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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

802とはずがたり:2008/01/03(木) 22:40:31
石炭火力「エコ技術」磨く日本 効率アップ新興国支援 最新「ガス化」本格試験
2008年1月3日(木)18:54
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20080103013.html

 電力業界は二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出削減に向け、石炭火力発電の発電効率を高めるノウハウを、中国やインドなど主要排出国に提供する。2月にインドで実地検討会を実施し、ノウハウを伝える。一方で、次世代技術である「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の実用化を目指し、今春から2000時間連続運転試験も開始。世界最高水準の石炭火力発電技術の提供とともに、次世代技術の開発を進めることで、温暖化防止の主導権を握る。

 石炭火力は、石油や天然ガスなどを燃料とする発電に比べてCO2の排出量が多いのが欠点だ。ただ、石炭は価格が安く豊富にあるため、中国などでは今も主力の発電方式となっている。

 電力会社で組織する電気事業連合会によると、中国やインドの火力発電の発電効率は平均30〜32%程度。これに対し、日本は10ポイント以上効率が高く、新興国の発電所の発電効率を日本並みに高める技術支援を進める。

 こうした取り組みは、米国や中国、インドなど7カ国が加盟するクリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップでも、優先案件として承認されている。2月にインドで行う実地検討会で、配管などでの熱の拡散防止や、温度管理などのノウハウを海外の技術者に伝えていく。

 一方、東京電力、関西電力など電力11社が運営するクリーンコールパワー研究所(福島県いわき市)は石炭をガス化し、高い発電効率を実現できるIGCCの実用化に向け、4月にも実用化の第一歩となる2000時間連続運転試験に入る。

 IGCCは石炭を専用炉でガス化し、ガスタービン発電を行うと同時に、廃熱を使って蒸気タービンを回して発電する。発電効率は48〜50%と、国内石炭火力の平均的な発電効率(約43%)より高い。少ない燃料で電力を得られるため、2割程度のCO2削減が可能になるという。

 IGCCは米国やオランダなどでも実用化の取り組みが進むが、海外では石炭をガス化する際に酸素を送り込む仕組みのため、専用の酸素発生装置が必要となる。日本のクリーンコールパワーの実証機は、ガス化に酸素でなく直接空気を送り込む方式を採用した。建設時や運転後のコストを削減できるほか、酸素発生のためのエネルギー消費もなく、発電効率をより高められるのが特徴だ。

 環境負荷の低い石炭火力技術は、「クリーン・コール・テクノロジー」と呼ばれ、世界で注目される。日本エネルギー経済研究所の森田浩仁研究理事は「環境面に加え、エネルギーの石油依存を減らす意味で、欧米も整備開発計画を進める。日本の優れた技術を生かし、環境負荷低減の指導力を発揮することが重要だ」と指摘している。


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