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Tohazugatali Economic Review

1■とはずがたり:2003/02/24(月) 18:56
経済(学)スレです。個別ネタは各スレッドでしますが一般スレが無いので立てます。
景気やマクロ動向なども。

1233やおよろず@なぜ日本経済は殺されたか・吉川元忠:2007/05/24(木) 01:03:39
福井日銀総裁就任への疑問

ヴェルナー
 吉川教授と、不況の原因が貸し出しにあるという点で一致できた。
 民間銀行の信用創造がなくとも、中央銀行が直接貸し出しをすれば、貨幣の流通量は増大する。
 中央銀行には、銀行の不良債権問題を解決する能力がある。
 日銀が銀行保有の不良債権を簿価で購入することにより、銀行の貸借対照表が健全化する。
 日銀は、そうした政策を採らなかった。
 そればかりか、経済に注入していた貨幣を回収した。

吉川
 信用創造がマイナスだった。

ヴェルナー
 92年・93年・99年、95年の一時期は信用創造を縮小した。
 その政策を主導した福井が、日銀内では出世し、総裁になる。
 衝撃的人事を好む小泉が、最も保守的人事である、福井の就任を選択した。
 福井は、1960年代の終わりには、将来の総裁とされていた人物である。
 国会の両議院も、これに同意した。
 それほど、権力が絶大なのである。

吉川
 副総裁には岩田一政東大教授・武藤武郎大蔵事務次官が就任し、方向性が見えない。

ヴェルナー
 副総裁には、信用創造まで手が出せない。
 90年代、営業局長時代にバブルを作った福井に、景気回復を期待している。
 問題を起こした人は、原因も知っている。
 バブル不況の目的は、日本の構造改革にある。
 それから、ウォール街の金融財閥の日本におけるマーケットシェアの拡大がある。
 さらに、最終的には、もう少し大手企業や大手銀行を倒産させ、安く金融財閥に売りに出す。
 三井住友はゴールドマンサックスに出資を仰いでいるが、福井はゴールドマンサックスの顧問であった。
 計画は最終段階なので、目的を達成し、景気を回復させる可能性が高い。
 福井の任期の間に、景気が良くなる。

吉川
 ゴールドマンサックスの顧問であった人を総裁にすべきではない。
 福井は、木村や竹中が設立した「金融イノベーション会議」なるNPO法人の理事であった。
 金融行政の人脈と重なっている。

1234やおよろず@なぜ日本経済は殺されたか・吉川元忠:2007/05/24(木) 01:20:10
長銀売却劇の過ち

吉川
 日本における金融村は、良し悪しは別に、問題が起きれば負担を分け合う形で来た。
 新生銀行の瑕疵担保条項というのは、非常に異質である。
 新生銀行の貸し剥しは、弱体化した邦銀に追い討ちをかけるものになる。
 新生銀行は、特権的で、特殊な銀行である。

ヴェルナー
 長銀売却は、日本の失策の代表例である。
 アメリカ側は、「自由化」「政府支援の禁止」を求めている。
 しかし、長銀購入の際、リップルウッドは日本政府から多額の保証を引き出している。
 リップルウッドのやりたいことは、取引先企業の倒産である。
 それにより、リップルウッドは利益を上げることができる。

吉川
 実際、それで会社が随分と倒産している。

ヴェルナー
 倒産によるインセンティブのある集団が銀行を経営すれば、返済を要求して、企業を倒産させる。
 そして、倒産させた企業を手に入れて利益を上げる。

吉川
 ルービン財務長官が、破綻処理を委託するコンサルタントにゴールドマンサックスを推したといわれている。
 この種の売却は、長銀が反面教師となる。
 りそな銀行については、手が込んでくるだろう。

ヴェルナー
 政府は銀行の優先株を転換し、銀行の経営者になるという脅迫をしている。
 竹中は、その脅迫を用いて、銀行に外資導入を要求し、外資に都合の良い条件で契約を結ぶように要求している。

1235やおよろず:2007/05/24(木) 01:40:55
明らかになったアメリカの二枚舌

吉川
 アメリカは日本に自由化・透明化を求めている。
 エンロン等、アメリカの大規模な不正会計が明らかになった。
 アメリカが日本に求めているシステムは、公明正大なシステムではないと証明された。

ヴェルナー
 アジア通貨危機において、銀行救済の禁止をアメリカが指導した。
 しかし、LTCMが経営危機に陥った。
 アメリカの従来の主張からすれば、倒産させるべきである。
 しかし、ニューヨーク連銀が救済した。

吉川
 不正会計は、アメリカでは一般的だ。

ヴェルナー
 アメリカにおけるクローニーキャピタリズムが明らかになった。
 ブッシュ政権は、エンロンとのつながりがあった。

吉川
 LTCM救済は全くのダブルスタンダードだ。
 日本も、メガバンクが倒産すると、世界恐慌になるから救済すると主張すればいい。

ヴェルナー
 全く、その通り。
 LTCMは日本のメガバンクに比べ、影響は軽い。

吉川
 みずほFGは、日本の上場企業の7割と取引関係にある。

ヴェルナー
 LTCM救済で、アメリカは中央銀行を入れ、問題はすぐに解決した。
 中央銀行による救済は、納税者の負担がない。
 日銀は、何もしていない。


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