したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際経済学

735とはずがたり:2015/07/31(金) 22:59:42


 交渉の現状はどうなっているのか。

 TPPの協定文31章のうち「終了」か「ほぼ終了」に分類されるのは税関・貿易円滑化や競争政策、越境サービスなど17章。首席交渉官会合での決着が見込まれるのが、物品市場アクセス(関税)のルール部分や原産地規則、政府調達など8章だ。難航しているのは、知的財産や国有企業など4章。決着は閣僚会合での政治判断に委ねられる。

 なかでも知的財産では、新薬の開発データの保護期間をめぐる対立は打開の糸口がつかめていない。

 有力な新薬メーカーを多く抱える米国は保護期間を12年にするよう要求。安価な後発薬を普及させたいマレーシアなど新興国やオーストラリア、ニュージーランドは5年以下を主張している。特に、国民の薬代を国費で助成しているオーストラリアやニュージーランドは財政負担の増大を懸念し、徹底抗戦の構えを崩していない。

 日本は8年を落としどころとしたい考えだが、「米国も政治力の強い医薬品業界が12年を実現するよう政府に対し強硬に圧力をかけており、足して2で割れば済むという状況ではない」(交渉筋)という。

 2国間で進めている関税の撤廃・削減に関する協議は最終的に閣僚間の直接折衝で決着を図る見通しだ。

 日米協議は、日本が設けるコメの無関税輸入枠の扱いが焦点となる。

 主食用米の輸入枠の規模について、米国が年17万5千トンを訴え、日本はこれまで5万トンが限度と主張してきた。日本は最大7万トン程度まで段階的に拡大する譲歩案も検討するが、米国の要求とはなお開きがある。米国は輸入が確実に実現するよう日本政府の保証も求めている。

 関税協議で問題視されているのがカナダとニュージーランドだ。10月に総選挙を控えるカナダは消極姿勢が目立ち、ニュージーランドも乳製品の市場開放という自国の要求に固執し、交渉全体の足を引っ張っている。参加国内で両国を除外した合意を容認する意見も出ているが、「米国はカナダの市場開放も重視しており、実際にカナダ抜きの合意に踏み切れるかは見通せない」(同)のが現状だ。

 ハワイ会合で合意ができれば、参加国は10月末にも協定文に署名する。逆に合意に失敗すれば、来年に次期大統領選を控える米国などの政治日程を踏まえ、交渉が中断を余儀なくされる懸念も指摘されている。

1996 名前:チバQ[] 投稿日:2015/07/28(火) 22:09:25

<TPP>最後の難所に 28日、閣僚会合が開幕へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150728-00000086-mai-bus_all
毎日新聞 7月28日(火)20時54分配信

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の大筋合意を目指す12カ国の閣僚会合が28日、米ハワイ州マウイ島で開幕する。現地入りした甘利明TPP担当相は27日夕(日本時間28日午後)、記者団に「この会合を最後の閣僚会合にしたい。各国の閣僚も同じ思いを共有している」と述べ、合意を目指す考えを改めて強調した。会合は31日までの日程で、全体会合や2国間協議を断続的に行う。難航が続いたTPP交渉は最終的な政治判断の場に移り、最大の山場を迎える。

 4日間の日程で開かれた首席交渉官会合は27日終了。鶴岡公二首席交渉官から報告を受けた甘利氏は、進展を強調する一方で「(各国の利害が)相互に絡み合う案件が残っている」と述べ、特に知的財産分野については「相当難航している」と認める。

 知的財産分野のうち、著作権保護期間については「作者の死後70年」、著作権侵害を訴えがなくても立件できる「非親告罪」として扱う方向で最終調整が進む。ただ、新薬のデータ保護期間については、製薬メーカー大手を抱える米国が12年を要求する一方、日本は現行制度の8年を主張。豪州やニュージーランド、マレーシアなどは、保護期間が長期になると割安な後発医薬品(ジェネリック)の開発が妨げられ、医療費が増加するなどとして5年以下を求めている。交渉の鍵を握るとされる米国はこれまで「全く歩み寄りを見せない」とされ、閣僚会合の大きな争点となる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板