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応用栄養学特論

1879とはずがたり:2017/09/17(日) 08:51:14
>>1878-1879
 1)コストパフォーマンス

 中国で流通している魚の中で、サーモンは決して安価な魚ではない。一方、中国で生食可能な魚を手に入れようとすると総じて高値となってしまうため、安定的に入手できるサーモンは突出してコストパフォーマンスが高く映る。

 2)味

 世界的に、トレンドは淡白な白身よりトロやサーモンといった、脂がのった魚に傾いている。ほぼ全身がトロと言ってもいい、脂の乗った養殖サーモンは、現代人の舌を確実に捉えていると言える。

 3)使い勝手の良さ

 食の西洋化に伴い、マヨネーズやオリーブオイル、チーズといった欧風の味付けと相性のいいサーモンは、使いやすい食材の一つとなっている。実際に、日本の寿司をはじめ、中華料理にも大きな影響を与え始めており、サーモンが活用されるシーンは確実に増えつつある。

● 寿司の本場の日本では 微妙なサーモンのポジショニング

 日本では、サーモンに対する印象が、寿司ネタとして普及した80年代以降に育った30代以下の人間と、それ以上の人間とで大きく異なるようだ。

 2015年にマルハニチロが実施した「好きな寿司ネタランキング」調査では、サーモンは「普段多く食べているネタ」部門で44%を獲得しブッチギリの第1位。

 その他、「最初に食べることが多いネタ」部門、「シメ(最後)に食べることが多いネタ」部門でも第1位だったものの、「食べたいのに我慢することが多いネタランキング」では、ランク外であった。

 また、婚活中の女性たちの間では、好きな寿司ネタで年収が分かるといった噂話が出回っている。年収300万円以下の人はサーモンを好み、年収が上がるにつれ好きなネタが変わるというのだ。

 もっとも、これはあまりにも乱暴な分析だと思うのだが、一瞬理にかなっているかのように感じてしまうのは、サーモンが高いコストパフォーマンスを誇り、日本の寿司文化にも強く根付いているからだろう。

● 中国でのサーモン人気は 食の多様化、グローバル化でまだまだ伸びる!?

 高い経済発展と共に、急激に食のグローバル化が進んだと言われる中国。

 しかし、中国の外食産業における外国料理店の占める割合は、1%程度しかないというデータがある。これは、日本のそれ(13〜14%)と比較しても極端に少ない数字であり、今後間違いなく外国料理店は増加していくものと思われる。

 今後、食の多様化、グローバル化が進む中で、サーモンの需要は益々増え、新たにサーモンの味を知る中国人も増えていくことだろう。

 中国人のサーモン好き現象は、まだまだ序章であり、これからも続いていくであろうと考えられる。

藤岡久士


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