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鉄道総合スレッド

682とはずがたり:2004/09/22(水) 03:34
英彦山にスロープカー
[来年4月から] 観光客高齢化 足確保目指す
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=7025

 日本三大修験場の霊峰・英彦山(ひこさん)(標高1200メートル)で、地元の福岡県添田町が大規模な観光開発に踏み切る。容易に登れない険しさも観光の目玉だったが、近年は観光客が減少。参拝者の高齢化が一因とみた町はお年寄りの足を確保するため、中腹の駐車場から英彦山神宮奉幣殿まで登る全長約1キロのスロープカー=予想図(添田町提供)=を走らせることにした。来年4月から運行する。

 英彦山一帯は50年に国定公園に指定された。山林に囲まれた英彦山神宮を中心に石仏や山伏の坊舎跡、鳥居や塔などが点在する。

 添田町を訪れる観光客は94年には年間115万人だったが、03年は95万人。英彦山神宮の参道付近にかつてあった8軒の旅館は現在1軒だけだ。

 観光客減少の一因を町は「参拝者の高齢化」と見ている。一般車両は中腹から上に入れず、同神宮の中心で標高約700メートルにある奉幣殿まで、800段を超す急傾斜の石段の参道を登らなくてはならない。

 今月中に本格的な建設が始まるスロープカーは40人乗りで、レールの上を自走する。参道と並行する形で、運行距離は約1キロ。国道脇の「下駅」(標高約550メートル)から「中駅」(同600メートル)に続き、登山口に当たる奉幣殿そばの「上駅」(同700メートル)に至る。

 さらに中駅周辺に約1・7ヘクタールの花公園を整備する。休耕田跡にシャクナゲやツツジを植樹する計画だ。

 総事業費は約8億2千万円。町は「車で下駅まで来てもらえば、あとはスロープカーで神宮の参拝や公園の散策もできる」とPRする。

「観光客減少の危機感は強い。客が増えるならば、ありがたい」(氏子の一人)とスロープカーに関心が高まっている。安本正幸・氏子総代会長(70)も「神宮も町も参道の商店も、みんなが潤うような開発をしてほしい」と期待を寄せる。

●イメージ配慮

 一方、英彦山には天然記念物(鬼杉)や重要文化財が数多くある。法律で開発が厳しく制限される「特別保護地域」もある。環境省自然環境局は「国定公園は地元の財産。自然や景観を損なわない範囲でやってほしい」と注文している。

 山本文男町長は「文化遺産を避ける形で計画を進めており、霊峰のイメージが壊れないように配慮している。高齢者が急な参道を登るのはつらい。楽に登れるようになれば、また多くの人に来てもらえるはずだ」と話している。

 英彦山では台風18号による土砂崩れで、国の重要文化財である奉幣殿外部の渡り廊下など一部が壊れた。現在、福岡県と添田町が修復費用の積算をしている。「スロープカーはできたものの、肝心の奉幣殿が壊れたままでは困る」と、町は修復費用がまとまり次第、文化庁に報告する。

[英彦山]
 古代から山岳信仰の対象で、12世紀ごろから修験道が盛えたとされる。江戸時代からは伊勢参りと同様に、九州各地の農村で、農閑期の小旅行に英彦山参りが人気を呼んだ。明治維新後の廃仏毀釈(はい・ぶつ・き・しゃく)で修験道はいったん途絶えたが、現在でも修行に入る修験者は多い。ブナやスギなど植生が豊かで、天然記念物のヤマネなど野生動物も多い。
(9/21)


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