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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1811とはずがたり:2015/01/08(木) 18:09:28

<シェールオイル>原油安で募る不安…計画の縮小や延期も
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20150106k0000m020095000c.html
毎日新聞2015年1月5日(月)20:47

 ◇15年増産量は大幅に鈍化へ

 米国のシェールオイル増産のペースが鈍り始めた。原油価格の下落で、開発コストの回収に不安をもった業者が相次いで投資計画を縮小、延期しているためだ。昨年11月の米主要油田の生産量は前月の実績を割り込んだ。年明けの原油相場も値下がりしており、2015年の増産量は14年を大きく下回る見通しだ。

 5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)の2月渡し分は、一時1バレル=50ドル台と5年8カ月ぶりの安値水準をつけた。昨年6月、107ドル台まで上昇したWTIは、この半年間でほぼ半値に。米国のシェールオイルの増産に加え、石油輸出国機構(OPEC)が同年11月の総会で減産を見送ったことで、原油のだぶつきがしばらく続くとの見通しが広がったことが相場を押し下げた。

 原油安の原動力となっているシェールオイルだが、その原油安が増産にブレーキをかけている。

 シェールオイルの生産量は08年ごろから急増。14年は、05年の約15倍の日量450万バレルに達する見通しだ。ところが、原油安を受け、投資を抑える業者が現れ出した。米中堅シェール企業のコンチネンタル・リソーシズは、15年の設備投資額を当初の52億ドル(約6300億円)から27億ドルに半減する。米エネルギー大手コノコフィリップスも一部の油田開発の先送りなどで15年の関連投資を2割減らす。

 米国のシェール油田の採算ラインは50〜80ドル程度とされ、中東産原油の数ドル〜30ドル程度より高い。11年以降、原油価格が100ドル前後で推移してきたことを追い風に加速したシェール開発だが、50ドル台となった今は、採算割れの油田が続出しているのは確実。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などによると、主要産地の米北部バッケン(ノースダコタ州など)では、昨年11月の生産量が前月比で日量1万バレル減の115万バレルに、米南部イーグルフォード(テキサス州)では日量2000バレル減の145万バレルに減った。

 シェール油田の生産量は、採掘を始めてから4年で、ピークの2割に下がる特徴がある。増産するには、新たな油田を次々と掘らなくてはならない。新規投資を抑えると、数カ月後には生産量は減少に向かう。JOGMECの野神隆之・上席エコノミストは60ドルを切る水準で増産ペースが鈍ると分析。14年は前年比3割増を確保するものの、15年、16年は約1割増にとどまると推計する。

 日本は、シェール層から一緒に採れる天然ガスの輸入を16年にも始める予定だが、開発が滞れば影響を受ける可能性がある。

 増産の鈍化が原油価格の上昇をもたらし、再びシェール開発熱が高まる可能性もある。野神氏は「シェールオイルの生産が調整弁のような役割を果たし、いずれ60〜80ドル程度で推移するようになるのでは」と予想する。【安藤大介】

 ◇シェールオイル

 泥や土が堆積(たいせき)してできた地中深くの頁岩(けつがん)(シェール)層という岩盤に含まれる原油をシェールオイル、ガスをシェールガスと呼ぶ。岩盤を高圧の水で砕き、原油、ガスを取り出す新技術が確立されたことから、2005年ごろから開発が本格化している。米エネルギー情報局によると、従来型の石油の総埋蔵量の約1割に当たる3450億バレルの採掘が可能。一方、岩盤を砕く水に含まれる化学物質が、土壌や地下水を汚すとの批判も出ている。


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