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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

2203とはずがたり:2016/10/24(月) 20:14:50
米ゾンビ企業、原油高を阻む
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E7%B1%B3%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%80%81%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E9%AB%98%E3%82%92%E9%98%BB%E3%82%80/ar-AAjjI1b#page=2
The Wall Street Journal.
TIMOTHY PUKO and JOHN W. MILLER
4 時間前

 米ワイオミング州パウダーリバー盆地内に密集する炭鉱では、運営会社が破綻の危機にあるというのに、今も大量生産が続く。メキシコ湾岸沿いの油田やロッキー山脈のシェールガス井も同じような状況だ。

 エネルギー投資家は資源相場の自律的な回復に長らく期待してきた。価格が下がることで生産会社が破綻し、過剰供給の波が止まるという筋書きだ。ところが、破産申請する企業は増えているのに資源市場にはほとんど影響が出ていない。

 2015年と16年に破産申請を行った米国の原油・ガス企業は約70社に上った。英エネルギー調査会社ウッド・マッケンジーによると、これら企業の現在の生産量は日量およそ100万バレルで、破産申請前の水準とほぼ変わらない。これは米国の原油・ガス生産量の約5%に相当する規模だ。

 この「しぶとさ」が原因で、原油やガスは在庫が高水準にとどまり、価格が上がりにくくなっている。原油相場は今夏に1バレル=50ドルを付けたが、そこからは大きく上値を伸ばせずにいる。21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では、原油先物12月限が前日比0.22ドル(0.4%)高の1バレル=50.85ドルで取引を終えた。

 ウッド・マッケンジーの調査アナリスト、ロイ・マーティン氏は、企業の破綻が市場の均衡化を促すとの説は「そもそも見当違い」で、「人々はようやくそのことに気付き始めている」と述べた。

 こうした状況は正に、米連邦破産法第11条の機能として意図されているものだ。破産手続きの目的は再建可能な企業を救済することにあり、資源企業の多くはそれを利用して多額の債務負担を軽くし、不況に適応し、生産を続けている。

 米国の5大石炭会社のうちピーボディ・エナジー、アーチ・コール、アルファ・ナチュラル・リソーシズの3社はいずれも過去1年半の間に破産申請を行った。15年1〜6月はこの3社が国内石炭供給の約36%を占めた。IHSグローバルエナジーによると、3社の今年の生産量の落ち込みは同業他社と同程度にとどまり、16年1〜6月のシェア率はほぼ変わらずの約33%だった。アーチ・コールとアルファ・ナチュラル・リソーシズは最近、破産法の保護下から脱却した。

 ジョン・ハンコック・ファイナンシャル・サービシズのマネジングディレクター、アダム・ワイズ氏はこうした現状にいらだち、「これら企業の操業状況は破産申請前とほぼ変わらないことが多い。(破産申請は)全く役に立っていない」と述べた。同氏は資源関連の債務・未公開株(PE)投資の運用(運用資産約70億ドル)を支援している。

 原油相場は今年、歴史的な安値を付けたが、その後はやや持ち直している。足元の1バレル=50ドル近辺という水準は3年前の半値にすぎない。原油市場は引き続き過剰供給が重しとなっている。アナリストらは年初の時点では、この時期までに原油が60〜70ドルを付けていると予測していたが、今は撤回を余儀なくされている。

 ここ最近の在庫減少を考慮しても、今年は生産業者・輸入業者の原油在庫が1800万バレル増え、計4億6900万バレルと過去最高に迫っている。米エネルギー情報局(EIA)の最新統計によると、7月時点の石炭在庫は国内の全ての石炭火力発電所が80日余り稼働できるだけの規模となり、日数は前年同月の約70日を上回った。


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