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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

22荷主研究者:2003/04/20(日) 01:37

2000年9/7 新潟日報
◎LNG鉄道輸送が本格化へ
 石油資源開発(本社東京)が今年始めから国内に先駆けて取り組んだLNG(液化天然ガス)のタンクコンテナ鉄道輸送は、二月の小松ガス(石川県)を皮切りに八月下旬から金沢市企業局(同)でも一般家庭への供給が始まり、同輸送による需要拡大へ弾みがついた。液体ガスの陸上輸送について同社は、現状で年間三万トンのところ、将来的に十万トン規模を目指していく。
 タンクコンテナは、タンクローリーと同様の二重構造のタンクをフレームで囲いLNG積載量は十トン。鉄道およびトレーラーで新潟東港(北蒲聖籠町)のLNG基地から、需要先の都市ガス会社サテライト基地に輸送される。
 石油資源開発は新潟東港に陸揚げされたLNGのうち年間十五万トン強を受け入れ、うち十二万トンを気化ガスとして県内十六の都市ガス事業者に供給。残り三万トン強については液体のままタンクローリー車で本県のほか山形、福島、茨城の事業者に供給してきた。
 国などによる公益ガス事業の天然ガス化方針に沿う形で、ブタンを原料とする製造ガスなどから、よりクリーンな天然ガスへの原料ガス転換のニーズが出てきたため、タンクコンテナによる鉄道輸送に踏み切った。鉄道輸送はタンクローリー輸送に比べ、特に冬場の供給力で安全度が高く、コスト面で優れ、供給範囲をもう一段伸ばせるメリットがある。
 小松、金沢の供給開始で、来年度の陸上輸送による供給量は五万トンに伸ばせる見込み。さらに二〇〇二年四月には福井市企業局もタンクコンテナ鉄道輸送による供給先に加わる。同社長岡鉱業所営業部は「大手事業者のパイプライン網から離れ、タンクローリー輸送にも遠すぎ、船による輸送をするほどの量は必要ないといった地域には、この鉄道輸送は好適」と説明。天然ガスへの原料ガス切り替えを検討中の県外事業者などに積極的に売り込む構えだ。
 同社はサハリン天然ガスのパイプラインによる導入構想にもかかわっており、この実現に向けた供給体制整備、需要拡大の意味合いでも鉄道輸送の今後に期待している。


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