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国際経済学

1171とはずがたり:2017/05/14(日) 19:53:18

<G7財務相会議>米との溝深く 自由貿易議論棚上げ
毎日新聞社 2017年5月14日 00時58分 (2017年5月14日 02時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170514/Mainichi_20170514k0000m020105000c.html

 【バリ(イタリア南部)三沢耕平】イタリア南部バリで13日に閉幕した主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、保護主義的な政策を掲げる米国との対立を避けるため、自由貿易の議論を棚上げした。しかし、出席者からは保護主義を否定する発言が続出。ムニューシン米財務長官は閉幕後、貿易が自由・公正でない場合は保護主義も辞さないと表明するなど、米国と他国との溝を浮き彫りにした。トランプ大統領が初参加する今月下旬の首脳会議(サミット)でG7の結束力を示せるか、真価が問われることになる。

 「格差を是正するための富を分配するには、経済成長による原資がいる。順番を間違えては困る」。麻生太郎財務相は格差をテーマにした討議でこう主張。自由貿易が経済成長に果たしてきた役割を説いたうえで、保護主義に対抗する姿勢を示した。

 麻生氏は終了後の記者会見で、ムニューシン氏について「3月のG20の時と比べると、硬さが取れてしっかりと発言されていた」と持ち上げた。だが、フランスのサパン財務相は記者団に対し、ムニューシン氏を念頭に「成長をもたらしてきた(G7の)枠組みを壊すことがあってはならない」と指摘。日銀の黒田東彦総裁も「自由貿易を否定して保護主義を支持することで不均衡が是正されるのではない。むしろその逆だ」と強調した。

 トランプ政権の誕生後、米国がG7財務相会議に参加するのは今回が初めて。3月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では貿易を巡って米国と他国が衝突し、声明から「保護主義に対抗」との文言が削除された。今回は米国との対立を回避し、G7の結束をアピールしやすい「格差」を主要テーマに据え、各国が取り組む政策集も付属文書として策定した。

 フランス大統領選で親欧州連合(EU)派のマクロン氏が極右政党のルペン氏を破って勝利した直後の開催とあり、出席者からは「政治的なリスクが和らいだことで穏やかな雰囲気だった」との声も多く聞かれた。ただ、米政権の政策の行方を巡る不確実性への懸念は払拭(ふっしょく)されておらず、麻生氏も会議で「米国の政策には、まだ不確実性がある」と述べた。

 今月下旬に開催されるサミットでは今回棚上げした貿易を巡る議論が焦点のひとつとなる。ただ、共同声明に記述する細部の表現を巡って米国と他の参加国との調整が難航するのは必至で、G7がこれまで維持してきた「反保護主義」の姿勢を打ち出すことができるかは不透明だ。


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