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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

291とはずがたり(1/2):2005/06/08(水) 21:50:30

>>275 メタノール自動車
>>288-290 石油生産量が来年から減少? 「オイルピーク」論争

米政府のエタノール政策をめぐる議論 (Hotwired)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/university.html?d=07hotwiredi06&cat=8&typ=t

 エタノールの製造を目的としたトウモロコシ栽培は、連邦政府の助成金のおかげで、米国中西部のトウモロコシ生産地帯(通称:コーンベルト)の農家にとって実入りのいいビジネスになっているが、自由市場の信奉者たちはこれに不快感を示している。そして今、広く入手可能な草木系の廃棄物を利用する新しいバイオマス処理技術の登場で、エタノール助成金をめぐる政治的な議論が加熱する気配も出てきた。

 オークリッジ国立研究所(ORNL)でエコシステム・植物学のグループを率いるロビン・グラハム氏によると、現在、米国内のエタノールのほとんどは、トウモロコシに含まれる糖を発酵させて生成されているという。

 そうしたトウモロコシの大半はコーンベルトで栽培されている。この地域では、エタノールを製造すれば、1ガロン当たり52セントの連邦税額控除を受けられる。一方でケイトー研究所のアラン・レイノルズ氏やヘリテージ財団などの自由市場推進派は、エタノール製造への助成金制度を非難している。助成金がなければ、採算の取れる事業ではないためだ。

 「米国にはエタノール業界はない。あるのは助成金業界だ」。ブラジルのカンピナス大学のロジェリオ・デ・セアケイラー・レイテ教授は電子メールで寄せたコメントでこのように揶揄した。「トウモロコシは生産性が低く、エネルギー・バランスが悪い」

 ミネソタ州農務局でマーケティングを担当するラルフ・グロッシェン氏によると、「密度が高く、エネルギーが豊富で、米国全土で栽培されている」ことから、トウモロコシは現在、エタノールの供給原料として有力だという。トウモロコシは輸送しやすいが、バイオマスは「まとまりがなく」、貯蔵に場所をとるとグロッシェン氏は話した。

 グロシェン氏によると、バイオマスからエタノールを製造する技術の開発に、民間企業は慎重になっているという。「誰もが、どこかが先にセルロース処理工場を建設するのを待っている」

 ただし植物のセルロースからエタノールを製造するほうがトウモロコシを使うよりも安上がりだとORNLのグラハム氏が指摘するとおり、近い将来、エタノールの経済性は変わる可能性がある。グラハム氏によると、草木の伐採で出た廃棄物は無料で入手でき、スイッチグラス(ロッキー山脈東部の至るところに生えている多年生植物)やトウモロコシの実を取ったあとの乾燥した茎や葉も安く手に入るため、バイオマスを使ったエタノール製造の原料費はかなり安くつく可能性があるという。

 トウモロコシを使ったエタノール製造は、バイオマスを利用する場合と比べてかなりエネルギー効率が悪いとグラハム氏は指摘する。トウモロコシを使った場合、必要とされる農薬や化石燃料のコストも考慮すると、産出されるエネルギーは、処理に要するエネルギーの1.4倍ほどにしかならないとグラハム氏は話す。「セルロース原料のエネルギー収率は10対1ほどにもなる」


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