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鉄道総合スレッド

5830チバQ:2012/08/06(月) 00:05:14
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/shinkansen_ima/32068.html
敦賀以西のくびき 橋下提案 議論再燃か (中)

(2011年3月18日午後3時18分)


北陸新幹線の整備状況と敦賀以西のルート


 橋下徹大阪府知事からの意外な提案が福井県内に波紋を広げている。北陸新幹線を大阪に延伸させるには、現計画の若狭ルートでなく、滋賀県米原市を通る「米原ルート」が最適というのが橋下氏の持論。地元負担に難色を示す滋賀県の分を肩代わりする意向まで示し、関係府県との協議を呼び掛けているからだ。

 この提案に県会は揺れた。

 県はこれまで、建設の認可申請をしている敦賀までの着工決定が最優先として、「敦賀以西」の論議を封印。県会も歩調を合わせてきた。ただ、着工は先送りの連続。橋下氏の提案は閉塞(へいそく)状況の打開策になりうると見た議員は少なくない。

 常任委員会で「今までやってきて成果が出ていない。敦賀以西のことも真剣に考えるべきだ」と訴えたのは自民党県政会の小泉剛康議員。会派会長の前田康博議員も「協議の場に臨まない限り前進はない」と理事者に前向きな対応を求めた。

 民主党・一志会は「整備計画決定から40年近くたち、時代背景も考えて見直す時期」(野田富久議員)と橋下氏の提案に飛びついた。

 自民党県政会は結局、従来通り県と同じく敦賀以西ルートの議論はしないと確認。「敦賀以西の話をすれば議論が長引き、民主党政権に県内延伸をやらない理由を与える」とのベテランの意見を聞き入れた形だが、ある中堅議員は「敦賀まで、敦賀までと呪文のように繰り返していても何も変わらない」と本音を漏らす。

 敦賀以西のルート問題は、本県にとって“くびき”ともいえる。

 小浜市を通る若狭ルートは1973年、国の整備計画として閣議決定されている。事業費は1兆円超で、コストの安い米原ルートや、琵琶湖西岸を経由する湖西ルートがたびたび取りざたされてきた。ただ、ルート変更を持ち出せば、小浜市など嶺南から異論が噴出するのは必至だ。

 「米原ルートなら、県土の均衡ある発展にはつながらないという危機感がある。敦賀までの延伸の障害にならないよう、若狭ルートのことを黙ってきたのに、もし変わってしまうのであれば、一気に(反発の)声が噴き上がる雰囲気がある」と松崎晃治小浜市長は語る。小浜商工会議所の上野清治会頭も「閣議決定の重みを認識してもらいたい。原発立地に伴うインフラ整備など広域振興は果たされていない」と強調する。

 呪縛を解き、あえて議論に乗り出すべきかどうか。民主党の笹木竜三衆院議員は若狭ルートでは国の財政、地元の負担とも重すぎるとして「大阪府との協議に乗らない選択肢はない」と指摘。応じる気配のない西川知事の姿勢を疑問視する。

 国は現在、作業部会を設けてルートを調査中。知事は「国が方針を出して決める問題」と繰り返している。

 整備新幹線に詳しい京都大大学院の中川大教授(交通計画)は「最終的には国が決める必要があるが、福井県が主導的に動いて決めるのも一つの方法。若狭ルートには京都も大阪も積極的とは言えず、こだわると厳しい」との見方だ。

 中川氏は新幹線の効果を引き出すには早期延伸が重要との認識だ。「敦賀乗り換えの期間が長くなる整備手法は周辺の支持を得にくい。他の路線よりも優れる北陸が遅れ始めているのは敦賀以西の問題が最大の要因。棚上げして前に進むことは難しい」と語っている。


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