哀悼の意を表します。三笠宮殿下は1世紀にわたる長い激動の時代にあって常に皇室の支えで、国民生活にもさまざまな形でよりそってこられました。皇族としての尊いお姿を示され、国民が深い敬愛の念を抱いていた殿下のご薨去(こうきょ)には痛惜の思いを禁じえません。殿下の御霊(みたま)の安らかならんことを心からお祈りするところです」などとする謹話を発表しました。

1079名無しさん:2016/10/30(日) 07:42:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746571000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_037
官房長官 皇室減少への対応 先延ばししない
10月27日 17時34分
菅官房長官は午後の記者会見で、天皇陛下の叔父の三笠宮さまが亡くなられたことに関連し、皇室の減少への対応はいたずらに先延ばしすべきではないとする一方、「それ以上のことを今の段階で申し上げることは控えたい」と述べました。
この中で、菅官房長官は、天皇陛下の叔父の三笠宮さまが亡くなられたことに関連して、記者団が皇室の減少への対応を質問したのに対し、重要性は認識しているとしたうえで、「検討はいたずらに先延ばしすべきではないと思うが、それ以上のことを今の段階で申し上げることは控えたい」と述べました。

また、菅官房長官は、天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議で、皇室の減少が検討項目に含まれていないことについて、「会議では天皇陛下の公務の負担軽減等に絞って議論してもらう。皇室制度にはさまざま議論があり、一緒にやってしまうと負担軽減の方向性を出すのに時間がかかりすぎる」と述べました。これに関連し、菅官房長官は午前の会見で、皇室の減少への対応は、内閣官房皇室典範改正準備室でこれまでの議論の経緯を検証するなど、政府部内で検討を進めていると説明しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746541000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_036
衆院憲法審査会 来月10日再開で各党合意
10月27日 17時40分
衆議院の憲法審査会の幹事懇談会が開かれ、去年6月以降行われていない審議を、来月10日に再開させ「憲法制定の経緯」などをテーマに議論することで、各党が合意しました。
衆参両院は、与党と憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めていますが、衆議院憲法審査会では、安全保障関連法などの議論が行われた、去年6月以降、審議は行われていません。

こうした中で、27日午後、衆議院憲法審査会は、幹事懇談会を開き今後の審議日程などを協議しました。この中で、自民党と民進党の与野党の筆頭幹事が、来月10日には「憲法制定の経緯」などを、17日には「立憲主義などのあり方」を、それぞれテーマにして各党の意見表明と自由討議を行うことを提案しました。

これに対し、公明党は「立憲主義というテーマではすでに議論している」として、テーマを検討し直すよう求めたほか、日本維新の会は「憲法改正に向けて、各党が具体的な案を持ち寄って、議論すべきだ」と述べました。
一方、共産党は「国民が改憲を求めていない以上、今、審査会を開く必要はない」と述べましたが、最終的には、提案どおり審議を行うことで、各党が合意しました。
また、幹事懇談会では、憲法審査会に委員を出していない自由党については、要望があれば、自由討議への参加を認めることでも合意しました。

1080名無しさん:2016/10/30(日) 07:43:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161028/k10010748181000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_012
公明が憲法調査会 現行憲法を積極的に評価の認識
10月28日 20時10分
公明党は、およそ1年5か月ぶりに憲法調査会を開き、現行憲法について、日本の民主主義や経済発展の土台になったもので、いわゆる「押しつけ憲法」とは言えず、積極的に評価すべきだという認識で一致しました。
衆参両院で与党と憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占める中、衆議院の憲法審査会が来月10日から議論を再開させることにしていて、公明党はこれに合わせて28日、およそ1年5か月ぶりに憲法調査会を開きました。

会合では、現行憲法の制定過程などについて衆議院法制局から説明を受けたあと議論を行い、出席者からは「憲法は日本の国民に広く認められており、いわゆる『押しつけ憲法』ではない」などの指摘が出されました。

そして会合では、現行憲法は日本の民主主義や経済発展の土台になったものであり、GHQ=連合国軍総司令部による「押しつけ憲法」とは言えず、積極的に評価すべきだという認識で一致しました。

憲法改正をめぐって公明党は、憲法に新たな理念などを加える「加憲」という考え方を掲げていて、今後、月に1回から2回のペースで会合を開いて、期限を設けずに議論を進めることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161029/k10010748721000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_007
参議院も憲法審査会の審議を再開へ
10月29日 4時31分
衆議院の憲法審査会が、来月から審議を始めることを決めたのに続き、参議院の憲法審査会も、ことし2月以降行われていなかった審議を、来月16日から再開させる見通しとなりました。
衆議院憲法審査会は27日に幹事懇談会を開き、去年6月以降行われていない審議を来月10日に再開させ、「憲法制定の経緯」などをテーマに議論することで、各党が合意しました。

これを受けて、参議院憲法審査会の自民党と民進党の与野党の筆頭幹事が対応を協議した結果、参議院でも、ことし2月以降行われていなかった審議を、来月16日から再開させることで一致しました。
参議院憲法審査会では、来週にも幹事懇談会を開いて、16日の審査会の開催を正式に決定するとともに、審議する具体的なテーマについて協議することにしています。

衆・参両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力が改正の発議に必要な3分の2の議席を占める中、来月から、国会での憲法論議が始まることになりますが、各党の考え方や思惑には違いも大きく、議論の先行きは不透明な状況です。

1081名無しさん:2016/10/30(日) 08:24:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161025/k10010743121000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_085
官邸の次官連絡会議 宮内庁次長も出席へ
10月25日 11時10分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、各府省庁の間の情報共有を目的に、原則として週1回、総理大臣官邸で開いている「次官連絡会議」に、来月から宮内庁の西村次長を出席させる考えを示しました。
政府は平成24年12月に第2次安倍内閣が発足してから、各府省庁間の情報共有を図ろうと、原則として週1回総理大臣官邸に各府省庁の事務次官らを集めて「次官連絡会議」を開いていますが、これまで宮内庁の幹部は出席していませんでした。

これについて菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「出席者は、会議に必要な範囲で決定することになっている。宮内庁の業務は、天皇陛下の従来の国事行為に加えて、被災地へのお見舞いなどの公的行為もあり、各府省の事務と極めて関連しており、政府を挙げた統一的な対応を求められる業務も多くなってきている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「政府全体で情報共有をするために、出席者に加えるようにした。もっと早くから加えてもよかったのかなと思う」と述べ、来月から宮内庁の西村次長を出席させる考えを示しました。

政府には、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議での議論が始まったことを踏まえて、これまで以上に宮内庁側と緊密に連携を図る必要があるという判断もあるものと見られます。

1082名無しさん:2016/10/30(日) 09:32:28
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102600650&g=pol
生前退位、年内に論点整理=民進検討委が初会合

 民進党は26日、天皇陛下の生前退位に関する「皇位検討委員会」(委員長・長浜博行元環境相)の初会合を国会内で開いた。野田佳彦幹事長も出席し、党としての考え方を年内に整理する方針を確認した。政府は今の陛下に限定した特例法を軸に検討しているが、民進党は恒久法である皇室典範の改正も視野に議論する。(2016/10/26-16:52)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500931&g=pol
民進、26日に検討委初会合=生前退位

 民進党は26日、天皇陛下の生前退位について検討する「皇位検討委員会」(委員長・長浜博行副代表)の初会合を開く。政府の有識者会議の議論と並行し、法整備の在り方について党内の意見集約を進める。
 政府が今の陛下一代に限った特別立法を軸に検討しているのに対し、民進党は皇室典範改正も排除せずに検討していく考え。党内には女性・女系天皇の容認や女性宮家の創設など幅広い議論が必要との意見もある。(2016/10/25-22:54)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500642&g=pol
憲法審の早期開催促す=馬場維新幹事長

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は25日の記者会見で、衆院憲法審査会の速やかな開催を求める考えを改めて表明した。馬場氏は「自民党は衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会を運営しているような強気の姿勢で、憲法審を開く方向で努力してほしい」と強調。幹事懇談会での日程協議に応じない民進党の姿勢を「暴挙だ」と非難した。こうした発言は民進党抜きでの憲法審の運営を促したとも受け取れ、同党の反発を招きそうだ。(2016/10/25-16:31)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500874&g=pol
憲法9条解釈集を作成=集団的自衛権を解説-内閣法制局

 内閣法制局の横畠裕介長官は25日の参院外交防衛委員会で、昨年9月に成立した安全保障関連法をめぐる憲法9条の解釈集を作成したと明らかにした。集団的自衛権をめぐる新たな政府解釈について内閣法制局がまとめた文書の存在が判明したのは初めて。
 民進党の福山哲郎元官房副長官の質問に答えた。横畠氏は解釈集について、名称は「憲法関係答弁例集・第9条憲法解釈関係」で、今後の国会答弁に備えた実務的な冊子として作成したと説明した。
 内閣法制局によると、解釈集には限定的な集団的自衛権や、従来の憲法解釈との整合性などについての政府見解を明記。「存立危機事態」や「武力行使の3要件」といった項目を設け解説しているという。(2016/10/25-20:40)

1083名無しさん:2016/10/30(日) 09:47:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102400725&g=pol
次官会議に宮内庁幹部出席へ=官邸との「意思疎通」強化

 政府は24日、中央省庁の事務方トップが集まる「次官連絡会議」に、11月から新たに宮内庁の幹部を参加させる方針を固めた。西村泰彦次長が出席する。首相官邸サイドは、生前退位を示唆した天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を抱いており、官邸の意向をスムーズに伝える体制にする必要があると判断した。複数の政府関係者が明らかにした。
 毎週金曜日に首相官邸で開催される次官連絡会議は、各府省の事務次官のほか、警察庁長官や消費者庁長官らがメンバー。省庁間の情報共有などを目的に、事務担当の官房副長官が議事進行を取り仕切る。
 関係者によると、生前退位をめぐり官邸は当初、陛下の公務を軽減する方向で水面下の検討を進めていた。これに対し、宮内庁は当時の風岡典之長官の下、陛下のお気持ち表明を後押ししたとされる。
 風岡氏は通例となっている異動時期から半年早く、9月下旬に退任。その際、杉田和博官房副長官と同じ警察出身の西村氏が内閣危機管理監から異動し、官邸が人事で関与を強める姿勢を鮮明にしたと指摘された。
 宮内庁次長を次官会議のメンバーに加える狙いについて、政府関係者は「宮内庁も政府機関の一つだという意識を持ってもらう必要があるため」と説明している。(2016/10/24-19:21)

1084名無しさん:2016/10/30(日) 10:27:48
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700823&g=pol
石原元副長官ら16人聴取=生前退位の政府有識者会議

 天皇陛下の生前退位などについて検討している政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)は27日夕、首相官邸で第2回会合を開いた。生前退位の制度化などに関し意見を聴く各界の専門家を、石原信雄元官房副長官や園部逸夫元最高裁判事ら16人と決定。現行法制の下でどのような負担軽減が可能かについても議論した。
 意見聴取は11月7、14、30日の3回に分けて実施する。対象者として、皇室制度、歴史、憲法の3分野を中心に各分野の「権威」を選定。石原氏らのほか、ジャーナリストの櫻井よし子氏や八木秀次麗沢大教授といった安倍晋三首相に近い保守派の論客も選ばれた。
 意見聴取の項目は、象徴天皇の在り方、負担軽減策、生前退位そのものの是非、退位の恒久制度化の是非など八つ。1人当たり30分行い、議事録を後日公開する。
 天皇の行為は、(1)憲法の規定に基づく国事行為(2)法的な根拠はないものの「象徴」の地位に基づいて行う公的行為(3)宮中祭祀(さいし)や私的活動-に大別される。

 27日の負担軽減の議論では、陛下の公務の現状や摂政設置などに関する現行制度、歴史上の退位の事例について事務局が説明。有識者会議のメンバーから「公的行為はなかなか減らせないようにも見える」「宮中祭祀(さいし)などを含め、全体として天皇陛下の負担軽減を考えていく必要がある」などの意見が出た。
 また、11月の意見聴取に医学や健康学の専門家も別途招くよう求める声や、有識者会議の議論が進んだ段階で実施される各種世論調査を通じて国民の意見を把握すべきだとの意見もあった。(2016/10/27-21:00)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700303&g=pol
皇族減少、有識者会議の対象外=菅長官

 菅義偉官房長官は27日の記者会見で、皇族減少への対応に関し、天皇陛下の生前退位をめぐる政府の有識者会議で検討対象としないことを明らかにした。「一緒にやってしまうと(陛下の)負担軽減の方向性を出すのに時間がかかりすぎる」と述べた。

 三笠宮さまの逝去により、皇位継承権を持つ男性皇族は4人に減ったが、菅氏は「皇室の減少にどう対応するかは政府内で検討を行っている」と指摘。「(結論を)先延ばしすべきではない」とも語り、有識者会議の議論とは別に検討を進める考えを示した。(2016/10/27-19:57)

1085名無しさん:2016/10/30(日) 10:28:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700229&g=pol
「悲しみの念に堪えぬ」=三笠宮さま逝去で首相謹話-与野党幹部も哀悼

 安倍晋三首相は27日、三笠宮崇仁さまの逝去について「悲しみの念に堪えません。国民と共に慎んで心から哀悼の意を表します」との謹話を発表した。
 謹話は「幅広い分野にわたり、皇族として、重要な役割を果たされ、各種の記念式典や大会にご臨席の際には、国民と親しく接せられました。国民は、殿下の一層のご長寿を願っておりましたところ、思いもむなしく薨去(こうきょ)されましたことは、誠に哀惜に堪えません」としている。
 自民党の二階俊博幹事長は「国民とできるだけ近い距離で接触され、皇室としての責任を大いに果たしていただいた。ご冥福を心からお祈り申し上げる」と悼んだ。東京都内で記者団に語った。
 公明党の山口那津男代表も、党会合のあいさつで、「戦後の平和で安定した社会へ、国民のために数々の功績を重ねられた。深く敬意を表したい」と述べた。
 民進党の蓮舫代表は記者会見で「心からご冥福をお祈りすると同時に、哀悼の意を表したい」と語った。社民党の吉田忠智党首は「心から哀悼の誠をささげる」とのコメントを発表した。(2016/10/27-16:26)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700520&g=pol
三笠宮さま逝去で謹話=衆参議長

 大島理森衆院議長は27日、三笠宮さまの逝去について「誠に痛惜の限りであります。戦前戦後の苦難の時代を国民とともに歩まれた殿下のご意志を受け継ぎ、歴史の教訓を学び、平和を希求する努力を続けていかなければならないと思います」との謹話を発表した。
 伊達忠一参院議長は謹話で「この訃音に接し、言いようのない深い悲しみを覚えております。殿下のみ霊の安らけく静まりますことを心より祈念するものでございます」と述べた。(2016/10/27-15:09)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102800283&g=pol
三笠宮さまに弔詞奉呈=参院

 参院は28日午前の本会議で、逝去された三笠宮さまに弔詞を奉呈することを全会一致で決めた。伊達忠一参院議長は「誠に哀悼に堪えない。参院はここに恭しく弔意を表し奉る」との弔詞を朗読した。(2016/10/28-10:53)

1086名無しさん:2016/10/30(日) 10:28:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700737&g=pol
衆院憲法審が議論再開へ=来月10、17日で与野党合意

 衆院憲法審査会は27日の幹事懇談会で、11月10日と17日に審査会を開くことで合意した。テーマは10日が「憲法制定経緯と憲法公布70年を振り返って」、17日は「立憲主義、憲法改正の限界、違憲立法審査の在り方について」。審査会の実質審議は昨年6月以来、1年5カ月ぶりとなる。
 審査会には、自民、民進、公明、共産、日本維新の会、社民の6党が参加。各党代表者がそれぞれ意見表明した後、自由討議を行う。
 立憲主義を主要テーマに審査会が昨年6月行った参考人質疑で、与党推薦を含む有識者全員が安全保障法制を「憲法違反」と批判。国会の憲法論議が停滞するきっかけとなった。27日の幹事懇談会でも、審査会のテーマ設定をめぐって与野党間の調整が難航。議論が約1時間半に及び、対立の火種が依然くすぶっていることを示した。(2016/10/27-19:57)

1087名無しさん:2016/10/30(日) 11:12:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016103000051&g=pol
生前退位、特措法に協力=自民・下村氏

 自民党の下村博文幹事長代行は30日、天皇陛下の生前退位を可能にする法整備に関し、「政府は来年の通常国会で特別措置法(を制定するため)の準備をしつつあると聞いている。その方向性には与党も協力したい」と述べ、一代に限って退位を認める特措法制定を支持する考えを示した。東京都内で記者団に語った。
 下村氏は同日のフジテレビ番組で「今回は生前退位の特措法に限定した議論をすべきだ。皇室典範を含めた改正はこれから別に考えていかなければならない」と強調。典範改正による女系天皇容認に関しても「日本の皇室は男系でやってきた。苦労して紡いできた歴史は謙虚に受け止める必要がある」として否定的な見解を示した。(2016/10/30-10:31)

1088名無しさん:2016/10/30(日) 19:48:57
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20161027-00000192-fnn-soci
天皇陛下とフィリピン・ドゥテルテ大統領との面会は中止に
フジテレビ系(FNN) 10/27(木) 16:11配信
三笠宮崇仁さまの逝去を受け、天皇皇后両陛下は、27日から7日間、喪に服される。夕方予定されていた、陛下とフィリピンのドゥテルテ大統領との面会は、中止となった。
宮内庁によると、逝去を受け、両陛下や皇太子ご一家、秋篠宮ご一家など皇族方は、27日から11月2日までの7日間、喪に服されるという。
また、三笠宮妃百合子さまは90日間、そのほかの三笠宮家や高円宮家の皇族方は30日間、それぞれ喪に服される。
これにともない、陛下は、27日夕方に皇居で予定されていた、来日中のフィリピンのドゥテルテ大統領と面会を取りやめられ、11月1日の秋の園遊会も中止が決まった。
これまで、高齢の三笠宮さまの体調を案じられてきた両陛下は、27日朝、危篤の知らせを受け、すぐに病院を見舞いたいとの意向を示されていたという。
両陛下は、27日にも、弔問のため、三笠宮邸に向かわれる見通し。
最終更新:10/27(木) 19:05

1089名無しさん:2016/10/30(日) 20:53:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000037-mai-soci
<三笠宮さまご逝去>飾らぬ素顔 カラオケやドラマ楽しむ
毎日新聞 10/27(木) 12:09配信

 三笠宮崇仁さまと40年以上の交流のある歴史学者の小林登志子さん(67)は「迎合せず、ご自身で確かめ、判断する方だった」と声を震わせていた。

 三笠宮さまは戦後、歴史学を研究し、紀元節を「建国記念日」として復活させようとする動きに反対の立場を取った。「皇族らしくない」と批判を受けたこともあるが、小林さんは「客観的に歴史的事実ではないという立場で反対されていたのであって、批判は的外れ」と話す。小林さんは三笠宮さまが神社の前を通りかかる時、鳥居の前で拝礼していた姿を思い出す。「皇室の祭祀(さいし)を大切にされていた」と話す。

 小林さんは三笠宮さまが会長を務めた日本オリエント学会の事務局に勤め、三笠宮さまの著書の校正を担当した。たびたび宮邸を訪れるなど「素顔」を知る一人だ。小林さんによると、三笠宮さまは演歌が好きで、石川さゆりさんのファンだったという。親しい仲間が集まった時のカラオケで、村田英雄さんの「王将」を歌ったこともあったという。

 百合子さまとの仲むつまじい姿もよく見かけた。2015年春に宮邸を訪ねた際、好きなテレビ番組を尋ねると、ご夫妻が刑事ドラマの「相棒」と答えたという。

 小林さんは、今年3月にも宮邸を訪れた。兄である昭和天皇から戦時中に贈られた馬のことが話題になると、三笠宮さまは「陛下からいただいた馬だから大切に乗っていた」と話していたという。【高島博之】

1090名無しさん:2016/10/30(日) 21:04:40
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161026-00008366-jprime-soci
愛子さま、"激ヤセ"の原因は「公務の重圧」かダイエットによる「拒食症」か
週刊女性PRIME 10/26(水) 18:12配信

 現在、学習院女子中等科3年の愛子さまは、9月26日から欠席が続き、10月18日から行われた2学期の中間考査(テスト)もすべてお休みになり、「4週連続」でのご欠席となった。

 学習院OBも困惑ぎみだ。

「学校側の対応も気になります。中学校なので留年はないと思いますが、愛子さまの欠席が続きテストも受けないまま成績がつけば“特別扱い”になり、ほかの生徒や保護者からの批判は避けられません」

 2学期の中間テストの後は、『八重桜祭』という毎年恒例の学習院女子部の文化祭が控えているので、追試験を受ける時間も少ないという。

「中1の“ランダム登校”や初等科2年の後半からの“イジメ”による不登校ぎみのときも、愛子さまへの“待遇”をめぐって批判が起きました。

 また学習院が動揺するのではないかと卒業生たちは心配しています」(同・OB)

 今回はすでに、学習院の幹部を集めた対策会議も開かれたようだが、宮内庁からの情報の少なさに手をこまねいているようだ。

 宮内庁担当の記者もため息まじりにこう語る。

「東宮大夫会見でも、情報量の少なさに記者たちは苛立っています。“大夫自身が今の説明で納得できるのか?”“怖い病気なのではないか?”という厳しい質問も出ました」

 大夫会見を総合すると、愛子さまは夏休みの宿題の提出やテスト、運動会の練習などでお疲れがたまった。

 熱や風邪の症状はないが、「胃腸の不調」や「ふらつき」がある。宮内庁病院での検査も異常はなく、病名や症状名は特についていないという。

 友達に会いたがるなど学校へ行こうとするご意思もあり、食欲も戻っているが、完治していないので侍医が静養をすすめている……。

 そんな状況で、1か月も長期間にわたって学校を休み続ける愛子さまの身に何が起きているのだろうか─。

「愛子さまは、日々のストレスで胃腸の働きが弱まる『ストレス性胃腸炎』のような、何らかの心因性の病気が考えられます」

 そう愛子さまの症状について解説するのは、精神科医で教育評論家の和田秀樹さん。

1091名無しさん:2016/10/30(日) 21:04:59
>>1090

「夏ごろは、内親王としてのお出ましが増えたということで、それが重圧やストレスになったことが考えられます。

 14歳の中学生ということも考えれば、公務の疲れやストレスがあって当然だと思います」

 愛子さまは今年の春ごろから、皇太子ご夫妻の公務に同行されることが増え、夏休み中には、奈良・神武天皇陵を初めてご訪問。

「『水を考えるつどい』の式典に公的な式典としては初めて臨席し、初の地方公務で、長野県での『山の日』の式典にも参加されました。内親王として、着々と公的活動の経験をされているようでしたね」(前出・記者)

「すっかり成長して大人っぽくなられた」という声も聞かれたが、愛子さまは無理をされていたのかもしれない。小学生のころは人前では、はにかむことが多かった愛子さまだが、この夏は背も伸びたのかスラッとした雰囲気で、笑顔をふりまかれていた。

「皇族だからといって、必ずしも人前に出ることや目立つことが得意だとは限らず、公的な活動を拒否する選択肢も事実上ありません」

 和田さんは愛子さまの疲れの原因をそう説明し、おやせになった理由を続ける。

「理由はふたつ考えられます。ひとつは公務の重圧から食欲が失われたこと。もうひとつは、これは日本独特の文化ですが、やせているほうがきれいに見えるという考え方からダイエットを行い、ある種の『拒食症』(摂食障害)になったことです」

「摂食障害」は、思春期の女性が「ダイエット」をきっかけに発症することが多く、食事制限がエスカレートする「拒食症」や、反動で食べては嘔吐を繰り返す「過食症」になることもある。

 初等科時代の登校問題も、給食中のトラブルが原因とも言われている愛子さま。

 ある皇室ジャーナリストはこう証言する。

「夏休み中の愛子さまは、“ほっそり”という印象でしたが、一部で掲載された2学期が始まってからの姿は、“激ヤセ”“ガリガリ”というほどで心配していました……」

1092名無しさん:2016/10/30(日) 21:05:50
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161026-00008367-jprime-soci
雅子さまに精神科医が指摘した『双極性障害Ⅱ型』の可能性「突然、躁状態になる」
週刊女性PRIME 10/26(水) 17:30配信

 現在、「4週連続」で学校をご欠席されている学習院女子中等科3年の愛子さま。当初は、愛子さまを東宮御所に残し、お出ましを続けられていた皇太子妃雅子さまもついにダウン。

「10月21日から、岩手県での『全国障害者スポーツ大会』などに臨席する予定でしたが、最近の公務や愛子さまの看病のお疲れを理由に、前日にお取りやめが決定しました」(宮内庁担当記者)

 雅子さまのご病気について精神科医で教育評論家の和田秀樹さんが指摘する。

「『適応障害』と診断されている雅子さまですが、実は『双極性障害2型』という、軽い躁とうつ状態を繰り返す病気の一種である可能性もゼロではないと思います。

 最近の雅子さまは活発に活動されているそうですが、今までうつ状態だった人が40〜50代になって突然、躁状態になることもあるのです。

 すると、自分の子どものことも目に入らなくなるほどの“ハイテンション”に陥ることがあります。

 愛子さまが雅子さまのそのような症状に引っ張られる形で活動し、お疲れをためてしまった可能性があります」

 ある皇室関係者は、雅子さまの“異変”を証言する。

「宮内庁関係者が、この夏ごろに雅子さまとお会いする機会があったのですが、“驚くほど元気で朗らかでいらした”と言っていました。

 逆に雅子さまが、頑張りすぎているのではないかと心配していたのです……」

 この夏は陛下が「生前退位」の意向を示され、次の皇后となる雅子さまのお気持ちも高まったのかもしれない。

 そんな活動的になられた雅子さまに、愛子さまも影響され、“オーバーワーク”となられたのだろうか。

 ついこの間まで同行されていた雅子さまと愛子さまを残し、ひとり岩手に旅立った皇太子さま(56)は、原因のはっきりしない状況をさぞや心配されていることだろう。

1093名無しさん:2016/10/30(日) 21:06:33
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161026-00010002-jindepth-pol
生前退位問題「有識者会議」の議論に注目 麗澤大学教授八木秀次氏
Japan In-depth 10/26(水) 18:02配信

10月17日、総理の私的諮問機関、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が官邸で行われた。8月8日に直接「お言葉」が表明されたのは記憶に新しい。
その「お言葉」を受け、現在82歳の今上陛下の公務の負担軽減等を図るため、どのようなことができるのかについて、議論していく。年明けに論点をまとめ、来年の通常国会で必要な法整備を行うというスケジュールだという。麗澤大学教授の八木秀次氏をゲストに迎え、今後の政府の対応や、天皇陛下の意思について伺った。

まず、8月8日の「お言葉」の趣旨としては、「高齢で、あるいは病気も抱えながら現在なさっているご公務、正式には公的行為、がたくさんあるわけですけども、それをすべて全身全霊でできなくなる恐れがあるので退位をしたい」ということだったと八木氏は考える。しかしその「お言葉」に対して、「公務の負担があるということと退位との間には飛躍があると考えられる。」と続けた。「公務の負担軽減には、退位以外にもいくつか方策はある」からだ。たとえば憲法に定められているものとして、高齢、病気などで公務、国事行為ができなくなった際は、国事行為の臨時代行(ほかの皇族に肩代わりをしてもらう)、摂政をおく、という二つの制度がある。しかし、8月8日の「お言葉」で天皇陛下はその二つの制度に違和感を示された。

「天皇陛下の考えと政府の対応は、分けて考えなければならない。」と八木氏は述べた。天皇陛下のお考えはそれとして、政府の対応としては公務負担軽減のための方策についてすべて検討し、その上で退位でなくてはならないということであれば、それについて検討していくということだ。

「憲法上明確に規定があるものを使わないことを政府は言うことはできないわけですから、そこについて慎重に検討するということ。」と八木氏は述べた。また、もしも天皇陛下の意向によって直接国の制度を変えるために政府が動き始めるということになると、「これは(憲法が禁じている)天皇の政治的な活動になる」ことも理由の一つだ。そこは切り分けて、「陛下のご意向はご意向としながらも、政府としてどのように対応ができるかということは別として考えなければならない。」と八木氏は強調した。

1094名無しさん:2016/10/30(日) 21:06:46
>>1093

天皇陛下の公務というのは、大きく三つに分けられる。憲法で定められている国事行為、被災地や大会に行くといった公的行為、宮中祭祀といった伝統的な私的行為。具体的に公務の中でどれを削っていくのかというと、八木氏によると、「公的行為とは、天皇が日本国および日本国民統合の象徴であることに伴って、付随的に出てくる行為だから、ここの部分は整理してよい、しかるべき。」との考えを示した上で、「天皇陛下ご自身が、公的行為こそが象徴天皇の象徴天皇たるゆえんだとご理解をなさっている。」と、天皇陛下は公的行為こそを積極的に行っていきたいという姿勢であることも指摘した。天皇陛下のそうしたお考えにより、公的行為は昭和天皇のときと比べて5倍とも7倍とも言われるくらい増えている。

皇位継承者現象の問題にも直面している中で、どのタイミングで代を引き継ぐか、という議論を起こした今回の生前退位発言。しかし、「今の憲法や皇室典範は生前退位を否定している。むしろさせないようにしている。」と八木氏は話す。理由は大きく二つあり、一つは政治利用の問題。政治的に利用された形で、退位や即位があったということをなくすためだ。もう一つはより本質的な問題。「その時々の天皇陛下の自由な意思によって退位ができるようになれば、次の世代も自由な意思によって即位の拒否ができる、あるいはいったん即位をなさってもすぐにやめることができる、ということにつながるわけです。そうなると皇室制度の存立が危うくなる。すなわち当事者の意思が関わらないような制度設計にしているわけですね。」と八木氏は解説した。陛下の意向としてはこの制度設計自体を変えてほしいということではあるが、その二つの理由を考えると、「やはりそう簡単なことではない。」と八木氏は述べた。

また、これまで生前退位はできないということを国会での政府答弁で繰り返し行ってきた政府としても、「今政府に何が求められているかというと、今まで自分たちが否定してきたものを肯定するための理屈を非常に困っている。従ってそう簡単なものではない。」と、政府の対応の難しさを強調した。

ご高齢の天皇陛下のお気持ちを尊重しよう、といった国民の同情論が世論調査でも高くなっているが、難しい課題であると八木氏は指摘した。天皇陛下の意向、世論、そして憲法とそこにこめられた意味を加味し、有識者会議がどう着地点を探るのか注目される。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2016年10月22日放送分の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」

ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分〜7時20分

ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://www.cheering.net/tamao/#
細川珠生ブログ  http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

細川珠生(政治ジャーナリスト)/ Japan In-depth 編集部(坪井映里香)

1095名無しさん:2016/10/30(日) 21:28:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160725-00010000-socra-pol
【参院選・敗軍の将語る(1)】小林節「国民怒りの声」代表、「党は解散する」
ニュースソクラ 7/25(月) 12:00配信

「憲法改悪」阻止、運動は続ける
 参院選に政治団体「国民怒りの声」を設立して挑んだ憲法学者の小林節慶大名誉教授は、ニュースソクラのインタビューに応じ、「国民怒りの声」は解散すると明らかにした。今後は、それぞれで憲法改悪キャンペーンに取り組むと語った。(聞き手はニュースソクラ編集長、土屋直也)

――参院選で(小林氏が率いる)「国民怒りの声」は比例区で46万票にとどまり、当選者を出せませんでした。

 納得していません。候補者を10人立てれば政党扱いされると法律にあるのでそう思っていました。総務省に政治団体届もしました。しかし、党首討論には全然呼ばれないし、政党マニフェスト一覧にも載らない。メディアに無視されました。メディアの人に聞いてみたら、現職の議員がいない政党は政党として扱わないと言われてしまいました。若い人からTwitterを始めるよう勧められ、すごい反応はあったのだけど、間に合わなかったのです。

 選挙公報では私たちの候補だけ写真が真っ黒になっていたものがあった。問い合わせたら「データ通りやりました」と言われました。下書きではうまく印刷されていたのに。

 15秒のテレビコマーシャルをローカル局に出そうとしたら、100項目近い質問が返ってきました。資格審査だと言われて。例えば「1%の国民が90%の富を持っている。99%の国民は10%の富しかもっていない。だから1%ではなくて99%人が幸せになれる社会を」と、これはどの政党も言っていることですよね。この1%と99%の論拠を持ってこいと言われたので、野村総研のデータを出したのですよ。そしたら民間企業ではなくて、大学や国の研究とかの然るべきデータをもって来いと言われた。明らかな意地悪で、何か大きな意思が動いているように感じました。

――また選挙をやる可能性はあるのですか。

 もちろん選挙の仇は選挙でとると言いたいけれど、制度が同じでは無駄なのでやりません。

――秋の臨時国会では憲法審査会で改憲論議が始まります。

 自民党にはいま改憲草案がありますが国民投票法の規定で丸ごと改正というのはできません。逐条か、逐章の改正しかできない。9条改正はいいけど、環境権はいやだという人も出てくるでしょう。9条について、天皇について、人権について、国会についてとセットごとに行います。一回の投票ではぜいぜい5項目ぐらいしかかけられません。

 自民党が最初に何をするかですが、躍起になっているのが緊急事態条項だと思います。緊急時には総理大臣に権限を集中させて、迅速に対応できるようにしようという主張でしょう。

 でも日弁連が阪神淡路大震災と東日本大震災の経験から、総理大臣に権限を集中させるのでなく、自治体の長にこそ権限を集中させたほうがいいと主張しています。非常時には現場でトラブルが起きるからです。政府は自治体の長をマンパワーとファイナンスでバックアップする。これが一番いい方法です。

 日弁連は戦うでしょう。全国に支部があるから街頭戦略も含めてかなり過激にやっていきます。これは結構、いい勝負になっていきますよ。私もメンバーですから積極的に関わります。

――改憲議論に「国民怒りの声」はどのように活動していきますか。

 党は解散しますが、個性的なメンバーが集まっていますから、何か新しい切り口で我々ができることを探していきます。我々は憲法改悪反対キャンペーンを押していこうと思います。選挙と違って憲法改悪阻止は本当の戦い。命失っても構わない。改悪されたら生きている意味なんてないですから。

1096名無しさん:2016/10/30(日) 21:28:57
>>1095

――公明党は改憲に慎重な姿勢を示していますが。

 あまり公明党のことは信頼していません。集団的自衛権も自分たちがいたから、個別的自衛権に等しい集団的自衛権しか行使させないことになったと言う。だったら個別的自衛権でいいではないかという話です。

 20年ほど前に池田大作創価学会名誉会長は私に「高級官僚と財界の代表が自民党。大企業労働者と官庁労働者は旧社会党。その陰で一番政治の力を必要としている庶民の代表として、公明党を作った。けれど実際に国会議員になると、権力の魔性とういうかそこにいることが目的になってしまった」と言っていました。公明党は自民党のお先棒担ぎになっています。

 日蓮上人は、政治の心が曲がっているから飢饉も起きるし、疫病も起こると言って当時の北条政権に諌言して佐渡島に流罪になった。日蓮を起源とする創価学会を支持母体とする公明党が、権力にすり寄っています。創価学会の内部でも苛立っている人も多いと思いますよ。

――参院選で改めて思ったことはありますか。

 投票日の政党意見広告とか、安倍自民党は何か開き直っているような気がします。このままいくと、明治憲法の復活まで進み、世界の安全保障問題に積極的な役割を果たす、そして常任理事国に入りたいとなる。この路線で行ったら、イスラム原理主義者たちの恨みを買う。歴史的な恨みを武力で解決することはできません。第三次世界大戦ですか? 恐ろしい。

■土屋直也(つちや・なおや) ニュースソクラ編集長
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設

1097名無しさん:2016/10/30(日) 21:29:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161027-00020494-president-bus_all
自民党が憲法改正にこだわる理由は何ですか?
プレジデント 10/27(木) 6:15配信

■前向きな議論で改憲議論は進化する

 【塩田潮】7月の参院選の結果、自民党、公明党、日本維新の会、日本のこころを大切にする党の4党の合計議席数が、衆参両院で憲法改正案の国会発議に必要な「総議員の3分の2」を超えました。自民党の党内は改憲実現という方向で一つにまとまっていますか。

 【中谷元・自民党憲法改正推進本部長代理】すぐにというような浮き足立った状況ではないですね。公明党との議論もあります。各党との調整もありますので、非常に落ち着いた状態だと思います。今後、建設的、前向きな議論が行われ、議論が進化するのでは、という期待はもっています。自民党は衆参の選挙公約で憲法改正の実現を謳っていますので、自民党の国会議員は憲法改正を実現したいという認識で集まっています。

 【塩田】最近の安倍晋三首相の憲法改正への取り組み、その意欲をどう見ていますか。

 【中谷】在任中に成し遂げたいと発言しています。そういう気持ちはもっていますが、行政府の長としてこの問題に口出ししてはならない立場だという姿勢は堅持しています。

 【塩田】安倍首相は改憲作業のスケジュールについて指示はありませんか。筋金入りの改憲論者ですが、改憲案の中身について、自身の考えを述べたり、指示したり、国会での議論に注文を付けたりすることはないのですか。

 【中谷】ないです。自民党総裁任期を3年延長する案が今、検討されていますが、憲法改正は国会で3分の2、その後に国民投票で過半数の賛成が必要なので、国民が国会での審議を見て納得し、賛同するような内容にしなければいけない。各党の熟議で納得と共感を得られるまで議論しなければいけないので、今の時点で「いつまでに」というものはありません。改憲案の内容についても、総理が指示とか注文を付けることはありません。

 【塩田】現在、開会中の臨時国会から実質的な協議が始まると見ていいですか。

 【中谷】各党に呼びかけはしています。

 【塩田】自民党は2012年4月に独自の改憲案「日本国憲法改正草案」を策定していますが、民進党の野田佳彦幹事長(前首相)は協議に入る前に「撤回を」と言っています。

 【中谷】これはわが党の歴史の中で発表した文書の一つで、その事実は撤回できません。ですが、これから衆参の憲法審査会で議論する場合、あくまでも当時の自民党の考えをまとめた一つの公式文章として、参考にしつつも、これを議論の基礎とするのではなく、幅広く各会派の参加を得て丁寧に合意形成を諮っていくべきだと思っています。各党に独自の考えを述べていただき、提案もしていただき、党内でも大いに議論して党の考えをまとめて出していきたいと思います。目的の達成には国民投票での過半数が必要で、失敗は許されません。国の基本法ですから、国民が納得し、賛同していただける状況をつくらないといけない。去年の安保法制のときのように、国論を二分するものにすべきじゃないと思います。野党第一党も賛同して、共同で提案するようなものが望ましいと思います。


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