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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1818とはずがたり:2015/01/26(月) 10:59:06
出光、昭シェル買収難航か 違い過ぎる社風…「貝殻」マークどうなる
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20150124093.html
産経新聞2015年1月24日(土)07:57

 石油元売り2位の出光興産による5位の昭和シェル石油の買収交渉が明らかになってから、ほぼ1カ月。石油製品の国内需要が減少する中、経営規模の拡大で競争力を高めるのが狙いで、今春にも基本合意を目指す方向だ。しかし、家族経営色の強い出光と外資系の昭シェルでは企業文化が大きく異なることもあり、交渉が難航することも予想される。(大柳聡庸)
                   ◇
 「(まだ)検討段階で(交渉に)何も変化はない」。昭シェルの首脳は今年1月に入っても進展がないことをこう強調する。

 出光は、創業者の出光佐三氏が家族色の強い経営理念を貫いた。東西冷戦期にソ連産原油を積極的に輸入するなど元売りでは異色の経営を続けた。一方、昭シェルは石油メジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが筆頭株主の外資系。違い過ぎる社風もあって、出光の首脳も「(交渉が)難しい部分もある」と認める。

 しかし経営効率化を目指した業界再編の流れは、止まりそうにない。少子化に伴う市場の縮小、ハイブリッド車に代表される低燃費車の普及などで、国内の石油需要の減少に歯止めがかからないからだ。

 それだけに石油業界では原油処理能力の削減が喫緊の課題。出光、昭シェルとも、製油所の生産性向上や統廃合などに取り組む考えだ。だが1社単独で能力を削減すれば、縮小均衡に陥り収益力が落ちかねない。このため各社は再編による規模の拡大を模索する。

 「原油価格の下落がメジャーの経営に打撃を与えている」。石油元売りのある幹部は、日本で業界再編が動き出したもうひとつの背景をこう解説する。

 米国のシェールオイル増産や世界経済の減速などを背景に、1バレル=100ドル台の高値で推移していた原油価格は、昨年11月に石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送り、今年1月にはほぼ半値の40ドル台に落ち込む場面もあった。

 ロイヤル・ダッチ・シェルも原油安が業績の重荷となっており、2015年までの2年間で150億ドル(約1兆8千億円)の資産を売却する方針。仮に株式公開買い付け(TOB)による昭シェル買収を提案されれば、それに応じる素地は整っている。

 ただ買収される昭和シェル側からみて、ガソリンスタンドでおなじみの「貝殻」マークの扱いも交渉に影響を与える可能性がある。ある昭シェル系のガソリンスタンドの関係者は「一番気になるのは店のマーク」と不安を隠さない。

 かつて新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合しJXホールディングスが誕生した際、最大手の新日石のブランド「ENEOS」は残り、新日鉱の「JOMO」が消滅した。

 昭シェルが出光と組めば、トップのJXに対抗できる。ただ、社風が大きく違う出光ではなく、経営規模が近い3位のコスモ石油や4位の東燃ゼネラル石油と組み、第三極を築く可能性もある。出光と昭シェルの交渉の行方次第で、業界地図が大きく塗り替えられることは間違いない。


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