[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
国際経済学
971
:
とはずがたり
:2016/08/28(日) 18:59:42
2016.5.23 05:00
【世界を読む】
「中国マネー」に目がない豪州…今度は韓国国土なみ「巨大牧場」買収計画拒否の“良識”
http://www.sankei.com/west/news/160523/wst1605230004-n1.html
オーストラリア政府が中国企業による国内の牧場買収計画に待ったをかけた。牧場の総面積は韓国の国土に匹敵する。中国への傾斜が際立つ豪州だが、さすがに国益に反するとして認めない方針を示した。豪州では米海兵隊が駐留する北部ダーウィンの港湾を中国企業が「租借」し、潜水艦建造では横やりに屈する形で日本を袖にするなど中国の影響力が隅々に浸透している。今回は「良識」が働いた形だが、資金力にものを言わせた中国の攻勢は続きそうだ。
「中国への売却は国益に反する」
豪州からの報道などによると、モリソン財務相は4月29日、同国の牧場経営会社、S・キッドマンが計画していた中国の上海鵬欣集団が主導する企業連合への牧場売却を認めないことを明らかにした。モリソン氏は「資産が巨大過ぎ、国益に反する」と理由を説明した。
キッドマンによる中国企業への牧場売却計画が表面化したのは昨年に続いて2回目だ。前回も上海鵬欣集団が交渉相手となったが、政府審査の責任者だったモリソン氏がやはり「安全保障上の懸念がある」として計画を認めなかった。
キッドマンは豪州で伝説的な牧畜家となっているシドニー・キッドマンが100年以上前にはじめ、現在は世界最大級の牧場となっている。豪州国内で、クイーンズランド、南オーストラリア、西オーストラリアなどに韓国の国土面積に相当する約10万平方キロメートルの牧場を所有している。キッドマンはその牧場で約18万5千頭の牛を飼育しており、主に日本、東南アジア、米国向けに牛肉などを輸出している。
キッドマンが牧場売却計画を再び打ち出したところ、中国企業がさっそく触手を伸ばしてきたことになる。昨年は、南オーストラリアにある牧場が豪州軍のウーメラ兵器実験場内にあったことが原因で、売却は認められなかったが、今回の計画では、キッドマンは問題視された牧場を切り離して売却する方針を明らかにしていた。
今回、売却候補にあがったのは、キッドマンが所有する約10万平方キロメートルの牧場のうち約7万7300平方キロメートル。これだけでも広さはアイルランドの国土並みだ。買収額は3億7070万豪ドル(約317億円)に達する見込みで、上海鵬欣集団傘下の湖南大康牧業が中心となり、キッドマンの株式80%を取得する予定だった。
注目された「親中派」ターンブル政権の判断
昨年9月、与党・自由党内で「宮廷クーデター」を起こして、当時のアボット首相を追い落としたターンブル首相は今年4月の訪中では、約1000人の企業関係者を随行させ、習近平国家主席ら中国側首脳との会談に臨んだ。ターンブル氏の息子は中国の政府系シンクタンクに所属した元共産党幹部の娘と結婚しており、豪州の歴代政権の中で最も親中的といわれている。それだけにキッドマンが改めて提示した売却計画の行方が注目されていた。
豪州にとって中国は最大の貿易相手国であり、昨年12月には両国間で自由貿易協定(FTA)が発効しており、中国は豪州への投資に熱い視線を注いでいる。ボイス・オブ・アメリカのウェブサイトによると、中国は豪州への投資額では米国に次いで2位で、中でも人口が最も多いニューサウスウェールズ州では中国からの投資が7割を超えるという。また、豪州は中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーともなっている。
豪州への中国資本の攻勢は今後も続く
ただ、自由党と連立を組む国民党のメンバーからは牧場売却計画に反対の声が出ており、国民党党首であるジョイス副首相は土地などの不動産に関する外国からの投資には慎重な対応が必要だとの認識を示していた。ジョイス氏は今回のモリソン氏の決定を歓迎しており、外国からの豪州に対する投資については「イエスとも言えるし、ノーとも言える」と語り、ケース・バイ・ケースで判断すべきだとの見解を示している。
今回、売却計画は再び認可されなかったが、中国では生活水準の向上を受けて、牛肉や乳製品の消費拡大が予想され、中国企業が豪州やニュージーランドの牧畜業者に対して買収攻勢をかけている。今年2月には25の酪農場と3万頭の乳牛を擁するオーストラリア最大の酪農企業「Van Diemen’s Land Co.」(VDL)が中国企業によって買収されることが決まった。
中国経済は一時の勢いに陰りも見えているとの分析もあるが、国内の「爆食」を支えるための海外への投資は依然、旺盛で豪州は中国資本の攻勢に今後もさらされそうだ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板