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国際経済学

535とはずがたり:2013/06/04(火) 17:01:28

「日本流」アフリカ支援に期待の声も…中国は早速の批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130604/plc13060403490002-n1.htm
2013.6.4 03:49[産経抄]

 週末の「きょうの人」欄は、ケニアとルワンダでビジネスを成功させた佐藤芳之さん(73)を「アフリカ進出の先駆者」として紹介していた。記事を読みながら、「アフリカ開発援助の先駆者」と呼ぶにふさわしい人物を思い浮かべていた。

 1965年から6年間、ルワンダの中央銀行総裁を務めた服部正也さんである。赴任してまず驚いたのは、植民地時代から続く、外国人の強欲と傲慢な態度だった。服部さんがめざしたのは、ルワンダ人の自助努力による経済発展だ。通貨改革からバス路線の整備まで、八面六臂(ろっぴ)の活躍は、名著のほまれ高い『ルワンダ中央銀行総裁日記』(中公新書)にくわしい。

 服部さんが去ってから、ルワンダは大きな悲劇に見舞われる。100万人近くが死亡した大虐殺だ。現在は復興を果たし、政治的にも安定している。親日家が多いのも特徴のひとつだ。平成11年に81歳で世を去った服部さんの存在と、無関係ではあるまい。

 そのルワンダの大統領も参加して、横浜市で開かれていた第5回アフリカ開発会議が、きのう閉幕した。中国は早速、人民解放軍の機関紙を使って日本のアフリカ支援を批判していた。露骨な資源外交が、「新植民地主義」との批判を浴びるなか、会議の成功を目の当たりにしたあせりからだろう。

 安倍晋三首相が打ち出した「日本流」の支援について、参加国から期待の声が相次いだ。インフラ整備と並んで、職業訓練の専門家や投資アドバイザーを送り込むなど、人材育成を柱とするプロジェクトの数々は、まさに「服部流」といっていい。

 『総裁日記』は、こう結ばれている。「途上国の発展を阻む最大の障害は人の問題であるが、その発展の最大の要素もまた人なのである」

援助から投資へ 対等なパートナー
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130604/plc13060407500006-n1.htm
2013.6.4 07:46
 横浜市内で第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が開かれ、今回のTICADでは、日本にとってアフリカが援助の対象から、投資や貿易の対等なパートナーに変化したことを印象付けた。日本はアフリカ諸国が求めるインフラ整備などに乗りだし、資源や消費市場の獲得に向けた土台作りを狙う。中国や韓国も成長市場のアフリカへの進出を加速する中、TICADの重要性は一層高まっている。

 「21世紀半ばにかけてアフリカは(世界の)成長の中心になる」。安倍晋三首相は閉会後の記者会見でこう述べ、投資促進の必要性を強調した。

 20年前に日本主導で始まったTICADは当初、国際社会の関心が低下していたアフリカの開発や援助が議論の中心だったが、過去10年に年平均5%以上の経済成長率を誇るアフリカは「もはや援助先ではなく、投資相手だ」(政府関係者)。

 日本は今回、日本企業の進出を後押しするため、電力や交通などのインフラ整備に65億ドル(約6500億円)の支援を実施し、日本貿易振興機構(ジェトロ)のアフリカ拠点を倍増する方針を表明。全体会合で経団連の小島順彦副会長は「中間層の拡大を見据えると市場としても重要」と述べ、官民で市場獲得を目指す姿勢を鮮明にした。

 一方、アフリカ側は「投資は雇用を生み、技術移転をもたらす」(エチオピアのハイレマリアム首相)と一定の評価を与えた。進出が目立つ中国企業が現地でも中国人労働者を雇うことなどに不満があるとみられる。

 ただ、日本のアフリカへの投資残高は80億ドル(約8000億円)と中国の半分にとどまり、韓国もほぼ同水準に迫っている。中国はアフリカ諸国の政府幹部も参加する対話の枠組みを2000年から主催するなど、アフリカへの浸透を強めており、日本の取り組みの遅れは否めない。

 今回の会合ではTICADの頻繁な開催を求める声も上がった。日本がアフリカとの新たな関係を切り開くためには、アフリカ関連会議の先駆けであるTICADを成熟・発展させ、活用することが不可欠になる。(会田聡)


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