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鉄道総合スレッド

6323チバQ:2013/04/06(土) 18:05:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1361899688543_02/news/20130303-OYT8T00864.htm
春待ち列車 内陸線
(4)早朝の除雪「人任せダメ」

ホームに入る始発列車のライトに、松橋さんの姿が照らし出された(2月15日、比立内駅で) 比立内駅周辺に住む比立内自治会長の松橋悦治さん(69)は除雪機で駅ホームの雪寄せをしながらつぶやいた。「今日は雪が重いな」

 内陸線の無人駅では、沿線住民が駅周辺を除雪している。比立内駅では前任者の高齢により、今年度から松橋さんが担当になった。雪深くなった昨年12月以来、既に約40回除雪してきた。

 2月15日午前5時頃、松橋さんが軽トラックで駅にやってきた。辺りはまだ暗い。さっそく駅舎前の雪かきに取りかかり、始発列車が来る前に大半を終わらせる。「今の子どもがたは(冬でも)運動靴履いてるでしょ? 雪深いと歩かれない」。除雪機の操作は、長年建設会社に勤めていた松橋さんにはお手の物。通路やホームに20センチほどあった積雪が、あっという間に飛ばされていく。

 同5時29分、始発列車のライトがホームを照らし、松橋さんの姿が浮かび上がった。2人の女子高校生が横を通り過ぎ、再び列車が静かに動き出した。

 同6時、「これで終了だ」とたばこを取り出し、火を着ける。「(出来栄えは)こんなもんだべな」と照れくさそうに笑みを浮かべた。

 駅舎には比立内駅の歴史を写したパネル写真が並ぶ。1989年の全線開通を祝った1枚に、セレモニーで地元民踊を踊る住民の姿があった。「あれ、俺だ。当時は大人も子どももたくさんいたんだ」

 秋田内陸線の存続を考える会の会長も務める松橋さんは「人任せではだめなんだ。地域が守っていかないと」と語った。

 同6時15分頃、空がようやく明るくなり始めた。男女の高校生が続々と待合室に入ってきた。松橋さんが「おはよう」と声を掛けると、元気なあいさつが返ってくる。松橋さんは運転士に向かって軽く腕を上げて2番列車を見送った。「さて、帰ってうちの雪寄せせねばな」(大舘匠)

(2013年3月3日 読売新聞)


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