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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

2660荷主研究者:2019/04/21(日) 23:58:46

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/291796?rct=n_hokkaido
2019年03/31 05:00 北海道新聞
JXTG室蘭31日生産終了 従業員8割減 細る出荷量 市の減収試算3億円

石油化学製品の製造から撤退するJXTGエネルギー室蘭製造所

 【室蘭】JXTGエネルギー(東京)は31日、室蘭製造所(室蘭)での石油化学製品生産を終了し、4月1日から灯油などを出荷する物流拠点の事業所に転換する。同社の生産体制再編の一環で、事業の大幅縮小により8割以上の従業員が配置転換となる。同社と室蘭市は同製造所での後継事業の協議を続けているが、具体策はみえず、地元経済への影響は避けられそうにない。

 同製造所は1956年、旧日本石油系列の日本石油精製室蘭製油所として完成し、道内に灯油やガソリンを供給してきた。原油価格の乱高下やエコカーの普及などで需要減が進み、国が石油元売り各社に供給能力の削減を促すと、同製造所は2014年3月に原油処理を停止。その後は、CDやDVDディスクなどの材料となるキュメン、ペットボトルに使われる粗キシレンなどの石油化学製品製造に軸足を移し、韓国などへ輸出してきた。

 だが、17年4月にJXエネルギーと東燃ゼネラル石油が合併し、JXTGエネルギーが誕生すると、生産設備が過剰になったとして、道内唯一の室蘭製造所の生産停止を決めた。同社によると、同製造所の従業員約220人は、今後1〜2年かけて30人程度に減る。グループ内の他の製油所や、室蘭市内で来年商業運転開始予定の同社出資のバイオマス発電所などに配置転換する。あるベテラン従業員は「原油処理を停止してわずか5年。製造撤退は寂しい」と話す。

 当面は、1基当たり8万4千キロリットルのナフサを貯蔵できるタンクや、不純物を除去する精製装置など設備の洗浄、点検を行う。同製造所は「作業は順調に進んでいる。事業所転換後は物流の役割をしっかりと果たしていく」という。

 物流拠点となる19年度の出荷量の見通しも、灯油やガソリンなど計142万キロリットルで、16年度の419万キロリットル(市調査)から激減する。市は、市税や石油交付金などの減収は年2億〜3億円と試算する。

 後継事業を巡る協議では、「水素社会」実現を目指す市が新エネルギー事業を提案しているが、具体的な進展はない。青山剛市長は「粘り強く関係を維持しながら、環境に適合した事業を見いだしたい」と話す。

 一方、1万個以上の保安灯に照らされる同製造所は、室蘭の工場夜景の目玉として愛されてきた。同社は半数近い約5千個の点灯を8月をめどに取りやめる。ただ、工場内に立つ高さ約180メートルの集合煙突は、地域貢献策としてライトアップを続ける。(横山清貴)


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