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国際経済学

127とはずがたり:2005/02/28(月) 10:29:51
>>94
2004年03月22日(月)
どうなるIMF後任理事 EU「慣例通り欧州から」 途上国「国籍より実績重視」

 [ワシントン=気仙英郎] ドイツ大統領選に出馬するため、急遽(きゅうきょ)退任したケーラー国際通貨基金(IMF)専務理事の後任を選ぶ駆け引きが活発になってきた。後任は慣例に従って欧州からの選出を主張する欧州連合(EU)に対し、理事会の途上国に豪州、スイスを加えたメンバー国は、国籍重視ではなく、個人の業績を重視すべきだとする提言をし、欧州を牽制(けんせい)している。いまのところ、有力メンバーの米国や日本は表立った動きはしていないが、人選をめぐって今後の加盟各国の調整が難航する可能性が高い。
 途上国やスイス、豪州グループは声明で、「理事会の全メンバーが選任のプロセスにかかわるべきだ。選任は透明なプロセスで行われる必要がある」と強調した。

 IMFは第二次世界大戦後に世界銀行とともに設立された国際金融機関で、金融危機に陥った国に対する短期資金貸付や経済再建などの支援業務を行っている。専務理事はトップだが、戦後一貫して「世銀は米国、IMFは欧州から」というのが慣例になってきた。しかし、IMFへの出資額が米国についで第二位の日本や、途上国の間では反発も根強い。

 いまのところ、有力候補は、スペインのラト経済相、フランスのルミエール欧州復興開発銀行(EBRD)総裁。一時、日本からは黒田東彦前財務省財務官の名も候補に挙がったが、加藤隆俊元財務官が今年初めに副専務理事のポストに就任したばかりの日本側は、「黒田氏を推すのに慎重にならざるを得ない」(財務省幹部)と静観の構えだ。

 欧州委員会のプロディ委員長は依然「後任は欧州から選ばれるべきだ」と主張しているが、途上国グループが一致して新専務理事選出にかかわる動きを見せ始めたことで、今後、新理事専任までに波乱を予想する声も強まっている。


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