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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

80荷主研究者:2003/08/02(土) 00:40
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20030725/ftu_____thk_____000.shtml
中電・大阪ガス共同パイプライン 自由化にらみ協調  2003.07.25 中日新聞 東海北陸経済

 中部電力と大阪ガスは二十四日、三重県と滋賀県を結ぶガスパイプラインを共同で敷設する計画を発表した。中電にとって火力発電用の燃料を確保、安定的な電力供給へ大きく前進することとなった。エネルギーの自由化が拡大する中、両社はエネルギー業界にとって安定供給を損なうまでの競争は避けたいという思惑も、今回の提携の背景にはあるようだ。(神谷浩一郎)

 営業地域の異なる大手電力と大手ガス会社の初の本格提携となったパイプライン計画は中電が火力発電用液化天然ガス(LNG)を大阪ガスに送ることが主目的だが、緊急時の中電側への融通も視野に入れている。二〇〇八年の運用開始を目指す。

 パイプラインが結ばれる中電の四日市と川越の火力発電所は全設備容量の二割近い六百万キロワットもの出力をもつ。とくに川越は中電で最も高い出力を誇る設備で、原子力比率の低い中電にとって、LNG火力の安定度向上は経営の根幹を支えることともなる。

 このため、中電では長期契約が主流のLNGの調達では、すでにマレーシア企業と時期や数量、価格を決めないスポット(当用買い)契約を結び不測の事態に備えている。しかし浜岡原発停止のあおりで、大阪ガスを含め、数社から相次いで調達した過去もあり、リスク軽減を目的とした調達手法の多様化は急務となっていたことも背景にある。

 さらにエネルギー自由化が進む中で、大阪地区で高い伸びが見込めない大阪ガスが、いずれ東からの供給源として伊勢湾岸に注目することも中電にとっては、脅威となる。中電幹部は「単独で出てこられ、攻められるよりも手を組んだ方がいい」としており、相手の命綱を共有するということは、“防衛的協調”の色合いもあるとみられる。

 ライフラインという公益事業である以上、独自路線を歩む孤立戦やたたき合いとなる消耗戦は、一般の利用者のためにも避けたいのがエネルギー各社の本音。リスクを回避できるうえ、供給の安定に資するのであれば「望むところ」(中電幹部)だったといえる。

 同日、記者会見した山内拓男副社長は、自由化の中、中電が仮想ライバルとしている関西電力に対抗する意図はないとし「供給安定のためのリスク管理」と強調。協調関係の発展についても「今回はこれっきり」としているが、電力・ガス各社のもつ経営資源を活用した連携の動きは今後も活発化していきそうだ。


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