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国際経済学

99とはずがたり(2/2):2005/01/10(月) 22:18

 ◆元民兵たちは…

 ◇更生の話に飛びついた−−アイゼンハワーさん(27)=AUC(右派民兵組織)の元戦闘員

 13歳の時、AUCに入った。小学校の成績は良かったが、貧しい家の長男だったので高校、大学には行かせてもらえないと早くからわかっていた。この国で学歴もコネもなければ職は得られない。12歳の時、就職するのに一番給与がいいのがAUCと自分で結論を下した。仲間の半数も同じ経済的な理由で来ていた。

 自分には左翼ゲリラを嫌う思想などなかった。戦闘でゲリラを殺すのはばかげたことだと思ったが仕事と割り切っていた。総合的に考えて、他に進むべき道はなかったと思う。

 両親は、自分が武器を手にしているのを嫌ったが、弟の学費にと給与を家に入れたので、勘当されなかった。上官から武装解除、更生の話を勧められすぐに飛びつき、今、中卒の資格を目指している。自分にかなりの学力があるとわかっただけでも良かった。

 ◇戦闘、食うためだった−−オルランド・デヘススさん(39)=AUC元地方幹部

 アンティオキア州の村タメシスで生まれた直後、父親は失跡し、12歳のとき母が病死した。職を求めて州内を転々とし、時にこじきのような生活を続けた。

 16歳の時にメデジン市に出て、貧民街で暮らすうち、ギャングの抗争に巻き込まれAUCの下部組織に入った。月150ドル相当の給与が魅力だった。

 右派民兵とゲリラの間を行き来する者もいたが、ゲリラに入る気はなかった。民兵には都市や村の共同体を自ら守るという考えがあるが、ゲリラにはそれがない。彼らは共同体を壊そうとしている。この国から共同体的なものが消えたら、美徳は何も残らない。

 暴力の一番の要因は失業だと思う。職がないから、食うために民兵やゲリラになる。だが、駒として利用されるだけだ。

 更生プログラムで法学士を取得できたら、刑法か憲法の専門家になりたい。

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 ◇殺人、1年で43%減−−和平渇望、市民も後押し

 ◇セルヒオ・ファハルド・メデジン市長の話

 市内の殺人件数が過去1年で43%も減ったのは、元民兵800人以上の更生が大きい。メデジン市でだけうまくいったのは、80年代の麻薬抗争からゲリラと右派民兵の対立まで、この街が暴力に明け暮れたせいだ。市民の大半が和平と安定を求めており、この更生プログラムを後押ししてくれている。いまは未明でも女性が1人で歩ける安全な街になった。

 武器を捨てた元民兵は常に殺されるという不安を抱えているので、昨年から今年にかけ警察官を倍増し市内を巡回させている。国レベルで同じことをすれば、汚職や怠慢がはびこるが、地方自治体なので成果も上げやすい。教員やカウンセラーが元民兵に一対一で対応しているのも大きい。

 国内だけでなく海外からもメデジンに視察が来ており、治安回復のモデルとして中南米に広がればと思う。
毎日新聞 2005年1月10日 東京朝刊


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