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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

589とはずがたり(1/2):2006/12/08(金) 22:51:08
水田が油田に? コメからバイオエタノール
2006年11月10日
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200611100089.html

国産バイオエタノールの原料導入スケジュール
http://0bbs.jp/tohazugatali/img86_3

バイオエタノール化を目指した栽培実証試験で、初めての稲刈りが行われた。用意したコンテナが足りなくなるほどの豊作だった=新潟県見附市で

 ◆進む構想、農村活性化狙い

 新潟県中部の水田地帯。周囲はとうに稲刈りが終わった10月中旬、遅い刈り取りをする一画があった。コメのバイオエタノール化へ、全農とJAにいがた南蒲が今年始めた試験栽培地だ。

 三条市と見附市の2カ所、計83アールに超多収米の「北陸193号」を植えた。牛の飼料用に開発された長粒種で、あまりおいしくないというが、10アール当たりの収量はサンプル試算で800キロ以上。食用米は500〜600キロで、差は歴然だ。

 「とにかくたくさんつくればいいのだから、戦後の楽しかった食糧増産時代を思い出すね。何せここ20年は、コメは作るなと言われ続けてきたから」。実験に参加した三条市の安達宰さん(68)の表情は明るい。

 倍の肥料を与えても弱らず、「ほったらかしでよかった」。収穫時期は食用米とずれ、作業が分散しやすい。

 「水田を油田にするための事業構想」。福岡県築上町は5月、こんな副題の計画を立案した。経済産業省の調査事業として、1000万円の補助を受けた。

 町の主産業は農業だが、約2000ヘクタールの水田の4割近くが「減反」による生産調整水田。このうち500ヘクタールで最大3600トンのコメを作り、エタノール1000キロリットルの製造を目指す。食用米でなければ、制度上は転作したのと同じになる。

 「転作にも努力しているが、やはり水田は米作が一番適している。田んぼでコメを作れる政策こそ、農村部の地域振興になり、環境政策にも合致する」。同町産業課の田村啓二さんは力説する。

 岩手県の旧胆沢町(現奥州市)も、03年から「地産地消エネルギー」の模索を始めた。04年には約1800ヘクタールの調整水田の一部を利用したエタノール製造計画を作り、05年度からは製造実験を始めた。

 実は15年以上前にコメのエタノール化を説いた人がいる。農学博士の故角田重三郎・東北大名誉教授だ。イネを増産し、飼料や燃料用に積極的に活用すべきだと唱えた。

 生産調整が続く中、結局この構想は具現化しないまま、国内ではこの20年間に耕作放棄地が3倍の38万ヘクタールに急増した。東北大の両角和夫教授は「環境問題への責任からも、今こそコメのエタノール化のためのシステムを政府も考えるべきだ」と説く。


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