したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

2418とはずがたり:2017/09/23(土) 17:41:32
>>2417-2418
業、タクシー会社、発電所が必要とする量を充足できない。

● 3度目の核実験による供給削減を機に 大がかりな「密輸」が始まった

 実は、2012年の統計では、中国は、パイプラインで供給する原油以外に57万8000トンの原油を北朝鮮に供給(中国海関総署統計)していた。

 つまり北朝鮮に年間約100万トンの原油を供給していたのだ。ところが、13年2月、北朝鮮が3度目の核実験を実施した後、中国はパイプライン以外の分は、供給を中断した。少なくとも統計には出ていない。

 この時期から労働党中央の各部門や「39号室」、人民軍傘下の貿易会社などによる大がかりな石油製品の密輸が始まったという。

 それぞれの「密輸ルート」はの詳細は明らかになっていないが、「39号室」の場合はロシアの石油製品を中国経由で大量に密輸してきたとされる。

 「39号室」の元幹部で大連を拠点に石油製品の輸入にかかわっていた李正浩(リ・ジョンホ)は、亡命先のアメリカで現地メディアの取材に、「ロシアから年間20〜30万トンの石油製品を密輸した」と証言する。

 この数字には「39号室」以外の部門、例えば人民軍傘下の企業の密輸量も含まれていると見られる。

 関係者の話では、中国から密輸する石油製品の多くは、海産物など北朝鮮の産物との物々交換や、現金を中国の輸送業者に直接、渡して輸入するので銀行を通す必要はなく、統計に表れない。こうした石油製品の密輸には3000トン級や5000トン級の中国船舶が使われるという。

 ちなみに、中国からの密輸は北朝鮮の西海岸沿いの南浦港や海州港に、ロシアからは東海岸の羅先市の港、清津港、咸興港に運ばれた。他に、陸路では中国国境沿いの新義州、万浦、恵山、茂山、羅津などから、密輸されるが、ほぼ全量が、海産物や鉱物資源など北朝鮮の産品を中国が受け取り、代わりに石油を渡す物々交換だ。

 こうして密輸入される石油製品の量は正確には把握できないが、年間で50万トンは超えるのではないか、と思われる。

 本来、国連制裁が効果を発揮するためには、こうした密輸ルートを封じ込めることが必要だが、今回は表向きの石油精製品の対北朝鮮輸出に上限を設けただけで終わった。この「抜け穴」を残したままでは、効果は大幅に限られる。

● 繊維は中国経由で輸出の「抜け道」 国境の町で北の労働者が生産

 繊維製品の輸出禁止も、一定の効果は期待できるとしても「抜け道」が残された。

 繊維製品は、北朝鮮の対外輸出額(昨年で約28億ドル)の4分の1以上の年間7億5000万ドルを稼ぎ出すと言われる。

 しかし、制裁前から北朝鮮国内の生産は減っていた。北朝鮮国内10ヵ所に縫製工場を経営しているという北朝鮮貿易関係者によれば、「今年に入ってオーダーは減り、最近はピタッと止まっている」という。

 「北朝鮮は制裁に慣れている。だから制裁を潜り抜けるすべを身につけている」と北朝鮮の貿易関係者と親しい中国の業者は話す。制裁を回避するために、北朝鮮国内で半完成品を作って、中国に送り、「中国製品」として売ったり、輸出したりする業者が増えているのだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板