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鉄道総合スレッド

2085荷主研究者:2007/08/06(月) 01:31:35

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/05/20070529t52029.htm
2007年05月29日火曜日 河北新報
仙台圏バス定期便に明暗 山形線快走、上山線苦戦

利用客の増加が課題となっている上山―仙台線。利用率をアップさせるためにはこれまで以上のPRが欠かせない=山交バスの「かみのやま駅前」停留所

 山形県内と仙台圏を結ぶ都市間バスが、路線によって好不調が分かれている。県都同士を約1時間で結ぶ山形―仙台線は、1台(約60人乗り)平均30人近い乗車があり、相変わらずの快走ぶり。一方で、昨年4月に開通した上山―仙台線は10人に満たないなど苦戦しており、仙台方面からの誘客が課題になっている。(山形総局・跡部裕史)

◎72往復に増便

 山形県内と仙台圏を結ぶ都市間バスは七路線。中でも好調なのが、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)が共同運行する山形―仙台線だ。通勤、通学、ビジネス、買い物などの移動手段として利用客は年々増え続けている。山交バスによると、2006年度の同社分の乗客は約68万人で、3年間で1.7倍になった。

 今年4月には2往復増便し、72往復に。山形発の始発が午前5時50分と従来より25分早くなり、利便性がアップした。山交バスの寺沢亨営業部長は「お客さんからは『最終便の時間を遅くしてほしい』という要望もある。現在は全く白紙だが、可能かどうか検討している」と言う。

 山形―仙台空港線も徐々に利用客を伸ばしている。競合する仙台空港アクセス線が3月に開業したことを受け、4月から2便増やして10往復にした。飛行機の離着陸に合わせたダイヤを組んだことが奏功し、同月の利用は2300人と前年同月比で2割増えた。

◎1台平均9人

 順調な路線がある一方で、利用客が伸び悩んでいるルートもある。その一つが地元住民の5年間にわたる誘致活動が実り、昨年から運行が始まった上山―仙台線。山交バスによると、今年4月の同社分の利用者は約1700人で、1便当たり約9人。この中には、途中の山形県庁―仙台間の利用者が含まれており、上山発着の利用者となると、さらに少なくなる。

 開通1周年を迎え、上山市観光協会は旅館やホテルの宿泊者にバス料金をキャッシュバックするキャンペーンを昨年に引き続き実施した。上山市の遊園地「リナワールド」にも途中停車するようになったが、今のところ目立った効果は表れていない。

 同観光協会の藤田敏男事務局長は「自家用車で来る人が多いことも影響しているが、仙台から上山にバスが直結していることがあまり知られていないのではないか」と分析する。

◎存続が厳しく

 米沢―仙台線では、05年から1往復を小野川、白布両温泉(米沢市)に乗り入れたが利用が少なく、昨年限りで両温泉への乗り入れは中止となった。上山―仙台線もこのままの状況が続けば、路線の存続が厳しくなることも予想される。

 山形県内と仙台圏を結ぶ都市間バスは、山形―仙台線を除き、山形県方面から仙台へ向かう人の流れが多く、逆が少ないという点で共通する。上山―仙台線など苦戦している路線では特に、仙台方面からの乗客増が課題となっている。

 「温泉や観光資源が豊富な山形は、宮城の人から見ても魅力が多い。バスの利用が伸びる要素はある」と寺沢部長。路線維持のためには、山形側の関係者が一体となった誘客作戦が必要だ。


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