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鉄道総合スレッド

156荷主研究者:2003/09/07(日) 20:53
>>138

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03090309.html
清音で折り返し 井原鉄道が決定 '03/9/3 中国新聞

 ▽来月から6往復

 岡山、広島両県などが出資する第三セクターの井原鉄道(井原市)は二日、JR伯備線の総社―清音間(三・四キロ)に乗り入れている二十三往復のうち六往復について、十月一日から同区間の運行を取り止め、清音駅での折り返し運転にすると発表した。

 経営健全化実施計画に基づく措置で、乗客が少ない昼間や夜間が中心。JR西日本に支払っている線路使用料などが年間約千四百万円減額できると見込んでいる。

 同鉄道の乗客の大半は清音でJRに乗り換え倉敷方面に向かうため、総社―清音間の乗客は過去三年の平均で一便八・二人と低迷。これに対し、JRに支払う使用料や運行管理費などは昨年度で約五千八百万円に達し、経営を圧迫していた。

 同鉄道は一九九九年一月に開業し、総社市と広島県神辺町間四一・七キロを結ぶ。昨年度の乗降客は当初見込みのほぼ半分の百十一万八千人。経常赤字は二億九千八百万円となっている。

 ▽経費削減苦渋の選択 利用者増へ工夫必要

 井原鉄道(井原市)が十月一日から、総社―清音間で一部の列車の運行を取りやめることになった。経営再建に取り組む同社にとって経費削減は重要課題であり、やむを得ない選択と言える。しかし、不便になるのも確かで、利用者離れを招かないよう一層の工夫が求められる。(杉本喜信)

 井原線は、もともと岡山と総社を結ぶJR吉備線の延伸構想の中で計画がスタート。かつては岡山直行便の構想もあった。総社―清音間をJRから伯備線の線路を借りて車両を走らせる「第二種鉄道事業免許」で運行しているのも、その名残といえる。

 しかし、開業して五年目。乗客の大半は清音駅で伯備線に乗り換えて倉敷や岡山に向かい、総社―清音間の利用者は少ない。運行を打ち切る六往復十二本の列車の乗客は平均二・七人とわずか。経営難に苦しむ同社にとって、事実上「お荷物」区間だった。

 今回の六往復カットの効果は年間約千四百万円。減収見込みの二百五十万円を差し引いても、千百万円は節約できる。

 少子化による地域の高校の統合もあり、将来の乗客の伸びが見込めない。デフレ経済下で、当初三年に一度としていた値上げも期待できず、増収は困難。それだけに、昨年度の経常赤字二億九千八百万円に比べればわずかだが、伯備線乗り入れの減便で得られるこの金額は無視できない。

 また、本年度は線路などの維持を出資者である自治体側が賄う「上下分離」に近い支援方式の始まりの年。多額の税金投入につながりかねないと、すったもんだの末の導入だけに、運行を担う同社も踏み込んだ対応が必要だった。

 とはいえ、今回の措置に伴い、早朝の総社発福山行きの直通列車が荏原駅始発に変更されるなど、乗り換えなしの「便利さ」をPRしていた列車が減る。乗客がさらに乗用車に流れるなどして減れば、元も子もない。

 昨年度の乗降客は前年に比べ約一万八千人増えたという好ましいデータもある。コスト削減を進めつつ、沿線住民が頼りにするマイレールを維持する知恵の絞り時である。


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