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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

704やおよろず:2007/06/25(月) 20:14:56
ロシアのエネルギー外交 原子力も国家統合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000017-san-int

5月1日8時0分配信 産経新聞


 ■年内にも新会社、新興国に売り込み

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアが石油や天然ガスに続き、原子力をエネルギー外交の柱に据える戦略を鮮明にしている。年内にも、原料となるウランの採掘・濃縮から原子力発電所の建設までを一手に担う国営統合企業を創設することが決まった。原子力発電所に対する新興国などの需要の高まりを受け、この独占企業が海外市場で攻勢をかける構えだ。

 プーチン大統領はこのほど、国内の原子力関連企業をすべて統合した国家独占企業体を創設するよう大統領令で命じた。国営ロシア通信などによれば、この新会社は露原子力庁を母体として設立される「ロスアトム」で、原発建設などを担う部門には既存の国営・民間企業約85社が統合される見通しだ。

 プーチン政権は国策として重点を置く産業分野の国家独占化を進めており、天然ガス、石油パイプライン、武器輸出、航空機製造などがすでに国家管理下に置かれている。ロスアトム創設もこの流れに沿った政策で、同社に資金を集中投下することで原子力分野を強化、効率的なエネルギー外交につなげる狙いがある。

 ロシアが今、原子力分野のてこ入れに動くのは、中国など新興国のエネルギー需要急増が避けられない中、石油価格高騰や地球温暖化への懸念から原子力エネルギーへ再び注目が集まっているためだ。露原子力庁は今後25年間に海外で60基の原発を建設する計画で、発展途上国を中心に積極的な売り込みを図る方針だ。

 また、ロシアは各国からウラン濃縮を受託する「国際核燃料センター」の創設を計画しており、国家独占企業体の創設はこの構想にも弾みをつけそうだ。日本も原発用のウラン濃縮をロシアに委託する交渉を進めており、原子力分野の企業統合でロシア側の取引相手が一本化されることには利点がある。

 ただ、ロシア・旧ソ連の原発では1986年のチェルノブイリ事故以降も小規模なトラブルが続発、核物質の管理体制と合わせて安全面での懸念は払拭(ふっしょく)されていない。また、ロシアは近年、反露的な近隣国への石油や天然ガスの供給を止めるなどしているだけに、原子力分野でもロシアが強硬なエネルギー外交を展開することへの警戒感は高まりそうだ。


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