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鉄道総合スレッド

5426チバQ:2012/02/28(火) 23:47:10
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120228/trd12022817250013-n1.htm
「日本海」来月引退 旅情誘うブルトレの終焉
2012.2.28 17:07 (1/3ページ)[鉄道ファン]

3月17日のダイヤ改正で定期運行から退くJRの寝台特急「日本海」=1月23日、新潟県上越市
 国鉄時代から関西と東北の夜間輸送を支えてきたJRの寝台特急「日本海」が3月17日のダイヤ改正で定期運行から退き、関西発着のブルートレインは姿を消す。

 「日本海」の廃止で、定期列車の寝台特急ブルートレインは、上野発着の「北斗星」(札幌行き)と「あけぼの」(青森行き)だけとなる。JRは「日本海」を今後、臨時列車として運行する予定だとしている。

 高度経済成長にあわせて、地方都市と大都市を結ぶ貴重な輸送手段として、ビジネス客や観光客に好評だった寝台列車。路線ごとに車両につけられた「テールマーク」は、鉄道ファンの人気を集め、1970年代には“ブルトレブーム”を巻き起こした。しかし、新幹線網や航空路線の充実による輸送のスピード化が進み、“ブルトレ”利用者は徐々に減少。車両の老朽化も加わり、ブルトレは運行の機会を失った。代表的な寝台特急「はやぶさ」(東京−熊本)、「富士」(東京−大分)は2009年に廃止され、2010年には上野と金沢を結ぶ「北陸」も姿を消した。「日本海」の廃止は一時代の終焉を迎えたといえそうだ。

 「日本海」は1950年に急行として運転を開始し、68年に寝台特急となった。現在は大阪−青森間、約1000キロを1日1往復する。一時期は、青函トンネル開業に合わせ、函館往復便としても運行された。3月のダイヤ改正で役割を終えるが、運転士は「老朽車両の運転経験を次世代につなげたい」、利用客は「寂しい」とそれぞれ思いを募らせる。関係者の思い出が詰まる列車に大阪駅から乗車した。

経験を次世代に


 「まだまだだな」。冷え込みが厳しくなった1月23日の夜、「日本海」のピンク色の機関車で敦賀−金沢間を担当したJR西日本金沢支社の吉川義人運転士(32)は振り返った。筆者はそれほど感じなかったが、減速時にかなり車両が揺れてしまった、という。

 青い客車をけん引する機関車は古く、ブレーキをかけてもすぐには利かないタイプのためタイミングが難しい。さらに「ブレーキをかけると無駄に車両が揺れる。なるべく自然に速度を落とす」のが基本の考え方だ。

 吉川さんは「日本海」を運転して5年半以上。就寝中の乗客を起こさないよう、気を使って運転レバーやブレーキを操ってきた。廃止に寂しさも覚えるが、新型車両しか知らない世代の運転士に「省エネ運転にもつながる」という減速の技術を伝えていくつもりだ。


「効率的なのに…」


 乗客の受け止め方はさまざまだ。通路の両側に上下のベッドが並ぶA寝台。夕方、大阪駅を出た後、ビールを手に上段でくつろいでいたのは青森市の会社員、野呂公博さん(60)。妻と関西に旅行に来た帰りだが、25年ほど前に大阪に単身赴任した時によく利用したという。「寝ている間に目的地に着き、効率的なのに」と残念がる。

 とはいえ、利用客の少なさは実感できた。この日、ややゆったり感がありグレードの高いA寝台こそほぼ満席だが、日本海に沿って北陸地方を北上、停車を重ねても、B寝台は空席が目立ったまま。JR西によると、本数減もあり、2010年度の1日当たりの平均乗客数はJR発足当初と比べ4分の1程度。仕事で月に1回程度利用するという滋賀県栗東市の男性(69)は「車両に1人という時もあった」と苦笑する。


古さ感じられる設備


 客車は製造から平均で35年以上が経過、トイレや洗面台などの設備も、使ってみて古さが感じられた。豪雪地帯を通るため、遅れることも多いといい、数々のブルートレインに乗ってきたという埼玉県所沢市の男性(55)も「経営的に成り立たなければ、廃止も仕方がない」と淡々と話した。

 出発から15時間後の24日午前8時45分、かつて青函連絡船に人を送り出した青森駅のホームに滑り込んだ。

 「定刻通りです」。車掌の声が少し誇らしげに聞こえた。


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