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国際経済学
390
:
千葉9区
:2009/05/31(日) 00:17:33
http://www.asahi.com/international/weekly-asia/TKY200905160118.html
美術品バブル崩壊 台北・香港 経済危機異聞(2)
2009年5月23日
流標、流標、流標……。
競売で買い手がつかない不成立を意味する中国語「流標(リウピアオ)」の声が、こだまのように会場に響いた。
3月下旬の台北。地元の競売会社「天禧芸拍」が「台湾では初めて」(同社)という品ぞろえで開催した中国美術品の競売会だった。
うたい文句は「中国美術品の購入はリスク回避と安全な投資を兼ねた緊急避難先」。
今は不景気だ。預金の利息は低く、株式市場も低迷している。でも本物の中国美術品はそう簡単には値が下がらない。そんな狙いを込め、大手経済紙に大型広告を打って臨んだのだった。
中国美術品収集家でもある呉明憲社長が選定した。磁器の最高峰、宋代・汝窯の作品。人気の高い明代の染め付け磁器「青花」。世界に類品の少ない型の商代の青銅器。約70点の逸品がそろった。
だが、会場では価格を張る声が一向に出ない。重苦しい空気が漂う。司会を務める呉社長はその場で最低価格を引き下げざるを得なかった。
「みなさん、本当にいいんですか。こんな価格、もう二度とあり得ませんよ」
それでも流標は続き、落札したのは2割ほど。呉社長は「景気低迷とはいえ、ここまでとは」と唇をかんだ。
香港では4月、競売大手サザビーズの競売会があり、日本の正倉院の流出品といわれる唐代の工芸品「玳瑁螺鈿(たいまいらでん)八角箱」が注目された。事前の予想価格は4千万香港ドル(約5億円)。だが、入札金額が2千万香港ドルにも達せず、これまた予想外の「流標」の憂き目にあった。
中国美術品はこの数年、「アートバブル」に沸いた。
03年の新型肺炎SARS流行で落ち込んだ市場が04年ごろから中国での収集ブームで一気に活気づいた。企業経営で成功した無数の個人収集家が現れ、香港や欧米の競売市場で気前良く取引し、北京や上海にも中国人向け競売会社が急増した。
最も象徴的なのは中国の現代アート市場だ。文化大革命や中国人社会をテーマにした曽梵志、蔡国強、張暁剛ら有名作家の作品が数億円の高値で取引され、香港や中国の富裕層の家庭やオフィスに競うように飾られた。
競売では毎回、価格の「新記録」が生まれ、03年以降5年間で、中国の現代アートの市場規模は100倍以上に達したと言われている。
だが昨秋以降の競売で中国現代アートの作品は「従来の半分の値段でも動かなくなった」(香港の美術商)。
中国美術品市場の指標となる香港の競売では昨秋、サザビーズの「20世紀中国芸術」の分野で3分の2近くが落札最低価格に届かず流れ、アジア芸術全体でも売り上げは3割の減少。クリスティーズもアジア芸術部門で事前に予想価格を2割下げたが落札率は約6割どまり。かつて引く手あまただった曽梵志の作品まで買い手がつかず流れた。
同社の曽志芬・香港副総裁は「今後はしっかりした来歴証明や鑑定書がある古美術品、著名作家の評価が確立した作品を中心に競売を運営する必要がある」と守りの姿勢を強調している。
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