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国際経済学

746とはずがたり:2015/08/05(水) 19:10:14
<TPP>乳製品輸入 NZは日本提示3万トンの3倍要求
毎日新聞社 2015年8月5日 13時49分 (2015年8月5日 16時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150805/Mainichi_20150805k0000e020241000c.html

 7月末に開かれた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の閣僚会合で、乳製品の輸入拡大を求めるニュージーランド(NZ)に日本が新たな輸入枠約3万トンを提示したのに対して、NZが3倍の輸入枠を要求し、交渉が行き詰まっていたことが分かった。期待された大筋合意が見送られた交渉内容の一端が明らかになった。ただ、大筋合意に向けて残った交渉分野は、乳製品など一部の関税や知的財産などに絞られてきており、各国は8月末にも閣僚会合を再開し、合意を目指す。

 交渉関係者によると日本は、NZと米国、オーストラリアを対象に約7万トンの低関税枠の拡大を提案。このうち、3万トン程度をNZ向けとしていた。NZはこの約3倍となる約9万トンを要求し、閣僚会合でも歩み寄る兆しは全くなかったという。

 日本は現在、世界貿易機関(WTO)での合意に沿って、国内の酪農保護を目的に、バターや脱脂粉乳などの輸入枠を生乳換算で13・7万トンに設定している。輸入する際はバターには35%、脱脂粉乳は25%の関税をかけている。TPPではこれに加えて、新たな輸入枠を設けることで各国と調整していた。

 NZは、日本のほかに同じく輸入枠を設定している米国やカナダ、メキシコに対しても大幅な拡大を要求。4カ国への要求を合わせると「NZの輸出能力を完全に超える非現実的な内容だった」(関係者)とされ、各国は強く反発した。日本は、今回提案した約7万トンの新輸入枠を「最終オファー」(交渉筋)として上積みはしない構えだ。

 12カ国が参加するTPP交渉は、次回閣僚会合でも決着できなければ、合意への道筋は大きく遠のく。このため日本は、7万トンの輸入枠を各国に配分するのではなく、総枠のみを示して、競争力のある製品をより多く受け入れる仕組みを検討中で、NZと同様に乳製品の輸出増加を目指す米国などと調整を進めている。しかし、NZは乳製品が輸出総額の約3割を占める主力輸出品。「最後まで高い要求を続けるだろう」(外交関係者)とみられており、厳しい交渉が予想される。

 乳製品を巡っては、国内では近年、生乳生産量の減少に伴うバター不足が深刻化している。今年度は当初の輸入枠に加えて、追加でバター1万トンを輸入する。提案した新たな輸入枠は生乳換算で7万トンだが、バターに置き換えれば約5700トンとなるため、「国内の酪農に影響は出ない」(政府関係者)としている。【松倉佑輔】


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