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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=
1927
:
とはずがたり
:2015/08/23(日) 21:23:01
>>1925-1927
中国の原油需要の伸びは抑制局面に
米国のシェールオイルの動向も予断を許さない。
5月20日、ゴールドマン・サックスは「原油相場は、10月までに1バレル=45ドルに下落することが見込まれる」との予測を発表した。その理由は、「掘削したものの未完成のシェール油井の埋蔵量は1億バレルを超え、未完成の油井は容易に日量25万バレル以上を生産できるようになっており、世界的な市場の不均衡が解消されていない」から、というものだ。
需要面を見てみると、世界の原油需要の伸びを牽引してきた中国の4月の原油輸入量は日量平均740万バレルで米国(同720万バレル)を抜いて世界一になった。その要因として製油所のメインテナンス終了や5月の連休やドライブシーズンを前にしたガソリン生産増などが挙げられる。
だが、5〜6月はその反動で輸入は減少するのが最近の傾向である。SUVなど乗用車の大型化が進み、ガソリン中心に原油需要は伸びるとの見方もあるが 中国政府は減速する経済を建て直すために、重工業からハイテク産業へ、投資主導から消費・サービス産業主導へという構造転換を推進しようとしている。昨年のGDP1単位当たりのエネルギー消費量は前年比4.8%削減となるなど、中国の原油需要の伸びは抑制局面に入ったことは間違いない。世界の原油市場が均衡点を見つけるのは当分先になるだろう。
また、FRBの利上げ観測から「今後もドル高が続く」と予想する声が多いため、昨年後半に顕著だった原油価格とドルの為替レートの逆相関関係(ドル高になると原油安になりやすい)に市場の注目が再び集まり出していることも気になるところである。
シェール企業の大量破綻を契機に金融危機が発生?
米国では原油価格の最近の上昇により、レバレッジドローンやジャンク債の発行が再び増加し、4月末時点の残高は2014年末に比べ2%増の2.3兆ドルと過去最高となった。しかし、問題は、シェール企業を巡る経営環境は芳しくないということである。
シェール企業大手は生産性の高い油田での探鉱活動に従事しているとされているが、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)によれば、先物取引によるヘッジ利用が少ないため、原油価格下落の影響を強く受けている。ヘッジを行っている中小規模の企業も期間1年のヘッジを行っているとすれば今年9月頃に期限が切れることになる。
5月22日付ブルームバーグによれば、現在の価格水準が続けば2008年以降にシェール企業44社が発見した原油の確認埋蔵量は、米証券取引委員会(SEC)の規定に基づき、97億バレルが54億ドルに減額される。そうなればシェール企業の財務内容がさらに悪化することになる。
原油価格が再び1バレル=50ドルを割り込むような事態になれば、「シェール企業の大量破綻を契機に金融危機が発生する」との懸念が再び市場を覆うことになるのではないだろうか。
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