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鉄道総合スレッド

1159荷主研究者:2005/09/13(火) 00:25:25

【仙台市:広域交通「内向き」姿勢脱却を】
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe169/rensai/100man_kyoten1.htm
2005年6月30日木曜日 河北新報
(上)広域交通/「内向き」姿勢 脱却を

東北各地や首都圏の都市を結ぶ、重要な交通機関となった高速バスで込み合う市中心部。車道は渋滞、歩道も利用者で込み合う=仙台市青葉区
<「いつも渋滞」>
 ある土曜日の午後4時ごろ。仙台市青葉区の広瀬通にある宮城交通の高速バス停留所では、ひっきりなしにバスが停発車を繰り返していた。

 「この辺りはいつも渋滞になる。もっと便利な場所から乗り降りできたらいいのに」。秋田市に帰る友人を見送りに来たという仙台市泉区の女性(59)が顔をしかめた。

 東北の各都市や関東方面などを結ぶ路線の拠点となる停留所は、宮城交通のほか、数社が共同利用する。利用台数は一日、100台を超える。土日の夕方には歩道に100人近い利用者が並び、乗客を整理する若い社員も「事故でも起きたら大変」と緊張する。

<乗り場が集中>
 東北運輸局によると、2003年度の東北の高速バスは、系統数が10年前の42から95に増えた。乗り場が集中するJR仙台駅西口周辺では、発車の時間調整で路上待機するバスが増加。東北行政評価局が昨年10月、運輸局に事業者への改善指導を要請する“異常事態”にもなった。

 市交通計画課は「待機場の問題は一義的には事業者の責任だ」と強調する。市は同月から、仙台駅東側の市バス駐車場を民間事業者に貸し出し約20台が利用している。だが、駅西口へのアクセスが悪く、中心部の渋滞解消には至っていない。

 「運行方法など事業者としての渋滞対策は実施しているが、事業者だけでは対応しきれない状態だ」と頭を抱えるのは、宮城交通運行課の高橋嘉典課長。待機場やバスプールなどの問題に対する行政の支援を訴える。

<難しい高速化>
 広域交流の進展による都市政策の限界は、ほかでも出始めている。
 山形県は今月、06年度開業の仙台空港アクセス鉄道(名取―空港駅)を整備する「仙台空港鉄道」への出資を決めた。アクセス鉄道接続路線であるJR仙山線の機能強化について、宮城県が協力してJRに要請する姿勢を示したからだ。

 機能強化とは(1)空港までの直通運転(2)仙台―愛子駅間の高速化―の2つ。斎藤弘山形県知事は「山形と仙台の交流が深まるほど、主要な交通手段の高速バスと仙山線が補完し合う安定性が必要だ」と力説する。
 ただ高速化は簡単ではない。最も現実的な列車行き違い施設でさえ100億円単位の事業となるため、行政、JRともにほとんど動きはない。

 沿線市の仙台市は、仙山線のうち渋滞を起こしている市中心部の踏切の高架化を最重視。高速化という「線路上の話は、JRの問題」(市都市整備局)と割り切る。
 仙台―山形間の高速バス利用者は04年度、仙台市の人口に匹敵する105万人に達した。仙台には交流拠点としての交通機能が不可欠だが、行政の視線はまだ「内向き」に見える。

 都市が拠点性を高めれば、当然、圏域のターミナル機能が求められる。その覚悟と、対応力を整えてきたのか―。宮城県内のある首長は「仙台市はそろそろ一自治体の枠を超え、広域圏の発展を見据えた事業展開を考えるべきだ」と指摘する。


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