したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Economic Review

1■とはずがたり:2003/02/24(月) 18:56
経済(学)スレです。個別ネタは各スレッドでしますが一般スレが無いので立てます。
景気やマクロ動向なども。

2■とはずがたり:2003/02/24(月) 19:03
J Coffeeの株式投資日記
http://members.tripod.co.jp/j_coffee/index.htm

平成バブル崩壊とソロモン・ブラザース証券
http://members.tripod.co.jp/j_coffee/retsuden3.html#soromon

昭和恐慌に学ぶ
http://members.tripod.co.jp/j_coffee/shouwakyoukou.html

金解禁物語
http://members.tripod.co.jp/j_coffee/kinkaikin.html

3■とはずがたり:2003/02/24(月) 19:05
<日銀>次期総裁に福井氏内定 副総裁の2人も (毎日 新聞-全文)
2003年2月24日(月)16時18分

小泉純一郎首相は24日、3月19日に任期満了を迎える日本銀行の速水優総裁

(77)の後任に、元日銀副総裁の福井俊彦・富士通総研理事長(67)を充てる人事を内定した。また副総裁には、前財務事務次官の武藤敏郎氏(59)と、内閣府政策統括官の岩田一政氏(56)を起用する。小泉首相は、デフレ克服に積極的な民間 人を対象に人選を進めてきたが、日銀の業務に精通し、海外の金融関係者との人脈も 豊富な福井氏が適任と判断した。政府・与党内ではデフレ克服に向け、日銀に対しイ ンフレ目標策の導入など求める意見が強まっており、福井氏は厳しい金融政策運営を迫られそうだ。

福井氏は1882年の日銀発足から29代目の総裁となる。任期は5年間。98年施行の新日銀法に基づき、国会で同意を得る初のトップとなる。

福井氏は早くから「日銀のプリンス」と呼ばれ、総裁候補と目されていたが、日銀の接待汚職事件の責任をとり、98年3月に辞任。その後、富士通総研理事長に就任、01年から経済同友会副代表幹事も務めている。

小泉首相は、特殊法人改革などでみられるように「官から民」をキーワードに民間 人を軸に人選を進めた。さらに、「デフレ退治に積極的な人」と現行の量的緩和政策から一段と踏み込むことが総裁就任の条件であることを示唆してきた。福井氏は、日銀出身で純粋な民間人ではないが、「政府と日銀が一体となって難局を乗り越える必要がある」(政府幹部)と判断。総裁として日銀に返り咲くことになった。

日本経済はデフレの長期化に加え、金融システム不安を抱えている。歳出増加によ る財政政策が限界を迎えており、福井氏は就任早々からゼロ金利のもとで、インフレ 目標策導入や長期国債買い入れの大幅増額など一段の金融緩和を政府・与党から求め られそうだ。

日銀総裁は69年以降、日銀と財務省(旧大蔵省)出身者が交互に就くたすき掛け 人事を続けてきたが、速水総裁に続き日銀出身者が2代続くことになった。これは終戦直後の46〜56年以来ほぼ半世紀ぶりとなる。

[毎日新聞2月24日] ( 2003-02-24-16:18 )

4■とはずがたり:2003/02/24(月) 19:21
次期日銀総裁に福井氏、副総裁には武藤、岩田両氏−政府内定(2) (ブルームバーグ)
2003年2月24日(月)16時3分

東京 2月24日(ブルームバーグ):政府は24日、3月19日に任期が切れる日本銀 行の速水優総裁の後任に、前日銀副総裁で富士通総研理事長と経済同友会副代表幹事を務める福井俊彦氏を起用することを内定し、国会側に提案した。自民党衆院議会運 営委員長の大野功統衆院議員が国会内でブルームバーグ・ニュースに明らかにした。 副総裁には、武藤敏郎前財務次官と岩田一政・内閣府政策統括官が内定した。

小泉首相は人選に当たってデフレ対策を重視する姿勢を再三強調しており、福井氏は、政府と連携してデフレ対策にどう取り組むかが当面の大きな課題になる。

新総裁は、衆参両院の同意を得て内閣が任命する。任期は5年。就任は3月20日の予定。98年4月に施行された新日銀法のもとで初めての総裁人事となる。旧日銀法で内閣に属していた任免権が廃止され、本人の意思に反して解任はできない。

福井氏は1935年9月生まれの67歳。大阪府出身。東大法学部卒。日銀入行後、理事、94年12月から98年3月まで副総裁を歴任した。01年4月からは経済同友会副代表 幹事を兼ねる。日銀副総裁は、接待汚職事件の責任を取り辞任した。同時に辞任した松下康雄前総裁の後任として、速水優現総裁が総裁に就任した。

武藤氏は1943年7月生まれの59歳。東大法卒、66年入省、主計局次長、官房長、総務審議官、主計局長を歴任。00年6月から今年1月まで次官を務めた。財務省では 次官を2年務めれば大物次官と言われるが、武藤氏の任期は異例の2年半に及んだ。 岩田氏は1970年経済企画庁(現内閣府)入庁。86年に東大助教授、96年に東大大学院教授となり、2001年1月から内閣府政策統括官を兼任している。56歳。

ショック吸収するのが中央銀行の役割

福井氏は昨年12月17日のブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、金融政策の役割について、「短期金利はほぼゼロ%で、金融面からの資源再配分機能は低下している」としたうえで、「それでも資金を量的に十分供給することで、市場の期待 の安定化を図ることはできる。たとえば、長期金利を直接意のままに操作することはできないが、人々の将来の経済に対する予測に見合って安定的に推移するよう、金融調節を通じて働きかけることは可能だ」と述べた。

さらに、不規則なショックが及び場合は「それが市場に及んで不安感が増幅する のを避けるため、最大限努力するのが中央銀行の重要な役割だ。株式市場も同じこと が言える。企業は将来の収益の姿を株価が素直に映し出すことを望んでいる。市場に不規則なショックが及ぶ場合、できるだけそれを吸収するような金融調節上の工夫が 求められる」と指摘。株式市場における日銀の金融調節の可能性を示唆した。

福井氏はその一方で、「長期金利を特定の水準に抑えたり、株価を持ち上げようとしても、瞬間的な効果を及ぼせたとしても、持続的な効果を持たせることは不可能だ」と言明。日銀が国債市場や株式市場で人為的な価格操作を行うことには反対を表明した。

5■とはずがたり:2003/02/24(月) 19:22
国債買い入れ上限撤廃には慎重

日銀が日銀券発行残高を長期国債買い入れの上限としていることについては「政 治改革が進み、世の中全体の規律に心配ないのであれば、中央銀行が一歩踏み出すこ とのリスクはそれだけ小さくなる。しかし、中央銀行が何らかの歯止めを持つことが 世の中全体の規律にとって扇の要のような役割を果たしているのだとすれば、そう簡単に取り払うわけにはいかない」と述べ、その撤廃には慎重な見方を示した。

福井氏は日銀と政府との関係については「政府においては、財政規律の維持を常に念頭に置きつつ、財政政策が本来有している資源再配分機能をフルに発揮させる。 一方、日銀においては、市場の期待の安定化に全力を尽くす。そういう役割分担でな ければ、長期金利のマネジメントは難しくなるばかりだ」と指摘。

さらに、政府と日銀が明示的なアコード(政策協調)を結ぶべきだ、という主張に対しては「日銀の手足を縛り、政府の言いなりにさせるためのアコードであれば、これはダメだ」と言明。さらに「恐らく日銀からすると、政府の手足を縛るというのは、歳出削減や財政支出の方向性を大きく変えてくれ、ということになる。しかし、それは最終的には政治の問題なので、財務省との合意ということでは満たされない」 と述べ、懐疑的な見方を示した。

竹中氏の主張に近い岩田氏

岩田氏は、日銀に対しては、竹中平蔵経済財政政策・金融担当相の主張に近く、 インフレ目標の導入などを求めており、1月30日付の東京新聞で、「日銀が銀行から 買い入れる国債の額を思い切って増やせば、日銀の中にある各銀行の当座預金口座に はお金が積み上がり、銀行も貸し出しや為替に回してみようとするはずだ」と指摘。 そのうえで「外債などにお金が回れば、円を売ってドルを買う動きになり円安も期待 できる」と述べている。

岩田氏はさらに「私の計算では1ドル=160円の円安が1年続けば輸入物価の上昇などでデフレは解消できる。日本が不良債権処理に本気で取り組むための円安なら ば米国なども容認するだろう」と述べている。

東京 日高 正裕 Masahiro Hidaka 浅井 秀樹 Hideki Asai


ポイント
・内閣は日銀のトップの首を切れない
・日銀=福井,大蔵省=武藤,竹中=岩田(思い切った国債買い入れ,円安誘導)
・福井はノーパンしゃぶしゃぶの責任をとって日銀を去った(・∀・)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板