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憲法スレッド
957
:
名無しさん
:2016/08/11(木) 14:49:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900876&g=pol
生前退位、改憲論議に影響も=天皇の地位議論避けられず
生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府・自民党内に、安倍晋三首相が悲願とする憲法改正の議論に影響する可能性があるとの見方が出ている。首相は秋の臨時国会から、衆参両院に設けられた憲法審査会で改憲項目の絞り込みを進めたい考えだ。しかし、天皇の地位に直結する生前退位の議論は、象徴天皇制を定めた憲法第1章をめぐる議論に発展しかねず、首相の想定通りに進展するかは不透明だ。
自民党など憲法改正に前向きな勢力は衆参で、改憲の発議に必要な3分の2の議席を確保している。自民党内では世論の支持が得られやすいとして、参院の合区解消や緊急事態に備えた国会議員の任期延長が改憲項目に浮上している。
ただ、政府関係者は憲法審査会での議論について、「象徴天皇の在り方、元首の位置付けなどの議論となり、憲法論議に影響するかもしれない」と指摘、審査会での議論が拡散することに懸念を示す。一方、民進党幹部は9日、「陛下の発言をめぐり、憲法改正が必要かは別にして、議論は必要だ」と述べ、象徴天皇制について十分議論する必要があると強調した。
首相は、2018年9月までの自民党総裁任期中の改憲実現に意欲を示しているが、憲法審査会の議論の行方次第では、首相が描くスケジュールに影響が出そうだ。このため、自民党内では「陛下の問題と憲法論議は切り分けるべきだ」(ベテラン)との意見や、「憲法問題と結び付けたら、かえって改憲反対勢力を勢いづかせる」(幹部)との声も上がっている。(2016/08/09-19:09)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900863&g=pol
与野党に論点明示=政府、来月に検討開始-生前退位
政府は、生前退位の意向を強くにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、有識者会議を9月後半をめどに設置し、皇室典範の見直しを含めた検討に着手する。有識者による検討で明確となった論点や方向性は与野党に説明し、幅広い合意形成に向けて国会での議論を喚起したい意向だ。
政府関係者は9日、生前退位に関し、「どのような論点があるかを国民や国会に示しながら、大きな方向性を探っていく」と語った。
憲法1条は天皇の地位を「国民の総意に基づく」と規定している。与野党対立の中で、その在り方を論じることは望ましくなく、政府は丁寧に一致点を探る方針。また、政府内の検討が国会の論議に先行し過ぎれば、陛下の「指示」で政府が動いたとも受け取られかねず、天皇の政治的発言を禁じた憲法に抵触する懸念もある。
政府は有識者会議について、憲法学者や歴史家、文化人など10人程度で構成する見通し。会議では、(1)恒久的な皇室典範改正か、一代限りの特別法か(2)天皇の意思に基づかない強制退位をどう防ぐか(3)退位後の天皇の地位-などが法制上の検討課題となる。(2016/08/09-22:55)
958
:
名無しさん
:2016/08/11(木) 21:29:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00050013-yom-soci
お言葉表明「良かった」9割…読売世論調査
読売新聞 8月11日(木)14時52分配信
読売新聞社の全国世論調査で、天皇陛下が「生前退位」の意向を示唆されたことに理解を示す意見が国民の大多数に上った。
陛下が象徴天皇のあり方に関するお気持ちを表明されたことを良かったと思う人も93%を占めた。
ただ、生前退位を容認する人の中でも、公務減や摂政を置くことで今の陛下に天皇であり続けてほしいと思う人が3割となった。陛下のご意向は理解しながらも、複雑な心境を抱く人も少なくない。また、制度を改正すべきだとした人でも、改正を「急ぐべきだ」が60%、「慎重に検討すべきだ」が37%と意見が分かれた。
京都産業大の所功名誉教授(日本法制文化史)は「天皇陛下が発言された意図は、国民の理解を得たいというところにあったが、その思いは正確に国民に届いたと言える」と指摘。
959
:
名無しさん
:2016/08/11(木) 21:30:41
http://this.kiji.is/133869371972091911
天皇の退位容認85%
政府、世論背景に議論へ
2016/8/4 20:17
天皇陛下の生前退位を巡り、共同通信が緊急の電話世論調査をしたところ、現行の皇室典範には規定がない生前退位について、85.7%が「できるようにした方がよい」と容認していることが4日、明らかになった。陛下の公務が多いと認識している人も89.5%に上った。
宮内庁は、陛下が8日午後にもビデオメッセージで自身のお気持ちを表明される方向で調整。水面下で法整備に向けた検討をしている政府は、陛下の表明後、こうした世論を背景に皇室典範の改正などについて議論を進めるとみられる。
調査は3、4両日、全国の有権者を対象に行い、1008人が回答した。
960
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 00:43:59
http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20160811%2Fddm%2F002%2F040%2F047000c
象徴・その思い:/中 自民保守系、退位に慎重 地位揺らぐ懸念
毎日新聞 2016年08月11日 12時10分
≪ 自民保守系、退位に慎重 地位揺らぐ懸念
安倍晋三首相を支える保守系の自民党議員は、生前退位に慎重だ。現行制度の範囲内で、天皇に代わって国事行為を行う「摂政」で対応すべきだとの意見が多 かった。首相に近い官邸関係者は「摂政を認める理由に『公務に支障を来すため』と加えるのが落としどころ」と話していたが、天皇陛下が8日のお気持ちで摂 政に否定的な考えを示された後、「摂政のカードは切れなくなった」と残念そうに語った。
保守系議員が慎重なのは、天皇の地位が揺らぐことへの懸念があるためだ。過去に政府が検討した女性・女系天皇や女性宮家に反対したのも、皇位継承の安定 性が失われかねないという危機感からだった。皇室典範改正の議論に関わった元政府高官は、保守派の懸念を「女系天皇も退位も一つでも制度を動かすと、皇室 全体に影響すると考えている」と解説する。
近代国家として明治憲法と旧皇室典範を定めて以来、終身天皇制が続く。明治憲法を作った初代首相の伊藤博文は1887年の会議で、「ひとたび践祚(せん そ)(皇位の継承)された以上は随意にその位をのがれる理はない」と主張した。天皇を「統治権を総攬(そうらん)」する「国家の機軸」(伊藤)と位置づけたうえで、天皇の意思で政治が左右されない制度設計とした。また伊藤が発行した旧典範の解説書「皇室典範義解(ぎげ)」は、権力を持った臣下が天皇を強制 退位させたことが、室町時代前半の「南北朝の乱」の原因になったと指摘している。
敗戦で天皇の地位が揺れたこともあった。連合国軍総司令部(GHQ)の占領下の1946年帝国議会で、退位が話題になった。しかし金森徳次郎国務相は 「国民の総意によって国の象徴たる仕事を行うことは、一人一人の都合によってご退位になる筋合いのものではない」「天皇に私なし」と答弁した。47年施行 の現憲法は、天皇を「国民統合の象徴」と新たに定めたが、改定した現典範と合わせて終身天皇制は貫いた。
以後、昭和天皇の晩年、高齢を理由に退位が国会で議論された際も、政府は(1)歴史上、上皇や法皇の弊害があった(2)政治的な思惑で天皇が退位を強制されることはないか(3)恣意(しい)的に退位すると天皇の地位が安定しない??とする答弁を踏襲した。
8日に示された陛下のお気持ちは、近代天皇制の転換を提起した。象徴としての務めについて「人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うこと」 を重視し、「各地への旅も天皇の象徴的行為として大切」と語った。憲法が定める国事行為だけでなく、象徴としての務めを「国民と共に」果たしてこその天皇 だと、平成流の天皇像を強調した。
ただし保守系の憲法学者は「陛下は勤勉で公務を拡大したが、象徴としてのハードルを高くすると、次の世代の天皇が大変だ」と懸念を示す。首相と近い別の学者も「皇位継承に政治や天皇個人の意思が介入できないから、天皇の地位は安定している。退位の議論をしたら国の機軸が揺らぐ」と話し、「官邸は対応に困っているようだ」と明かした。
対応を検討している政府と並行し、自民党は近く党内で議論を始める。お気持ち表明後、保守系議員は表立った発言を控えるが、首相の側近議員は「皇室をよく知る人ほど慎重だ」と話している。
≫(【毎日新聞:野口武則】)
961
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 01:16:45
>>960
>皇室典範改正の議論に関わった元政府高官は、保守派の懸念を「女系天皇も退位も一つでも制度を動かすと、
>皇室 全体に影響すると考えている」と解説する。
護憲左翼の蟻の一穴論みたいな話だ。
>>610
で書いたような人が本当にいるとは。
憲法も皇室典範もさっさと改正して左翼と右翼をくびきから解き放ってあげたい。
962
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 12:59:39
http://mainichi.jp/articles/20160714/k00/00m/030/090000c
天皇陛下「退位」意向
欧州王室、生前退位進む 中東も
毎日新聞2016年7月13日 21時57分(最終更新 7月14日 00時46分)
【ブリュッセル八田浩輔、ニューデリー金子淳、カイロ秋山信一】欧州の王室では生前退位による世代交代が進んでいる。ヒマラヤの小国ブータンでも10年前に20代の国王にバトンが渡された。君主制国家が多い中東にも国王らの生前退位の例がある。
オランダ王室では、ベアトリックス前女王が2013年に75歳の誕生日を目前に退位を表明。長男のウィレム・アレクサンダー皇太子が123年ぶりに男性の国王に即位した。3代続いての国王の生前退位だった。ベルギーでも同年、アルベール2世前国王が79歳の高齢や健康上の理由から退位し、長男のフィリップ皇太子が国王に即位した。国王の生前退位は1951年に続く2度目だった。
スペイン王室では14年、国王フアン・カルロス1世が76歳の高齢などを理由に退位。フェリペ皇太子が国王フェリペ6世として王位を継承した。
英国では、国王は議会の承認を得たうえで、生前退位する権利が認められている。90歳と高齢のエリザベス女王も自身が生前退位を求めれば、王位を譲ることはできるが、国民の人気も高く公の議論にはなっていない。生前退位の例は80年前の36年。エドワード8世が、離婚歴のある米国人女性との結婚を巡って退位し、弟でエリザベス女王の父ジョージ6世が王位についた。
また、バチカンではベネディクト16世・前ローマ法王(89)=現名誉法王=が13年に高齢と体力の衰えを理由に生前退位した。事実上終身制の法王が存命中に退位するのは約600年ぶりだった。
アジアでは06年、ブータンのジグメ・シンゲ・ワンチュク国王が当時51歳で生前退位し、26歳だった息子のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク皇太子に譲位した。タイのプミポン国王(88)は現役君主として世界最長の在位70年を誇り、今も国民から崇敬される。健康不安が深刻化しているが、国王の後継問題を議論することはタブーとされている。
一方、ペルシャ湾岸諸国のカタールでは、13年に当時のハマド首長が退位し、四男のタミム皇太子(現首長)が即位した。ハマド首長は健康状態も良好で、退位の理由は不明だが、独立以来、クーデターによる首長位奪取が2度続いた歴史に終止符を打った。政情は譲位後も安定しており、政権移譲は円滑に進んでいる。
日系人が多いブラジルでも
【サンパウロ朴鐘珠】日系人が多いブラジルでは一部の現地メディアが「生前退位」のニュースを13日朝から報じた。ブラジル日本都道府県人会連合会の山田康夫会長(65)は「生きておられる間はぜひ続けていただきたい。それが日本の風習であり伝統だと思います」と語った。ブラジル日本文化福祉協会の呉屋春美会長(63)は「今すぐに退位されるわけではないので衝撃はない。退位したいという考えもいずれ変わるかもしれないし」と冷静に受け止めた。
963
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 13:01:25
http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20160812%2Fddm%2F002%2F040%2F077000c
/下 生前退位、相次ぐ欧州 「より人間的」潮流
毎日新聞2016年8月12日 東京朝刊
社会 皇室
オランダの新国王に即位したウィレム・アレクサンダー国王(左)とともにバルコニーから手を振るベアトリックス前女王(中央)=アムステルダムで2013年4月、AP
「高齢化が進む中で自然な流れだ」。天皇陛下が生前退位の意向のにじむビデオメッセージを発表された8日、オランダ王室専門家のピエト・ファン・アッセルドンク氏が同国公共放送NOSでそう指摘した。
陛下は2008年12月に胃腸の内視鏡検査を受けて以降、欧州王室の退位制度に関心を示されていたとされる。その欧州では13年に生前退位が相次いだ。
先駆けとなったのは、皇室と親交の深いオランダ王室のベアトリックス前女王(78)だった。13年1月28日、当時74歳だった前女王は「新しい世代に引き継ぐ時だ」と退位を表明した。オランダ憲法は退位時の王位継承の手続きを定めており、自らの意思による退位は前女王で3代続きとなった。
2週間後の同年2月11日。世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つ前ローマ法王、ベネディクト16世(89)が当時85歳の高齢による体力の衰えを理由にカトリック史上、約600年ぶりの生前退位を発表した。退位から、後継の新法王の選出までの手続きは教会法にのっとって進められた。
ベルギーでも同年7月、当時79歳のアルベール2世前国王(82)がフィリップ皇太子(56)に譲位した。王室の不祥事が相次いでいたスペインにも波及し、14年6月、生前退位を可能とする関連法を約2週間で整備し、当時76歳のフアン・カルロス1世(78)が退位した。
16?18世紀の欧州は国王が強大な権力を持つ絶対王制だった。当時の平均寿命は推定20?30歳代。欧州は市民革命を経て国民主権の共和制や、国王の権限が制限される立憲君主制に移行。さらに、近年の生前退位の広がりによって、「『前国王がおかくれになられた。新国王万歳』との(古めかしい)言説は過去のものになりつつある」とアッセルドンク氏は解説する。
背景には、既成の権威や締め付けから距離を置く現代社会の潮流もありそうだ。伊誌レスプレッソのバチカン専門記者、サンドロ・マジステル氏は「ベネディクト16世の退位は『法王の役割の世俗化』と解釈されている。陛下も今回生前退位の意向を示すことで、より人間的になった。宗教を含め、現代社会は昔よりも『ゆるやか』になっている」と指摘する。
王室の影響力が強い英国でも、国王は議会の承認を得た上で生前退位する権利が認められている。だが、陛下の「お気持ち」表明を伝えた9日付英主要紙はエリザベス女王(90)の退位問題には触れなかった。
元英王室報道官のディッキー・アービター氏は「英王室への影響はない。『人生を国にささげる』と繰り返している女王の生前退位はない」と強調する。一方、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院のアンガス・ロッキャー准教授は「英王室も時代に合わせて変化している。女王が生前退位を決めれば国民は受け入れる」と予測する。
国王らの生前退位の前例が多い欧州。陛下の「お気持ち」表明は、高齢化と社会の流動化が進む「時代の変遷」の反映として、ごく自然なことと受け止められている。【ブリュッセル八田浩輔、ローマ福島良典、ロンドン矢野純一】
964
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 13:02:28
http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20160810%2Fddm%2F002%2F040%2F178000c
象徴・その思い
/上 胃に出血痕、公務遂行に影 懸念、8年前から
毎日新聞2016年8月10日 東京朝刊
社会 皇室
胃に出血の痕跡が見つかった天皇陛下は、検査から18日後の誕生日の一般参賀で人々に笑顔を向け、手を振って応えられた=皇居で2008年12月23日、長谷川直亮撮影
「天皇陛下が退位について考えられるようになったのは、8年前のことだ」。天皇陛下のビデオメッセージを見た宮内庁関係者は9日、そう明かした。2008年12月5日、内視鏡検査を受けた陛下の胃に、出血の痕跡が見つかった。「ストレスが原因」と医師に診断された。
宮内庁は09年1月、陛下の負担軽減を決めた。国体開会式で陛下が述べる「おことば」などを原則廃止するとの内容。「象徴としての地位と活動は一体不離」との考えを強く持たれる陛下にとって、公務の削減は本意でなかったという。「お務めを果たせなくなっても、天皇の地位にあっていいのかという思いを抱かれるようになった」と宮内庁関係者は振り返る。
その後、陛下は過去の天皇の退位の例や外国の王室制度について研究を始めた。とりわけ欧州の退位制度に関心を持たれたという。天皇の国事行為を代行する摂政のことも研究した。父親の昭和天皇は皇太子時代、大正天皇の病状が悪化したことに伴い摂政を務めたことがある。そのころの資料にも目を通した。5?6年前には「象徴としての務めを果たすのが困難になった場合、務めについてどのように考えればいいのか」と側近に話されるようになったという。
陛下は、昨年12月の誕生日会見でお気持ちを表明する考えだったが、フィリピン訪問に向けた準備などで延期された。宮内庁は今年に入り、陛下のお気持ち表明の時期を7?8月とする方向で検討を進めた。だが7月13日、陛下が退位の意向を示していることが報道された際、宮内庁は「そのような事実はない」と否定した。
今月8日に陛下のビデオメッセージが公表されると、宮内庁は一転して説明を「解禁」した。公表の直後に始まった風岡典之長官の記者会見は約50分に及んだ。「憲法上のお立場を踏まえた内容であることは必要なので、ある段階から、内閣官房と協議した」「収録に差し障りがないよう、皇后さまは陛下から少し離れた場所でご様子を見守られた」。記者の質問に、滑らかに答えた。
風岡氏は会見で、こうも発言した。「ご加齢による体力の衰えによって、お務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じておられることについては、改めて陛下の心労の大きさを痛感した。宮内庁として、陛下のお気持ちが国民に理解されることを願っている」
「陛下のお気持ちは代弁できない」が不文律とされる宮内庁にあって、陛下の「心労の大きさ」をあえて強調した風岡氏の発言。「この表明を受けて、内閣官房がどうされるかということは承知していない」とも述べたが、宮内庁OBは会見の意図をこう解説する。「生前退位の検討に向けて、いつ、どう動き出すかは政府の課題。宮内庁としてやるべきことはやった。国民の注目が最も集まる日に、宮内庁ができる最大限のアピールだった」【高島博之】
◇
宮内庁が公表した天皇陛下のビデオメッセージで、象徴天皇のあり方に関わる大きなテーマに浮上した「生前退位」。8日の公表に至る経緯と、国内外の動きを探った。
965
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 13:05:02
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160813-00049436-gendaibiz-pol
天皇陛下の「お気持ち」は改憲への防波堤となるか〜大きく外れた安倍政権の目算 注目のフレーズとともに徹底解説
現代ビジネス 8月13日(土)8時1分配信
計算されたタイミング
8月8日にビデオメッセージを通じて発表された天皇陛下の「お気持ち」への国民の理解度は驚異的な数字を示した――。
『日本経済新聞』の世論調査(8月9〜11日実施)によると、現行皇室典範では認められていない天皇の生前退位を「認めるべきだ」との回答が何と89%に達した。
同紙(12日付朝刊)本記は、「生前退位を認めるべきだとの回答は、年代別、性別、職業別、支持政党別などでみて、あらゆる層で9割前後に上り、全国民的に満遍なく支持をえているといえる」と報じている。
極論とされるかもしれないが、天皇陛下の「お気持ち」は今、まさに「天の声」となったと言うべきだろう。これで安倍晋三政権は、実現の時期はともかく、皇室典範を抜本改正するか、今上天皇一代限りの退位を認める特別立法を準備する以外に策はない。
今回の「お気持ち」表明もまた、NHKの「生前退位のご意向」スクープ共々絶妙なタイミングであった。
「ご意向」スクープは、自民、公明など改憲4党が参院3分の2を獲得した参院選直後の7月13日。一方の「お気持ち」表明は、8月15日の終戦記念日1週間前であり、さらに憲法改正を巡る国会審議が予定されている秋の臨時国会召集を指呼に控えたタイミング。
女性・女系天皇という選択
憲法改正の是非をめぐる国会論議よりも生前退位のご意向を叶えるための皇室典範改正、特別立法制定を優先すべきではないか、という国民の判断に従わなければならなくなる。
安倍官邸は、とりわけ安倍首相ご本人は今回の「お気持ち」表明の内容に驚愕したはずだ。看過できないのは、当該の最終記述にある以下の件である。少し長くなるが引用する。
「これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました」
このフレーズにある意図は明白だ。天皇、皇后両陛下が共に女性・女系天皇の即位容認と女性宮家創設を強く求めておられるということである。
小泉純一郎政権下の2005年1月に発足した首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(メンバーは佐々木毅元東大総長ら10人)が女性・女系天皇の即位容認の報告書を提出したが、当時官房副長官だった安倍首相を筆頭に自民党内保守派を中心に反対論が捲き起こった。その後、秋篠宮ご夫婦に長男・悠仁さまの誕生で議論は事実上、立ち消えとなった経緯がある。
今回は天皇陛下の生前退位問題も含めて改めて女性・女系天皇と女性宮家創設の是非を、新たに設置する有識者会議が議論することになる。宮内庁が推薦メンバー・リストを作成して、最終人選は首相官邸が決める。問題が問題だけに声が懸かる各界の有識者の腰が引けるのは目に見えている。
天皇陛下の「お気持ち」実現の成否と安倍官邸が描く政治行程表が、今後2年以内に交わることはないように思われる。何故、2年なのか。平成30年の節目である。天皇陛下がそれまでに皇太子に譲位したいと望んでおられるし、安倍首相の総裁任期切れもまた2年後の9月なのだ。
歳川 隆雄
筆者を含め政治ジャーナリズムに身を置く者は、こうした時宜を得たメッセージ発信の背景には必ず“政治判断”が働いたに違いないと深読みする癖がある。では、あったとすればどのような“政治判断”が働いたのか。
お断りしておくが、筆者は「国政に関する権能を有しない」天皇陛下が憲法に抵触するような「ご意向」を側近に発露した、あるいは「お気持ち」を国民に表明したのではないかと言いたいのではない。
まず指摘すべきは、今後の憲法改正論議は与野党が一致して衆参院憲法審査会で深めるべきだとの安倍首相言明通りに進まない可能性が出てきたことである。なぜならば、「お気持ち」には明らかに天皇の生前退位の強いご意向が盛られているからだ。
966
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 13:05:52
>>965
貼り直し
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160813-00049436-gendaibiz-pol
天皇陛下の「お気持ち」は改憲への防波堤となるか〜大きく外れた安倍政権の目算 注目のフレーズとともに徹底解説
現代ビジネス 8月13日(土)8時1分配信
計算されたタイミング
8月8日にビデオメッセージを通じて発表された天皇陛下の「お気持ち」への国民の理解度は驚異的な数字を示した――。
『日本経済新聞』の世論調査(8月9〜11日実施)によると、現行皇室典範では認められていない天皇の生前退位を「認めるべきだ」との回答が何と89%に達した。
同紙(12日付朝刊)本記は、「生前退位を認めるべきだとの回答は、年代別、性別、職業別、支持政党別などでみて、あらゆる層で9割前後に上り、全国民的に満遍なく支持をえているといえる」と報じている。
極論とされるかもしれないが、天皇陛下の「お気持ち」は今、まさに「天の声」となったと言うべきだろう。これで安倍晋三政権は、実現の時期はともかく、皇室典範を抜本改正するか、今上天皇一代限りの退位を認める特別立法を準備する以外に策はない。
今回の「お気持ち」表明もまた、NHKの「生前退位のご意向」スクープ共々絶妙なタイミングであった。
「ご意向」スクープは、自民、公明など改憲4党が参院3分の2を獲得した参院選直後の7月13日。一方の「お気持ち」表明は、8月15日の終戦記念日1週間前であり、さらに憲法改正を巡る国会審議が予定されている秋の臨時国会召集を指呼に控えたタイミング。
筆者を含め政治ジャーナリズムに身を置く者は、こうした時宜を得たメッセージ発信の背景には必ず“政治判断”が働いたに違いないと深読みする癖がある。では、あったとすればどのような“政治判断”が働いたのか。
お断りしておくが、筆者は「国政に関する権能を有しない」天皇陛下が憲法に抵触するような「ご意向」を側近に発露した、あるいは「お気持ち」を国民に表明したのではないかと言いたいのではない。
まず指摘すべきは、今後の憲法改正論議は与野党が一致して衆参院憲法審査会で深めるべきだとの安倍首相言明通りに進まない可能性が出てきたことである。なぜならば、「お気持ち」には明らかに天皇の生前退位の強いご意向が盛られているからだ。
女性・女系天皇という選択
憲法改正の是非をめぐる国会論議よりも生前退位のご意向を叶えるための皇室典範改正、特別立法制定を優先すべきではないか、という国民の判断に従わなければならなくなる。
安倍官邸は、とりわけ安倍首相ご本人は今回の「お気持ち」表明の内容に驚愕したはずだ。看過できないのは、当該の最終記述にある以下の件である。少し長くなるが引用する。
「これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました」
このフレーズにある意図は明白だ。天皇、皇后両陛下が共に女性・女系天皇の即位容認と女性宮家創設を強く求めておられるということである。
小泉純一郎政権下の2005年1月に発足した首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(メンバーは佐々木毅元東大総長ら10人)が女性・女系天皇の即位容認の報告書を提出したが、当時官房副長官だった安倍首相を筆頭に自民党内保守派を中心に反対論が捲き起こった。その後、秋篠宮ご夫婦に長男・悠仁さまの誕生で議論は事実上、立ち消えとなった経緯がある。
今回は天皇陛下の生前退位問題も含めて改めて女性・女系天皇と女性宮家創設の是非を、新たに設置する有識者会議が議論することになる。宮内庁が推薦メンバー・リストを作成して、最終人選は首相官邸が決める。問題が問題だけに声が懸かる各界の有識者の腰が引けるのは目に見えている。
天皇陛下の「お気持ち」実現の成否と安倍官邸が描く政治行程表が、今後2年以内に交わることはないように思われる。何故、2年なのか。平成30年の節目である。天皇陛下がそれまでに皇太子に譲位したいと望んでおられるし、安倍首相の総裁任期切れもまた2年後の9月なのだ。
歳川 隆雄
967
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 13:06:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081200821&g=pol
生前退位で対応協議か=官房副長官と宮内庁長官
宮内庁の風岡典之長官は12日午後、首相官邸で杉田和博官房副長官と会談した。生前退位の意向を強くにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府としての今後の対応について協議したとみられる。
陛下のお気持ち表明後、風岡氏が官邸を訪れるのは初めてで、杉田氏とは約40分間会談した。
風岡氏は会談後、記者団に対し「お気持ちの表明が終わったので顔を出した」と述べるにとどめた。政府は9月後半をめどに有識者会議を設置し、皇室典範の見直しなどに関して本格的な検討に入る考えだ。(2016/08/12-19:25)
968
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 20:54:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160808/k10010626921000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_056
首相 天皇陛下のお気持ち表明 重く受け止める
8月8日 15時45分
安倍総理大臣は、天皇陛下が、国民にお気持ちを表されたのを受けて、午後3時20分すぎ、総理大臣官邸でコメントを読み上げました。
この中で、安倍総理大臣は「本日、天皇陛下よりお言葉がありました。私としては天皇陛下が国民に向けて、ご発言されたということを重く受け止めております。天皇陛下のご公務の在り方などについては天皇陛下のご年齢やご公務の負担の現状にかんがみる時、天皇陛下のご心労に思いを致し、どのようなことができるのか、しっかりと考えていかなければいけないと思っています」と述べました。
大島衆議院議長
大島衆議院議長は、「天皇陛下が、象徴としてのお立場を第一としてお考えになり、国民に寄り添おうとする姿勢を示されることにより、御齢を重ねられるにつれて、お体に負担がかかりましたことは、誠に恐懼(きょうく)の至りであり、じくじたる思いであります。このたびの陛下からのお言葉は、立法府の長として謹んで受け止め、思いを深く致しております。また、皇室のあり方につきましては、今後、国民各層において幅広く議論が行われ、国民を代表する国会議員には、これらの議論を受けつつ、粛然とした対応をすることを望みます」などとする謹話を発表しました。
伊達参議院議長
伊達参議院議長は、「天皇陛下は、日本国および日本国民統合の象徴として、皇后陛下とともに、常に国民に寄り添い、あまたあるご公務はもとより、被災地のお見舞い、戦没者の慰霊などにも、心をこめて取り組んでこられました。そのお姿に、深い敬慕の念を抱いてきたところでございます。今般、天皇陛下よりお気持ちが示されたことを承りその御心を謹んで受け止めております。今後、皇室のあり方について、議論が深まっていくものと思います」という謹話を発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160808/k10010627091000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_055
官房長官 公務の在り方 引き続き考えていくべき
8月8日 16時57分
菅官房長官は、天皇陛下が、国民にお気持ちを表されたのを受けて、臨時に記者会見し、公務の在り方について憲法の規定を踏まえたうえで、引き続き、考えていくべきものだという認識を示しました。また、天皇陛下のお言葉が憲法に抵触するかどうかについて、「国政に影響を及ぼすようなご発言ではなく、憲法との関係で問題になるというふうには考えていない」と述べました。
この中で、菅官房長官は、「天皇陛下のご公務の在り方については、これまでもご年齢にふさわしいものになるよう必要な見直しを図ってきたところだが、今後とも、憲法上、『天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく』とされていることを踏まえ、引き続き、考えていくべきものだと思っている」と述べました。
また、菅官房長官は、記者団が、政府の有識者会議の設置を検討するのかと質問したのに対し、「安倍総理大臣の考えが示されたばかりであり、これからどのようにするかは考えていかなければならない。安倍総理大臣が、天皇陛下のご心労に思いを致し、どのようなことができるのかをしっかりと考えていかなければならないと述べており、そうした考え方に基づいて、どのようなことを考えることができるのかを、いま、思っているところだ」と述べました。
さらに、菅官房長官は、記者団が、「天皇陛下のお気持ちの表明は、憲法の規定に抵触しないのか」と質問したのに対し、「天皇陛下の発言については、将来的に公務の円滑な遂行が困難になる可能性があるというお気持ちを陛下ご自身で述べられたわけであり、国政に影響を及ぼすようなご発言ではなく、憲法との関係で問題になるというふうには考えていない」と述べました。
一方、菅官房長官は、記者団が、「天皇陛下は摂政での対応に否定的な見解を示したが」と質問したのに対し、「天皇陛下がどのようなお気持ちで言われたかということについて、私から答えるべきではないと思う」と述べました。
969
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 20:54:50
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160808/k10010627251000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_054
お気持ち表明 各党の反応
8月8日 18時41分
天皇陛下がお気持ちを表明されたことについて、各党の反応です。
自民党
自民党の二階幹事長は記者団に対し、「陛下があそこまで心情を吐露されたのだから、われわれ広く多くの国民が、真剣に陛下の言葉に寄り添うようなことを、考えていかなくてはならない。党としては、安倍総理大臣を中心に、総理大臣官邸がどのような判断をするかが一義的に重要だが、陛下は年齢や体力的なことにもお触れになったので、重く受け止めて、真剣な対応をしなければならないと思う」と述べました。
民進党
民進党の岡田代表は長崎市で記者団に対し、「天皇陛下のお気持ちが示された以上、しっかりと応えていく必要がある。まずは、政府で、お気持ちを踏まえて、どうあるべきか、しっかりとした議論を進めていただきたいし、同時に国会でも静かな形で議論することが重要だ。わが党としての考え方も議論していかなければならず、そのための場も設けることになるのではないか。議論の範囲をあまり広げすぎると、時間がかかりすぎて、陛下のお気持ちの趣旨に添わなくなってしまうので、幅を広げずに議論したほうがいい」と述べました。
公明党
公明党の山口代表は福岡市で記者団に対し、「天皇陛下が、これまで象徴としてのお務めに尽くしてこられたことに対して、一国民として深く敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げたい」と述べました。
共産党
共産党の志位委員長は記者会見で、「高齢によって、象徴としての責任を果たすことが難しくなるのではないかと案じられている、お気持ちは、よく理解できる。『生前退位』となれば、法的な措置が必要となるが、それは、国民的な議論も踏まえて、国会として、政治の責任においてなされるべきだ。皇室典範の改正や特別立法など、いくつかやり方があり、今後、よく検討していけばよいのではないか」と述べました。
おおさか維新の会
おおさか維新の会の松井代表は、「天皇陛下のお言葉とそのお気持ちを重く受け止めております。広範な国民の声を踏まえつつ、ご高齢になられた陛下のご公務の在り方、皇室制度の在り方を、われわれも陛下のお心に添うように相談してまいります」とするコメントを発表しました。
生活の党
生活の党の小沢代表は、「このたびの陛下の『お気持ち』の表明については、わが党として、これまでの陛下のご労苦などを踏まえ、大変重く厳粛に受け止めたい。具体的な内容については、『天皇の地位』に関する問題なので、政治的な立場にあるものが軽々にコメントするべき性質の問題ではないと認識している」とするコメントを発表しました。
社民党
社民党の又市幹事長は、「象徴といえども、1人の人間として人権やその思いは尊重されるべきであり、公務の負担の在り方や国事行為の臨時代行、摂政を含めて議論し、必要があれば皇室典範を改正するなどの対応を行うべきだ。一方、天皇の地位については、国民世論を踏まえて対応すべきであり、思いを真摯(しんし)に受け止めつつ、当面、国民的な議論の行方を冷静に見守りたい」とする談話を発表しました。
日本のこころを大切にする党
日本のこころを大切にする党の中山代表は、「天皇陛下が国民に向けて直接、お気持ちを表明されたことを重く受け止める。天皇陛下が、全身全霊をもってお務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じられていることを真摯(しんし)に受け止め、国会は、ご公務の在り方を含め、真剣に議論を重ねていくべきだ」などとした談話を発表しました。
970
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 20:55:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010627561000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_047
政府 憲法枠内で天皇陛下のご意向に沿う方策探る
8月9日 4時04分
政府は、天皇陛下がお気持ちを表されたことを受けて、今後、有識者会議を設けるなどして具体的な対応を検討する方針で、天皇の政治的発言を禁じた憲法に抵触しないよう細心の注意を払いながら、憲法の枠内でご意向に沿う方策を探ることにしています。
天皇陛下がお気持ちを表されたことを受けて、安倍総理大臣は「天皇陛下が国民に向けてご発言されたということを重く受け止めております。天皇陛下のご公務の在り方などについては、どのようなことができるのかしっかりと考えていかなければいけないと思っています」というコメントを読み上げました。
また菅官房長官は、記者団が「天皇陛下の発言は天皇の政治的な発言を禁じた憲法に抵触しないのか」と質問したのに対し、「国政に影響を及ぼすようなご発言ではなく、憲法との関係で問題になるというふうには考えていない」と述べました。
政府は、天皇陛下がお気持ちを表されたことを受けて、今後、各界の代表からなる有識者会議を設けるなどして具体的な対応を検討する方針です。ただ、9日から間を置かずに検討に着手すれば、憲法に抵触するおそれがあるとして、一定の期間を置いて、政府独自の判断で有識者会議を設置した形を取ることにしています。
一方、天皇の恣意的(しいてき)な退位や生前の譲位について、政府は「天皇は政治的な権能を有しない」とする現行憲法の規定との間に問題が生じるおそれがあるとして、これまでの国会答弁などで否定的な見解を示してきました。このため、政府は従来の見解などとの整合性を取りながら、皇室典範の改正や特別法の制定など現行憲法の枠内で、天皇陛下のご意向に沿うとともに国民の幅広い賛同を得られる方策を探ることにしていますが、今後、多様な意見が出て難しい対応を迫られることも予想されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010628281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_041
自民 高村副総裁 陛下お気持ち受け国会も議論を
8月9日 12時06分
自民党の高村副総裁は、党の役員連絡会で、天皇陛下がお気持ちを表されたことを象徴天皇制を考える契機にしなければならないとしたうえで、国会でも、「生前退位」を可能にする方策を含めて、議論する必要があるという認識を示しました。
この中で、高村副総裁は、8日、天皇陛下がお気持ちを表されたことについて、「象徴天皇としての得がたい経験に基づいた、ご心情やお考えをうかがった。象徴天皇制についてこれを契機にしっかり考えていかなければいけない」と指摘しました。
そのうえで、高村氏は、「国民の幅広い合意に基づいて、象徴天皇制は、いかにあるべきかという制度設計の作業もしなければいけなくなるかもしれない。拙速はもちろんいけないが、ただ時間をかければいいわけではない」と述べ、国会でも、「生前退位」を可能にする方策を含めて、議論する必要があるという認識を示しました。
一方、二階幹事長は、会合のあと、記者会見で、党としての対応について、「きのう、天皇陛下がお気持ちを表されてまだ時間がたっておらず、今のところは熟慮中だ」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010628441000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_039
自民 細田総務会長 お言葉 政府側で十分議論を
8月9日 12時50分
自民党の細田総務会長は、記者会見で、「天皇陛下のお言葉を受けて、政党や国会が、積極的に動くことは、政治的な動きと直結するので、まずは政府側で有識者会議などを開いて議論してもらうのが、最も筋がいいやり方ではないか。制度を変えるにはあらゆる角度から検討しなければならず、国民の考え、陛下の考えをどう反映できるかも含め、十分に議論する必要がある」と述べました。
971
:
名無しさん
:2016/08/13(土) 20:55:14
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010628521000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_038
首相 “天皇陛下のご負担など議論し検討したい”
8月9日 14時13分
安倍総理大臣は、長崎市での平和祈念式典に出席したあと記者会見し、天皇陛下が、お気持ちを表されたことについて天皇陛下のご年齢やご公務の負担の現状に鑑み、どのようなことができるのか十分に議論し、検討していきたいという考えを重ねて示しました。
この中で、安倍総理大臣は、天皇陛下が8日、お気持ちを表されたことについて「天皇陛下が、国民に向けてご発言されたということを重く受け止めている」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「天皇陛下のご年齢やご公務の負担の現状に鑑み、ご心労に思いを致し、どのようなことができるのか、これから十分に議論し、検討していきたい。まさに、これからどのような対応をしていくべきかについてしっかりと考えていきたい」と述べました。
また安倍総理大臣は、5月にアメリカのオバマ大統領が広島を訪問したことに関連し、「オバマ大統領の訪問を契機に、より多くの指導者や若者に長崎や広島を訪問してもらい、被爆の実相を世界に伝えていくことが大変重要だ」と述べました。
これに先立って、安倍総理大臣は、被爆者団体の代表と面会し、高齢化が進む被爆者の援護制度の拡充を図るとともに、世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けて国際社会をリードしていく考えを強調しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160812/k10010633001000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_010
官房副長官と宮内庁長官 「お気持ち表明」受け意見交換か
8月12日 18時02分
杉田官房副長官と宮内庁の風岡典之長官が、総理大臣官邸で会談し、天皇陛下が国民にお気持ちを表されたことを踏まえ、今後、政府としてどのように対応していくかなどについて意見を交わしたものと見られます。
天皇陛下は今月8日、国民にビデオメッセージでお気持ちを表され、これについて安倍総理大臣は、天皇陛下のご年齢やご公務の負担の現状に鑑み、どのようなことができるのか十分に議論し検討していきたいという考えを示しています。
こうしたなか、12日、杉田官房副長官と宮内庁の風岡長官が総理大臣官邸で40分余り会談しました。会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、天皇陛下がお気持ちを表されたことを踏まえ、今後、政府としてどのように対応していくかなどについて意見を交わしたものと見られます。
会談のあと風岡長官は、記者団に対し「天皇陛下のお気持ちの表明が終わったので、顔を出した」と述べました。
また風岡長官は、記者団が「政府が設置を検討している有識者会議に関する意見交換をしたか」と質問したのに対し、「全くしていない。それは官邸が決めることだ」と述べました。
972
:
名無しさん
:2016/08/14(日) 10:08:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00000666-san-pol
産経・FNN世論調査 天皇陛下の「生前退位」へ「憲法改正してもいい」84% 「政府は制度改正を急ぐべき」も70%
産経新聞 8月8日(月)22時58分配信
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に実施した合同世論調査によると、天皇陛下が生前に皇太子さまに皇位を譲る「生前退位」について「生前退位が可能になるよう憲法を改正してもいい」とする回答が84・7%に達し、「改正してもいいとは思わない」の11・0%を大きく上回った。
また、生前退位に関して政府がどのように対応すべきかを聞いたところ、「生前退位が可能になるように制度改正を急ぐべきだ」と答えた人が70・7%を占めた。「慎重に対応すべきだ」は27・0%だった。
生前退位を可能にする憲法改正の容認論は男性(81・4%)よりも女性(87・8%)に多い。特に30代女性は94・6%が「改正してもいい」と答え、40代(90・6%)と50代(90・3%)も容認論が9割を超えた。慎重論は50代男性(16・7%)と60歳以上の男性(16・1%)に多かった。
制度改正に関しても、男性(66・3%)より女性(74・8%)に容認論が多く、30代女性(82・4%)と50代女性(80・6%)は8割を超えていた。慎重論は若者層に多く、特に10〜20代は男性(43・8%)、女性(39・1%)だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000028-asahi-pol
「国民も象徴天皇について考える契機に」 自民・高村氏
朝日新聞デジタル 8月9日(火)10時40分配信
■高村正彦・自民党副総裁
天皇陛下のお言葉は、象徴天皇としての得がたい経験に基づいたご心情、お考えだ。日頃から象徴天皇について深く考えることのなかった私たちも、これを契機にしっかり考えなければいけない。国民にも考えていただいて、国民の幅広い合意に基づいて、象徴天皇制はいかにあるべきかという制度設計の作業もしなければならなくなるかもしれない。拙速はもちろんいけないが、ただ時間をかければいいわけでもない。(党会合で)
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00000005-wordleafv-pol
天皇陛下がお気持ち表明 大阪駅前など各地で号外配布
THE PAGE 8月8日(月)21時55分配信
生前に地位を譲って退位する「生前退位」の意向を示していた天皇陛下は8日午後、ビデオメッセージでお気持ちを示された。
新聞各社は各地で「号外」を配布。同日午後3時半ごろ、配布場所の一つとなった、JR大阪駅(大阪市北区)付近では、多くの通行人らが手にしては足を止め、記事を確認する姿が多くみられた。
大阪市淀川区から買い物に来ていたという70代の女性は「私はこの陛下のお気持ちをしっかりと受け止めたいと思います」などと話していた。
地図URL:
http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.70291825437828&lon=135.49766631635976&z=18
973
:
名無しさん
:2016/08/14(日) 10:22:26
http://news.yahoo.co.jp/feature/283
「象徴としての天皇」を体現――陛下の「完璧主義」と歩み
8月9日(火)8時20分配信
<既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています>
2016(平成28)年、8月8日、天皇陛下は「お気持ち」を表明された。丁寧かつ慎重に選ばれた言葉からは、「象徴としての役割」を全うできないことへの懸念がうかがわれた。異例のビデオメッセージを出すことになった背景とは何だったのか。また、そもそも陛下とはどんな方で、どんな背景から発言されたのか。元宮内庁職員と皇室に詳しいノンフィクション作家が陛下の真意を探るとともに、陛下の歩みを振り返った。(対談が行われたのは8月1日)(ジャーナリスト・森健/Yahoo!ニュース編集部)
NHKのスクープ報道の意味
去る7月13日19時、NHKがスクープを報じた。「天皇陛下『生前退位』の意向示される」。天皇陛下が、天皇の位を皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁関係者に示されていることがわかった、という内容だった。報じたNHK以外、宮内庁の記者クラブのどの社も知らないという異例な事態だった。
山下晋司(以下、山下):あの日、19時1分ぐらいにかかってきた電話で報道を知りました。まずは驚いたのですが、よく考えると、この方法しかなかったのかなと思いました。天皇は憲法上の立場から法改正を要求するようなことはすべきではありません。宮内庁も内々にはお伺いしていてもそれを「陛下のご意向」として外部に出すわけにはいきません。しかし、陛下のご意向は国民に伝えたい……。結果、今回のリークという形になったのかなと思いました。
奥野修司(以下、奥野):もう一つ、あの時の報道時間にも意味がありましたね。21時のニュースではなく、19時のニュース。これは夜の報道番組や翌日の朝刊に間に合う時間です。これはNHK発ではありますが、全マスコミに報じてほしいという意図を感じました。
皇室ジャーナリストの山下晋司氏は元宮内庁職員。宮内記者会など報道機関を対応する報道室など23年間勤務ののち、2001年に退職。雑誌『皇室手帖』の編集・発行人を務めた。現在はBSジャパン「皇室の窓」の監修などに従事している。ノンフィクション作家の奥野修司氏は、長年にわたり雑誌の現場で皇室を取材。2001年には、皇室史上初めての病院分娩に挑んだ『皇太子誕生』(文藝春秋。現・講談社文庫)の著書もある。
二人が今回の報道に触れて思い出したことは重なっていた。昨年10月富山県の「全国豊かな海づくり大会」でのお間違いである。同式典に出席されていた陛下は、閉会の挨拶をしようとした県会議長に手招きをし、「最優秀作文の発表は終わりましたか」と尋ねられた。だが、それはすでに終わったものだった。思いもかけぬお尋ねに関係者も大慌てした事件だった。
奥野:あれには最初は驚きましたが、陛下のお年を考えると、あれくらいのお間違いはあってもおかしくない。ただ、一度そういう失敗をされたことで、陛下の中にまた間違ってはいけないという懸念がくすぶっていたのかなと思いました。
山下:あの一件では、誰よりも陛下ご自身が相当ショックを受けられただろうと思います。実際、12月のお誕生日の会見ではその一件に触れ、こう述べられました。
<私はこの誕生日で82になります。年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって、一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです。>
ただ、そこで思ったのは、いま以上にどうやって注意されるのだろうかということ。なぜなら陛下はこれまでも、行事などへの準備は徹底的すぎるほどに取り組まれてきたからです。
奥野:以前『皇太子誕生』という本を書いたのですが、取材の際、陛下のご学友などが口を揃えたのが「完璧主義者」という表現です。それが富山の件の際に、頭に浮かびました。ああいうお間違いをなさると、完璧主義者の陛下としては退位を考えられても不思議ではありません。
山下:陛下の完璧主義的なお考えは宮内庁職員のほとんどが感じていると思います。口に出されたことは必ずおやりになりますし、ご自分に相当厳しい。御所でお時間が少しでもあると、資料に目を通されたり、お言葉などの推敲に取り組まれたりしている。そのご性格からすると、かりに公務を減らしても、ご自分の時間を最大限使われるようにも思います。
奥野:昭和天皇のように「よきにはからえ」というわけにはいかないんですね。
974
:
名無しさん
:2016/08/14(日) 10:22:45
>>973
「素顔」の陛下
山下:昭和天皇といまの陛下では違いますね。たとえば何かご説明をするとき、昭和天皇はすべて侍従(天皇の身の回りの世話をする人)からされるのが普通でしたが、陛下は侍従にこだわらず、直接の担当者をお呼びになったりします。行幸啓なら総務課長、お庭や樹木のことだったら庭園課長。つまり、内容を本当にわかっている人から話を聞きたいということです。
奥野:無駄がない。合理的ですね。
山下:そうした姿勢は一貫していて、たとえば陛下はパソコンをお使いになりますが……。
奥野:パソコンですか。まさかネットも……。
山下:いや、陛下も皇后陛下も、ネットをなさっているという話は聞いたことはありません。以前、陛下はワープロ専用機をお使いになっていましたが、十数年前パソコンに替えられたようです。宮内庁も他官庁と同様にネットワークが構築されていますが、陛下や皇族方は公務員ではありませんので、そのネットワークには入っていません。
奥野:それでも80歳を超えてパソコンを操作されているだけでもすごいですね。
山下:そこで陛下が陛下らしいのは、プリンターを使うときには、印刷しそんじた紙の裏側も使っておられることなんです。
奥野:そこまでされるんですか。
山下:はい。新しい紙ばかり使っていたら陛下からお叱りを受けるでしょうね。
奥野:そうした姿勢で思い出すのは、陛下の「国民とともに」というお言葉です。このフレーズは、即位なさってから頻繁に出てきます。この言葉は「国民と同じ目線で」というのが真意なのではないかと思うのです。
そんな姿勢を示された最初が平成3年(1991年)の雲仙・普賢岳でのお見舞いです。報道関係者を中心に43名もの被害者を出した火砕流でしたが、即位されて初めての被災地訪問をなさった。あの時、天皇陛下として初めてひざまずいて、避難の被災者にお言葉をかけられた。大事なのは、ひざまずいて国民に目線を合わせたことです。昭和天皇時代まではありえなかったことで、あそこにいまの平成皇室の第一歩を見ることができます。
山下:おそらくそれが、陛下が「象徴天皇とは何か」ということを考えぬいた末に出てきた結論だったのだと思います。日本国憲法には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と記されていますが、どういうことが象徴なのかは書かれていないのです。
奥野:だとすれば、「ご公務」を国民に見せることで象徴天皇というものをつくっていくしかない。
山下:憲法で記されている天皇の義務=国事行為は「国会の召集」「栄典の授与」など基本的にはデスクワークで、国民の目には見えません。各地へのご訪問は「天皇としての公務」と言われていますが、これは陛下のご意思を踏まえて行われることなんです。憲法に書かれていない公務と言っていいですが、そのご活動を目にした国民が陛下の人間性を感じて敬愛し、信頼・尊敬する──それが象徴につながるお考えなのだと思われます。
975
:
名無しさん
:2016/08/14(日) 10:23:01
>>974
陛下の原点
山下:そうした陛下の考え方の原点で大きいのは、戦後すぐ、陛下の学習院中等科ご入学時、教育掛として小泉信三元慶應義塾塾長が就いたことでしょう。小泉氏が紹介した福沢諭吉の『帝室論』(皇室は政治社会とは別に存在するべきものという言論集)や英国の『ジョージ五世伝』などは、陛下の人格形成には大きな影響を与えたように思います。
奥野:同じ頃もう一人重要なのが、中等科時代の家庭教師、エリザベス・ヴァイニング夫人です。陛下が“自分で考える”ことを学んだのは、彼女を通してでしょう。戦前までの教育では完璧な君主になるために天皇は間違ってはならない、と徹底的に教えこまれました。これは“覚える”教育です。しかし、ヴァイニング夫人は陛下に“自分で考える”ことを促した。クラス全員に英語名の名前をつけ、陛下には「ジミー」というニックネームを与えた。未来の天皇という役割から自由にさせたわけです。そこで培われたのは『個とは何か』だったように思います。
山下:同感です。それがのちに「象徴天皇とは何か」というテーマを考える土台になったのではないかと思います。もっともわかりやすいところでは、皇太子妃殿下──美智子さんをご自分でお選びになったこと自体で、すでに発揮されていたと思います。過去のご成婚では、ご本人の意向もあるものの、基本的には周囲が認める皇族・華族などから選ばれるものでしたから。
奥野:自分自身でお考えになり、行動するという志向性は、即位される前の皇太子時代でもはっきり表れていますね。沖縄復帰後の1975年、当時の皇太子夫妻は沖縄国際海洋博覧会に際して訪問された参観後にひめゆりの塔で火炎瓶を投げられた。それでも殿下はまったくめげず、その後も繰り返し沖縄に通ってこられた(2014年6月で通算10回)。
山下:「ひめゆりの塔事件」は過激派左翼によって起こされましたが、あの時のことを宮内庁の先輩に聞くと、沖縄で過激派の動向、情勢の悪さが宮内庁に伝わっていて、庁内にも訪問反対があった。でも、陛下は「絶対行くんだ」と押し通した。鬼気迫る迫力があったという話です。
奥野:海洋博の閉幕式にご出席されたときのご訪問でも、陛下らしい話を聞きました。沖縄の伊江島の空港で降りたときに、赤軍派がいるとかで周囲は警備が大変だったようなんです。それでも、当時の両殿下は「ちょっと止めて」と突然車を止めて、さとうきび畑の中に入って行く。そして「このさとうきび、どうするんですか」と農家に尋ね、牛の餌にするとの説明を聞くと、「牛を見ましょう」とさらに奥まで行ってしまう。危険を顧みず、国民生活に近く寄っていく姿勢は、いま被災地を巡られているのと変わっていないんです。
山下:国民に接していく点では、両陛下は少しでも多くのところに出向き、直接ご自分の目で見て、ご自分の耳で聞き、ご自分の言葉で話しかけたいと考えておられるようです。
奥野:2011年の東日本大震災もそうでしたね。震災の翌月には宮城県南三陸町の歌津へ行き、被災者にお声をかけられた。じつは先月、あの時にお声をかけられた千葉みよ子さんという方に話を聞きました。たった一人の孫娘を津波で失った千葉さんはあの時に絶望していて、自殺まで考えていたそうです。ところが、両陛下がお見えになり、耳を傾けてくださった。そして「(孫娘が)見つかるといいですね」「お体を大事にしてください」と声をかけてくださった。そこで千葉さんは感激し、前向きに生きていこうと考え直すことができたという話でした。
山下:陛下ご自身がそうやって多くの訪問を望まれるために、結果、公務が増えてしまっているという面もあります。すぐお側で仕えている内舎人(うどねり)たちは、陛下を毎日拝見しているわけですが、内舎人経験者から陛下の悪口など聞いたことがありません。国民から見えないところでも陛下のお姿というのは同じなんですよ。
奥野:そんな陛下からすると、公務を満足にできないのであれば、象徴天皇制がうまくいかないと考えるのではないでしょうか。完璧に公務をできず、公務を休むことはそれが別のメッセージと考えてしまう。だったら、公務をできる人に譲りたいと発想するのはきわめて自然です。
976
:
名無しさん
:2016/08/14(日) 10:23:11
>>975
「天皇家」という家族の問題
奥野:そこで再度考えたいのは、なぜいまだったのかという時期の問題です。いま昭和天皇の弟、陛下にとっては叔父にあたる、三笠宮崇仁親王は現在100歳です。もしいまの陛下が三笠宮のように100歳になった場合、皇太子は73歳です。そうしてさらなる高齢になってからの受け継ぎでよいのかということです。
山下:それは皇太子殿下にとっても間違いなく、大変な負担になるでしょうね。かりに73歳で天皇に即位されると、体力など、公務でどこまでおできになるかわかりませんからね。
奥野:やはり新しい天皇が即位するというときに、その天皇が老いたという印象を与えるより、健康であり、元気であってほしいものでしょう。単純な国民意識として。だとすると、やはり引き継ぐのはある程度若さが必要だと思うのです。
山下:実際、いまの陛下が即位されたのは55歳で、当時「こんなお年で」と言われたものです。ですが、いま皇太子殿下は56歳で、すでに超えられています。愛子内親王殿下がまだ中学3年生とお若いので、殿下もその分お若く見えるのですが、そうも言ってられないのです。
奥野:また、新しい天皇像が国民の間に確立されるまでにはしばらく時間がかかるんです。いまの陛下だって、即位してまもない頃は「マイホーム天皇」など、ひどい言われようでした。国民の信頼を得られるようになったのは1995(平成7年)の阪神・淡路大震災でお見舞いに行かれてからです。その時点で、7年経っている。
山下:即位された当時は宮内庁内でも批判的な意見はありました。象徴天皇の定義がありませんので、天皇のイメージイコール昭和天皇でしたから……。
生前退位に関しての今後の流れを仮定しますと、有識者会議やヒアリングを経ると、国会審議は早くて2018年1月の通常国会になるでしょう。そこで生前退位が可能な法整備が整ったとして、退位されることが決定してもすぐというのは考えづらい。ですから、数か月から場合によっては一年程度の後に退位されることになるのではないでしょうか。
奥野:すると、2019年か2020年……。
山下:そうなりますね。「2020年東京オリンピック」で、全世界に日本の新天皇が紹介されるということになるかもしれませんね。
奥野:それはいいですね。
山下:そこまで陛下ご自身がお考えになったとは思えませんが、結果的にそうなる可能性があります。そう考えると、今回の報道はいいタイミングだったのではないかと思います。
奥野:いずれにしても、議論はいいことです。ただ、私が大事にすべきかなと思うのは、本来今回の話というのは「天皇制」ではなく、「天皇家」というご家族の話だということです。天皇という役割や制度の話ではなく、体力だったり、高齢だったりという話。どの家にも共通の当たり前の話なんです。
山下:国家と皇室、憲法と天皇家という関係を、どのようにすればよい関係になるのか。それをあらためて考える時期がきているのかもしれませんね。
森健(もり・けん)
1968年東京都生まれ。ジャーナリスト。2012年、『「つなみ」の子どもたち』で大宅壮一ノンフィクション賞、2015年『小倉昌男 祈りと経営』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。著書に『反動世代』、『ビッグデータ社会の希望と憂鬱』、『勤めないという生き方』、『グーグル・アマゾン化する社会』、『人体改造の世紀』など。
977
:
とはずがたり
:2016/08/17(水) 19:19:09
皇室は安倍政権の憲法改正を止められるか
Why Japan's Emperor Abdication Matters
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5661.php
2016年8月16日(火)16時20分
ビル・パウエル
<生前退位そのものは、日本以外の国にとって大したニュースではない。しかし天皇のお言葉に憲法改正に突き進む安倍政権を牽制する「政治的」メッセージが含まれているとすれば、無視できない>
世界最古の世襲君主制である日本の皇室において、天皇は8月8日、ビデオメッセージを通じて生前退位の意向をにじませるお言葉を発表した。82歳という高齢と健康面の不安から、日本国憲法に定める象徴天皇としての務めを完璧に果たすことが困難になるかもしれないという。
生前退位そのものは、日本以外の国ではさほど注目に値するニュースではない。だが、天皇のメッセージには他の願いも込められている可能性がある。
第2次世界大戦後、天皇は政治的な権限を取り上げられた。日本を占領したGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の草案をもとに制定された日本国憲法によるものだ。現天皇の父である昭和天皇は、戦前の憲法下ではいわゆる「現人神」とされ、日本軍国主義ならびに日本臣民の中心的存在だった。それが戦後日本国憲法が制定されると、世界が見守る中で、海洋生物学を趣味とする物静かで温和な1人の男性に生まれ変わった。
現天皇は、政治に関与しない立場を貫いて、日本国民の大半から慕われている。天皇と同じように高齢化が進む日本社会では、天皇が将来的に退位を望んでいるとしても仕方のないことだととらえられている。ただし、現行法では生前退位に関する取り決めがない。安倍晋三首相は、天皇のビデオメッセージ公開を受けて次のようなコメントを発表した。「天皇陛下の御年齢や御公務の負担の現状にかんがみるとき、天皇陛下の御心労に思いを致し、どのようなことができるのか、しっかりと考えていかなければいけないと思っています」
天皇は平和憲法を支持
天皇が56歳の皇太子に皇位を譲りたいという意向を示したこのタイミングは、日本にとっては微妙な時期だ。安倍は高い支持率を誇る保守派で、平和主義を掲げる日本国憲法を改正し、自衛隊により強い役割を担わせることに前向きである。与党を含む改憲勢力は現在、国会で圧倒的多数の議席を獲得している。安倍はおそらく、国民投票の実施に動くだろう。
日本の左派は、安倍首相の憲法改正への動きに大きな懸念を抱いている。多くは、安倍は中国の脅威を視野に日本の再軍備を狙う国粋主義者だと警戒している。
一方、現在の天皇は、即位してから約30年にわたって、日本の「平和憲法」を支持する姿勢をはっきりと打ち出してきた。数年前からは、第2次大戦における日本の役割についての遺憾の意も強調している。その内容は、昭和天皇や歴代首相らよりもさらに踏み込んだものだ。
2015年8月15日には、終戦70年を迎えた全国戦没者追悼式において次のように述べた。「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」
日本の皇室ウォッチャーの間では、安倍を始めとする保守派が目指す憲法改正に対し、天皇が反対の意思を示したものと解釈されている。
皇位継承者である皇太子も天皇と同様の考えであるとされる。皇太子は、55歳の誕生日を迎えた2015年2月に記者会見でこう述べた。「私自身、戦後生まれであり、戦争を体験しておりませんが、戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返るとともに、戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切であると考えています」
この言葉もまた、改憲勢力を牽制したものであると受けとめられている。
安倍が憲法改正から手を引く可能性は低く、歴史的な論争へのお膳立ては整ったと言えよう。この論争は、日本国内においてきわめて大きな影響を持つ。論争の一方は政治的エシュタブリッシュメント、もう一方が、表向きは「非政治的」とされる皇室だからだ。
978
:
名無しさん
:2016/08/20(土) 16:54:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160820-00000012-pseven-soci
挨拶をうっかりお忘れの皇太子ご夫妻 愛子さまがご指摘
NEWS ポストセブン 8月20日(土)16時0分配信
今年新たに制定された祝日『山の日』の8月11日、皇太子ご一家は長野・松本市の上高地で行われた『「山の日」記念全国大会』の式典に臨席された。
「愛子さまは上高地の地理・歴史や山の日の持つ意味などを事前にお調べになっていたそうです。また現地に向かわれる車中では、上高地に行ったことがあるご両親に思い出話などを聞かれたようです」(東宮職関係者)
愛子さまにとって、ご夫妻の地方での公式行事に同行されるのは今回が初めて。お気持ちの引き締まる部分もあったようで、現地入りされた前日10日の昼、JR松本駅でこんなハプニングがあった。
「淡いパープルカラーのワンピース姿の愛子さまは、ご両親とご一緒に、奉迎する地元住民や登山客などに笑顔で手を振られました。その後、移動のためお車に乗られようとしたご夫妻に向かって、愛子さまが何やらお声をかけられたのです。
ご夫妻は“あっ!”という表情をされて踵を返されると、松本駅長のほうに向き直られました。どうやら、ご夫妻が挨拶をうっかり忘れてしまい、それに気づかれた愛子さまが“ご指摘”されたようでした」(皇室記者)
なんとも心強い愛子さまだった。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年9月1日号
979
:
名無しさん
:2016/08/20(土) 20:29:45
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160815/k10010636611000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_037
公明・山口代表 9条改正必要ないとの認識示す
8月15日 13時46分
公明党の山口代表は、東京都内で街頭演説し、安全保障関連法を成立させたことで、憲法9条の範囲内で、安全保障の環境の変化に対応する基盤を整えたとして、9条を改正する必要はないという認識を重ねて示しました。
この中で、公明党の山口代表は「近年の日本を取り巻く安全保障の環境は、確実に厳しさを増しており、こうした状況に憲法9条の範囲で対応するために、平和安全法制を作って、切れ目のない体制を作る基盤を整えた」と述べました。
そのうえで、山口氏は「平和安全法制を整備する議論の中で、憲法9条に対する考え方を再確認したので、それをみずから否定する議論をするつもりはない。こうした考え方で、今後も日本の安全と国際社会の平和への貢献をなし得る努力を進めていかなければならない」と述べ、憲法9条を改正する必要はないという認識を重ねて示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160818/k10010641281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_019
公明 山口代表 「生前退位」国民の受け止め踏まえ対応
8月18日 13時40分
公明党の山口代表は記者会見で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明したことについて、国民の受け止めを十分に踏まえて対応する必要があるという認識を示しました。
この中で山口代表は、先に天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明したことについて、「国民がどう受け止めるかをよく見極めて、その後、どうあるべきかを国民とともに考えることが大切だ。制度がどうあるべきかは次元の違う部分もあるので、今後、慎重に、政府の考えも見守りながら対応したい」と述べ、国民の受け止めを十分に踏まえて対応する必要があるという認識を示しました。
一方、公明党は、18日の中央幹事会で、2年に1度の党大会を来月17日に東京都内で開くとともに、山口代表の任期満了に伴う代表選挙の立候補の受け付けを来月9日に行うことを決めました。
980
:
名無しさん
:2016/08/20(土) 20:30:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160817/k10010639141000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_025
米副大統領の憲法発言に日本大使館がコメント
8月17日 9時23分
アメリカのバイデン副大統領が「日本の憲法はわれわれが書いた」と発言したことをめぐって、ワシントンの日本大使館は「現行憲法は帝国議会で十分に審議され、有効に議決されたものだが、占領軍の強い影響のもと制定されたものだと考えている」というコメントを出しました。
アメリカのバイデン副大統領は15日、大統領選挙で共和党のトランプ候補が先に、日本などの核兵器保有を容認する考えを示したことについて、「核保有国にはなれないという日本の憲法は、われわれが書いたものだということを理解していないのか」と述べ、批判しました。日本の憲法についてアメリカ政府の高官が公に「われわれが書いた」と発言するのは異例です。
これについて、ワシントンの日本大使館は16日、NHKの取材に対してコメントを出し、「大統領選挙における発言の逐一に見解を述べるのは適切でなく、差し控えたい」と述べました。ただ、「現行憲法は帝国議会で最終的には十分に審議され、有効に議決されたものだが、占領軍当局の強い影響のもと制定されたものだと考えている」と説明しました。
日本政府は「憲法9条は、一切の核兵器の保有や使用をおよそ禁止しているわけではない」とする一方、非核三原則やNPT=核拡散防止条約などにより、「一切の核兵器を保有し得ない」としています。
専門家「発言正しいとは言いがたい」
憲法の制定過程に詳しい上智大学の高見勝利名誉教授は、バイデン副大統領は憲法9条を念頭に置いて発言したと考えられるとしたうえで、「憲法9条は、GHQのマッカーサー最高司令官と当時の幣原総理大臣との会談をもとに原案ができたと考えられ、バイデン副大統領の発言は正しいとは言いがたい」と話しています。
また、憲法の制定過程については、「当時、戦後の占領下でGHQの強い影響はあっただろうが、GHQが示した案に対して日本政府が検討し、国会の議決を経て憲法は公布されている。『生存権』の条文を新たに盛り込むなど日本側が修正を加えていて『アメリカが書いた』という発言は言い過ぎだ」と指摘しています。
981
:
名無しさん
:2016/08/20(土) 20:48:05
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081500412&g=pol
憲法9条改正に慎重=山口公明代表
公明党の山口那津男代表は15日、終戦記念日にあたり東京・池袋駅前で街頭演説し、憲法改正に関し「(昨年の)安全保障関連法の議論の中で、現行憲法の9条の考え方を再確認した。この法制が日本の安全や国際社会の平和への貢献をなしうる努力を国として進めていかなければならない」と述べ、安保関連法の着実な実施を求めるとともに、9条改正に慎重な姿勢を改めて示した。(2016/08/15-12:20)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081600107&g=pol
「私たちが日本の憲法書いた」=トランプ氏の核武装論を批判-米副大統領
【ワシントン時事】バイデン米副大統領は15日、ペンシルベニア州スクラントンで米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)の応援演説を行い、「私たちが(日本が)核保有国になり得ないとうたった日本の憲法を書いた」と発言した。
大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が主張する日本や韓国の核武装容認論を批判したものだが、副大統領が日本国憲法を「私たちが書いた」とあからさまに言うのは異例。バイデン氏は、「(トランプ氏は)学校で習わなかったのか?彼に(大統領として)核兵器発射コードを知る資格はない」とも攻撃した。
一方、バイデン氏は6月、米公共テレビ(PBS)のインタビューで、中国の習近平国家主席に対して、北朝鮮の核開発阻止で協力を求める文脈で「日本は事実上、一夜で核兵器を製造する能力がある」と語ったことを明らかにしている。(2016/08/16-06:54)
982
:
名無しさん
:2016/08/20(土) 22:05:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000033-mai-n_ame
<米国>バイデン副大統領「日本国憲法、米が書いた」
毎日新聞 8月16日(火)11時4分配信
【ワシントン会川晴之】バイデン米副大統領は15日、東部ペンシルベニア州スクラントンで民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の応援演説をし、「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と語った。共和党大統領候補の実業家、ドナルド・トランプ氏(70)を批判する中での発言だが、米政府高官が、日本国憲法を「(米国が)起草した」と明言するのは極めて異例だ。
バイデン氏はトランプ氏を「事実から学ぼうとしていない」と批判した上で、日本国憲法の話題に触れた。トランプ氏が今春、日本や韓国の核武装を容認する発言をしたことを念頭に置いたとみられ、「(トランプ氏は)学校で習わなかったのだろうか? 彼に(大統領として)核兵器発射コードを知る資格はない」とも非難し、会場は笑いに包まれた。
バイデン氏は今年6月、米公共テレビ(PBS)のインタビューで、中国の習近平国家主席に対して北朝鮮の核開発阻止で協力を求める中で、「日本は事実上、一夜で核兵器を製造する能力がある」と伝えたことを明らかにしている。
983
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名無しさん
:2016/08/20(土) 22:39:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160818-00000571-san-pol
民進・岡田代表「米国が書いた憲法とは、不適切な発言だ」 バイデン米副大統領を批判
産経新聞 8月18日(木)16時34分配信
民進党の岡田克也代表は18日の記者会見で、バイデン米副大統領が「(日本が)核保有国になり得ないとする日本国憲法を私たちが書いた」と発言したことを批判した。岡田氏は「核兵器を持つべきではない」と断った上で、「最終的には(日本の)国会でも議論して(現行憲法を)作った。米国が書いたというのは、副大統領としてはかなり不適切な発言だ」と述べた。
岡田氏は現行憲法に核兵器の保有を明確に禁止する条文はないと指摘し、バイデン氏の発言について「ご自身が憲法の条文まで踏まえて発言したものではないのではないか」と疑問を呈した。同時に「(GHQが)草案を書いたかどうかというよりは70年間、日本国憲法を国民が育んできた事実のほうがずっと重要なことだ」と強調した。
984
:
名無しさん
:2016/08/21(日) 10:41:46
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800641&g=pol
バイデン氏発言は不適切=「国会で憲法制定」と反論-岡田民進代表
民進党の岡田克也代表は18日の記者会見で、バイデン米副大統領による「私たち(米国)が日本の憲法を書いた」との発言について、「不適切だ」と批判した。
岡田氏は憲法制定に関し「連合国軍総司令部(GHQ)が中心になって草案を作ったが、その過程で日本の意見もあり、国会でも議論して作った」と反論。「70年間、日本国憲法を国民が育んできた事実の方がずっと重要だ」と語った。
これに関し、公明党の山口那津男代表も会見で「憲法をどう捉えるかは日本自身の問題だ」と述べた。(2016/08/18-16:08)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800644&g=pol
生前退位、国会関与を=岡田民進代表
民進党の岡田克也代表は18日の記者会見で、天皇陛下が生前退位の意向を示唆されたことに関し、「立法措置が必要になる可能性が高い。政府任せでなく、立法府たる国会が関与していく必要がある」と述べた。岡田氏は「与野党間でそんなに大きな違いはないと思う。静かな環境で、お互いの方向性が合うような議論をした方がいい」とも指摘した。(2016/08/18-16:09)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081900803&g=pol
与野党、世論の動向注視=自民は総裁直属機関検討も-生前退位
天皇陛下の生前退位を可能にする法整備について、与野党とも当面、政府の検討状況を見守る構えだ。ただ、制度改正を容認する声が多い世論の動向を踏まえ、各党とも早晩、対応せざるを得ないと受け止めている。
「これは政府の話だ。政党が先んじてどうこう言う話ではない」。自民党三役の一人は、生前退位をめぐる党内論議を先送りする考えを示した。
法整備の検討に動きだした政府の具体的な対応を見極めてからでも遅くはないとの判断からだ。加えて、党内保守派には、皇室制度が不安定化する懸念から生前退位への根強い慎重論もある。
もっとも、報道各社の世論調査では、生前退位に理解を示す声はむしろ強まっている。党幹部は「(生前退位について)国民の多くがいいと言っている」と述べ、今後、対応が必要になるとの認識を示した。これに関し、別の党幹部は「党総裁直属の機関などを設置することになる」との見通しを語った。
公明党の山口那津男代表は18日の記者会見で、「国民がどう受け止めるかを見極めた上で、どうあるべきかを国民と共に考えることが大切だ」と述べ、世論の動向を注視する必要性を強調した。
一方、野党も基本的に政府・与党との対立を避け、国会での合意形成を目指す方針だ。民進党の岡田克也代表は18日の記者会見で、「与野党間で(考え方に)大きな違いはないと思う。互いに方向性が合うような議論をした方がいい」と呼び掛けた。
共産党の志位和夫委員長も「政治の責任として真剣な検討が必要だ」との立場を取っている。(2016/08/19-19:26)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081900801&g=pol
生前退位、特別立法が軸=来春にも国会提出-政府
政府は、天皇陛下が先のお気持ち表明で強く示唆された生前退位を可能とするため、現在の天皇一代限りを対象とする特別立法を軸に法整備の検討に入った。複数の政府関係者が19日明らかにした。皇室典範の改正で生前退位を恒久的な制度とする場合よりも迅速な対応が可能で、女性・女系天皇容認の是非など皇室制度全般の問題に議論が拡散するのを避けられるためだ。来年5月の大型連休明けにも関連法案の国会提出を目指す。
政府は来月後半をめどに有識者会議を設置し、法整備に向けた議論を進める。政府関係者は「与野党が反対できないものになる」として、来年の通常国会で各党の幅広い合意を得る形で成立させることを目指す考えを示した。(2016/08/19-19:24)
985
:
名無しさん
:2016/08/21(日) 19:36:58
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082100082&g=pol
改憲、合区などから着手=自民副総裁
自民党の高村正彦副総裁は21日放送のラジオ日本の番組で、憲法改正で優先的に取り組む課題について、参院の「合区」解消や、大規模災害時の国会議員の任期延長を挙げた。一方、9条の改正に関しては「国民の理解がまだ進んでいない」として、早期には着手しない考えを示した。
高村氏は先の参院選で導入された合区に関し、「一つの県から参院に代表者を出せないことはゆゆしきことだ。1票の価値の平等に対する特別規定をつくることは考えられる」と指摘。また、大規模災害時の国会議員の任期延長についても「地方議員は法律で措置できるが、国会議員は憲法改正しないとできない」と語った。 (2016/08/21-11:15)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082100096&g=pol
生前退位「安倍内閣でしっかり対応」=総裁任期延長、論議見守る-菅官房長官
菅義偉官房長官は21日午前のNHK番組で、天皇陛下が生前退位の意向を強くにじませたお気持ちを表明したことに関し、「有識者会議の設置も一つの考え方だ。安倍晋三首相の明快な指示だから、何ができるか内閣としてしっかり対応していきたい」と述べ、安倍内閣の重要課題として取り組む考えを強調した。菅氏は「政府だけでなく与党、野党も含めて進めていかなければならない」とも述べ、与野党を巻き込んだ論議が必要と指摘した。
安倍首相の自民党総裁任期延長については、「衆院選で2回、参院選で2回大勝しており、党内でいろんな議論が出てくることは『そうかな』という思いだ」と述べ、党内の議論を見守る考えを示した。(2016/08/21-12:15)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160821/k10010645081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_002
官房長官 天皇陛下お気持ち表明 内閣で責任持ち対応
8月21日 11時12分
菅官房長官はNHKの日曜討論で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、どのような対応が可能か現在、政府内で整理しているとしたうえで、内閣として責任を持って対応していく考えを示しました。
この中で、菅官房長官は天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、「安倍総理大臣の指示を受けて、天皇陛下のご高齢、ご公務の負担の問題や、憲法にしっかりうたわれていることも踏まえて、どのようなことができるのか、その実現のためにはどういう手法が必要なのか、今、整理している」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「有識者会議の設置も1つの考え方だと思っている。安倍総理大臣からの明快な指示なので、そこで何ができるかということを内閣として当然、しっかり対応していく」と述べました。
また、菅官房長官は秋の臨時国会の召集時期について、「経済対策を盛り込んだ補正予算案の審議は1日も早く行うべきだ。EU=ヨーロッパ連合からのイギリスの離脱など、さまざまなリスクもあるので、できるだけ早くというかたちにさせて頂きたい」と述べ、9月中旬にも召集したいという考えを示しました。
さらに、菅官房長官は安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長について、「安倍総理大臣が自民党総裁になってから、衆議院選挙は2回大勝し、参議院選挙も2回大勝しており、党内で議論が出てくるのは、私は『そうかな』と思う」と述べました。
986
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 00:11:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160825-00000093-jij-pol
二階自民幹事長、女性天皇を容認=認めねば「時代遅れ」
時事通信 8月25日(木)17時28分配信
自民党の二階俊博幹事長は25日、BS朝日の番組収録で、女性天皇に関し「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」として容認する見解を示した。
この後、二階氏は記者団に「諸外国でもトップが女性である国もいくつかある。何の問題も生じてない。日本にもそういうことがあってもいいのではないか」と語った。
二階氏は、天皇陛下がお気持ち表明で強くにじませた生前退位について、「首相の責任で、この問題を処理するのがいいのではないか」と述べ、政党間で議論することに否定的な考えを示した。政府がこれに併せて女性天皇、女性宮家実現に向けた検討をするかどうかに関しては「一緒にやれればいいが、やれなければ切り離して考えればいい」と語った。
987
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:29:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082200382&g=pol
生前退位、オープンに議論=菅官房長官
菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、天皇陛下が生前退位の意向を強くにじませたお気持ちを表明したことへの対応について、「政府だけでなく、国会、与野党も含めて幅広く意見を伺う必要が当然ある。できる限り国民にオープンに進めていくことが大事だ」と述べ、広範な合意形成に努める考えを重ねて強調した。
菅氏は「天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と憲法の規定を指摘した上で、「そうしたものを踏まえて、考えていく必要がある」と述べた。 (2016/08/22-13:01)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082200366&g=pol
米副大統領発言の論評回避=菅官房長官
菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、バイデン米副大統領の「私たち(米国)が日本の憲法を書いた」との発言について、「米大統領選の発言一つ一つに見解を述べることは政府として適切でない。コメントは差し控える」と述べ、論評を避けた。
バイデン氏の発言は、大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏を批判する中で飛び出した。(2016/08/22-12:35)
988
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:41:33
>>986
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00050074-yom-pol
女性天皇容認論、菅官房長官が慎重姿勢を強調
読売新聞 8月26日(金)21時39分配信
菅官房長官は26日の記者会見で、自民党の二階幹事長が女性天皇の容認に積極的な認識を示したことに関し、「(天皇の)男系継承が古来例外なく維持されてきた重みを踏まえながら、安定的な皇位継承を考えていく必要がある」と述べ、政府として慎重に対応する方針を強調した。
二階氏は25日の番組収録で「女性尊重の時代で、天皇陛下だけそうならないのはおかしい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000527-san-pol
菅義偉官房長官「男系継承の重みを踏まえ…」 自民党二階幹事長の女性天皇容認発言
産経新聞 8月26日(金)12時5分配信
菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、自民党の二階俊博幹事長が25日のBS朝日番組の収録で、女性天皇を容認する発言をしたことについて「政府の立場でコメントすることは控えたい」とした上で「男系継承が古来例外なく、今日まで維持されてきた。この重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持について考えていく必要もある」と述べた。
菅氏はまた、「安定的な皇位継承を維持することは国家の基本にかかることであり、極めて重要だ」として「この問題は慎重かつ丁寧に対応する必要がある」と話した。
989
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:42:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160826-00099848-diamond-soci
宮内庁の完全勝利!?天皇陛下「お気持ち」表明の舞台裏
ダイヤモンド・オンライン 8月26日(金)8時0分配信
NHKのスクープに端を発した天皇陛下の「生前退位」問題。当初、宮内庁幹部が全面否定し、その後に陛下ご自身が「お気持ち」を表明したというプロセスに、「宮内庁の対応は悪い」という批判も起きた。しかし、これまでの経緯を丁寧にひもとけば、実は宮内庁が仕掛けた、巧妙な情報戦であった可能性が浮かび上がってくる。
● NHKのスクープを全否定した宮内庁の 広報対応は「場当たり的」なのか?
天皇陛下が「生前退位」を強く示唆した「お気持ち」を表されたことを巡って、宮内庁の「グダグダな広報対応」に一部から批判が集まっている。
発端は、7月13日のNHKのスクープだ。
ここで初めて、「天皇陛下が、天皇の地位を生前に皇太子さまに譲る意向を宮内庁関係者に伝えられた」という報道がなされたわけだが、その日の午後8時半、宮内庁の山本信一郎次長は以下のように全否定したのだ。
「そうした事実は一切ない。陛下は憲法上のお立場から、皇室典範や皇室の制度に関する発言は差し控えてこられた」
「長官や侍従長を含め、宮内庁全体でそのようなお話はこれまでなかった」
山本次長だけではない。深夜に取材に応じた風岡典之長官も、「制度については国会の判断にゆだねられている。陛下がどうすべきだとおっしゃったことは一度もなく、あり得ない話だ」と全否定した。
宮内庁のツートップが揃ってここまで強気に出れば、国民としては「ああ、そうですか。じゃあNHKがやらかしちゃたのね」と思う。
が、それから3週間もたたぬ8月8日、陛下がビデオで「お気持ち」を表明。その後の記者会見で、風岡長官はしれっと「昨年から陛下はお気持ちを表明することがふさわしいのではないかと考えられていた」と述べたのである。
この一連の流れを素直に受け取れば、陛下の「お気持ち」を宮内庁内部の何者かがリークし、事無かれ主義の宮内庁幹部がそれにフタをしようと目論むも、陛下の強い意向を無視することができず結局、押し切られるように「お気持ち」表明をした――というストーリーが浮かび上がる。
実際、ネットではそのような立場に立った《天皇陛下「お気持ち」表明の裏で宮内庁が機能不全&暴走...丸投げされた首相官邸も困惑》(ビジネスジャーナル 8月9日)などの記事も出回っている。
「宣伝会議」などが出す、企業広報の教科書やマニュアルのようなものでは、こういう場当たり的な広報対応は、事態を悪化し、組織の存続すらも危うくさせる「悪手」とされる。
不正などの問題が内部の人間によってメディアにリークされた後、とにかく臭いものにはフタをしろとばかりに「そんなのガセですよ」と全否定するも、やがて言い逃れできないような事実が明らかとなり、「すいません、実は」と謝罪会見で社長が晒し者になるのは、ダメな危機管理広報の定番とされているのだ。
そのような視点に立てば、今回の宮内庁の広報対応は「悪い見本」という位置付けになるわけだが、個人的にはまったく逆の評価をしている。
990
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:42:35
>>989
● NHKにリークしたのは 宮内庁の「オモテ」か「オク」か?
たしかに、セオリー的視点から見れば、宮内庁幹部の広報対応は場当たり的だ。しかし、「生前退位」という陛下のお気持ちを国民に届けるという目的遂行ということのみでいえば、実はかなり練りこまれた「戦略的な広報」だと言わざるを得ないのだ。
いや、むしろ、宮内庁という自由も権限もない組織の弱みを逆手にとって、政治的正当性を持ちつつも国民に広く知らしめるという、高度な世論形成をおこなっているのだ。
内部からのリークを必死に否定したのに、陛下ご自身の「お気持ち」表明で面目丸潰れとなった宮内庁の、一体どこに戦略があるのだ、と鼻で笑われるかもしれない。
ネット上の愛国心溢れる方たちの多くは、リークは「オク」からという説を信じているようだ。宮内庁は「オモテ」と呼ばれる官庁機構と、「オク」と呼ばれる陛下の身の回りのお世話をする侍従職がある。つまり、陛下の「お気持ち」をかねてから知っていた「オク」の一部の人が、事なかれ主義の「オモテ」に対して不満を感じ、NHKにリークをしたというわけだ。
また、「オモテ」の歴代トップには、警察庁、旧自治省、旧厚生省、旧建設省という内務系の事務次官クラスが就いていることに対し、「オク」は外務省の出向が慣例化していることから、かねてから両者のあいだには「溝」があるといわれている。そのパワーゲームが今回のリークにも結びついているのでは、という見方もある。
ともに官僚組織では十分ありえる話だが、今回の「生前退位」というテーマに限っていえば、「オク」からのリークである可能性は低い。実はNHK報道が出た直後、「毎日新聞」に興味深い続報が出ている。
《宮内庁関係者によると、検討を進めていたのは、風岡典之長官ら「オモテ」と呼ばれる同庁の官庁機構トップ2人と、「オク」と呼ばれ、陛下の私的活動も支える侍従職のトップ2人。皇室制度に詳しいOB1人が加わり、皇室制度の重要事項について検討。「4+1」会合とも呼ばれている》(2016年7月14日)
要するに、「オモテ」と「オク」は、一丸となって陛下の「お気持ち」を世に出すことを検討していたというのだ。いやいや、毎日のような「反日マスコミ」の書くことなど鵜呑みにできん、と疑心暗鬼となる方もおられるかもしれないが、この報道の信ぴょう性は高いと思う。
991
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:43:01
>>990
● 誤報記事には容赦なく報復する宮内庁が NHKのスクープは完全にスルーした
その根拠は、抗議だ。
宮内庁は皇室報道で事実と異なる報道がなされると、厳しい抗議を行うことで知られている。過去には、取材時のルールを破った報道機関には、写真を提供しないなどの「報復」措置を取ったこともある。
また、「事実と異なる記事や、誤った事実を前提にして書かれた記事」があまりにも多いということで、2008年からはホームページで、「皇室関連報道について」というコーナーを設けて、週刊誌などを名指しして、事実ではない部分を指摘し、記事の訂正を求める文書を掲載している。
そんなカチカチの石頭のような宮内庁が、今回のNHK報道に関しては、何も抗議をしていない。長官、次官というツートップが明白に「事実ではない」と断言しておきながら、だ。
過去、宮内庁ホームページの「過去の皇室関連報道について」というコーナーでは、「生前退位」にまつわる報道が槍玉にあげられている。2013年6月、「週刊新潮」で風岡長官が安倍晋三首相に対して、天皇の生前退位や皇位継承の辞退を可能にするよう皇室典範の改正を要請したという記事に対する抗議と訂正を求めているのだ。
なぜ週刊新潮には厳しく抗議したのに、NHKには抗議しないのか。普通に考えれば、導き出される可能性はひとつしかない。
それは、NHKの「生前退位」報道を仕掛けたのが、実は先ほどの「4+1」会合である可能性だ。要するに、NHKと宮内庁が「裏で握ったスクープ」だったのではないかというわけだ。
元財務官僚の高橋洋一氏がよく説明しているように、官僚ほどメディア操作に長けた人種はいない。知識がなく、情報源もない記者に、「オタクだけですよ」と特ダネを握らせ、情報戦のコマとする。官僚の仕事には、世論や政界の反応を見るため、観測気球的な記事を仕掛けなくてはいけない場面が多々あるからだ。
そういう視点で、今回の一連の流れを振り返ると、随所に実に官僚らしい計算が込められている。
まず、NHKに「スクープ」という形で陛下の「お気持ち」を報道させる。宮内庁として「事実ではない」と否定をすれば、「どっちの言っていることが本当なのか」と国民の注目を集めることができる。そこで、陛下に「お気持ち」を表明していただく名目が立つ。つまり、NHKのスクープから全面否定、そして陛下の「お気持ち」表明は、宮内庁の「4+1」会合が描いたシナリオではないのだろうか。
992
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:43:26
>>991
● 正攻法では生前退位問題を議論できず 陛下と政府の板ばさみに遭う宮内庁
いやいや、陛下に「お気持ち」を表明していただくことが目的だったら、ハナから宮内庁幹部がそういう場をつくればいいだけじゃないかと思う方もいるだろう。また、NHKをわざわざ否定するなんて、まどろっこしいプロセスも必要もないだろ、と首をかしげる方もいるかもしれない。
しかし、そんな“正面突破”的戦略を取っていたら、おそらく陛下に「お気持ち」を表明していただく、というところまでこぎつけるのは難しかっただろう。
まだ国民的議論が起きていないなかで、宮内庁が陛下に、皇室典範改正を示唆するような政治的発言を促すというのは、憲法的にあり得ないからだ。宮内庁幹部が陛下のお考えを慮って、それを代弁するというのもアウトだ。
実際、風岡長官は過去に政府から厳しいお灸をすえられている。
2013年9月、憲仁親王妃久子さまの、IOC総会への出席が急きょ決定された際、風岡長官が「苦渋の決断」として、「天皇・皇后両陛下も案じられていると推察した」などと発言したのだが、これを受け、菅義偉官房長官が、「宮内庁長官の立場で、両陛下の思いを推測して言及したことについては、私は非常に違和感を感じる」と不快感をあらわにしたのだ。
もちろん、これにはさまざまな意見があるだろうが、ここで大事なことは、官邸としてはたとえ些細なことであっても、宮内庁が陛下の「お気持ち」を察し、それを代弁するのを良しとしないということだ。宮内庁長官といえど、立場としては政府の一員である以上、これを無視はできない。ましてや「皇室の政治的利用」というのは、前政権の時から宮内庁と政府が対立するテーマなのだ。
2009年12月、鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長らは、中国側の要望を汲み、宮内庁長官への職務命令という形で、中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を実現させた。この時の宮内庁長官だった羽毛田信吾氏が、「今後二度とあってほしくない」と政府を批判。小沢幹事長は以下のように応酬をした(肩書きはすべて当時)。
「内閣の一部局の一役人が、内閣の方針についてどうだこうだ言うのは憲法の理念、民主主義を理解していない。反対ならば辞表を提出した後に言うべきだ」
陛下の「お気持ち」と寄り添う宮内庁は、時として政府との間で板ばさみにならなくてはいけない。それを、身をもってあらわした羽毛田氏の姿を誰よりも間近で見ていたのだが当時、次長だった風岡氏なのだ。
宮内庁の役人が陛下の「お気持ち」を代弁することはできない。かといって、何もないのに、いきなり陛下自身に「お気持ち」を表明していただくこともできない。こういう状況のなかで、もし自分が風岡長官だったどうするか。
国民も官邸もすべての人が納得する形で、陛下自身が「お気持ち」を表明できるような状況を作り出すしかない。
993
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:44:27
>>992
● ここまでは宮内庁の大勝利か 「生前退位」反対勢力の反撃は?
どこかにスクープとして抜かせて、それを形式的に否定すれば、「真実を知りたいという国民の求めに応じる」という大義名分のもと、陛下ご自身に「お気持ち」を表明していただくことができる。政府に対しても、説明がつく。
今回、陛下の「お気持ち」表明で、国民から「あの人たち、なんなの? 」と白眼視された風岡長官は、もともと国土交通省の事務次官。山本信一郎次長も、内閣府官房長時代は、文科省主催のタウンミーティングで「やらせ質問」をしたという不祥事の処理にあたった後、内閣府事務次官となった手練の高級官僚だ。
ご存じのように、官僚組織の頂点まで上り詰めるのは並大抵のことではない。官僚同士の足の引っ張り合いもあれば、実務的な政策を進めれば良いというものではなく、政局との調整も行わなくてはいけない。「あちらの顔を立てつつ、こちらの顔も」という綱渡りをするために、先ほど述べたように、メディアを手駒にして、「情報戦」を繰り広げるのだ。
そういう「駆け引き」を30年以上も続けてきた風岡・山本両氏が、今回のように素人が見ても「悪手」だとわかるような、稚拙な広報をするだろうか。陛下が「お気持ち」を周囲に漏らしていた事実があるにもかかわらず、それを「事実ではない」などと場当たり的な発言をするだろうか。
普通に考えれば、するわけがない。
菅官房長官からチクリとやられる1年3ヵ月前、風岡氏は宮内庁長官に就任した。前任の羽毛田氏から「皇室典範改正」という重い宿題を課せられてスタートした風岡氏は、就任会見では、心臓バイパス手術を受けられた陛下の体調を慮り、最優先課題として以下のように述べた。
「天皇、皇后両陛下と皇族方の健康維持は国民の願いで何より優先すべき課題。公務へのお気持ちや仕事の重要性を踏まえながら、医師と相談して負担軽減を考えていきたい」
これを踏まえると、今回の一連の動きは、皇室典範改正に消極的な安倍政権に対して、なによりも陛下の健康を重視する宮内庁幹部が仕掛けた、政府に対する「ゆるやかな謀反」と見えなくもない。
今回、一部の「保守」の方たちからは「生前退位」について否定的な意見が出ているように、日本の政治勢力のなかには、天皇陛下の「お気持ち」より、「国体維持」を何よりも優先しようという者もいる。いい悪いは別にして、それは戦前から今も脈々と続いている。
自由にものを言えぬ立場を逆手に取って、憲法に抵触することなく、陛下に「お気持ち」を表明していただいたというところまでは、まずは宮内庁側の大勝利だ。
しかし、「国体維持」を掲げる勢力も、このまま黙って引き下がるわけにはいかないはずだ。宮内庁が次にどんな一手を打つのか、注目したい。
窪田順生
994
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:46:40
>>986
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000072-mai-pol
<皇位継承>菅官房長官、女系に慎重姿勢
毎日新聞 8月26日(金)18時47分配信
菅義偉官房長官は26日の記者会見で、皇位継承のあり方について、「(過去の天皇と男性のみで血統がつながる)男系継承が例外なく今日まで維持されてきた重みを踏まえながら考えていく必要がある」と述べ、皇位継承資格を女系に拡大することに慎重な考えを示した。また、自民党の二階俊博幹事長が25日に女性天皇を容認する認識を示したことには「政府の立場でのコメントは控えたい」と述べつつ、「安定的に皇位の継承を維持することは国家の基本に関わり、極めて重要な問題だ。慎重かつ丁寧に対応する必要がある」と指摘した。
小泉内閣が設置した有識者会議が2005年にまとめた報告書では「男系継承を安定的に維持することは極めて困難で、女子や女系の皇族に拡大することが必要」と結論づけた。女性天皇は歴史上、8人10代(2人は2回即位)いるが、いずれも男系皇族。【田中裕之】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000077-san-pol
二階氏、女性天皇を容認 自民幹部初「国民に違和感ない」
産経新聞 8月26日(金)7時55分配信
自民党の二階俊博幹事長は25日のBS朝日番組の収録で「女性尊重の時代に、天皇陛下だけ『そうならない』というのは時代遅れだ。そうと決まれば国民には違和感はないと思う」と述べ、女性天皇を容認する考えを示した。現在の自民党幹部が女性天皇の容認に言及したのは初めてで、今後議論が活発化する可能性がある。
二階氏は収録後、記者団に対し「トップが女性の国もいくつかある。何の問題も生じていない」と指摘。その上で「女性がこれだけ各界で活躍しているところで、皇室、天皇だけが女性が適当でないというのは通らないと思う」と述べた。
二階氏は番組で、天皇陛下が「生前退位」のご意向を示されたことについて「国民の八十数%の支持があるので、その方向へ早く決着に持っていくことが政治の側の責任だ」と述べ、認める考えを示した。「安倍晋三首相が処理すべきだ」とも語り、政府の責任で対応することを求めた。
女性天皇と生前退位に関する議論について、二階氏は記者団に「一緒にやれればいいが、やれなければ切り離して考えればいい」と述べた。
女性天皇に関しては、平成17年に当時の小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が、女性・女系天皇を容認する報告書を提出。野田佳彦内閣では24年に女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」創設を検討したが、いずれも皇室典範改正などには至らなかった。
995
:
名無しさん
:2016/08/26(金) 23:52:14
これだけ議論されてきたのに、
いまだに女性天皇と女系天皇(厳密には「男系でない天皇」)を正確に使い分けないマスコミのひどさはあきれるなぁ。
その息子や娘はともかく、
愛子内親王本人が皇位継承権を得ることは歴史的にも何ら問題ないのだから、
過去の歴史が許す範囲で早急に皇位継承権者を拡大して、その上で未来を議論すればよいと思う。
996
:
名無しさん
:2016/08/27(土) 11:47:00
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160822/k10010647171000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_103
菅長官「陛下のお気持ち 有識者会議設置も含め検討」
8月22日 13時03分
菅官房長官は、記者会見で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことに関連して、憲法で、天皇の地位は、日本国民の総意に基づくとされていることを踏まえ、有識者会議の設置も含めて、対応のあり方を検討していく考えを重ねて示しました。
この中で、菅官房長官は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことに関連して、「安倍総理大臣は、『陛下の国民に向けたご発言を重く受け止める。天皇陛下のご心労に思いをいたして、どのようなことができるのかしっかり考える』と表明しており、それを踏まえて、さまざま考えている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「憲法で、『天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基く』とされている。そうしたことを踏まえて、政府としては、有識者会議の設置も含めて、どのように対応していくかを、現在考えている」と述べました。
また菅官房長官は「政府だけでなく当然、国会、さらに与野党も含めて幅広くご意見を伺っていく必要は当然あると思うし、できる限り国民の皆さんにもオープンな形で進めていくということが大事だと思う」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010654041000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_033
自民幹事長 女性天皇に肯定的な考え示す
8月25日 17時59分
自民党の二階幹事長は、東京都内で記者団に対し、今は認められていない女性の皇位継承について、「女性が各界で活躍している中で、天皇だけが女性では適当でないというのは通らない」と述べ、肯定的な考えを示しました。
この中で二階幹事長は、女性が皇位を継承することについて、「諸外国でもトップが女性の国がいくつかあるが何の問題も生じていない。日本にもそういうことがあってもよいのではないか」と指摘しました。
そのうえで二階氏は「女性がこれだけ各界で活躍している中で、天皇だけが女性では適当でないというのは通らないと思う」と述べ、女性の皇位継承に肯定的な考えを示しました。
また記者団が「先に天皇陛下が『生前退位』の意向がにじむお気持ちを表明されたことも踏まえて、女性の皇位継承も合わせて議論することが望ましいか」と質問したのに対し、二階氏は「この機会に一緒にやれればいいだろうが、やれなければ切り離して考えればいい」と述べました。
997
:
名無しさん
:2016/08/27(土) 11:47:39
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160826/k10010654821000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_015
官房長官 女性の皇位継承は慎重な対応必要
8月26日 12時47分
菅官房長官は記者会見で、自民党の二階幹事長が現在は認められていない女性の皇位継承に肯定的な考えを示したことについて、安定的な皇位継承の維持は重要な問題だとする一方、男系の皇位継承が例外なく続いてきた重みを踏まえ慎重に対応する必要があるという認識を示しました。
自民党の二階幹事長は25日、記者団に対し、現在は認められていない女性の皇位継承について、「女性が各界で活躍している中で天皇だけが女性では適当でないというのは通らない」と述べ、肯定的な考えを示しました。
これについて、菅官房長官は記者会見で、「政府の立場でコメントすることは控えたい。安定的な皇位の継承を維持することは国家の基本に関わることであり、極めて重要な問題であると認識している」と述べました。その一方で、菅官房長官は「男系継承が例外なく今日まで維持されてきた重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持について考えていく必要もある。この問題は慎重かつ丁寧に対応する必要がある」と述べました。
998
:
名無しさん
:2016/08/27(土) 16:08:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082600356&g=pol
女性天皇に「ノーコメント」=菅官房長官
菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、自民党の二階俊博幹事長が女性天皇を容認する見解を示したことについて「政府の立場でコメントは控えたい」と述べた。その上で「男系継承が例外なく今日まで維持されてきた重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持を考えていく必要はある」と指摘した。
菅氏は、皇位継承の維持に関し「国家の基本にかかわる極めて重要な問題だ。そして慎重かつ丁寧に対応する必要がある」とも語った。(2016/08/26-11:58)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082500661&g=pol
二階自民幹事長、女性天皇を容認=認めねば「時代遅れ」
自民党の二階俊博幹事長は25日、BS朝日の番組収録で、女性天皇に関し「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」として容認する見解を示した。
この後、二階氏は記者団に「諸外国でもトップが女性である国もいくつかある。何の問題も生じてない。日本にもそういうことがあってもいいのではないか」と語った。
二階氏は、天皇陛下がお気持ち表明で強くにじませた生前退位について、「首相の責任で、この問題を処理するのがいいのではないか」と述べ、政党間で議論することに否定的な考えを示した。政府がこれに併せて女性天皇、女性宮家実現に向けた検討をするかどうかに関しては「一緒にやれればいいが、やれなければ切り離して考えればいい」と語った。(2016/08/25-17:30)
999
:
名無しさん
:2016/09/03(土) 16:10:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016083100656&g=pol
生前退位で特別立法も=安倍首相、田原氏に見解
安倍晋三首相は31日、ジャーナリストの田原総一朗氏と首相官邸で会い、天皇陛下の生前退位をめぐり意見を交わした。田原氏によると、「皇室典範改正は時間がかかるから、まずは特別立法で対応した方がいいのではないか」と提案したのに対し、首相は「それもある」と答えたという。
田原氏は旧民主党の野田政権が2012年に行った皇室制度に関する有識者ヒアリングに、識者の一人として出席したことがある。(2016/08/31-17:22)
1000
:
名無しさん
:2016/09/03(土) 17:50:25
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160831/k10010662931000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_058
首相「憲法改正すぐにやろうという気はない」
8月31日 22時07分
安倍総理大臣は、31日、ジャーナリストの田原総一朗氏と会い、田原氏によりますと、憲法改正について「参議院選挙の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めたからといって、すぐにやろうという気はない」と述べたということです。
安倍総理大臣は、31日午後、総理大臣官邸でジャーナリストの田原総一朗氏とおよそ40分間、会談しました。
会談のあと、田原氏は記者団に対し、「憲法改正について、安倍総理大臣は『参議院選挙の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めたからといって、すぐにやろうという気はない。どの国も長い時間がかかっており大変な仕事だ』と話していた」と述べました。また、田原氏は、先に天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明したことに関連して、「安倍総理大臣に『天皇陛下がそうしたことを求めているなら、実現したほうがいいのではないか』と伝え、安倍総理大臣から生前退位はだめだという話は出なかった」と述べました。
1001
:
名無しさん
:2016/09/03(土) 19:02:22
http://www.news-postseven.com/archives/20160902_444198.html
愛子さま「おきれいになりましたね」との声に頬染められる
2016.09.02 16:00
台風10号が列島に迫り、徐々に雲が厚みを増した8月29日、那須御用邸(栃木)で静養中の皇太子ご一家は『那須どうぶつ王国』へと足を運ばれた。
「同園は、愛子さまが幼少の頃から毎年のように訪れられている思い出深い場所。あいにくの雨にも見舞われましたが、カピバラのエサやりを体験されたり、ヨウムというインコの仲間と記念撮影をされるなどとても楽しそうなご様子でした。動物と触れあう愛子さまと雅子さまのお姿を、皇太子さまが写真に収めていらっしゃるのが印象的でした」(皇室記者)
この日の愛子さまは、紺色のカーディガンにギンガムチェックのパンツ姿。パンツに合わせたギンガムチェックのリボンで、髪を後ろで1つにまとめられていた。
「愛子さまのお友達家族も一緒で、愛子さまはお友達の妹さんの面倒を熱心にみていらっしゃって、“お姉さま”のお顔でした。園内にいた他の客にも、笑顔で手を振られていました」(前出・皇室記者)
ご一家が那須に到着された24日、那須塩原駅には地元住民など約300人が歓迎に押し寄せた。このときも、愛子さまはご夫妻の隣でしっかりとお手振りをされた。
「ある女性が“愛子さま、おきれいになりましたね”と雅子さまに声をかけると、愛子さまは雅子さまの隣で“そんなそんな。え、そんなことないです”と口元に手を当てて恥ずかしそうに頬を赤らめていらっしゃいました。そのご様子がまた一層かわいらしかったですね」(地元住民)
26日には、2時間ほどかけて茶臼岳を登頂。愛子さまはすれ違う人と挨拶を交わされ、登山客が連れた犬の頭を「かわいい」といって撫でられた。
また、別の登山客が愛子さまと雅子さまに「写真をお撮りしてもいいですか?」とリクエストすると、おふたりとも「いいですよ。どうぞ!」と快く応じられたという。
これまで、人前に立たれるときの愛子さまはどこか不安げで、緊張した面持ちのことが多かった。しかし最近の愛子さまはむしろ堂々とお出ましになっていると感じられることが多い。
「先々で“愛子さま、かわいい!”“きれい!”と歓声が上がり、ネット上でも“プリンセスにふさわしい笑顔”と評判なことも愛子さまが自信を深められることになっているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年9月15日号
1002
:
名無しさん
:2016/09/03(土) 22:18:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082800123&g=pol
改憲、初めてテーブル上に=自民・麻生氏
自民党麻生派は28日、横浜市内のホテルで夏季研修会を開いた。会長の麻生太郎副総理兼財務相は講演で、改憲勢力が3分の2を超えた7月の参院選の結果について「保守であろうとリベラルであろうと共産党であろうと、初めてテーブルの上で憲法改正の話ができる状態になった」と述べ、意義を強調した。
麻生氏は、9月召集予定の臨時国会に関し「日本をまともな方向に進めていくよう、われわれが中心となって頑張るということだ」と語り、派閥の結束を呼び掛けた。研修会には麻生氏や松本純国家公安委員長ら28人が参加した。(2016/08/28-17:52)
1003
:
名無しさん
:2016/09/10(土) 14:33:37
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090700717&g=pol
生前退位の実現優先を=小泉元首相
小泉純一郎元首相は7日午後、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇陛下が生前退位を示唆されたことに関し、「譲位の問題と女性・女系天皇(の議論)は別にした方がいい。(包括的に議論すると)ますますややこしくなる」と述べ、現在の天皇の退位実現に向けた検討を優先させるべきだとの考えを示した。(2016/09/07-18:15)
1004
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 14:33:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090800787&g=pol
生前退位に限定=特別立法で対応-政府
政府は8日、生前退位の意向を強くにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け設置する有識者による諮問会議について、論点を生前退位に絞り、女性・女系天皇や女性宮家創設は扱わない方針を固めた。生前退位を可能にする法整備では、いまの天皇陛下に限って対象とする特別立法を制定する方向だ。
安倍晋三首相は8日、訪問先のラオスで同行記者団に対し、「今回は天皇陛下が国民にご発言されたことを重く受け止め、国民からこの問題に対応すべきだという意見が多数ある中、われわれも検討しなければならない」と述べ、女性・女系天皇を認めるかどうかなどは検討の対象から外す意向をにじませた。(2016/09/08-19:10)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090800385&g=pol
「女性天皇」検討に否定的=生前退位の議論優先-安倍首相
【ビエンチャン時事】安倍晋三首相は8日午前(日本時間同日昼)、訪問先のラオス・ビエンチャンで同行記者団に対し、皇室制度の見直しに関しては天皇陛下の生前退位の問題に絞り、女性天皇や女系天皇、女性宮家創設の検討については否定的な見解を明らかにした。
首相は、陛下が生前退位をにじますお気持ちを表明されたことについて、「陛下のご心労に思いを致し、どのようなことができるか考えたい」と表明。女性天皇などに関しては「今回は天皇陛下のご発言があったわけで、それに対する国民の反応がある」と指摘、検討対象からは外れるとの認識をにじませた。
一方、自民党総裁任期の延長に関しては、「党内で議論があることは承知しているが、現在総裁の立場にある私が言及しないほうがよい」と述べるにとどめた。衆院の解散権との関係については「全く関わりがない」として、縛られないとの考えを示した。
また、首相は、北朝鮮の弾道ミサイル発射について、「国際社会が緊密に連携して、制裁を厳格に実施していく必要がある」と述べた。(2016/09/08-13:06)
1005
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 17:30:41
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160908-00000048-jnn-pol
生前退位めぐり、安倍首相「静かに議論を進めていくように」
TBS系(JNN) 9月8日(木)19時11分配信
安倍総理は天皇陛下の生前退位をめぐる議論について、「様々な方のご意見もうかがいながら静かに議論を進めていくようにしたい」と述べました。政府・与党内では、現在の天皇陛下に限って可能とする特別措置法で対応するという案が有力視されています。
天皇陛下が生前退位の意向を強くにじませるお気持ちを表明してから1か月となるなか、安倍総理はラオスで同行記者団に対し、「今後予断することなく様々な方のご意見もうかがいながら、静かに議論を進めて行くようにしたい」と述べ、改めて政府として慎重に対応を検討していく考えを示しました。
政府与党内では、皇室典範の改正ではなく、現在の天皇陛下に限って生前退位を可能とする特別措置法の整備で対応するという案が有力視されていますが、安倍総理は、「今やるべきことは専門家の方々を中心にご意見をいただくことが重要だ」と繰り返すにとどめ、具体的な方法について言及は避けました。また、安倍総理は、女性・女系天皇の容認や女性宮家創設などの検討は先送りし、「生前退位」の検討を優先して行う考えを示唆しました。
自民党の二階幹事長ら与党幹部からは「結論を急ぐことが大事だ」といった意見が出ている一方で、政府関係者からは「そう簡単にはいかない」と制度を変える難しさを指摘する意見も出ていて、政府は有識者会議を設置する時期も含め、慎重に検討しています。(08日14:57)
最終更新:9月9日(金)5時33分
1006
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 18:49:45
http://news.yahoo.co.jp/feature/346
改憲派も護憲派も欺瞞だ――井上達夫氏が憲法論議を斬る
9月8日(木)15時20分配信
改憲の議論が動き出す。9月下旬に召集される臨時国会から、衆議院、参議院の「憲法審査会」で憲法や関連法制、改正案が精査されていく予定だ。憲法をめぐっては長らく「改憲派」が「米国の押し付けだ!」、「護憲派」が「9条を守ることこそ平和への道だ」と角突き合わせてきた。だが、そんな両者に対し、東京大学大学院の井上達夫教授(法哲学)は「どちらも欺瞞ばかり」と憤る。改憲派、護憲派の何が問題だったのか。改憲の議論を喚起するため、井上教授が投じる一石に耳を傾けてみよう。(ジャーナリスト・岩崎大輔、森健/Yahoo!ニュース編集部)
改憲派の「美味しいとこどり」と「せこいやり方」
井上達夫(いのうえ・たつお)1954年大阪市生まれ。77年東大法学部卒業後、ハーバード大哲学科客員研究員などを経て95年から東京大学大学院法学政治学研究科教授。法哲学専攻。『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』『憲法の涙?リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2』(ともに毎日新聞出版社)は増刷を重ねている。(撮影:八尋伸)
――さきごろ公刊された2冊の著書で、憲法をめぐって「改憲派も護憲派も欺瞞に満ちている」と批判されました。何が欺瞞なのか、教えてください。
改憲派から話しましょうか。ただし、旧来的な改憲派と安倍政権以降の改憲派は区別します。
かつての自民党の典型的な改憲派は、安倍首相の父、安倍晋太郎氏や、石原慎太郎氏などに代表される主張で「日本国憲法はGHQ(連合国軍総司令部)に押し付けられた。だから、正当性がなく、自主憲法をつくるべきだ」という考え。この手の「タカ派」的改憲論には、3つの政治的欺瞞があります。
──その3つとは何ですか。
1つ目の欺瞞は、占領期改革で「美味しいとこどり」をしていることです。たとえば、彼らは、GHQは「松本私案」(松本烝治(じょうじ)憲法改正担当国務大臣による1946年の憲法草案。幣原(しではら)喜重郎内閣)を蹴飛ばして、「マッカーサー草案」を押し付けたと言います。しかし、占領期に“押し付け”で行われた改革は憲法だけではありません。
たとえば、農地改革。幣原内閣が出した第一次農地改革案は効果が乏しい内容だったので、GHQは第二次農地改革を押し付けた。これにより、地主から土地を借りて農作業を行う小作農が解放されて大勢の自作農が生まれ、この自作農がのちに自民党の安定的な支持基盤となった。そのせいか、自分たちにとって都合が良いこの農地改革については“押し付け”とは反対しないのです。
1946年10月29日、日本国憲法の公布文に署名する天皇裕仁(昭和天皇)(写真: 毎日新聞社/アフロ)
2つ目の欺瞞は、彼らのナショナリズムが偽物だということです。この旧来的改憲派は「押し付け憲法では、国家の主体性がない!」と言う。しかし、そう言いながら、米国への軍事的従属性を強める安全保障政策をとり、かつて「鬼畜」とののしっていた国の駐留基地をいまだ多く残している。このどこに国家の主体性があるのか。
3つ目の欺瞞は、「ずっと押し付けられてきた」という概念そのものです。たしかに現行憲法は占領期の1946年にGHQに押し付けられたものでしょう。しかし、1951年のサンフランシスコ講和条約で日本の主権は回復した。つまり、日本国民が本当に変えたいと思えば、憲法96条の改正規定に従って、いつでも憲法を変えることができたのです。しかし、実際には70年もの間、日本国民の圧倒的多数は憲法を変えたいという意思を示してこなかった。
これらを見ても“押し付け”と言うのは政治的に欺瞞です。
1951年9月8日、サンフランシスコ講和条約の調印式。調印する首相の吉田茂を見守る日本の全権団(写真: 読売新聞/アフロ)
1007
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 18:50:01
>>1006
──“押し付け”という言葉を都合よく使っているということですね。
ただし、この旧来的な自民党改憲派は9条に関しては正攻法で議論を挑んでいました。
──どういうことでしょうか。まず9条を振り返りましょう。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
この9条の内容は、日本の現実と明確に矛盾していますよね。つまり、9条は「戦力」を禁止していますが、現実には世界有数の武装組織である「自衛隊」という存在があり、また世界最大の戦力をもつ米国との「日米安全保障条約(日米安保)」という条約もある。また、もし自衛戦争があった場合、2項にある「交戦権」の行使じゃないとすれば、何なのか。
旧来の自民党改憲派は「この矛盾はこのままにしてはいけない、自衛のために戦力は必要。だから憲法9条を変えよう」と主張してきた。その意味で、憲法論としては正攻法でした。
自身の立ち位置は改憲でも護憲でもなく、「法哲学の立場」だと語る井上教授(撮影: 八尋伸)
──そうした旧来的改憲派と安倍政権での改憲派は違いますか。
違います。安倍政権で特徴的なのは、正攻法の議論を避けて、脇道から改憲をやろうとしていることです。第二次安倍政権がはじまってまもなく憲法改正に意欲を示し、そこで出てきたのが96条の変更でした。
96条とは憲法改正の手続きで、憲法改正の発議には衆参両院の3分の2の賛成を必要とするというもの。そこで安倍政権はこの96条を改正し、衆参両院の過半数の賛成で改正発議できるようハードルを下げようとした。ところが、このアイデアを出してみると、世論の反発が強いことがわかった。すると、あっさり諦めて、「個別的自衛権」だった憲法解釈を突然変えて「集団的自衛権」の行使を容認する法制度をつくりあげた。改憲プロセスを経ずに憲法に関わる法制度をつくった。たいへんせこいやり方と言わざるをえず、憲法的な正当性からもけしからんことです。
2013年6月、自民党本部で「憲法改正推進本部」の看板かけを行う石破茂幹事長(左)と保利耕輔憲法改正推進本部長(写真: 読売新聞/アフロ)
1008
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 18:50:12
>>1007
──そうした憲法解釈の変更は、昨年安全保障法制が議論されているときに、護憲派が批判していたことです。
しかし、憲法論的に言えば、護憲派のほうが改憲派よりもひどいんです。
──どういうことですか。
この護憲派には2つの種類があります。「原理主義的護憲派」と「修正主義的護憲派」です。
護憲派なのに「解釈改憲」
井上教授監修による、護憲派・改憲派のチャート。福島みずほ(左上)、石原慎太郎(右上)写真: Rodrigo Reyes Marin/アフロ/江田五月(左下)撮影: 岡本裕志/安倍晋三(右下)写真: Natsuki Sakai/アフロ
──その2つの護憲派とは。
「原理主義的護憲派」は、9条2項を文字通り「非武装中立」と解釈し、「自衛隊も日米安保も存在自体が憲法違反」という立場です。この考え方は1960年、岸信介内閣時の日米安保改定の際、反安保闘争で噴出しました。
1960年6月23日、日米新安保条約の批准書交換式が行われ、新条約がただちに発効し、岸信介首相(写真右端)は辞任した。同日午後の両院議員総会に臨む自民党幹部。左から、石井光次郎総務会長、川島正次郎幹事長、大野伴睦副総裁(写真: 毎日新聞社/アフロ)
その後、「専守防衛、個別的自衛権の枠内であれば、自衛隊も日米安保も合憲である」という主張の「修正主義的護憲派」が出てきました。長谷部恭男早稲田大学教授など有力な憲法学者の中にも唱導者がいますが、これも憲法論的にはひどい話です。なぜひどいか。あからさまな「解釈改憲」をやっているからです。
──護憲派なのに「解釈改憲」ですか。
現在でも日本の防衛費は5兆円ほどあります。これは2015年で世界8位(ドル換算)という予算規模で、まぎれもなく戦力です。日米安保のもとで世界最強戦力たる米軍と一緒に行う自衛戦争はまぎれもなく交戦権の行使で、どちらも9条2項違反。「修正主義的護憲派」は「安倍政権の解釈改憲がけしからん!」と言いながら、自分たちも解釈改憲しているのです。
――その「解釈改憲」、憲法を解釈で運用してきたのは政府であり、内閣法制局です。
ここは重要ですね。憲法に“書かれていない”事象について、政府が解釈で対応するのは仕方のないことです。
しかし、9条は2項で誰でも読める明文で「戦力」を禁止しています。にもかかわらず、改憲もされないまま、自衛隊はつくられ、独断的に憲法の解釈が変えられ、運用されてきたわけです。これこそまさに「法の支配」という意味での立憲主義の根底からの否定なんですよ。
それをやってきたのは、従来の内閣法制局の官僚と、自らを「主流派」と思っている学者連中です。これは憲法論的には言語道断、度し難い話です。
――その憲法解釈ですが、長年、内閣法制局長官の解釈で「個別的自衛権」として運用されてきた解釈が、一昨年いまの横畠裕介長官によって「集団的自衛権」行使容認と解釈が変わりました。今後も長官の判断で憲法解釈が変えられる可能性がありませんか。
そうなんです。違憲でもその状態が長く続けば、それが合憲化するという立場を憲法学では「憲法変遷論」といいます。安倍政権からすれば、内閣法制局が長年やってきたことを、自分たちもこれから始めるだけというのが本音でしょう。しかし、政治で既成事実をつくれば、いくらでも解釈でそれを追認するように変えられてしまう憲法なんて危険すぎますよ。
衆院平和安全法制特別委員会で民主・大串博志氏の質問に答える横畠裕介内閣法制局長官。座っているのは右から安倍晋三首相、中谷元防衛相、岸田文雄外相。2015年6月26日(写真: 毎日新聞社/アフロ)
1009
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 18:50:27
>>1008
自衛隊も日米安保も憲法の「外」にある
──ことが軍事だと、憲法の制限の弱さには特に懸念を覚えます。
そのもっとも危ない代表例が文民統制です。日本国憲法には戦力を統制する規範が存在しません。憲法66条2項は「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」と定めています。しかし、首相が軍隊(戦力)の最高指揮官だとは書いていないし、そもそも書けない。9条2項で日本は “戦力を保持しない建前”になっているからです。同じ理由で、武力行使に対する国会の事前承認も憲法で規定できない。
──つまり、自衛隊と日米安保は憲法によって統制できていないと?
そうです。「9条が戦力を縛っている」というのは護憲派の嘘。9条のために憲法は戦力を統制できず、自衛隊も日米安保も憲法の外で肥大化している。これは法的にはたいへん危険な状態です。
──「危ない」という点では、自衛隊の海外活動における法的立場も危ういという指摘も以前からあります。
そう。自衛隊を軍隊と認めていないため、自衛隊にはいわゆる軍法(軍事裁判法規定)がありません。結果として、自衛隊が困った立場に置かれている。
現在も自衛隊は南スーダンなど従来の国連平和維持活動(PKO)が前提としている停戦合意があやしい危険な海外の紛争地域に派遣されていますが、もしここで自衛隊員が民間人を誤射してしまったというケースで考えてみましょう。
南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊の宿営地(2012年2月19日、南スーダン・ジュバ)(写真: 読売新聞/アフロ)
国連の多国籍組織が派遣される際、国連は受入国(南スーダン)との間で地位協定を結びます。すると、その国の民間人を誤射してしまっても、その国の法律では裁かれないという「治外法権」の特権を与えられます。その代わり、誤射した隊員は派遣国(日本)の軍法と軍法会議で裁かれる。しかし、自衛隊は日本において「戦力ではない」とされているため、軍事裁判法規定がない。刑法の国外適用はありうるが、国家の命令による自衛隊員の武力行使を一般の刑事犯として裁くのは筋違い。自衛隊員は法的空白状態に置かれている。武器を使用すると厄介な法的問題が生じるため、武器を事実上使えない状態にある。
──その軍法問題は、昨年成立した安全保障法制でも解決されていません。こうした中、南スーダンでの適用を視野に、陸自では国連やNGOなどの職員が武装勢力に襲われたときに助けに行く「駆けつけ警護」の訓練が開始されました。
だから、軍事裁判法が必要なんですが、現行憲法は76条で軍事裁判所など「特別裁判所」の設置を禁じています。もし自衛隊が海外で活動を続けるのなら、これは隊員のために必要ですが、それには76条も改正しなければならない。
井上教授は9条について、その存在による危険に注目し、削除を提唱している(撮影: 八尋伸)
誰もまともに憲法を議論してこなかった
──2012年4月に発表された「自民党改正草案」については、どう見られますか。
愚かな草案です。人権保障の問題もありますが、安全保障についてだけ言っても、自衛権をめぐって「個別的」か「集団的」など憲法の解釈論ばかり注力し、日本の実質的な安全保障の議論が棚上げされている。この改正草案は現状の問題がそのまま残っている。改憲が本気なら、集団的自衛権をどこまで認めるかを明記した改憲案を正々堂々と発議しろということです。
――今夏の主要紙の世論調査では、「改憲について議論をすること」は50%以上が賛成です。ですが、なぜ日本では長らく憲法についての議論が避けられてきたのでしょうか。
語らないことが戦略的に正しいと思い込んでいたのでしょう。護憲派の学者は改憲を口にすれば“護憲村”からつまはじきにされてしまう。だから、言えない。
護憲派は「9条のおかげで戦後日本は平和な国家となった」と言いますが、それは幻想です。
「9条のおかげで日本は他国を侵略しなかった」というが、朝鮮戦争でもベトナム戦争でも、日本の基地が米軍の拠点となっていました。これは武力干渉、侵略の共犯だと思います。
1968年1月19日、米海軍原子力空母「エンタープライズ」が佐世保に入港。「佐世保港が、ベトナム戦争の出撃基地になる」と、大々的な反対運動が展開された(写真: 毎日新聞社/アフロ)
また、「日本が侵略されなかったのも、9条があったから」ではありません。米軍の核の傘があり、自衛隊という抑止力があったからです。日本は「唯一の被爆国」として9条や非核三原則を掲げつつも、国連の「核不使用共同声明」への参加を見送ってきた(2013年、安倍政権で初参加)。アメリカの核体制の一部という意識があるからか、公然と反核運動すらできない。これでいいんですか?
1010
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 18:50:38
>>1009
――改憲の議論は長いこと、護憲、改憲という立ち位置から一方的な主張を投げるだけで、双方が交わっての冷静な議論が深まってこなかったように思われます。
護憲派の「九条の会」の呼びかけ人だった故・鶴見俊輔さんは過去にこう発言しています。
「護憲、護憲といっているが、それは四十年以上も前に終わった占領時代を、いまも当てにしていることでしょう。進歩派がそれによりかかっているのは、おかしいんじゃないの」
(朝日新聞1998年2月4日夕刊)
鋭く意見が対立するなかで、誰が勝とうと負けようと、憲法で決められたルールを尊重する。それが法の支配であり、憲法を具体化して権力闘争を公正に制御するのが立憲主義です。
冷戦が終焉した直後の1992年、在野の思想史家、関曠野(せき・ひろの)氏は『左翼の滅び方について』を著し、左翼は自分たちの誤りを認め、徹底的な自己批判の後、再生しなければならないと書いた。自己批判をせず、従前的な左翼的言説をふりまくのはビジネスであって、それは最低だ、と厳しい批判をしました。私はその左翼批判の構図が、いまの護憲派に当てはまると思えてならないのです。
インタビューは8月10日、東京大学法学部研究室にて(撮影: 八尋伸)
1946年11月の公布からまもなく70年。この間、一文字も変えられることがなかった日本国憲法が本格的な改正議論におかれようとしている。
ただし、国会によって改憲の発議が行われても、その是非を判断するのは「国民投票」であり、国民だ。何を改め、何を護るのか。また、それは何のためか。国民一人ひとりの理解と丁寧な議論が求められるだろう。
識者と考える「改憲」。次回は、近日中に公開予定です。
岩崎大輔(いわさき・だいすけ)
1973年静岡県生まれ。ジャーナリスト、講談社「FRIDAY」記者。主な著書に『ダークサイド・オブ・小泉純一郎「異形の宰相」の蹉跌』、『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』など。
森健(もり・けん)
1968年東京都生まれ。ジャーナリスト。2012年、『「つなみ」の子どもたち』で大宅壮一ノンフィクション賞、2015年『小倉昌男祈りと経営』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。
1011
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 11:20:14
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091500596&g=pol
有識者会議設置表明へ=安倍首相、26日の所信演説で-生前退位
天皇陛下が生前退位をにじませるお気持ちを表明されたことを受け、安倍晋三首相は臨時国会召集日の26日に行う所信表明演説で有識者会議設置を表明する方針を固めた。政府関係者が15日、明らかにした。報道各社の調査で、生前退位の実現を求める世論が強いことを踏まえ、政府として正面から取り組む姿勢を示す。
政府は有識者会議設置に向けて委員の人選を進めており、実際の会議設置は10月に入ってからとなる見通し。陛下の8月8日のお気持ち表明から十分な時間を置かずに設置すれば、天皇の国政に関する権能を否定した憲法4条に抵触すると受け取られかねないという事情もある。
ただ、27日以降に衆参両院本会議で行われる各党代表質問などで政府対応をただす質問が相次ぐことが予想されることから、首相は国会冒頭の所信表明演説で「政府としてしっかりやっていることを示す」(関係者)必要があると判断した。
首相は今月8日、訪問先のラオスで記者団に「天皇陛下が国民に向けて発言されたことは重く受け止めている」と表明。「それに対する国民からの反応がある」と世論を重視する立場を示した上で、「まず、さまざまな方から意見を広く頂く中で考えていきたい」と述べ、有識者の議論を参考に対応を検討する意向を明らかにした。
有識者会議は憲法や行政法、歴史などの専門家を中心に構成。女性・女系天皇の是非や女性宮家創設には踏み込まず、生前退位に絞って議論が行われる見通し。政府は、恒久的な制度とするには複雑な問題が絡み、短期間に結論を出すのは困難とみており、今の陛下に限った特別立法を軸に検討を進め、関連法案を来年の通常国会に提出することを目指す。(2016/09/15-15:11)
1012
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 13:46:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091200509&g=pol
憲法改正を問う=学者インタビュー
憲法改正をめぐる与野党の議論が、26日召集予定の臨時国会から衆参両院の憲法審査会で始まる見通しだ。改憲問題は、15日投開票の民進党代表選の争点にもなっている。自民党草案への評価や論点などについて憲法学者に話を聞いた。
◇自民案、立憲主義に基づかず=青井未帆・学習院大教授
-参院選の結果、憲法改正に前向きな勢力が改憲発議に必要な3分の2の議席を確保した。
どこを変えるのかが明らかでないのに、「変えるか、変えないか」の択一のような土俵設定自体がおかしい。3分の2は重要な数字だが、9条を変えましょう、緊急事態条項をつくりましょうという意見が3分の2ではない。公明党のようにけん制するような言説もあり、(改憲勢力の主張は)まだら模様だ。なぜ憲法改正が必要かというところから疑問を呈することをやめてはいけない。
-自民党改憲草案の問題点は。
願望の寄せ集めで、ある意味でバランスの悪いものだ。バランスが悪いところがこの草案の本質ではないか。権力の抑制への関心が低い。権力の制約が立憲主義のコアにある考え方だ。自民案は真正な立憲主義に基づく憲法草案とは思わない。
-自民案は緊急事態条項を盛り込んでいる。
明治憲法(大日本帝国憲法)の緊急事態に関する条項は、当時の他の国の憲法と比べても多かった。それが乱用され、最終的には国が崩壊する一つの原因になった。歴史的な経験を踏まえると、自民党が用意している緊急事態条項は、あまりにもルーズで、失敗した歴史に多くを学んでいないと言わざるを得ない。
-自民党は参院合区の解消などを改憲テーマとして検討している。
憲法を変えることが目的であるように見える。しかし、憲法は(法制度の)土台、基礎部分に当たるもので、簡単に変えるものではない。変える必要がないなら変えないでいい。家だって、もし雨漏りしたら、普通はまず修繕を考えるのであって、家の基礎からつくり直すことはしない。変えたいがために、3分の2の賛成を確保できる条項はないかを探し出すという発想は、逆立ちした議論だ。
-野党に求めることは。
なぜこういう改憲の議論をするのかということ自体を国会で議論してほしい。当然、野党第1党が関わらないような憲法改正は不安定になるので、そういうことがあってはならないが、そもそも変えるという議論の前の話を国会できちんとやるべきだ。
-憲法を手直しする部分はあるのか。
直さなくてもいいなら別に直さなくてもいい。こうした方がいい、ということが仮にあっても、今のところ別に何の問題も生じていない。どうしてもこれを変えないと日本が沈没する、みたいなところはない。憲法改正は「するか、しないか」の二者択一ではなく、しないのが普通だということをもっと強調しなければならない。
-現行憲法が連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け」との指摘も根強い。
押し付けかどうかを論ずる意義は、今の日本では法的にはほとんどない。押し付けが問題なのではなく、実際に機能する憲法として存在しているのかこそが問題だ。憲法が権威性を認められ、その下で法律がつくられ、政治が動かされてきた。実際自分たちが使ってきたものを「押し付けだ」というのは、屈折した思考にほかならない。
青井 未帆氏(あおい・みほ)東大大学院法学政治学研究科修士課程終了。成城大准教授などを経て学習院大大学院法務研究科教授(憲法学)。43歳。
1013
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 13:46:20
>>1012
◇歯止めかけ緊急事態条項を=百地章・日大教授
-参院選で憲法改正に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2の議席を確保した。
率直に喜んでいる。憲法改正は国民に決定権がある。あくまで国会は発議するだけだ。参院では81人の議員が反対を唱えれば(改憲発議を阻止し)、国民が主権を行使する機会を奪うことができた。非常に不幸な状態が続いたが、ようやく発議の可能性が出てきた。
-改憲項目をどう絞り込むか。優先順位は。
(1)国家の根幹に関わる問題(2)緊急性(3)国会で3分の2、国民投票で過半数の賛成が得られそうなテーマ。この三つの基準で考えている。
国家の根幹に関わり、緊急性のある問題といえば9条2項。中国や北朝鮮の軍事的脅威を考えれば独立国家にふさわしい軍隊の保持を明記する必要がある。あるいは国家の存亡に関わるような緊急事態に対処するための規定の創設も急を要する。
ただ、9条改正は公明党が棚上げしており、安倍晋三首相も厳しいと言っているから、残念ながら国会で3分の2が直ちにまとまるようなテーマではない。とりあえず射程から外れるだろう。
緊急事態条項は可能性があると思う。2年前の衆院憲法審査会で、共産党を除く与野党が少なくとも必要性で一致した。これは画期的だ。
-自民党の改憲草案には批判も多い。
いろいろ誤解がある。(内閣が法律と同じ効力を持つ政令を制定できる)「緊急命令」という方式は賛成だ。ただ、私が考える緊急命令は、国会が機能しない場合が前提だ。法律を作らなければならないが、首都直下地震が発生し、国会が開けないような場合にどうするか。そういうときに一時的に国会の立法権を内閣が行使するという方法は、多くの国が採用しており、独裁的な権力ではない。自民案の問題は「国会が開けないとき」という限定がないことだ。そこの歯止めをかければ誤解はなくなる。
人権の制限も非常に誤解が多い。人権侵害が目的ではなく、より多くの国民の命を守るために一時的に一部の人の権利を制限するということだ。制限できる人権を、例えば財産権とか職業選択の自由といった経済的自由に、具体的に限定すべきだ。そうすれば集会の自由が制限されるとか、表現の自由が侵害されるといった懸念はなくなる。
-自民案はたたき台となるか。
自民案以外に具体的なたたき台は何もない。ただ、首相もこれでまとまるとは思っていない。自民案をたたくだけで終わったら何も進まない。超党派の議員連盟でいろいろな案を作るやり方もある。全ての国会議員が発議権者の一人だと自覚することが必要だ。憲法審査会任せでなく、積極的に議員が動くべきだ。
-国民投票への対応は。
民進党もある程度賛成できるような、少なくとも正面から反対できないような案を提案することが必要だ。100点満点の改正は考えていない。90、80点も難しい。70点でもいいから、大事なところはきちんと守り、あとは最大限譲歩してでも民進党も賛成に回ってもらえるような案を作れば、国民投票も成功するのではないか。
百地 章氏(ももち・あきら)京大院修了。愛媛大教授を経て日大法学部教授(憲法学)。憲法改正を目指す民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」幹事長。69歳。(2016/09/12-16:00)
1014
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 15:31:52
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686661000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_079
衆議院憲法審査会長 自民が森英介元法相推す方針
9月15日 6時03分
自民党は、今月下旬に召集される予定の臨時国会を前に、衆議院の新しい憲法審査会長に、党の憲法改正推進本部長を務めている、森英介・元法務大臣を推す方針を固めました。
自民党は、今月26日に臨時国会の召集が予定されていることから、衆議院の新たな常任委員長などの人事とともに新しい憲法審査会長の人事の調整を進めていました。
その結果、去年10月に党の憲法改正推進本部の本部長に就任し、先月下旬に再任された森英介・元法務大臣を推す方針を固めました。
衆参両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力を合わせて改正の発議に必要な3分の2の議席を占めるなか、森氏が審査会長として改正論議をどのように進めていくのか注目されます。
一方、自民党は、森氏の後任の、党の憲法改正推進本部長には、衆議院の保岡・憲法審査会長を起用する方向で調整を進めています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010688191000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_049
生前退位について検討 有識者会議設置表明へ
9月16日 5時59分
安倍総理大臣は、今月26日に召集される予定の臨時国会での所信表明演説で、先に天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、生前退位について具体的な検討を進めるため有識者会議を設ける方針を示す意向を固めました。
天皇陛下が先に生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、安倍総理大臣は今月8日、記者団に対し、「対応を予断することなく、専門家や有識者を中心にさまざまな方の意見も広く聞きながら、静かに議論を進めていくようにしたい」と述べました。
こうした中、安倍総理大臣は、今月26日に召集される予定の臨時国会の召集日に行う所信表明演説で、陛下のお気持ちの表明を受けて、「有識者会議を立ち上げて、あるべき姿を検討する」などと述べ、生前退位について具体的な検討を進めるため有識者会議を設ける方針を示す意向を固めました。
政府内では、陛下がお気持ちを表明されたことを受けて、ご年齢も考えて速やかに対応する必要があるとして、皇室制度を定めた皇室典範の改正ではなく、陛下の生前退位を最優先に特別法の制定を検討すべきだという意見があります。
一方で、天皇の生前の退位や譲位を否定してきた、これまでの国会答弁との整合性や、憲法との関係も検討する必要があるとして、慎重な対応が必要だという意見もあります。
さらに、皇室の在り方を検討した小泉政権や野田政権の当時、有識者として議論に加わった専門家や元政府高官の間には、「皇室制度の根幹を揺るがしかねず、生前退位を前提とした議論を進めてよいのか」という指摘があるほか、「この機会に、女性の皇位継承など、幅広い皇室制度を議論すべきだ」という意見もあり、今後、有識者会議の場を含めて議論が活発化する見通しです。
1015
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 15:32:50
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160917/k10010689881000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_018
生前退位 少人数の有識者会議で議論深める方向
9月17日 7時26分
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、新たに設ける有識者会議について、静かに議論を進めたいという安倍総理大臣の方針も踏まえて、少人数のものとする方向で、そのつど専門家を招いて意見を聴取し、議論を深めることを検討しています。
天皇陛下が、先に「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、安倍総理大臣は、今月26日に召集される臨時国会での所信表明演説で、生前退位などについて具体的な検討を進めるため、有識者会議を設ける方針を示す意向です。
有識者会議について、政府は、安倍総理大臣が「対応を予断することなく、専門家や有識者を中心にさまざまな方の意見も広く聞きながら、静かに議論を進めていくようにしたい」と述べていることも踏まえて、少人数のものとする方向で調整を進めています。そのうえで、有識者会議にそのつど専門家を招いて意見を聴取し、議論を深めることを検討しています。
政府内では、生前退位について、迅速に対応するため、皇室制度を定めた皇室典範の改正ではなく、特別法や特例法の制定を検討すべきだという意見がある一方で、これまでの国会答弁との整合性や、憲法との関係なども考慮しながら、慎重に対応する必要があるという指摘も出ています。
政府関係者は、国民の総意をふまえた対応が必要だと述べており、政府は、国民世論も見極めながら、早ければ来年の通常国会への法案の提出も視野に、有識者会議の人選など、準備を急ぐものと見られます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160918/k10010691891000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_001
首相 「生前退位」議論は期限ありきではない
9月18日 19時32分
安倍総理大臣は、羽田空港で記者団に対し、先に、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けた今後の政府内の議論について、期限ありきではなく、まずは、有識者などから幅広く意見を聞きたいという考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、天皇陛下が先に「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けた今後の政府内の議論について、「天皇陛下が、国民に向けてご発言をされたことを重く受け止めている。ご公務の在り方などは、天皇陛下のご年齢や、ご公務のご負担の現状に鑑み、天皇陛下のご心労に思いをいたしながら、何ができるかをしっかりと考えていきたい」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、「期限ありきではなく、静かに、まずはさまざまな方々から話を伺っていきたい」と述べ、有識者などから幅広く意見を聞きたいという考えを示しました。
1016
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 16:20:34
改憲、野党巻き込み重視 衆院憲法審査会長、保岡氏留任へ
http://www.asahi.com/articles/DA3S12557498.html
自民党は、国会で憲法議論を主導する衆院憲法審査会長に保岡興治元法相を留任させる方針を固めた。
憲法改正を悲願とする安倍晋三首相(自民党総裁)は7月の参院選で、衆参両院で憲法改正が発議できる「3分の2の改憲勢力」を得た。
ただ、当面は野党第1党の民進党を改憲議論に巻き込む路線を重視する。
「保岡さんが審査会長をやるというのは、民進党を巻き込みましょうっていうことだ。いがみ合っていても仕方がない。憲法審査会を前に進める」。
保岡氏留任について、党幹部の一人は政権の狙いをこう語る。
7月の参院選で安倍政権は、公明党やおおさか維新の会(現・日本維新の会)などの「改憲勢力」で、衆参両院で3分の2の議席を得た。安倍首相は参院選開票中のテレビ番組で
「いよいよ憲法審査会に議論の場が移ってしっかり議論し、どの条文をどのように変えていくか集約されていく」と述べ、国会での議論の本格化に意欲を示した。
こうした流れを受けて、自民党内には野党との協調路線をとってきた保岡氏の交代論が浮上。
ある党幹部は「官邸も、憲法審査会のメンバーをしっかりした形にしたいと考えている」と話していた。
背景には、憲法改正の道筋をめぐる自民党内の路線の違いがある。保岡氏は、憲法審査会の前身の憲法調査会から関わる「憲法族」とされる。
協調路線を重視した衆院憲法調査会長の中山太郎・元外相の影響を受け、「中山学校の門下生」と呼ばれた。
一方、党内には参院選で勝利した勢いに乗り、数の力で改憲を実現しようという路線もある。首相も今年1月、「自公だけでなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと3分の2を構成していきたい」と発言。
議論に協力的な勢力によって、改憲を実現する意欲をにじませていた。
■政権、国民投票見据え 公明に配慮も
そうした中で、政権が当面は協調路線を取る構えを見せたのは、国会で改憲勢力だけで発議しても、
野党との対立を抱えたまま国民投票になれば国論を二分する可能性もあると考えたからだ。
加えて、公明党が「野党第1党も含めて幅広い合意形成ができることが望ましい」(山口那津男代表)との立場を取っていることへの配慮もある。
安倍政権を支えてきた谷垣禎一前幹事長らを衆院憲法審査会長に起用する案も取りざたされてきたが、入院中の谷垣氏の復帰の見通しが立たなかったことから見送られた。
また、民進党代表選に立候補している3候補は、いずれも国会での憲法議論に前向きな姿勢を見せており、
当面は協調路線を取りつつ議論の成り行きを見守る戦略のようだ。協調路線は意見集約に時間がかかる可能性もあるが、
自民党内では、安倍首相の2018年9月までの総裁任期の延長論も浮上しており、時間的な余裕ができそうなことも背景にありそうだ。
1017
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 21:43:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160917-00000016-pseven-soci
安倍首相 生前退位に特措法という小手先の便法使う理由
NEWS ポストセブン 9月17日(土)16時0分配信
天皇の生前退位のご意向をめぐり、安倍晋三・首相は皇統のあり方そのものを見直す典範改正に消極的な姿勢を見せている。
首相はジャーナリスト・田原総一朗氏のインタビュー(8月31日)にこう語っている。
「生前退位は認めるべきだが、まずは特措法で認め、その後で皇室典範の改正も検討すればいい」(Nikkei BP netより)
政府は「首相の意向」に沿って、今上天皇一代に限り例外的に生前退位を認める特別措置法(特措法)を制定する準備を始めた。
今回の特措法は「皇室典範特例」という位置づけにする方針だという。この対応に違和感を覚えるのは、特措法が一般の法律とは違う緊急避難の“抜け道”という性格を持っているからだ。憲法学者の斎藤文男・九州大学名誉教授が解説する。
「特措法は言ってみれば一時しのぎの便法です。本来、法律改正が必要だが、それが困難な場合に、特定の問題に限って時限的に法律の例外規定を定めるもので、立法手続きから言えば一種の“裏口改正”の手法です。近年では、自衛隊をイラクに派遣する際の特措法がありました。あの時は憲法に抵触しかねない部分があったため、特措法という形で時限的に自衛隊派遣を可能にしたのです」
安倍首相はなぜ、天皇の退位という重要な課題に小手先の便法を使おうとしているのか。実は、天皇陛下のお言葉の直後、自民党内ではただちに検討機関の設置が検討され、官邸も7月から内閣官房の皇室典範改正準備室の人員を強化して改正準備に備えていた。ところが、動きが急に鈍る。
「総理が典範改正に慎重で、準備室内でも生前退位を制度化するには典範にとどまらず、憲法改正まで必要になるとの意見があがった。それで特措法で対応する方向に傾いた」(官邸スタッフ)
背後にあるのは女性天皇問題だった。皇室典範の改正は過去何度も議論され、小泉政権時代には有識者会議が女性天皇及び女系天皇を認める報告書をまとめ、野田政権も女性宮家創設を選択肢とする論点整理をまとめたものの、安倍政権になると議論は棚上げされた。
保守系団体の日本会議など安倍首相のコアな支持層や安倍シンパの議員には、女性天皇、女性宮家ともに反対論が強い。
一方、自民党内には二階俊博・幹事長など女性天皇容認論があり、「生前退位」問題をきっかけに皇室典範改正に動けば党内ばかりか、国論を二分する議論に発展しかねない。首相は自ら棚上げした女性天皇や女性宮家問題という“寝た子”を起こすことになるのを避けたのだ。
※週刊ポスト2016年9月30日号
1018
:
名無しさん
:2016/09/19(月) 22:56:01
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091800156&g=pol
安倍首相「期限ありきでない」=生前退位の法整備検討
安倍晋三首相は18日、天皇陛下が意向を示唆された生前退位への対応に関し、「期限ありきではなく、静かにまずは、さまざまな方から話を伺っていきたい」と述べ、10月にも設置する有識者会議を通じて期限を明示せず法整備を検討する考えを示した。羽田空港で記者団の質問に答えた。
首相は「陛下が国民に向けて発言されたことを重く受け止めている。ご心労に思いを致しながら、何ができるかをしっかり考えていきたい」と改めて強調した。(2016/09/18-18:35)
1019
:
名無しさん
:2016/09/22(木) 11:40:44
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000015&g=pol
自民改憲案の見直し促す=山口公明代表
公明党の山口那津男代表は19日夜、TBSテレビの番組で、国防軍創設などを盛り込んでいる自民党の憲法改正草案について、「憲法9条に対応する部分は安全保障関連法ができる前にできている。自民党の中でもう少し議論し直してもいいのではないか」と述べ、見直しを促した。
山口氏は、改憲が次期衆院選の争点になるかとの質問に対し、「(任期満了の2018年12月までの)2年以内に憲法改正についての合意点、選択肢が成熟するとは考えにくい」と述べ、慎重な対応が必要だとの考えを示した。 (2016/09/20-00:39)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000644&g=pol
改憲の党内組織設置へ=維新
日本維新の会の馬場伸幸幹事長は20日の記者会見で、党憲法改正推進委員会を21日に設置して初会合を開くと発表した。26日召集の臨時国会で、与野党の改憲論議が本格化することを見据えたもので、馬場氏は「これからの憲法改正の動きを協議する場にしていく」と述べた。同党は改憲項目として、教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所設置を掲げている。 (2016/09/20-16:51)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092100903&g=pol
各党は改憲項目絞り込みを=維新
日本維新の会は21日、憲法改正に向けた党内協議を行う憲法改正推進委員会の初会合を衆院議員会館で開き、各党に改憲項目の絞り込みを呼び掛ける方針を確認した。 (2016/09/21-20:37)
1020
:
名無しさん
:2016/09/22(木) 15:38:02
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092200239&g=pol
改憲項目絞り込みへ=「復古調草案」封印、野党と協調-自民
自民党は、26日召集の臨時国会から、憲法改正に向けた議論を本格化させる方針だ。復古調の改憲草案はいったん棚上げし、与野党の歩み寄りが可能な改憲項目について、党内で絞り込み作業に入る。同時に、衆参両院の憲法審査会について、野党第1党の民進党を巻き込んで再始動させたい考えだ。
自民党は臨時国会に先立ち、改憲論議を主導する衆院憲法審査会長に森英介・党憲法改正推進本部長、森氏の後任に現審査会長の保岡興治氏を充てる人事を決めた。野党と良好な関係の森氏を起用することで、与野党協調の審査会運営を期待している。
7月の参院選の結果、いわゆる改憲勢力が衆参両院で国会発議に必要な3分の2超の議席を獲得。野党側には、自民党が数の力で改憲実現を図るとの警戒感もあった。森氏を審査会長とし、同じ協調路線の保岡氏も党側に残したのは、民進党などとの合意形成を目指す方針を明確にする狙いがある。
衆院憲法審査会は、昨年6月の参考人質疑で自民党推薦の憲法学者が安全保障関連法を「違憲」と批判して以降、事実上の休眠状態に陥っている。参院憲法審査会も今年の実質審議は1回のみ。執行部は森、保岡両氏に対し、臨時国会での改憲論議について「できるだけ早く」と指示している。
一方、自民党が2012年にまとめた改憲草案は、「国防軍の保持」や「天皇の元首化」などを盛り込み、党内からも「野党と調整する際の障害になっている」(幹部)との声が根強い。下村博文幹事長代行は15日、森氏に対して「草案は封印してほしい」と要請した。
自民党は今後、両院の憲法審査会の動向などをにらみながら、党内で改正案を絞り込んでいく方針。具体的には、大規模災害時の緊急事態条項の創設や、参院選挙区の「合区」の解消などが検討対象になるとみられる。
民進党の新執行部も、国会での改憲論議を受け入れる姿勢を示している。山井和則国対委員長は21日、記者団に「与野党が合意すれば、出席して議論したい」と述べた。(2016/09/22-14:04)
1021
:
名無しさん
:2016/09/24(土) 15:16:34
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300286&g=pol
生前退位、有識者会議に6人=今井、御厨、清家氏ら
政府は23日、天皇陛下が生前退位をにじますお気持ちを表明されたことを踏まえて設置する有識者会議の委員に、経団連の今井敬名誉会長や東大の御厨貴名誉教授ら6人を充てると発表した。来月中旬に初会合を開く。
他のメンバーは、清家篤慶応義塾長、宮崎緑千葉商科大国際教養学部長、山内昌之東大名誉教授、小幡純子上智大大学院教授。有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関として設置し、憲法や歴史などの専門家らを招いて意見を聴取する。
菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「陛下が現在82歳とご高齢であることを踏まえ、公務の負担軽減などについて予断を持つことなく議論を進めていただく」と述べた。
首相は26日召集の臨時国会の所信表明演説で、生前退位に関する有識者会議の設置を表明する意向。政府は生前退位を可能にする法案について、現在の天皇陛下のみを対象とする特別立法の形を軸に、来年の通常国会への提出を検討している。
有識者会議では、生前退位の在り方に絞って提言を取りまとめ、女性・女系天皇の是非など皇室をめぐる他の問題は論点が拡散することから扱わない見通し。 (2016/09/23-12:31)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300831&g=pol
「予断」排除し、行司役期待=生前退位の政府有識者会議-来月17日初会合
政府は23日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」のメンバー6人を発表した。10月17日に初会合を開く。座長に就任する見通しの今井敬経団連名誉会長をはじめ、憲法や皇室制度の専門家以外から起用したのが特徴。「結論ありき」の印象を薄め、国民の意見に広く耳を傾ける姿勢を示す狙いがある。
菅義偉官房長官は23日の記者会見で、「組織の経営管理や会議の取りまとめなどの経験が豊富な方々」と人選の狙いを説明。「問題点を整理して国民に伝えた上で、さらに進めることができる高い識見を有する方々に提言をまとめてもらうことが一番だ」とも述べ、専門家の間で分かれる意見を集約し、落としどころを探る役割を委ねた。(2016/09/24-00:31)
1022
:
名無しさん
:2016/09/24(土) 17:35:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703621000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_035
生前退位 有識者会議 経団連の今井名誉会長ら6人起用へ
9月23日 4時33分
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて新たに設ける有識者会議のメンバーに、経団連の今井敬名誉会長や東京大学の御厨貴名誉教授ら、6人を起用する方針を固めました。
天皇陛下が、先に、生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、安倍総理大臣は、今月26日に召集される臨時国会での所信表明演説で、生前退位などについて具体的な検討を進めるため、有識者会議を設ける方針を示すことにしています。
これを受けて、政府は、水面下で有識者会議のメンバーの人選を進めてきました。その結果、経団連の今井敬名誉会長、東京大学の御厨貴名誉教授、千葉商科大学の宮崎緑教授、東京大学の山内昌之名誉教授、慶應義塾の清家篤塾長、上智大学法科大学院の小幡純子教授の6人をメンバーとして起用する方針を固めました。
政府は、来月中旬から下旬にも1回目の会合を開く方向で調整していて、幅広い意見を聴取するため、有識者会議に専門家を招いて意見を聞くことを検討しています。
政府は、今後の世論の動向も見極めながら、早ければ来年の通常国会に天皇陛下の生前退位を可能にする法案を提出することも視野に入れながら、慎重に議論を進めていくものと見られます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703851000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
生前退位 有識者会議設置を発表 来月中旬にも初会合
9月23日 12時24分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、経団連の今井敬名誉会長ら6人をメンバーとする有識者会議を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。
この中で菅官房長官は、先に天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日付けで「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。
有識者会議のメンバーには、経団連の今井敬名誉会長、上智大学法科大学院の小幡純子教授、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授、千葉商科大学の宮崎緑教授、東京大学の山内昌之名誉教授の6人が起用されます。
会見で菅官房長官は、「今上陛下が現在82歳とご高齢であることも踏まえ、天皇の公務の負担軽減等について、退位の問題も含めて予断を持つことなく議論していただく。メンバーは、高い識見を有すると同時に組織の経営や管理など経験が豊富な方々を選んだ」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、有識者会議での議論の進め方について「憲法、歴史、皇室典範など、専門的な知見を有する方々からヒアリングを行うと同時に、国民の幅広い意見を反映した提言を取りまとめる」と述べました。
さらに菅官房長官は「憲法上、天皇の地位は、『国民の総意に基づく』とされており、国民の代表である国会での議論も必要だ。その前段階で、有識者の議論を進めて一定の段階に至った時点で、与野党も交えた議論も必要だ」と述べました。
また菅官房長官は、議論の取りまとめの時期について「今回の問題は国家の基本に関わる重要な問題であり、いたずらに対応を先延ばしすべきものではないが、スケジュールありきではなくて、静かに議論を進めていきたい」と述べました。
1023
:
名無しさん
:2016/09/24(土) 17:36:17
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160924/k10010705051000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_007
生前退位 幅広い立場の専門家のヒアリングで課題整理へ
9月24日 5時11分
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日、有識者会議を設置し、来月中旬にも初会合を開くことにしていて、今後、幅広い立場の専門家からヒアリングを行い、課題を整理したい考えです。
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、23日、経団連の今井敬名誉会長ら6人をメンバーとする有識者会議を設置し、早ければ来月中旬にも初会合を開催することを発表しました。政府は、有識者会議での意見集約にあたって、憲法や歴史、それに、皇室典範などについて知見を持つ専門家を招いてヒアリングを行う方針です。
生前退位をめぐって、皇室制度に詳しい学識経験者などの間では「世論調査などで国民の多くが支持しており、認めるべきだ」という意見がある一方、「皇位継承に自由意思が入り込む余地を作るのは好ましくない」などの指摘もあります。
政府関係者は23日夜、「いろいろな考えの方がいるので、それぞれの主張をしてもらう」と述べていて、政府はできるだけ幅広い立場の専門家からヒアリングを行い、課題を整理したい考えで、専門家の人選など準備を急いでいます。そして、専門家の意見を踏まえて、有識者会議として提言を取りまとめ、人員を増やした内閣官房の皇室典範改正準備室を中心に、法改正などを含め具体的な検討を進めることにしています。
1024
:
名無しさん
:2016/09/24(土) 20:41:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160923-00000503-san-pol
生前退位 有識者会議の座長に今井敬経団連名誉会長、来月に初会合
産経新聞 9月23日(金)8時42分配信
政府は、天皇陛下がご意向を示された「生前退位」への対応として、「天皇陛下の公務負担軽減等に関する有識者会議」を設置し、座長に今井敬経団連名誉会長を起用する方針を固めた。複数の政府関係者が23日、明らかにした。有識者会議の設置は同日付で、来月中旬に初会合を開く。
有識者会議は今井氏のほか、東京大の御厨貴名誉教授と山内昌之名誉教授、千葉商科大の宮崎緑教授、慶応大の清家篤塾長、上智大法科大学院の小幡純子教授の計6人をメンバーとして起用する方針。会議は非公開で行われる見通しだ。幅広い意見を聴取するため、有識者会議に専門家を招いて意見を聞く。
政府は聴取した意見内容などを参考に天皇陛下の生前退位を可能にする法案の内容を検討し、早ければ来年の通常国会に提出したい考え。安倍晋三首相は、26日召集の臨時国会で行う所信表明演説で有識者会議設置について表明する。
安倍首相は、18日に国連総会出席やキューバ訪問などのため羽田空港を出発する際、「期限ありきではなく、静かに、まずはさまざまな方々から話をうかがっていきたい」と記者団に語り、有識者会議での議論などを踏まえて慎重に検討を進める考えを示していた。
1025
:
名無しさん
:2016/09/24(土) 21:56:03
>>1024
http://www.sankei.com/affairs/news/160802/afr1608020023-n1.html
2016.8.2 17:27
タイに出国、9年不明 椿康雄元弁護士を逮捕 元有名キャスターの夫
電気検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)の株価操縦事件で、さいたま地検は2日、証券取引法(相場操縦、現在の金融商品取引法)違反容疑で、住所不定、元弁護士の椿康雄容疑者(62)を逮捕した。
椿容疑者は平成19年に出国し、約9年間行方が分からなくなっていたが、今年7月にタイ警察が身柄を拘束したと明らかにしていた。
逮捕容疑は17年10月17〜25日、共犯者らの名義で、OHTの株を高値で買い上げるなどの方法で株価を27万円から31万4千円に不正に引き上げたり、仮装売買を繰り返したりした疑い。同地検は認否を明らかにしていない。
椿容疑者はキャスターを務め、今は大学教授の女性と結婚したが、平成3年に離婚している。
1026
:
名無しさん
:2016/09/25(日) 12:18:18
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h21-gokekkon50.html
天皇皇后両陛下御結婚満50年に際して(平成21年)
天皇皇后両陛下の記者会見
会見年月日:平成21年4月8日
会見場所:宮殿 石橋の間
宮内記者会代表質問
問1 両陛下にお尋ねいたします。ご成婚の日から50年の月日が流れ,高度成長期からバブル崩壊,いくつもの自然災害や景気悪化など,世相,人の価値観も大きく変わる中,両陛下も皇室に新しい風を吹き込まれてきました。皇太子同妃両殿下として,天皇皇后両陛下として夫婦二人三脚で歩んできたこの50年を振り返り,お二人で築きあげてきた時代にふさわしい新たな皇室のありよう,一方で守ってこられた皇室の伝統についてお聞かせいただくとともに,それを次世代にどう引き継いでいかれるのかもお聞かせください。
天皇陛下
(略)
時代にふさわしい新たな皇室のありようについての質問ですが,私は即位以来,昭和天皇を始め,過去の天皇の歩んできた道に度々に思いを致し,また,日本国憲法にある「天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるという規定に心を致しつつ,国民の期待にこたえられるよう願ってきました。象徴とはどうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず,その望ましい在り方を求めて今日に至っています。なお大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。
(略)
1027
:
名無しさん
:2016/09/25(日) 20:04:39
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160925/k10010706061000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_003
民進“憲法改正草案撤回を” 自民“撤回しない”
9月25日 12時51分
NHKの番組「日曜討論」で、憲法改正について民進党の野田幹事長が「自民党の憲法改正草案を撤回しないと議論が進まない」と述べたのに対し、自民党の二階幹事長は撤回はしないとしながらも、各党の意見を十分聞きながら議論を進める考えを示しました。
この中で、民進党の野田幹事長は憲法改正について「現代社会の変容の中で、足らざるもの補わなければいけないものがあるならば、それを改正をするのがスタンスだ。国会の憲法審査会で粛々と議論しないといけない」と述べました。
そのうえで野田氏は「自民党の憲法改正草案はどういう位置づけなのか。国民の権利を軽んじ、国の在り方を変える中身としか思えず、撤回してもらうところから始めないと、静かに粛々と議論が進まない」と述べました。
これに対して自民党の二階幹事長は「野田氏の考えはよくわかったが、われわれはすぐさま撤回するつもりはない」と述べました。
一方で二階氏は「各党の意見を聞いて『ここが落ち着くところだ』ということを考えるゆとりは持っておかなければならず、これまで憲法審査会などで議論いただいたことを参考にして取り組んでいきたい。建設的な議論を丁寧に進めていくことが、意見集約のうえで大変大事だ」と述べました。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500079&g=pol
野田民進幹事長、自民憲法草案の撤回要求=二階幹事長は拒否
与野党幹部は25日のNHK番組で、26日の臨時国会召集を前に議論を交わした。民進党の野田佳彦幹事長は憲法改正論議に関し、「国民の権利を軽んじている」として、自民党の憲法改正草案の撤回を要求。これに対し、二階俊博幹事長は「すぐさま撤回するつもりはない」と拒否した。
野田氏は自民党草案について、「まず撤回をしてもらうところから始めないと議論は進まない」と強調。共産党の小池晃書記局長も「緊急事態条項で事実上、戒厳令が敷ける。ひどい中身だ」と指摘した。
一方、環太平洋連携協定(TPP)に関して、二階氏や公明党の井上義久幹事長は「情報開示を積極的にやって承認が得られるように努力する」と述べ、今国会で承認を期す考えを示した。首相当時に交渉参加を決めた野田氏は「勝ち取るものを勝ち取っていないし、守るべきものを守っていない。現行協定案に賛成するわけにはいかない」と反対を表明した。
共産、社民、生活各党も臨時国会でのTPP承認に反対する考えを示した。(2016/09/25-17:03)
1028
:
名無しさん
:2016/09/25(日) 20:04:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500057&g=pol
官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満
宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。
宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。
陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。
ただ、官邸サイドの思惑通りに事態が進むかは不透明だ。安倍晋三首相は政府内の検討について「期限ありきではない」としているが、風岡氏は21日の記者会見で「できるだけ優先的に対応していただきたい」と述べ、ことさら検討をせかした。別の政府関係者は「人を代えたらうまくいくとは限らない」との見方を示した。(2016/09/25-14:46)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092300831&g=pol
「予断」排除し、行司役期待=生前退位の政府有識者会議-来月17日初会合
政府は23日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」のメンバー6人を発表した。10月17日に初会合を開く。座長に就任する見通しの今井敬経団連名誉会長をはじめ、憲法や皇室制度の専門家以外から起用したのが特徴。「結論ありき」の印象を薄め、国民の意見に広く耳を傾ける姿勢を示す狙いがある。
菅義偉官房長官は23日の記者会見で、「組織の経営管理や会議の取りまとめなどの経験が豊富な方々」と人選の狙いを説明。「問題点を整理して国民に伝えた上で、さらに進めることができる高い識見を有する方々に提言をまとめてもらうことが一番だ」とも述べ、専門家の間で分かれる意見を集約し、落としどころを探る役割を委ねた。(2016/09/24-00:31)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500041&g=pol
典範改正も検討を=民進・野田氏
民進党の野田佳彦幹事長は25日のNHK番組で、政府が現在の天皇陛下のみを対象とした特別立法を軸に、生前退位を可能にする法案を検討していることについて「特別立法だけでいいのか、一代限りでいいのか、陛下のお気持ちに沿うかを含め、静かに議論しないといけない」と述べ、制度の恒久化を含めた皇室典範改正も含めて議論すべきだとの考えを示した。
天皇陛下が生前退位の意向を示唆するお気持ちを表明されたことに関しては、「政治の不作為として猛省しなければいけない」と語った。 (2016/09/25-12:41)
1029
:
名無しさん
:2016/09/25(日) 21:46:32
天皇陛下の年頭所感を読む
江川紹子 | ジャーナリスト
2015年1月2日 21時16分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/
1030
:
とはずがたり
:2016/09/26(月) 01:47:55
官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00000028-jij-pol
時事通信 9月25日(日)14時40分配信
宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。
天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。
宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。
陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。
1031
:
名無しさん
:2016/10/01(土) 14:38:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900606&g=pol
安倍首相、自民改憲草案こだわらず=3党合意を推進-参院代表質問
安倍晋三首相は29日午後、参院本会議での各党代表質問で憲法改正について、「合意形成の過程で特定の党の主張がそのまま通ることがないのは当然だ」と述べ、衆参両院の憲法審査会では、自民党の改憲草案にこだわらない考えを示した。日本維新の会の片山虎之助共同代表への答弁。
自民党は今国会で憲法審査会での論議を本格化させ、改憲項目の絞り込みを目指している。首相は改憲に向けたスケジュールに関し、「まずは憲法審査会という静かな環境で各党が真剣に議論し、国民的議論につなげていくことが必要だ。期限ありきの事柄ではない」と述べ、憲法論議を深めることが必要との考えを示した。
片山氏は消費税増税延期に関し、社会保障・税一体改革に関する旧民主党と自民、公明両党との3党合意は「事実上、破綻した」と主張した。これに対し、首相は「社会保障の充実を着実に実施しており、3党合意で消費税率引き上げの実施は時の政権が判断するとされている。引き続き一体改革を進めていく」と強調した。
首相は、専業主婦やパートタイムで働く妻がいる世帯の税負担を軽減する「配偶者控除」の見直しについて、「働きたい女性の意欲が阻害されることがないよう、制度を整備していくことが重要だ」と述べ、改めて意欲を示した。民進党の矢田稚子氏への答弁。 (2016/09/29-17:29)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800946&g=pol
改憲、小選挙区単位で議論=自民
自民党の下村博文幹事長代行は28日、東京都内で講演し、憲法改正への対応について「47都道府県連に自民党草案をたたき台として議論の場を設けるよう要請し、それだけでなく衆院で言えば295選挙区ごとに憲法フォーラムのような形で議論していく」との方針を明らかにした。
自民党は各都道府県連に対し、「憲法改正推進本部」の設置を既に要請している。国会が改憲を発議した場合の最終的な手続きとなる国民投票を見据え、草の根レベルで改憲論議を深める狙いがあるとみられる。(2016/09/28-22:27)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800830&g=pol
山口氏、改憲合意「簡単ではない」=公明、国会でも憲法言及なし
公明党の山口那津男代表は28日、東京都内で講演し、憲法改正について「この臨時国会で合意の種ができるほど簡単ではない」と述べ、与野党の合意形成には十分な論議が必要との認識を示した。安倍晋三首相は所信表明演説で各党に改憲論議の深化を訴えたが、連立を組む公明党の慎重姿勢が改めて浮き彫りとなった形だ。
山口氏は講演で、「今、国民から『ここがまずいから変えてくれ』という声が強く起こっている状況とは言えない」とも指摘し、改憲機運は高まっていないとの考えを示した。
井上義久幹事長は28日の衆院本会議での代表質問で、憲法改正には言及しなかった。井上氏は質問後、記者団に「改めて首相にただすような中身ではない」と説明。山口氏も29日の参院代表質問で憲法には言及しない見通しだ。(2016/09/28-19:34)
1032
:
名無しさん
:2016/10/01(土) 14:38:32
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900812&g=pol
菅官房長官、「有識者の方向性出たら」=生前退位めぐる与野党との協議
菅義偉官房長官は29日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備について、「有識者(会議)で方向性が出た時点で、与野党も交えた議論を考えていきたいと安倍晋三首相は言っている」と述べた。議論の方法に関しては、「(衆参)両院の議長、副議長に相談しながら進めていくことも一つの考え方だ」と語った。
首相は27日の衆院本会議で、「まずは有識者会議で静かな議論を進め、一定の段階で与野党も交えた議論を行うことも考えている」と答弁した。(2016/09/29-18:24)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092900914&g=pol
党内で生前退位を議論=幹事長に検討指示-民進代表
民進党の蓮舫代表は29日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位の在り方に関する党内議論を開始する考えを表明した。蓮舫氏は、「立法府の一員として議論しなければいけない。野田佳彦幹事長に検討を指示した」と述べた。
政府は、10月に初会合を開く有識者会議で議論の方向性が出た後、与野党と協議を進める考えで、民進党としては政府の呼び掛けに備える。
一方、蓮舫氏は会見で、国会での憲法改正論議について、「私として優先順位が高いのは憲法改正ではない。むしろ生活の不安解消や働き方改革の議論が先だ」と指摘し、与党をけん制した。(2016/09/29-20:11)
1033
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 00:55:43
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160926/k10010706981000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_088
衆院 憲法審査会長に森元法相が就任
9月26日 13時38分
臨時国会の召集にあわせて衆議院の憲法審査会が開かれ、新しい審査会の会長に、自民党の森英介元法務大臣が就任することになりました。
衆参両院で、与党と憲法改正に前向きな勢力を合わせて、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めるなか、臨時国会の召集にあわせて、26日、衆議院の憲法審査会が開かれました。
そして、新しい審査会の会長に、自民党の憲法改正推進本部長を務めていた、森英介元法務大臣が就任することになりました。
森氏は、「わが国が直面する数多くの課題には、憲法に関わる重要な問題をはらむものも少なくない。各会派が、お互いの立場を超えて自由闊達(かったつ)に議論することができるよう、公平かつ円満な審査会の運営に努めていきたい」とあいさつしました。
また、与党側の筆頭幹事を務める、自民党の中谷前防衛大臣は、記者団に対し、「政治的な混乱がないよう、あらかじめこうだということではなく、各党から活発に意見を出してもらい、論議が深まるように努めていきたい」と述べました。
一方、野党側の筆頭幹事を務める、民進党の武正元外務副大臣は、「蓮舫代表も、憲法審査会の場を通じて議論を進めると言っているので、党内でも議論を深掘りしていくことが必要だが、会期が限られており、TPPや補正予算案などの徹底審議を求める立場からすれば、政府・与党には、まず、そこをしっかり対応してもらうのが先だ」と述べました。
自民 幹事長「丁寧な運営を」
自民党の二階幹事長は記者会見で、「自民党が、いくら多数を持っていても、自民党だけで議論して決められるわけではなく、慎重の上にも慎重に、国民に審議の内容を十分理解してもらえるような、丁寧な丁寧な運営をしていってもらいたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010711601000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
官房長官 生前退位 衆参議長らから意見聞くことも
9月29日 18時59分
菅官房長官は29日午後の記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて具体的な対応を検討する有識者会議で一定の方向性が出た段階で、衆参両院の議長・副議長から意見を聞くことを検討していることを明らかにしました。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。
これについて、菅官房長官は29日午後の記者会見で、記者団が「女性とその子どもの女系にも皇位継承を認めることなどは検討しないのか」と質問したのに対し、「安倍総理大臣は『天皇の公務の負担軽減について、予断を持つことなく静かに議論を進めていく場として開催する』と答弁しており、それに尽きる」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「有識者会議で方向性が出た時点で、与野党も交えた議論も考えたいと総理は申し上げている。そのやり方は、例えば両院の議長・副議長に相談しながら進めていくということも一つの考え方だ」と述べ、有識者会議で一定の方向性が出た段階で、衆参両院の議長・副議長から意見を聞くことを検討していることを明らかにしました。
1034
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 00:55:57
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160930/k10010712391000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_017
官房長官 生前退位 「国民の意見反映した提言を」
9月30日 12時56分
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議では、専門家からのヒアリングを経て課題や問題点を整理し、国民の幅広い意見を反映した提言の取りまとめを行ってもらう方針を示しました。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも、有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。
これに関連して、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「憲法上、天皇の地位は国民の総意に基づくものとされている。さまざまな専門的な知見を有する方々から有識者がヒアリングを行って課題や問題点を整理し、国民に伝え、さらに議論を深める中で、国民の幅広い意見を反映した形で提言をまとめていただく」と述べました。
また菅官房長官は「天皇の公務負担軽減等について、有識者会議で予断を持つことなく静かに議論を進め、議論を経て一定の方向が示されれば、それを踏まえて政府として対応したい。また有識者の議論が一定の段階に至った時点で、与野党も交えた議論についても考えたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161001/k10010713681000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004
生前退位 有識者会議 今月17日に初会合へ
10月1日 5時33分
政府は、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を固めました。初会合には安倍総理大臣も出席し、今後の議論の進め方などが協議される見通しで、天皇陛下がお気持ちを表明されたことを受けた検討が本格化します。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、先月23日に、経団連の今井敬名誉会長らをメンバーとする「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を設置しました。そして、関係者の日程などを調整した結果、政府は有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を固めました。
初会合には安倍総理大臣も出席し、会議の座長をメンバーの互選で選ぶほか、今後の議論の進め方などが協議される見通しです。有識者会議のメンバーには、今井氏のほか、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など、合わせて6人が起用されましたが、ほとんどが皇室制度の専門家ではありません。
これについて、菅官房長官は、先に「高い識見を有すると同時に組織の経営や管理など経験が豊富な方々を選んだ」と述べていて、政府には、予断を持たずに検討を進める狙いがあるものと見られます。
有識者会議では、今後、憲法や歴史、それに、皇室典範などについて知見を持つ専門家を招いて意見を聞き、課題や問題点を整理して国民にも提示する予定で、天皇陛下がお気持ちを表明されたことを受けた検討が本格化します。
1035
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 01:35:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010710381000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_041
生前退位 有識者会議前に議論活発化も
9月29日 4時21分
政府は、天皇陛下の生前退位などについて、具体的な対応の検討を始めるため、来月中旬にも有識者会議の初会合を開くことにしています。これを前に、政府内や与野党からは、迅速に対応するため特別法の制定を求める意見の一方、恒久的な制度にするため皇室典範の改正が必要だという指摘も出ていて、今後、法整備の在り方を含めて論議が活発になることも予想されます。
政府は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて、来月中旬にも、有識者会議の初会合を開き、具体的な対応の検討を始めることにしています。
安倍総理大臣は、27日、衆議院本会議で、「有識者会議では今上陛下がご高齢であることもふまえ、公務の負担軽減等に絞って見直していただくこととしている。静かに議論を進め、一定の段階で与野党も交えて議論を行うことも考えている」と述べました。
政府は、有識者会議に専門家を呼ぶなどしてヒアリングを行い、公務の負担を軽減する方策などに絞って議論を深めたうえで、一定のめどがついた段階で、衆・参両院の議長や副議長などからも意見を聞くことを検討しています。
これを前に、政府内では、迅速に対応するため、今の天皇陛下に限って「生前退位」を認める特別措置法や特例法の制定が望ましいという意見の一方、過去に、皇室制度の見直しに関する議論に関わった関係者などからは「天皇陛下は恒久的な退位制度の創設を求められている」などとして、皇室典範の改正が必要だという指摘も出ています。
さらに、民進党の野田幹事長が「皇室典範の改正も視野に議論すべきだ」と述べるなど、与野党双方から、さまざまな意見が出始めていて、今後、法整備の在り方を含めて論議が活発になることも予想されます。
1036
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 01:43:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016093000559&g=pol
生前退位、特例法で対応可能=改憲も不要-政府が初見解
横畠裕介内閣法制局長官は30日の衆院予算委員会で、天皇陛下の生前退位に向けた法整備について、皇室典範を改正しなくても、その特例を設ける特別立法で対応することは法制上可能との見解を明らかにした。「憲法改正しなければ、退位による皇位継承を認めることができない、というわけではない」と述べ、現行憲法下で可能との認識も示した。
陛下の生前退位の意思が表面化して以降、関連法整備に関する法制局長官の国会答弁は初めて。民進党の細野豪志代表代行の質問に答えた。
憲法2条は皇位について「世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」と定める。横畠氏はこれに言及し、皇位継承は「法律事項」と指摘。その上で「憲法第2条に規定する『皇室典範』は特定の制定法である皇室典範のみならず、典範の特例、特則を定める特別法も含まれ得る」と説明した。(2016/09/30-18:59)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016093000827&g=pol
生前退位の時期明記=政府、「一代限り」の措置-特別立法
生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が検討している特別立法について、条文に退位の具体的な時期を明記する方向で調整を進めていることが分かった。今の陛下に限ったものであることを明確化する狙いがあり、「今上天皇は平成○○年に退位する」と、現在の元号と将来の年数を書き込む案が浮上している。政府関係者が30日、明らかにした。
特別立法で元号を使い退位時期を定める理由について、政府関係者は「新たに天皇が即位し、元号も新しくなれば、その特別法は効力を失う」と説明。具体的に「平成」とすれば、特別立法が今の陛下にのみ適用され、一代限りの特例措置との位置付けを明確にできるとみている。
生前退位の在り方をめぐっては、政治的圧力による強制退位を防止する観点などから、皇室典範改正による恒久的な制度設計を求める声も出ている。ただ、典範改正に踏み込むと、女性・女系天皇や女性宮家創設などに論点が拡散し、議論の長期化も予想される。
政府は、陛下が82歳とご高齢であることを踏まえ、早期に結論を出す必要があると判断。法整備の対象を今の陛下に限定した特別立法で対応する方向で、退位時期を明示すれば、強制退位を防ぐ手だてになり得るとみている。
一方、生前退位を今の陛下にだけ認めることには、「法の下の平等の観点からおかしい」との意見もある。政府は10月17日に初会合を開く予定の有識者会議の議論などを踏まえ、法整備の在り方を慎重に検討する考え。 (2016/09/30-19:53)
1037
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 10:23:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092600312&g=pol
衆院憲法審査会長に森氏選出=臨時国会召集
衆院憲法審査会は26日午前、会長に森英介元法相(自民)を互選した。与党は同日召集された臨時国会の会期中に、同審査会での憲法改正論議を再始動させたい考えだ。
森 英介氏(もり・えいすけ)東北大工卒。法相、党憲法改正推進本部長。千葉11区、当選9回。68歳。(2016/09/26-12:14)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092600663&g=pol
自民改憲草案の撤回要求=蓮舫氏
民進党の蓮舫代表は26日、自民党の憲法改正草案に関し、「(衆参両院の)憲法審査会は個別政党の草案を丸ごと審議する場ではない」と述べ、撤回を求めた。民進党が国会審議に参加する条件とするかどうかについては明言を避けた。国会内で記者団に語った。
自民党改憲草案をめぐっては、25日のNHK番組で民進党の野田佳彦幹事長が撤回を求め、自民党の二階俊博幹事長は拒否している。
一方、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は26日、民進党に対し、「野党第1党の自覚と責任を持って憲法改正の考えを出さないといけない」と要求した。(2016/09/26-18:23)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092700344&g=pol
改憲草案ありきではない=自民・下村氏
自民党の下村博文幹事長代行は27日午前の記者会見で、衆参両院の憲法審査会での議論に関し、「自民党の改憲草案ありきで議論してほしいとは考えていない。草案を国会に出して議論してもらうことは考えていない」と述べた。
民進党が同草案の撤回を求めていることについては、「自民党のアイデンティティーの問題で、他党に言われて撤回するようなものではない」とも語った。(2016/09/27-11:37)
1038
:
名無しさん
:2016/10/02(日) 18:04:06
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161002/k10010714491000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
民進が「生前退位」検討チーム設置へ
10月2日 4時13分
民進党は、天皇陛下の生前退位などについて野田幹事長の下に検討チームを設け、恒久的な退位制度の創設も含めて幅広く検討することにしています。
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむ、お気持ちを表明されたことを受けて、今月17日に有識者会議の初会合を開いて検討を本格化する方針で、安倍総理大臣は「一定の段階で与野党も交えた議論を行うことも考えている」と述べています。
こうした中、民進党は党としての考え方を議論するため、野田幹事長の下に、近く、数人の議員からなる検討チームを設けることになりました。野田氏は先に衆議院本会議の代表質問で、「今上陛下に限って生前退位を可能とする特別措置法に初めから誘導するのではなく、皇室典範の改正も視野に入れて議論すべきだ」と指摘していて、検討チームは恒久的な退位制度の創設も含めて幅広く検討する考えです。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100200048&g=pol
生前退位「安倍首相の責任で決定を」=自民・二階幹事長
自民党の二階俊博幹事長は2日放送のラジオ日本番組で、天皇陛下が示唆された生前退位を可能にする法整備について、「安倍晋三首相の責任で最終的には決めていただく。今の内閣支持率から(見ても)多くの国民も理解している」と述べた。また「(自民)党であれ、与野党の間であれ、大きな声を立てて議論する性質のものではない」と指摘し、当面は有識者会議を通じた政府の検討を見守るべきだとの考えを示した。
二階氏は「あまり時間をかけるより、早く結論を出すことが大事だ」とも語った。番組は先月20日に収録された。(2016/10/02-11:37)
1039
:
名無しさん
:2016/10/08(土) 23:24:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100400665&g=pol
皇位検討委員長に長浜氏=民進
民進党は4日の常任幹事会で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備の在り方を検討する「皇位検討委員会」の設置を決め、委員長に長浜博行元環境相を充てた。長浜氏は野田内閣で官房副長官を務め、女性皇族が結婚後も皇族の身分にとどまる「女性宮家」創設に向けた検討作業に携わった。
常任幹事会では、党憲法調査会長に枝野幸男前幹事長を起用する人事も決定した。(2016/10/04-17:23)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300680&g=pol
生前退位の在り方検討=民進
民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備の在り方について、党内に専門チームを4日につくり検討を進める方針を明らかにした。野田氏は、「特別措置法でいいのか、皇室典範改正も視野に議論すべきか、陛下の言葉をどう受け止めるか検討していく」と語った。 (2016/10/03-18:45)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100500746&g=pol
「典範改正案提出」を否定=野田民進幹事長
民進党の野田佳彦幹事長は5日、天皇陛下の生前退位をめぐり、皇室典範改正案の提出を検討していると一部で報じられたことについて「法案で提出というのは飛躍がある。そんなことは言っていない」と否定した。国会内で記者団の取材に答えた。
野田氏は「法案を提出すると、閣法にぶつける対案となる。そういう議論の仕方がいいのかどうか」と語り、与野党対決の構図は望ましくないとの認識を示した。憲法が天皇の地位について「日本国民の総意に基づく」と定めていることが念頭にあるとみられる。(2016/10/05-19:01)
1040
:
とはずがたり
:2016/10/09(日) 09:28:36
去年の記事
「宮内庁」記者会見が嫌な雰囲気に変わった「皇太子」の1泊2日
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/10300835/?all=1
およそ60の眼が、その声がした方を一心不乱に見つめていた。10月16日午後3時30分のことである。20名ほどの記者と宮内庁の職員約10名が出席し、小町恭士東宮大夫が行なう記者クラブでの定例会見。声の主はこう問うた。皇太子さまのご公務はなぜ1泊2日ばかりか――。むろん雰囲気は、のっぴきならぬものへと変わったのである。
***
「毎週金曜のこの会見は、東宮の近況を知ることができる唯一の機会と言える」
と、記者クラブの一員がそのあらましを打ち明ける。
「まず小町さんが今後の皇太子さまの公務日程をレクしました。それに、あるベテラン記者が、“皇太子さまの地方ご行啓はなぜ1泊2日ばかりなのか”と噛みついた。小町さんは、“先方(行啓先の自治体)の都合がありますので”と答えたのですが……」
それでも記者は食い下がって、こう続けたという。
「80を過ぎたご高齢のご両親があれだけ働かれているのに、どういうことですか。陛下が皇太子さまの年齢の頃は、3泊4日、4泊5日が当たり前でした」
対して小町大夫は、「ご意見として承りました」と返すのがやっとだったのだ。
事実、日程を確認すると、皇太子さまは今月、和歌山で障害者スポーツ大会、京都で御所および展覧会、鹿児島で「国民文化祭」、そして来月は宮崎で農業関連のイベントに、それぞれご臨席やご視察される予定となっている。
いずれも1泊2日なのだ。
「質問した記者の口ぶりから察すると」
と、会見に同席した中堅記者が“解説”する。
「せっかく地方に行かれるならば、ご視察先を増やされたり、隣県まで足を延ばしたりなさればいいのに……という思いがあったのではないでしょうか」
■雅子妃がいつでも
この記者が続ける。
「そもそも両陛下は即位されてこちら、過密スケジュールをこなされてきた。結果、“陛下がわが県にもお立ち寄りくださった”と国民はうれしく思い、ひいては皇室全体への敬愛につながっている。これから殿下が即位され、両陛下ほどの支持を得られるのか。記者はそれを気に掛けているように感じました」
ところで、なぜ1泊2日ばかりなのだろうか。
「雅子妃がいつでも参加できるような日程にしているからでしょう。ご体調に波がおありなので、2泊以上だと諦めてしまう。そこへ行くと1泊ならば、当日のご様子次第で“ドタ出”も可能になるのです」(同)
煎じ詰めると、皇太子さまの雅子さまへの愛情ということになるのだが、皇室ジャーナリストの山下晋司氏によると、
「ともすると、皇太子殿下の国民に対するお気持ちというものが見えにくいところがある。お出ましとは違った形がないか否か、東宮職は考えなければならないとは思います」
その一方で、陛下の81歳というご年齢を考えれば、公務軽減は喫緊の課題だ。
「とはいえ『行動あってこその象徴』が陛下の信念で、“大丈夫。動けるうちは動く”とお考えです。それを拝見していれば、皇太子殿下に、もっとご活動をされた方がいいと言う人がいてもおかしくはありません」(同)
――会見は20分ほどで終了。
“唇寒し”の空気を引きずることはなかったのである。
「ワイド特集 唇寒し秋の風」より
週刊新潮2015年10月29日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
1041
:
名無しさん
:2016/10/09(日) 09:47:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300572&g=pol
憲法論議、避ける安倍首相=民進は稲田氏に照準-衆院予算委
3日の衆院予算委員会で、民進党は憲法改正問題を取り上げ、安倍晋三首相に論戦を挑んだ。しかし、首相は同党が自身の憲法観を「立憲主義に反する」と批判してきたことを警戒、具体論への深入りを徹底して避けた。同党は、稲田朋美防衛相が安全保障政策には疎いとみて、野党時代の発言を根拠に「資質に問題あり」と印象付けようとも試みたが、決め手を欠いた。
民進党の長妻昭前代表代行は、自民党の憲法改正草案で、基本的人権を保障した11条から「現在および将来」の文言が削られている点に着目し、「『より人権が制約されるのではないか』と懸念が広がるのも無理はない」と指摘、首相に説明を迫った。
これに対し、首相は「われわれはまさにこれをお示しして、4回選挙で圧倒的に勝利を収めている」と強調。自民党が2012年衆院選以降、国政選挙で4連勝していることを踏まえ、改憲草案に国民の理解は得られているとの認識を示した。
長妻氏は「自民党草案は国民を縛る憲法だ」との批判に、首相が「デマゴーグ」と反論した過去の答弁を持ち出し、「説得力のある説明を拒否してデマゴーグと言うのはフェアじゃない」とかみついたが、首相は「基本的人権については全く立場は変わらない。逐条的にどうなのかは憲法審査会でご議論いただきたい」とかわし続け、議論はすれ違いに終わった。
一方、前原誠司元外相は、稲田氏が野党時代、沖縄県・尖閣諸島への自衛隊配備の必要性に触れた質問を取り上げ、防衛相としての見解をただした。だが、政府は中国との軍事衝突を招きかねないとして自衛隊配備には慎重で、稲田氏は一転、「現時点で配備は検討していない」「個人的見解についてこの場で言うのは控えたい」などと守りの答弁を繰り返した。
見かねた首相が「野党議員のときに強く言うことは、政府の交渉力を高めるという考え方もある」とかばうと、前原氏は「能力もバランス感覚もない人を防衛相に据えたことは、大いに問題ありだ」と決め付けたが、時間切れに終わった。(2016/10/03-17:02)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100500150&g=pol
憲法に家族位置付けを=衆院解散「適切に判断」-安倍首相・参院予算委
安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、憲法改正に関し「家族について憲法でどのような位置付けをするか議論されてしかるべきだ」との認識を示した。「家族はまさに社会の基礎をなす基盤だ」とも語り、衆参両院の憲法審査会での議論を求めた。民進党の蓮舫代表への答弁。
一方、自民党改憲草案の扱いについては「一字一句変えないと言ったら一歩も進まない。柔軟な姿勢で臨まなければならない」と述べ、草案の文言にはこだわらない考えを重ねて示した。
与野党で取り沙汰されている早期の衆院解散について、首相は「現在、そもそも全く考えていない」とした上で、「そのときそのときに適切に判断したい」と表明。蓮舫氏が日ロ平和条約交渉を念頭に「外交問題を争点とした解散には違和感がある」と指摘したのに対し答えた。
交渉に臨むに当たっては、「北方四島はわが国固有の領土だ。四島の帰属問題を解決し、平和条約を締結するとの基本姿勢で交渉を進める」と重ねて強調した。
稲田朋美防衛相は、野党時代に核保有を検討すべきだと発言したことについて認識を問われ、「非核三原則をしっかり守り、核のない世界を実現するために全力を尽くす。現在、核保有は全く考えていないし考えるべきでもない」と語った。(2016/10/05-11:32)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100400581&g=pol
改憲、若手は徹底議論を=石破氏
自民党の石破茂前地方創生担当相は4日、東京都内で講演し、憲法改正について「自民党所属の国会議員の半数近くは憲法改正論議に携わっていない」と指摘、若手議員に対し「1日に5時間でも6時間でも徹底的に議論し、理解することが国家に対する使命だ」と訴えた。
石破氏は党内外にある早期の衆院解散論を踏まえ、「解散になれば憲法が問われるのは必定だ。わが党籍を持つ者がきちんと説明できなければ国政選挙において憲法を問うたことにはならない」と語った。(2016/10/04-15:33)
1042
:
名無しさん
:2016/10/09(日) 09:49:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100200048&g=pol
二階自民幹事長、生前退位「首相の責任で決定を」=山口公明代表、有識者会議見守る
自民党の二階俊博幹事長は2日放送のラジオ日本番組で、天皇陛下が示唆された生前退位を可能にする法整備について、「安倍晋三首相の責任で最終的には決めていただく。今の内閣支持率から(見ても)多くの国民も理解している」と述べた。「あまり時間をかけるより、早く結論を出すことが大事だ」とも語った。収録は先月20日。
二階氏は「(自民)党であれ、与野党の間であれ、大きな声を立てて議論する性質のものではない」と指摘し、当面は有識者会議を通じた政府の検討を見守るべきだとの考えを示した。
これに関し、公明党の山口那津男代表は2日、福岡市内で記者団に「有識者(会議)の議論を見守り、最終的に政府がどうするかを受けて対応を考えたい」と語った。 (2016/10/02-18:02)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100300660&g=pol
菅長官、宮内庁長官と面会
菅義偉官房長官は3日夕、首相官邸で宮内庁の山本信一郎長官と会い、就任あいさつを受けた。天皇陛下の公務負担軽減に関する政府の有識者会議の初会合が17日に開かれることを踏まえ、今後の段取りを確認したとみられる。面会には風岡典之前宮内庁長官、西村泰彦次長が同席した。(2016/10/03-18:29)
1043
:
名無しさん
:2016/10/09(日) 11:50:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100600698&g=pol
生前退位、割れる与野党=手法に違い、調整難航も
天皇陛下の生前退位を可能にする法整備をめぐり、政府・与党と野党の間で考え方の違いが表面化してきた。政府は一代に限り退位を認める特別措置法を軸に検討中で、与党もこれを尊重する考え。一方、民進党など野党は皇室典範の改正を視野に入れており、調整に手間取る可能性もある。
安倍晋三首相は6日の参院予算委員会で「まずは有識者会議で静かに議論を進め、一定の段階で野党も交えた議論を行う」と述べ、与野党の合意形成を目指す方針を示した。政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は17日に初会合を開く。生前退位の在り方に絞って提言を取りまとめる見通しだ。
政府内では首相をはじめとして、典範改正に否定的な意見が根強い。典範見直しに踏み込めば、女性・女系天皇や女性宮家創設など、国民の間でも意見が割れるテーマに論点が拡散し、議論に多大な時間を要しかねない。今の陛下は現在82歳とご高齢で早期の結論が求められており、政府高官は「急がなければいけない」と指摘した。
与党は政府の検討作業を静観する立場を明確にしている。自民党の二階俊博幹事長は「首相の責任で最終的には決めていただく」と表明。公明党の山口那津男代表も「有識者の議論を見守り、最終的に政府がどうするかを受けて対応を考えたい」と語っている。
これに対し、民進党の蓮舫代表は6日の記者会見で「特措法か皇室典範(改正)か特段の前提を置かず、幅広い形で静かに議論してもらいたい」と述べ、典範改正も含めた検討を政府に求めた。報道各社の世論調査で、恒久的な生前退位の制度化を容認する意見が多数を占めたことなどが念頭にあるとみられる。共産、社民両党は典範改正を主張している。(2016/10/06-18:48)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700550&g=pol
維新、憲法審の早期始動要請=自民・保岡氏、草案固執せず
日本維新の会の小沢鋭仁憲法改正推進委員会長は7日、自民党の保岡興治憲法改正推進本部長、公明党の北側一雄憲法調査会長と個別に会談し、「(改憲勢力が)衆参両院で3分の2を超えたのは好機だ」として、速やかに憲法審査会を開催し、憲法改正に向けた具体的な議論を始めるよう要請した。
保岡氏は要請に理解を示した上で、「少数政党の意見も大事にしてきた審査会の伝統は大事にしたい」と指摘。「コンセンサスの得られるところから(議論を)スタートするのは重要だ」として、自民党の改憲草案をそのまま提出するのではなく、柔軟に対応していく姿勢を示した。
北側氏は、各党との意見調整が重要だとの認識を示した。(2016/10/07-15:08)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700393&g=pol
改憲案、内閣も提出可能=政府答弁書
政府は7日の閣議で、内閣が憲法改正案を国会に提出できるかどうかについて、「憲法72条の規定で議案を国会に提出することが認められていることから可能だ」とする答弁書を決定した。民進党の逢坂誠二氏の質問主意書に答えた。
政府は2004年に閣議決定した答弁書でも同様の見解を示している。(2016/10/07-12:21)
1044
:
名無しさん
:2016/10/09(日) 22:47:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161007-00000127-jij-soci
愛子さま、2週間欠席続く=体調不良、宮内庁病院で診察
時事通信 10月7日(金)18時16分配信
宮内庁の小田野展丈東宮大夫は7日の定例記者会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=が体調不良のため2週間学校を休み、6日に宮内庁病院で雅子さま同伴の下、医師の診察を受けられたと明らかにした。
愛子さまは先月26日から欠席が続き、今月1日の運動会も欠席した。小田野大夫によると、診察では特段問題はなく、熱もないが、体がふらつくことがあり、胃腸も弱っているという。
夏休み明けの試験や宿題の提出、運動会の練習などで疲れが出たとみられ、小田野大夫は「医師からは少しずつ快方に向かっているが、回復にはもう少し時間がかかると聞いている」と話している。
1045
:
名無しさん
:2016/10/11(火) 00:04:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161004-00050097-yom-pol
生前退位巡る法整備、議論見守る…自民・二階氏
読売新聞 10月4日(火)17時51分配信
自民党の二階幹事長は4日の党総務会で、天皇陛下の生前退位を巡る法整備について、「当面は有識者会議の議論を見守りたい。党が先行するものではない」と述べた。
生前退位を巡る党内での議論は急がず、政府の有識者会議での議論の進展を待つ考えを示したものだ。党内では、有識者会議と並行して独自に議論すべきだとの声も出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161006-00000059-san-pol
生前退位 国会議論はパンドラの箱 与野党の意見集約困難
産経新聞 10月6日(木)7時55分配信
天皇陛下が意向を示された「生前退位」をめぐる議論で、国会の関与が焦点となっている。政府は特別措置法制定を検討しているが、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は5日の記者会見で「国民の代表である国会の議論は当然必要だ」と強調した。天皇の地位は憲法で「国民の総意に基づく」としているためだ。ただ、女系天皇の是非などへの波及と法整備の遅れを懸念する与党に対し、根本的な議論を求める野党もいるため、「パンドラの箱」を開ければ調整の難航も予想される。
政府は生前退位に関する有識者会議の初会合を17日に開く予定。同会議で特措法の内容を慎重に詰め、早ければ来年の通常国会に提出、全会一致で成立を図りたい考えだ。政府主導で議論が進む見通しだが、菅氏に加え安倍晋三首相も「一定の段階で与野党も交えた議論」に言及している。
「一定の段階」について政府関係者は「事柄の性質上、法案を提出してからまとまらないようでは困る」として法案提出前の与野党の意見集約を念頭に置く。ただ、82歳の天皇陛下のご意向を尊重すれば速やかな対応が必要だ。各党で議論を深めれば、保守系が反発する女系天皇や生前退位を恒久的に認めることの是非などで白熱しかねない。
そのため自民党は「首相の責任で最終的に決めていただく」(二階俊博幹事長)との立場をとる。党幹部は「案を出して競い合うテーマではない」と説明。「国会議員が責任と覚悟をもって議論すべきものだ」(石破茂前地方創生担当相)と勉強会開催を求める声もあるが、少数派にとどまる。公明党の石田祝稔政調会長も5日の記者会見で「政府の対応を見守るということに尽きる」と述べた。
政府・与党は衆参両院議長・副議長が各党から意見聴取することを想定している。ただ、大島理森衆院議長は天皇陛下が意向を示された際の謹話で、国会議員に「粛然とした対応」を求めた。大島氏は国会の主体的な関与に意欲的とされ、政府・与党との具体的な調整はついていない。
一方、民進党は「皇位検討委員会」を設置し、年内に意見集約する。「いろいろな可能性を含め排除してはいけない」(蓮舫代表)として皇室典範の改正も検討の対象に入れる方針だ。
野田佳彦幹事長は5日、記者団に「党の考え方をまとめることと、『法案で提出』には随分飛躍がある」と述べ、政府との正面衝突は避ける意向を示した。ただ、野田氏は首相時代に皇室典範に関する有識者会議を立ち上げ、女性宮家創設を柱とする論点整理を出した。検討委の委員長を務めるのは、野田政権で官房副長官として有識者会議を担当した長浜博行副代表だ。
野田氏は9月の衆院本会議で特措法による対応に懸念を示し、「皇室典範改正も視野に入れ、もう少し幅広な議論も行っていくべきだ」と訴えた。共産党も皇室典範改正を基本方針に据えており、与野党の意見集約に時間がかかれば法整備の遅延につながりかねない。
1046
:
名無しさん
:2016/10/15(土) 14:09:41
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161014/k10010730181000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_008
天皇の生前退位 17日に有識者会議が初開催へ
10月14日 18時44分
菅官房長官は午後の記者会見で、天皇陛下の生前退位などについて検討する有識者会議の初会合を今月17日に開く方針を示したうえで、負担軽減に向けた課題や問題点を整理し、国民の幅広い意見を反映させた提言をまとめてもらいたいという考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受けて設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を今月17日に開く方針を示しました。
そのうえで菅官房長官は、「有識者には、専門的な知見のある方へのヒアリングを通じて、高齢化時代における天皇の負担軽減について、中立的な立場で課題や問題点の整理を行っていただき、そのうえで国民の幅広い意見を反映するような提言をまとめていただくという形になるだろう」と述べました。
また菅官房長官は、有識者会議が提言をまとめる時期について「いろいろな方から意見を聞いたうえで、意見が収束する形で、国民の皆さんが『なるほどな』と思えることが必要だ。最初からいつまでという期限ありきではないが、ずっと議論して延ばすということはしない」と述べました。
1047
:
名無しさん
:2016/10/15(土) 18:21:27
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101200811&g=pol
生前退位、年内に7回集中討議=年明けにも論点公表-有識者会議
政府は12日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、設置を決めた「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」について、年内に7回程度、集中的に会合を開き、法整備の在り方などを検討する方針を固めた。集中討議を経て、現行制度下で対応することの是非などを整理した論点表をまとめ、来年1月にも公表する方向。国民的な理解を広げるとともに、議論を尽くしていることを強調する狙いがある。
有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関で、17日に初会合を開く。メンバーは経団連の今井敬名誉会長や東大の御厨貴名誉教授ら6人で、今井氏が座長に就く見通し。
初会合は運営方針や今後のスケジュールなどを確認する。今月下旬に開く2回目の会合では、問題意識を共有するため、公務負担の軽減や国事行為を代行する「摂政」の設置など、現行法上の仕組み全般について討議する。
生前退位に関する具体的論議に入るのは来月開く3回目の会合からの予定。生前退位を認めることによる問題点や退位後の地位・呼称、退位を制度化することの是非などについて、憲法や歴史の専門家らを招き、5回程度のヒアリングを実施する。
政府は天皇陛下が82歳と高齢であることを踏まえ、今の陛下のみ対象として生前退位を認める特例法案を取りまとめ、来年5月の大型連休明けに閣議決定し、国会に提出するスケジュールを想定している。ただ、「結論ありき」との批判を回避するため、十分な論議を重ねると同時に、途中段階でまず論点を示す必要があると判断した。
論点の公表後、有識者会議はさらに検討を重ね、来年春ごろをめどに提言を取りまとめる。これに併せて政府は、衆参両院の正副議長から意見を聴く。皇室典範改正による制度化を視野に入れる民進党など野党との協議も進める考えだ。(2016/10/12-19:32)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101400786&g=pol
有識者会議、17日初会合を正式発表=「生前退位」で菅長官
菅義偉官房長官は14日の記者会見で、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受けて設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」について、初会合を17日に開催すると正式発表した。
有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関で、メンバーは6人。座長に就く見通しの今井敬経団連名誉会長ら、憲法や皇室制度の専門家以外から起用した。会議は夕方に首相官邸で行われ、終了後、座長らが記者会見する。
菅長官は、有識者会議が来年春をめどにまとめる提言に関し、「さまざまな専門的知見のある方からヒアリングをし、国民の幅広い意見を反映するような提言をまとめていただく」と説明した。(2016/10/14-18:56)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101500160&g=pol
生前退位へ検討スタート=年明け論点整理、来春法案-政府有識者会議17日初会合
生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が17日、初会合を開く。生前退位の是非や法制化に向けた課題を中心とする検討作業がスタートする。生前退位は制度上想定されておらず、憲法が定める天皇制の在り方にも関わる幅広い議論が展開される。政府は、論点を整理した上で来年1月をめどに公表、国民的な理解を促しながら5月の大型連休明けにも関連法案を国会に提出する段取りを描く。
有識者会議は安倍晋三首相の諮問機関と位置付けられ、メンバーは座長に就く見通しの今井敬経団連名誉会長ら6人。首相官邸で開かれる初会合には首相が自ら出席して検討を要請、会議として運営方針や今後のスケジュールを確認する。事務局からは天皇陛下の公務の現状説明も行う。(2016/10/15-14:39)
1048
:
名無しさん
:2016/10/15(土) 18:21:52
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101300751&g=pol
安倍首相は器が小さい=憲法答弁拒否を批判-蓮舫氏
民進党の蓮舫代表は13日の記者会見で、安倍晋三首相が憲法改正に関する答弁に応じない考えを示したことについて、「自分中心の国会運営だ。首相として器が小さいなと思う」と批判した。
蓮舫氏は、首相が過去に自民党議員との間で改憲をめぐって答弁していたと指摘。「行政府の長が気分によって、相手によって答弁を使い分けるのは不誠実だ」と述べた。
首相は12日の衆院予算委員会で、改憲をめぐる民進党議員の質問に「答える義務はない」と語った。(2016/10/13-18:42)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101300826&g=pol
自民改憲草案の問題点研究=民進
民進党は13日、憲法調査会の役員会を開き、自民党がまとめた憲法改正草案の問題点を研究することを決めた。今後、週1回のペースで議論を行い、内容の取りまとめなどについては引き続き協議する。
役員会後、枝野幸男会長は「自民党から立憲主義を破壊する内容の草案が出ている。国会で自民党総裁(安倍晋三首相)は憲法についての質問に答えない。無責任な姿勢だ」と批判した。
自民党が衆参両院の憲法審査会の再開を求めていることについては「与野党の筆頭幹事が協議することだ」と述べるにとどめた。
役員会では、辻元清美、白真勲両氏を副会長に、武正公一氏を事務局長にそれぞれ選任した。(2016/10/13-20:12)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101400430&g=pol
月内に党憲法調査会開始=公明
公明党の井上義久幹事長は14日の記者会見で、今月中に党憲法調査会を開き、党内議論を始める考えを明らかにした。井上氏は「まずは現行憲法についてきちっと検証し、何を『加憲』の対象にするか議論を深めていかなければならない」と述べた。(2016/10/14-12:57)
1049
:
名無しさん
:2016/10/16(日) 00:40:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000011-asahi-pol
安倍首相、だんまり戦術 憲法改正「発言控えた方が」
朝日新聞デジタル 10月13日(木)5時7分配信
改憲勢力が3分の2を超えて迎えた初の本格的な国会論戦で、安倍晋三首相が憲法論争を避け続けている。与野党の対立が強調されれば、将来の国民投票で賛同を得にくくなるとみているからだ。これまで憲法改正の必要性を訴えてきた首相の沈黙に、野党は「ご都合主義」と批判を強めている。
「この国会で、冗舌な首相が貝のように答弁しなくなる場面がある。自民党改憲草案について質問された時だ」。12日の衆院予算委員会で、民進党の山尾志桜里氏はそう切り出した。かつて国会で草案への見解を述べていた首相に「(当時は)どういう立場で答えたのか」と詰め寄った。
首相は「(個人的感想などについて答える)義務はない。しかし答える場合もあれば、答えられない場合もある」「憲法審査会が動く前だったから、自民党総裁の立場として機運を盛り上げるために紹介した」などと主張。「憲法改正がリアリティーを帯びる中で、自民党総裁として発言することは控えた方が良いと判断した」と語った。
首相は9月下旬に始まった臨時国会で、憲法改正の論争に一貫して踏み込もうとしない。年明けからの通常国会で「いよいよどの条項について改正すべきか、新たな現実的な段階に移ってきた」と強調してきた姿勢とは一変している。
朝日新聞社
1050
:
名無しさん
:2016/10/16(日) 22:22:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161016/k10010731371000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_009
自民と民進 憲法改正論議開始で調整へ
10月16日 4時20分
憲法改正をめぐる国会論議にあたって、民進党は、自民党の改正草案は、立憲主義を否定するものだとして撤回するよう求めています。これに対し、自民党は、草案の実現を必ずしも前提としないことで、今週には議論を始めたい考えで、両党の調整が行われる見通しです。
衆参両院は、先の参議院選挙の結果、与党と、憲法改正に前向きな勢力が、改正の発議に必要な3分の2の議席を占めましたが、今の国会で、憲法審査会での論議は行われていません。
民進党は、議論には積極的に応じるとしていますが、自民党が野党時代の平成24年にまとめた憲法改正草案は、国民の権利を軽んじ、立憲主義を否定する中身であり認められないとして、撤回するよう求めています。また、近く、党の憲法調査会で、自民党の草案の問題点に関する検証を始めることにしています。
これに対し、自民党は、草案の撤回には応じないものの、平成17年にまとめた草案とともに、2つの草案を党内で議論を積み重ねた「公式文書」と位置づけるにとどめ、草案の実現を必ずしも前提としないことで、民進党の理解を得たい考えです。自民党は、こうした方針を、18日開く、党の憲法改正推進本部で確認したうえで、今週には議論を始めたい考えで、民進党との間で調整が行われる見通しです。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101600051&g=pol
生前退位、国民理解が焦点=17日に有識者会議初会合
政府は17日、生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」初会合を首相官邸で開く。来春ごろに提言を取りまとめ、政府は通常国会で関連法案を成立させる段取りを描く。ただ、生前退位は法制上想定されておらず、国民的な合意形成を図れるかが焦点となる。
政府は生前退位を可能にする法整備について、今の陛下一代限りの特別立法を軸に検討を進めている。陛下が82歳とご高齢であることを踏まえ、迅速に結論を出す必要があるとの判断がある。
ただ、各種世論調査では生前退位に関し、恒久制度化を求める意見が多い一方、国事行為を代行する「摂政」の設置を支持する声もある。政府関係者は「世論調査で9割が生前退位に賛成なのに5割は摂政も支持している。国民は制度をよく理解していない」と分析している。(2016/10/16-14:30)
1051
:
名無しさん
:2016/10/16(日) 23:09:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161016-00513560-shincho-soci
NHKの「生前退位」スクープ 手引きの宮内庁幹部を安倍官邸が更迭
デイリー新潮 10月16日(日)5時57分配信
〈不幸な時代の重荷は我々が負わねばならぬ〉とは、「リア王」終幕でのセリフである。天皇陛下が「生前退位」のご意向をお持ちだとNHKがスクープしたのは7月。が、その裏で繰り広げられていた暗闘によって、一人の宮内庁幹部が更迭される破目になったのだ。
***
10月1日付の宮内庁人事で、宮家のお世話をする責任者である西ヶ廣渉・宮務主管(66)が退任した。宮内庁担当記者が言う。
「我々に内容が知らされたのは9月29日でしたが、記者会では“やはりあの一件か……”と、憶測を呼んでいました」
外務省出身の西ヶ廣氏は、リビア大使やルクセンブルク大使を経て、2014年4月から現職にあった。
「内閣府に任命権のある特別職であり、定年はありません。前任者も退任の目安となっている70歳まで10年務めてきました。それが、わずか2年半での交代ですから、異例と言わざるを得ません」(同)
加えて、前述した“一件”が大きかったというのは、さる政府関係者である。
「NHKがあのニュースを最初に報じた7月13日の直後から、官邸では、誰がどうスクープを仕掛けて記者に伝えたのかという“犯人探し”が始まりました」
その早い段階で、西ヶ廣氏の名が浮上したという。
「陛下のお気持ちを受け止められた秋篠宮殿下の意を受け、宮務主管がNHKの記者を殿下に引き合わせる役割を担ったと分かりました。殿下を通じて“お気持ち”を内々に聞かされた記者は、ここからスクープに向け準備を始めたのです」(同)
情報源としては、これ以上のお墨付きはあるまい。
■度々さや当てを
一方の官邸は、
「かねてより陛下がそうした“ご意向”をお持ちだと知りながら、8月8日にお言葉が発せられるまで、まったく重い腰を上げようとはしなかった。ご意向に添って動き出せば、『陛下の政治的行為』を容認したとも受け取られかねなかったからですが、そんな中でのスクープによって、政権は大変な難題を突き付けられてしまいました」(同)
官邸からすれば、腹立たしいことこの上なく、
「とはいえ、陛下や皇族方にこうした憤懣をぶつけられるはずもない。かくなる上は、スクープを手引きした者に詰め腹を切らせよう、となったのです」(同)
安倍政権と宮内庁とは、これまでも度々さや当てを繰り返してきた。官邸から煙たがられていた風岡長官が70歳の誕生日を迎えた途端、退任に追い込まれたことは10月6日号の本誌(「週刊新潮」)でも報じた通りだが、
「宮内庁は今後一層、政権がグリップしやすい布陣で固められることになるでしょう」(同)
そうした“流れ”の中でパージされていった格好の西ヶ廣氏に尋ねると、
「一連の動きには、私は一切関与していません」
あくまで否定しつつ、自身の退任については、
「変革の時期を迎え、新たな体制によってこれを乗り切っていくことになったためだと理解しています」
国民統合の象徴である陛下が切なる思いを抱かれながらも、周囲の不作為でことが進まず、見かねて「お言葉」に至ったのだとすれば、望ましき世とは言い難い。去りゆく幹部の胸中にも、あるいは冒頭のフレーズが去来したかもしれない。
「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書」より
「週刊新潮」2016年10月13日神無月増大号 掲載
新潮社
1052
:
名無しさん
:2016/10/17(月) 20:18:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161017-00008327-jprime-soci
眞子さま、ガッチリ体型のイケメンと横浜デート後に東横線でラブラブなご様子
週刊女性PRIME 10月17日(月)18時0分配信
季節はずれの残暑となった10月2日の日曜夜、東京・渋谷と神奈川・横浜をつなぐ東急東横線の車内でドアにもたれかかっていた若い男女。
「次は、マーちゃんの携帯も見せてよ」
男性が親しげに、女性の充電中のスマートフォンを覗き込むと、
「ブサイクだから、やだぁ〜」
女性は嫌がってみせるが、その表情からは本気ではないことがわかる─。
女性は『ユニクロ』の花柄のワンピースに、グレーのロングカーディガンと黒革のミドルブーツ。
縁のあるメガネをかけ、猫の柄のバッグを持ち、その中からのびている充電器のコードは彼が覗き込むスマホにつながっていた。
男性は、白の『アバクロ』のポロシャツに、ベージュのハーフパンツ。『トミーヒルフィガー』のバッグを持つガッチリ体形の目鼻立ちの濃いイケメンだ。
ランドマークタワーや山下公園、中華街など横浜でのデートを終えたカップルが、都心に帰ろうとするありふれた光景に気をとめる乗客はいない……。
しかし、イヤホンを耳に差しながら、ふたりを遠巻きに見守る私服の男女がいた。
彼らは「側衛」と呼ばれる皇宮護衛官で、皇室の方々を守るボディガードとして、私的な外出先でも不測の事態に備えている。
「側衛はあくまで皇室の方々の警護が職務なので“危険”が迫らなければ黒子に徹するのみです」(宮内庁関係者)
そんな側衛が、さり気なく目の端でとらえていたのは、マーちゃんと呼ばれていた秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまだった─。
電車に揺られながら眞子さまと男性は、ラブラブの雰囲気。時折、男性が眞子さまの髪の毛やおでこへ“ボディタッチ”することも……。
これまでに見せたことのない心を許した表情はまさに恋する乙女。眞子さまは男性と同じリングとブレスレットを身につけているようで、“友達以上”の関係であることをうかがわせた。
「付き合い始めて間もないカップルのような初々しさがありました。お互いの携帯に保存してある友人の写真を見せて紹介し合っているようでしたよ。男性が積極的に女性と親しくなろうとしている感じでしたね」(居合わせた乗客)
10月23日に25歳の誕生日をお迎えになる年ごろの女性に、親しい男性がいることは自然なこと。
しかし、眞子さまは天皇・皇后両陛下の孫である内親王で、将来の天皇である悠仁さま(10)の姉になるお立場。
交際相手がどんな人物で、ふたりの将来をどのようにお考えなのかは気になるところ。
眞子さまを知る関係者は、こんな“現実”の話をする。
「眞子さまの恋人が、学習院出身者であれば、順当というか安心ですね。やはり皇族はお立場上、たまたま出会った人とのお付き合いはしにくいものです。
学習院出身者なら、お互いに小さいころから知っていますし、ご家庭のこともある程度わかりますからね」
デートの翌日、眞子さまはテニスの『楽天ジャパンオープン』へのご臨席が控えていたが、彼はそれを気遣ったのだろう。
“カノジョ”のお住まいの最寄り駅である、銀座線の青山一丁目駅で一緒に降りていった……。
1053
:
名無しさん
:2016/10/18(火) 06:55:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700328&g=pol
有識者会議、今夕初会合=菅長官「予断持たず議論」-生前退位
政府は17日夕、天皇陛下が意向を示唆された生前退位の法整備の在り方を検討する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合を首相官邸で開く。菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「今上陛下が現在82歳とご高齢であることを踏まえ、予断を持つことなく静かに議論を進めてもらう場ということで開催させていただく」と述べた。(2016/10/17-12:40)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700757&g=pol
有識者の議論静観=生前退位、方法論で違いも-与野党
天皇陛下の生前退位を可能にする法整備をめぐり、与野党は当面、政府の有識者会議による議論の推移を見守る構えだ。政府が今の陛下一代に限った特別立法を軸に検討していることに、与党は一定の理解を示すが、自民党内には不満もくすぶる。一方、野党側は皇室典範改正も視野に入れながら党内論議を進める予定で、与野党の意見調整も課題になりそうだ。
自民党の二階俊博幹事長は17日の記者会見で、「有識者会議が議論して、考えがまとまれば公表される。われわれはそれについて、静かに見守ることがいいのではないか」と語った。自民、公明両党は、有識者会議が年明けにも論点を公表するのを待ち、党内の意見集約や野党との調整に乗り出す考え。
ただ、自民党内では保守系議員を中心に、一代限りの生前退位を危惧する声もある。ベテラン議員の一人は「後世でもめ事が起こりかねない」と指摘する。党内には国事行為を代行する「摂政」の設置を支持する意見も根強く、このベテランは「生前退位は望ましくない」と反対した。
一方、民進党の蓮舫代表は東京都内で記者団に「政府の会議体でどのような議論が行われるか注視したい」と述べた。また、有識者会議と並行して党内論議を行う方針を表明。女性・女系天皇の容認や女性宮家の創設なども「議論として排除しない方向で進めていく」と語った。
共産党の小池晃書記局長は「一代限りの問題ではないので、皇室典範の改正という形で行うのが筋だ」と訴えた。(2016/10/17-20:40)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700500&g=pol
有識者会議、生前退位の論議スタート=制度化など8項目検討
生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が設置した「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は17日夕、首相官邸で初会合を開いた。生前退位は現行制度で想定されていないため、会議ではその是非や法制化など8項目を軸に検討を進めることを決めた。
初会合には安倍晋三首相が出席し、「陛下が82歳とご高齢であることも踏まえ、どのようなことができるか、専門的な知見を有する方々の意見も伺いながら静かに議論を進めていきたい」と表明。「予断を持つことなく十分審議し、国民のさまざまな意見を踏まえて提言を取りまとめてほしい」と要請した。
有識者会議は首相の諮問機関で、メンバーは6人。初会合では、今井敬経団連名誉会長を座長に、御厨貴東大名誉教授を座長代理にそれぞれ選任。(1)天皇の役割(2)天皇の公務(3)公務負担軽減(4)摂政の設置(5)国事行為の委任(6)退位の是非(7)退位の制度化(8)退位後の地位や活動-について、憲法や天皇制の専門家から意見聴取することを決定した。今井氏はこの後の記者会見で、女性・女系天皇や女性宮家創設は検討しないと明らかにした。
出席者からは席上、「スピード感を持って検討を進めることが重要だ」などの意見が出された。(2016/10/17-22:12)
1054
:
とはずがたり
:2016/10/20(木) 21:16:58
雅子さま、岩手訪問取りやめ=愛子さま看病続き―宮内庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161020-00000094-jij-soci
時事通信 10月20日(木)16時30分配信
宮内庁東宮職は20日、皇太子妃雅子さまが21日から2泊3日の日程で予定していた第16回全国障害者スポーツ大会出席のための岩手県訪問を取りやめ、皇太子さまが1人で訪問されると発表した。
体調不良が続いている長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=に付き添っており、東宮職医師団が現在の雅子さまの体調では難しいと判断したという。
東宮職によると、愛子さまは先月26日以降、学校を休み、今月18日からの中間試験も欠席した。雅子さまは看病をしながら公務に取り組んできた疲れが出ており、岩手県を訪問できないことを残念に思っているという。
皇太子ご夫妻は20日、皇居で行われた皇后さまの誕生日祝賀行事に出席。未成年の皇族が御所でお祝いのあいさつをする行事もあったが、愛子さまは欠席した。
愛子さま、2週間欠席続く=体調不良、宮内庁病院で診察
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100700742&g=soc
宮内庁の小田野展丈東宮大夫は7日の定例記者会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(14)=学習院女子中等科3年=が体調不良のため2週間学校を休み、6日に宮内庁病院で雅子さま同伴の下、医師の診察を受けられたと明らかにした。
〔写真特集〕皇太子ご一家
愛子さまは先月26日から欠席が続き、今月1日の運動会も欠席した。小田野大夫によると、診察では特段問題はなく、熱もないが、体がふらつくことがあり、胃腸も弱っているという。
夏休み明けの試験や宿題の提出、運動会の練習などで疲れが出たとみられ、小田野大夫は「医師からは少しずつ快方に向かっているが、回復にはもう少し時間がかかると聞いている」と話している。(2016/10/07-18:17)
1055
:
とはずがたり
:2016/10/22(土) 15:07:42
愛子さまの長期欠席 宮内庁からの説明なく学校も対応に苦慮
http://www.news-postseven.com/archives/20161022_458966.html
2016.10.22 07:00
10月18日、愛子さまが通われる学習院女子中等科は2学期の中間テスト初日を迎えた。しかし、この日も愛子さまが学校にお姿を見せられることはなかった。
9月26日から始まった長期欠席は、運動会も含め4週目に入った。異常事態に、学習院側も困惑の色を隠せないでいる。
「実は、先日愛子さまの欠席に関する臨時の職員会議が開かれたのですが、宮内庁側からしっかりとした説明はされていないようで、マスコミ対応への注意がなされた程度でした。となると、お休みの原因は学校生活にあるわけではなさそうですが…。正直、学校側も対応に苦慮しています」(学習院関係者)
10月14日に行われた東宮大夫の定例会見では、快方に向かわれている一方で、お疲れが抜けずふらつきも残っていると説明されたが、詳細は明かされないまま。
「ここまでお休みが長引く理由には、病名も明かせない重大なお体の異常があるのではないかと心配する声もあります。最近の愛子さまは、目に見えて線が細くなられ、『激やせ』とも報じられました。確かに“中学生のお年頃の女の子がダイエットをした”という程度は超えているように思います。東宮大夫の会見でも、“胃腸の弱まりがある”という話でしたが、たとえば『摂食障害』のような、お食事もままならないような状態にあるのではないかという懸念の声も聞こえるほどです」(皇室記者)
愛子さまは10月6日に宮内庁病院で検査を受けられた。公務ご多忙の中、雅子さまは愛子さまに付き添われた。
「雅子さまは医師の診断を聞かれたうえで、皇太子さまと愛子さまと相談され、欠席を決められたようです。詳しい病名が明かされないということは、メンタル面も含めた体調不良だとも考えられます。雅子さまは母親としてどう接するべきか悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。“学校へ行きなさい”と促すべきなのか、様子を見守るべきなのか…。理由も明かされずにお休みを続けることに“甘やかしているのではないか”との声もあるようですが、“行きなさい”と言うことがマイナスに働くこともあるかもしれない。言えるかどうかの境界線をどこに置くのかは非常に難しい判断だと思います」(宮内庁関係者)
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年11月3日号
1056
:
名無しさん
:2016/10/22(土) 16:39:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900346&g=pol
法整備、通常国会目指す=生前退位で菅官房長官
菅義偉官房長官は19日の衆院内閣委員会で、天皇陛下が意向を示唆された生前退位に関する法整備について、来年1月召集の通常国会への法案提出を目指す考えを表明した。政府高官が提出時期を明言するのは初めて。国会提出前の十分な与野党調整が必要との認識も示した。
民進党の岡田克也前代表の質問に答えた。法整備をめぐり、皇室典範の改正か、今の天皇陛下に限って退位を認める特例法かは明確にしなかった。岡田氏が次期通常国会を目指すかただしたのに対し、菅長官は「私どもの思いとすればそうだ。有識者の論点整理で方向を出し、(衆参の)両院議長を中心に立法府で議論し、方向が決定すれば法律として、できれば通常国会に出したい」と述べた。
政府は特例法案を来年5月の大型連休明けにも閣議決定し国会に提出。通常国会での成立を図る日程を想定している。法整備に当たっては、与野党で賛否が割れないよう合意形成を図ることが「一番望ましい」との考えも示した。
菅長官はまた、生前退位に関する政府の有識者会議がまとめる論点の公表時期について「年明けになる」と指摘。ただ、有識者会議で女性・女系天皇や女性宮家を議論するかどうかについては、「そうした問題まで(議論が)広がってしまうと意見が拡散してしまう」と否定的な見解を示した。(2016/10/19-11:40)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900896&g=pol
20日の日程協議見送り=衆院憲法審
衆院憲法審査会は19日、与野党筆頭幹事がいったん合意していた20日の幹事懇談会開催を見送ることを決めた。環太平洋連携協定(TPP)の承認案審議をめぐる与野党の対立激化が飛び火した格好だ。
与党は20日の幹事懇で日程協議に入り、早ければ27日にも昨年6月以来の実質審議を再開することを目指していた。(2016/10/19-22:06)
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