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国際経済学

428杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/05/21(金) 22:15:41
NYTimesの元記事から自分なりに翻訳。Googleの助けも貰ったけど(汗

クールグマン「『失われた10年』再び?」
http://www.nytimes.com/2010/05/21/opinion/21krugman.html?src=twt&twt=NytimesKrugman

 巷間騒がれているほど、我々の現状はギリシアにはなっていない。だが、まずます日本にはなりつつあるそうだ。
 ここ数ヶ月、あるテーマに限って多過ぎと言うくらいの報告書(つか、その様な体裁の解説ね)が出ているんだけど、皆が皆政府の支出を止めろと言っている。ギリシアを奇貨として、国債金利の上昇が続いているのはアメリカが財政破綻する予兆と言う訳だ。で、そうなる前にインフレ進行中ってことを常に警戒し、FRBには経済安定のために介入は控えて、金利の引き上げと資産売却による金融引き締めという"出口戦略"を取れと言うのだとか。
 で以って、1930年代以降最悪の長期失業を記録しているという近年の記録的失業についてはどうかって言うと、過去数ヶ月雇用は増えているという事実はあるけど、それでもかの金融危機で失業した800万人のうちの50万しか戻っていないんだと。おいおい、昨年のことを今頃心配するってか!?
 だが真相は、政策当局はやり過ぎどころか何もやってない。最近のデータでは、ギリシアで起こった様な投資家の信頼が崩壊ってこがアメリカで起こっているとは出ていないし、そればかりか低成長と高失業率で悩まされた日本の「失われた10年」がやって来るのでは?ということを示唆している。
 先ずは利率についての話でも。ここ一年間でわれわれが耳にしていることと言えば、例えば債券を持っている"自警団的連中"が出てきて利率が一寸でも上がったとすれば、アメリカ政府は直ぐ様、財政赤字を削減するなどした方が宜しいってことになる。そうする毎に利率は元へ戻るし、最近では3月に米国債10年物の利率が3.6%から4%へと上昇している。「債務危機、利率上昇に影響」ってウォールストリート=ジャーナルが仰々しく見出しをつけているけど、実際には債務危機と言えるほどの無視できない証拠なんて在りもしなかった。
 しかし、だ。利率の動きに影響を与えていたものがある。 木曜日の時点、10年物米国債の利率は3.3%。ここまで利率が落ち着いたのは連邦財政を楽観視する向きが強まったものと、自分は踏んでいた。とは言うものの、そこまで利率が動いた元を正せば、景気回復の見通しに対する悲観的な反動──不景気──だったりする。不景気は、投資家に状況をヤバいと判断させて逃げを打とうとする方向へ向かわす――早い話が株価大暴落――し、安全資産として米国債を買わす動機となる。


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