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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

318とはずがたり:2005/07/20(水) 17:52:36

中国三大大手石油会社
●中国石油(ペトロチャイナ)
●中国石油化工(シノペック)
●中国海洋石油(CNOOC)

中国石油会社が米石油大手ユノカル買収攻勢のワケ
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050703/mng_____tokuho__000.shtml

 中国の石油大手、中国海洋石油(CNOOC)が、米石油大手ユノカルの買収を猛然と仕掛けてきたことに波紋が広がっている。この買収劇、一度はCNOOCが敗退したのだが、常識外れともいえる高額買収金額を再提示して逆転を狙う。なりふり構わぬ買収工作には、エネルギー開発をテコに影響力を拡大したい中国政府の国家戦略が色濃く反映されている。 (浅井正智)

■メジャー相手 計185億ドル提案

 ユノカルの買収をめぐっては、今年一月にCNOOCが名乗りを上げたものの、百六十億ドル超を付けた米国際石油資本(メジャー)のシェブロンに競り負け、四月にはシェブロンによる買収が決まった。ところがCNOOCは先月下旬になって、総額百八十五億ドルに価格をつり上げ、発行済みの株式すべてを買い取ると提案。買収合戦を一気にエスカレートさせてきた。

 いったんはあきらめかけたユノカル買収を執拗に追い求める理由はどこにあるのか。中国問題に詳しい評論家の宮崎正弘氏は指摘する。

 「米メジャーがメキシコ湾や中東に関心を集中させてきたのに対し、ユノカルは中国に近接するアジア各国での鉱区開発に力を注いできた。中国はユノカル買収を通じ、アジアの石油、天然ガスをごっそり手中にすることをもくろんでいる」

 ユノカルはタイの沖合やインドネシアの東カリマンタン、ミャンマーなどで石油、天然ガスの開発を行うほか、トルクメニスタンからアフガニスタンを経由しパキスタンに至る天然ガスのパイプライン敷設権を持っている。同社の鉱区の三分の二がアジアに集中しており、買収が成功すれば、CNOOCはアジアのエネルギー市場で指導的地位に躍り出ることになる。

 猛烈な勢いで経済成長の道を突き進んでいく中国では、エネルギー不足が深刻な問題になっている。日本エネルギー経済研究所の郭四志主任研究員は、「昨年、中国の石油消費量三億一千万トンのうち、国内で生産されたのは一億七千四百万トン。需給逼迫の深刻化がユノカル買収に動いた要因だ」と指摘する。

 技術的に遅れた中国の石油会社にとっては、ユノカルがもつ技術ものどから手が出るほど欲しい。ユノカルは海洋、とりわけ浅海での資源開発を安価かつ効率的に行う技術をもっており、中国で海洋資源開発の中心的存在であるCNOOCには魅力的に映るはずだ。

 今回の買収騒動は金額がケタ外れのためにたまたま注目されているが、中国の石油会社による外国企業の買収・提携は近年、大きなうねりとなっている。

 CNOOCが今年五月、カナダのオイルサンド(砂とタールの混合資源)開発企業のMEGエナジーの株式17%を獲得したのをはじめ、CNOOCとともに中国の石油大手三社をなす中国石油(ペトロチャイナ)と中国石油化工(シノペック)も同時期にオイルサンド事業に参入を決めた。

 また昨年十月にはシノペックがイランから天然ガスの供給を受けることで合意。ペトロチャイナはスーダンに利権をもつ石油パイプラインの敷設に参加しているほか、CNOOCはミャンマーでも石油・天然ガスの開発に着手している。

 二〇〇四年に中国企業が行った対外投資は三十六億ドル。そのうち半分以上がエネルギー開発に振り向けられており、まさに金の力で資源を買いあさっているというにふさわしい。


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