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国際経済学

279とはずがたり:2006/11/06(月) 21:25:23

中国、鋼材・製紙が輸出超過に 日本メーカー値崩れ警戒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061106-00000003-san-bus_all

 中国が鋼材と紙の生産を拡大させ、輸出が輸入を上回る純輸出国に転じていることに、日本の関係業界が警戒を強めている。鋼材も紙も需給バランスが価格に大きく影響するためだ。国内素材産業は現在、素材の買い手業界との価格交渉がヤマ場を迎えていることもあって、市況への影響に神経をとがらせている。

 中国は現在、世界最大の鉄鋼生産国。急速な経済成長を背景に生産は拡大しており、昨年の粗鋼生産量は約3億4900万トンと世界生産の3割を占めた。各メーカーが新規設備を増強する一方で老朽設備の廃棄は進まず、設備過剰が深刻化。内需からあふれた鋼材が輸出に回っている。

 輸出が輸入を上回ったのは今年1月。四半期ベースでも第1四半期(1〜3月)から輸出超過になった。現在も拡大傾向で、今年9月の輸出量は407万トンと、前年同月の136万トンのほぼ3倍に達している。

 中国の輸出鋼材は、主に土木工事などに使われる一般鋼材だ。日本鉄鋼連盟の馬田一会長は「日本の主力製品は自動車向けなどの高級鋼材で競合は少ないが、供給過剰はやがて鋼材全体の市況悪化につながる」と指摘。韓国などの鉄鋼メーカーに鋼材の高級化を促し、競争が激化することも予想されるという。

 一方、印刷用紙、新聞用紙などの紙(段ボールなど板紙をのぞく)の中国の今年1〜6月の輸出は前年同期比67・1%増の91万2000トン。輸入の79万5000トンを上回り、半期ベースで初めて輸出超過となった。

 こちらも大型の設備投資が相次ぎ、今後も生産拡大が続く見通しで、日本の紙パルプ市場でも市況引き下げ圧力に直結するとの見方が多い。

 民間アナリストは「中国の輸出増が国際競争の激化を加速させ、製紙業界の再編を後押しする可能性もある」と指摘している。
(産経新聞) - 11月6日8時1分更新


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