したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

954荷主研究者:2008/11/17(月) 00:21:14
>>905

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081001t13013.htm
2008年10月01日水曜日 河北新報
主導権確保で綱引きも 仙台市ガス買収

 国内最大の公営ガス事業である仙台市ガス局の買収で30日、東北電力と東京ガス(東京)などが共同応募という手段を選択した。地元電力会社と都市ガス最大手の組み合わせは、いわば「最強タッグ」(宮城県のガス業者)。今後は両社のどちらが主導権を握るかで綱引きも予想される。

 「東北電力として一番いい組み合わせ」。東北電力の高橋宏明社長は30日の定例記者会見で、共同応募に自信をのぞかせた。

 ガス小売りのノウハウを持たない東北電力にとって、既存の都市ガス事業者の協力は不可欠だった。一方、東ガスにとっても東北電力は無視できない存在。東北は営業エリア外のため、営業活動を展開するにも、土地勘や足場がないためだ。

 「相乗り」は両社にメリットがあるようだが、ガスと電気は顧客獲得で競争しており、「対立関係」(東北電力幹部)。ガス事業を継承する新会社の出資比率を含め、主導権をどちらが握るかという大きな課題が残っている。

 高橋社長は、新会社の出資比率について「地元企業がどれくらい持つかの問題もある」とし、地元資本を多くしたい意向をにじませる。東北電力内部には「東ガスに主導権を握られガスのシェアが高まれば、東京にお金を持っていかれるだけ」とけん制する声もある。

 一方、東ガスは「新会社の出資構成は、都市ガス事業に影響しないのではないか」(広報部)と冷静な構えだ。

 来年2月の事業計画の提出に向け両社は今後、仙台市と条件面での折衝を続ける。並行して、ガスと電気をどう共存させるかという課題に折り合いをつける作業も進めることになりそうだ。

◎高値売却の思惑外れる 仙台市

 仙台市ガス局の民営化事業は30日、東北電力、東京ガス(東京)、石油資源開発(同)のグループ以外に応募はなく、無競争がほぼ確定した。有力企業グループが複数応募し、高値で売却するという市の思惑は外れた形だ。これから具体的な条件交渉に入るが、市議会では早くも「優良な市の資産が安値で売られてしまうのでは」との懸念が広がっている。

 売却額について、市が委託したコンサルタント会社は「企業債残高の約620億円(譲渡時)を上回る」と市に説明。市議会などでは「資産価値は800億円は下らない」「1200億円はある」などと売却益への期待が高まっていた。

 市ガス局は、中核企業の応募基準をガス事業経験者に限定せず、国内外の公共サービス事業の実績があれば可能とした。応募しやすい状況をつくり、競争原理を働かせるのが狙いだった。

 しかし、応募したのは1グループのみ。市議の一人は「東北電力と東ガスは別々に応募して競合するより、確実に利益を得られる方策を選んだのだろう。相手の方が上手だった」と語る。

 事業継承者の選定手続きは事業内容についての質疑、現地視察へと進む。応募グループは、市が設定した「黄金株」の扱いのほか、職員の出向・転籍という難題もあり、「条件闘争」は11月末まで続く。

 買収額の提示を含む申し込みの最終締め切りは2009年2月。市ガス局は「安全面といった市民の利益が担保できれば、譲渡価格を下げる材料にも柔軟に対応する」考えだが、提示額が市の予定価格を下回った場合は売却しない方針だ。

 別の市議は「借金を払って後は何も残らないというのでは、(仙台市は)笑いものになる。納得いく金額でなければ議会としても認められない」とけん制する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板