[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=
2647
:
荷主研究者
:2019/03/03(日) 22:33:46
https://www.sakigake.jp/news/article/20190203AK0021/
2019年2月3日 秋田魁新報
ふるさと小紀行:院内油田(にかほ市) 往時伝える設備今に
やぐらが林立するかつての院内油田(にかほ市立図書館仁賀保分館所蔵)
茂野さんが見つけたポンピングタワー
今は製造業が盛んなにかほ市は、かつて石油が主力産業だった。院内、小国両地区に採掘のためのやぐらが並び、油のにおいが立ち込めていたという。一帯は「院内油田」と呼ばれ、国内でも有数の産出量を誇った。わずかに残る採掘設備が往時を伝えている。
院内石油鉱山の歩み(1986年、秋田石油鉱業発行)によると、院内の石油開発の歴史は1874(明治7)年、小規模企業の試掘から始まった。大規模開発は1922年、大日本石油鉱業の試掘でスタート。34年以降は、日本石油、中野興業、旭石油を合わせた4社が競って採掘し、「競争掘り」と呼ばれた。
ピークの35年は年産11万キロリットルを産出したが、徐々に資源は枯渇し各社が撤退。95年、秋田石油鉱業が撤退し院内油田は閉鎖した。
設備は全て撤去されたはずだったが、一部は残っていた。2007年、院内地区にあったやぐらや車輪型動力装置「ポンピングパワー」などが経済産業省の近代化産業遺産に認定された。認定を受け市は現地に看板を設置したが、常駐ガイドもいないため訪れる人は少ない。
そんな中、父親が院内油田で働いていた自然観察指導員の茂野正信さん(65)が昨年9月、小国地区で新たなポンピングパワーを発見した。町を支えた石油産業の軌跡を後世に伝えようと、17年から院内油田の資料を収集。ネットで衛星写真を調べていた際、やぐらが立てられていた山の木々の間に、赤茶色の小屋の屋根がのぞいているのを見つけた。
指導員やジオガイドの仲間を誘い調査に赴いたところ、小屋の中にポンピングパワーが残されていた。茂野さんは「企業に資金がなく、全てを撤去できなかったのではないか」とみる。
市に小屋の保存を訴えたが、市文化財保護課の担当者は「解体したはずの設備が見つかるとは驚きだが、所有者が分からず価値も不明。市は手が出せない」と後ろ向きだ。
鳥海山・飛島ジオパーク協議会は19年度、院内油田を文化的価値のある場所として見どころの一つに加える。ただ、新たなポンピングパワーについて協議会事務局の担当者は「歴史的価値は認めるが、小屋の老朽化が著しく危険なため、見どころとして推すのは難しい」と話す。
「小学生の頃は油のにおいが漂う父の職場に弁当を持って行ったものだ。地域の一大産業だった油田が忘れられないよう活動したい」と茂野さん。今後も、新たに発見したポンピングパワーの保存を働き掛け、観光客をガイドできるような態勢づくりを考えている。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板