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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

365とはずがたり(2/2):2005/11/24(木) 03:16:51
>>364-365

 帝石は、世界でも数社しかできないという深さ6千メートル級のガス田開発の技術を持つ。国内の資源開発は一段落したため、海外進出を進めており、「帝石の技術を国際石油の油田・ガス田で生かせば効果的」と期待する。

 一方、持ち株会社の会長と社長の両方を国際石油側が占めたことについては、「4人の集団指導体制。役員数も同数にする」(松尾氏)と説明したが、企業規模から見ても国際石油による吸収合併との印象は否めない。

 帝石の筆頭株主の新日本石油は「経営統合が帝国石油の企業価値を高める最善の選択か、しっかり検討したい」とのコメントを発表した。統合で同社の持ち株比率は約16%から約3%に下がるため、受け入れるかどうか慎重に検討する方針だ。

●なおメジャーと差/新会社は世界18位

 経済産業省は、03年に石油公団の解体を決めて以来、メジャーと互角に渡り合える国内開発会社の必要性を訴えてきただけに、「和製メジャー誕生への大きな一歩」(幹部)と意気込む。ただ、中国やインドなど新興国の台頭で世界的なエネルギー権益の争奪戦が激しくなっており、両社統合後もメジャーへの道のりは遠いのが現状だ。

 二階経産相は5日、「石油政策にとっても非常に大きなプラスになる」と統合を歓迎した。

 国際石油は保有権益こそ国内最大だが、採掘技術者は150人程度。一方、帝石は約700人の技術者を抱え、同省幹部は「国際石油の『頭脳と財布』に帝石の『手足』が加わる効果は大きい」と評価する。

 同省によると、04年の原油・天然ガス生産量は、国際石油開発が日量33万バレルで世界21位。帝国石油と合わせると37万バレルで18位に浮上する。さらに各社の生産見通しに基づく09年の推計では、中国海洋石油(CNOOC)などを抜き、56万バレルで13位まで上昇する。

 とはいえ56万バレルは国内消費量の17%程度に過ぎない。経産省も「安定供給のためには、何とか消費量の3割、100万バレルを確保してほしい」と新会社の力不足を認める。

 国際石油が権益をもつアザデガン(イラン)、オーストラリア沖、マセラ(インドネシア)の各油田・ガス田が本格操業すれば、生産量は日量45万バレル程度上乗せされるとの試算もある。そうなれば、「準メジャー」と呼ばれるレプソルやスタットイル並みの100万バレル規模になる計算で、同省には「10年代の世界トップ10入りも視野に入った」との声も出る。

 だが、アザデガンなどの開発の先行きは不透明。同省内には「準メジャーなみの生産量を得るには、近い将来、海外の中堅企業買収は避けて通れない」との声もある。


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