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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

189荷主研究者:2004/07/19(月) 02:43

【ジャパンエナジー:水島C重油全廃】2004年5月7日 化学工業日報 3面
Jエナジー 〝ボトムレス化〟推進へ 水島でC重油全廃 3年内 付加価値品シフト

ジャパンエナジーは、2006年度末までに水島製油所(岡山県倉敷市)におけるC重油の生産を全廃する。電力向けを中心とした中長期的なC重油の減少傾向を先取りし、付加価値の高いガソリンや灯軽油、コークスなどにつくり換える。処理原油の軽質化、設備の稼動アップの両面で経済性をみながら対応する。水島同様、グループ製油所である鹿島石油・鹿島製油所(茨城県)についても〝ボトムレス〟化を推進方針だ。ボトムレスリファイナリーは国内で例がなく、先進的な取り組みとして大きく注目を集めそうだ。

国内の製油所のC重油比率は、現在約10−13%(原油対比)といわれている。一方でC重油需要は、東京電力の原子力トラブルによる代替火力発電用の需要で一時的に増加したが、休止していた原発が今年内に復旧する見通しで、今年度は大きく減少する見込み。また環境問題への対応やコスト削減の観点から需要化がLNG、石炭へ燃料転換を進めており、C重油の減少傾向はさらに鮮明になる見通し。

こうしたなか同社は、3年以内に水島製油所のC重油比率をゼロへ落とす。水島製油所のC重油比率は7%と国内平均に比べて低く、API度の高い軽質原油へ処理原油を転換することや、二次装置の稼働率をさらに引き上げることでボトムレスが可能になるとしている。原油、設備の両面対応で投資効果などを確かめながら決める。コンビナート他者への供給やバーター取引分などすぐに停止できない取引もあるため、調整しながら段階的に生産をやめる。

削減したC重油は、現在年数10万キロリットルの買いポジションになっているガソリンや、中間留分、黒鉛電極の原料となるニードルコークスなどの増産につなげる計画。製品構成の付加価値を上げ、いわゆる石油の「ノーブルユース」へのシフトをいち早く図る。一方、鹿島製油所のC重油比率は、全国平均とほぼ同等の13%。現状では近隣の東京電力、三菱化学など大口の需要化がいるため、4−5年をリードタイムに効果的なボトム対策の構築を図る。


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