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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=
1779
:
とはずがたり
:2014/12/17(水) 08:33:48
>>1778-1779
この紛争は今やイラン対サウジの本格的代理戦争へと発展し、中東地域全体に広がっている。双方ともこの戦いを次第に「勝者総取り」と見据えるようになった。レバノンにおいてヒズボラが優勢を確保すれば、同国でシリア反体制派のスンニ派が、ひいてはその保護者たるサウジがイランに敗北を喫することになる。イラクにおいてシーア派主導の政府が支配権を盤石のものとすれば、イランの白星はまた1つ増えるだろう。
サウジ王家は現在、バーレーン、イエメン、シリア、その他どこであれ、イランの魔の手が伸びる恐れがある国との同盟強化を急いでいる。そして伝家の宝刀、石油を使ってイランとロシアに巻き返しを図ろうとしているのだ。
ロシアとイランは石油価格の安定に大きく依存している。数多くの試算によると、ロシアが予算公約を守るには石油は1バレル=100ドル前後を保っていなければならない。西側諸国からの制裁と経済的孤立に直面するイランは、さらに高い価格を必要としている。イランは既にサウジの戦略によって経済的打撃を被った。OPEC総会の減産見送り決定を受け、11月30日にイランの通貨リアルは対ドルで6%近くも下げた。
サウジ自体は石油安の影響から身を守れると信じている。価格の下落分はいつでも生産増加によって補える。あるいは7500億ドルに上る外貨準備(とは註:今朝の朝日によるとロシアは約4000億弗とのこと)に少し手を付ければ、収益悪化の打撃を和らげることが可能だと。
とはいえ、サウジが危険な賭けを演じていることは確かだ。イランやロシアのような独裁的体制が経済圧力によって行動を変える保証はない。さらに悪い可能性としては、サウジの策略が裏目に出て、ロシア、そして特にイランが中東におけるサウジの影響力拡大に対し、いよいよ態度を硬化させることが考えられる。
シリアとイラクで代理戦争を繰り広げることにより、サウジはロシアおよびイランとの石油戦争を引き起こすリスクを冒している。短期的にはサウジが勝利を収めるかもしれない。しかし宗派間の争い同様、サウジの行為はだれにも制御できない大火に発展する恐れを秘めている。
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