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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

2363とはずがたり:2017/06/24(土) 21:28:39
>>2362-2363
<静観姿勢>

それでも、ファリハ氏や他のOPEC加盟国の石油相、当局者からは急いで減産幅を拡大しようという声は聞こえてこない。

むしろ彼らは、季節的に需要が高まる第3・四半期に協調減産効果が浸透して世界的な在庫減少につながるのをじっくりと待つ構えだ。

ただし、原油価格を1バレル=50─60ドルのレンジで安定させることを目指しているOPECやロシアの方針とは裏腹に、今週の北海ブレント先物価格は44ドルへと下落した。

市場参加者の話では、今後も原油価格には下げ圧力が働く見通しだ。米原油オプション市場では、年末に期限を迎える取引の中で5月のOPEC総会以降に最も動意づいたのは、45ドルのプット(売る権利)だった。

<増産続くシェール>

米国はいかなる国際的な減産合意にも加わっておらず、シェールオイルの生産量は最大で、同国の全生産量の約10%に相当する日量100万バレルまで上乗せされる見通しだ。

石油商社ストロング・ペトロリアムのマネジングディレクター、オイスタイン・ベレントセン氏は、OPECが減産幅を拡大するか、大規模かつ想定外の供給停止が発生しない限り、原油価格の低迷は終わらないと予想した。

先物取引仲介会社アクシトレーダーのチーフ市場ストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「減産幅を拡大すれば価格下落を止められる。しかし、OPECは口先ではなく実際に行動しなければならない」と指摘した。

複数のOPEC筋は対策の1つとして、協調減産に現在参加していないナイジェリアとリビアを早めに取り込むことを挙げた。内戦などで落ち込んでいた両国の産油量はここ数カ月で急増している。

オアンダのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハリー氏は、OPECが採用する可能性があるその他の選択肢は、米国の「スリム化した」シェール産業でさえ採算割れするような水準まで原油が値下がりするのを容認する方法とみている。

探査・生産専門コンサルティング会社ライスタッド・エナジーによると、生産態勢が昨年から今年にかけて整ったバッケン地区の油井の損益分岐ラインは1バレル=38ドル前後だという。

(Henning Gloystein、Dmitry Zhdannikov記者)


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