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鉄道総合スレッド

4328チバQ:2010/12/09(木) 23:53:29
◆既存駅は高額に

 しかし、既存駅の場合、多額のコストがネックになり設置は「努力目標」だ。例えば100%自己負担で、18年春までに山手線全29駅にホーム柵を設置することを決めたJR東日本。JR在来線では初の試みで、6月に恵比寿駅、8月に目黒駅で運用を始めたが、総額約500億円かかるとみる。開業が古く土盛りで作られたホームもあり、土台から改修する必要があるからだ。12年に完成を目指す東京メトロ有楽町線のホームの多くはコンクリート製だが、コストは23駅で計90億円。

 また、車両の編成、扉数、ホームの幅などで柵やドアは形状が一律ではない。ドアの開け閉めで停車時間が長引くため、ダイヤを編成し直す必要もある。

 他の大手私鉄などは「自己負担で設置できるのは経営体力のあるJRだけ。乗客や収入増につながらないホーム柵設置を民間側の努力だけで進めるのは難しい」と本音を漏らす。

 設置コスト対策がないわけではない。国と自治体、事業者が3分の1ずつ負担する制度で、JR西日本は今年5月、初めて活用。東西線北新地駅へのホーム柵設置(総事業費3.5億円)を決めた。

 ところがこの制度は費用負担する3者が協議に合意しなければならない。東京では地元自治体負担分の半分を都が分担する仕組みのため、3者と都の合意が必要だが、都が「乗客の安全対策は鉄道事業者が主導するのが筋」(安部文洋交通企画課長)としてきたことも影響し、活用が進まなかった。近年の事故の多発も受け、都は来年度予算要求でホーム柵設置補助の予算として6400万円を計上した。だが設置には、少なくとも1駅3億円以上の費用がかかる。

 国交省によると、安全対策が必要とされる1日5000人以上利用がある駅は全国に約2800。首都圏の駅の大半が該当するが、ホーム柵・ドアの設置(10年3月末現在)は449駅にとどまる。韓国・ソウルではホーム柵に広告を募って設置費用の一部を賄う工夫もされており、日本も知恵が必要だ。

■首都圏の可動式ホーム柵・ホームドア設置状況(10年3月末現在、国土交通省調べ)

◆新設駅に設置 埼玉高速鉄道(7駅)▽つくばエクスプレス(20駅)▽多摩都市モノレール(19駅)▽舞浜リゾートライン(4駅)▽日暮里・舎人ライナー(13駅)▽ゆりかもめ(16駅)▽横浜新都市交通(14駅)

◆既設駅に設置(一部既設含む) 東京モノレール(10駅)▽東急目黒線(13駅)▽東海道新幹線(2駅)

◆地下鉄駅に設置 都営三田線(24駅)▽東京メトロ千代田線(2駅)▽同南北線(18駅)▽同丸ノ内線(28駅)▽同副都心線(11駅)▽横浜市営ブルーライン(32駅)▽同グリーンライン(10駅)


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