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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1681とはずがたり:2014/04/08(火) 15:32:54

2014年 3月 27日 10:13 JST
ウクライナ危機はアジアのガス輸入国に好機―ロシアから輸入増も
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304233804579464122535300570.html

 【ソウル】ロシアによるクリミア編入をめぐる対立が続き、欧州ではロシアからの安定的な天然ガス供給を受けられなくなることへの懸念が輸入業者の間で強まっている一方、アジアのガス輸入業者は、ロシアからの輸入のチャンスが増すかもしれないと期待している。

 西側諸国政府による制裁対象は、ロシアのガス輸出にまで最終的に拡大する可能性がある。このため、ロシア産ガスの輸入業者やロシア関連プロジェクトへの投資家の間では警戒の動きが広がっているものの、ガスの供給は途絶えずに続くと楽観的な向きも少なくない。

 例えば英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルの統合ガス事業で上級副社長を務めるマールテン・ウェツェラー氏は、「われわれはビジネスに影響が出ない形で事態が推移し、現行の事業と今後のプロジェクトを続けられるよう願っている」と話し、「当社のビジネスはこれに立ち向かうことであり、これから逃げることではない」と付け加えた。

 シェルは、合弁事業を通じてロシア東部で行われている液化天然ガス(LNG)輸出プロジェクト「サハリン2」に出資している。同事業には日本の総合商社である三菱商事や三井物産も参加している。同プロジェクトは規模を拡大する計画が現在進行中だ。

 ガス輸入業者はまた、ウクライナ情勢の直接的な影響として、米国からのガス供給が増えることを期待している。米国の議員らは、オバマ大統領に対し、米国産ガスの輸出拡大を認めるよう圧力を掛けている。欧州に対するロシアの支配力を弱めることが狙いだ。欧州はガスの大半をロシアから輸入している。

 エネルギー関連のコンサルティング会社、ウッドマッケンジーでアジア太平洋ガス調査責任者を務めるギャビン・トンプソン氏は、「欧州を助ける必要があると見方から米国でLNG輸出ペースの加速への支持が盛り上がるとしても、結局は大量のガスがアジアに向かうだけかもしれない」と述べる。

 この主な理由には、ガス市場がますますグローバル化しているほか、アジアの買い手が伝統的にガスにプレミアム(高い金額、上乗せ料金)を払ってきていることがある。またガス取引がグローバル化すれば、価格は相対的に下がる。

 世界第1・2位のガス輸入国である日本と韓国のガス購入業者が支払う価格は近年急騰している。このため、当地(韓国ソウル)で開かれている天然ガス会合に参加したエネルギー企業の幹部らによると、日韓業者は早期にアジア市場に参入し、より安い価格を提示するガス生産国を歓迎するとみられるという。

 米国産ガスの輸出に反対論があるのも確かで、それによってガス輸出がすぐには始まらない公算もある。だがエネルギー企業の幹部らはおおむね楽観的な見方をしており、長期的にガスの取引可能量が増加するとみている。オーストラリア、カナダ、それに東アフリカに向こう数年で稼働を開始する予定のガス輸出施設があるほか、米国からの輸出が解禁されるか、あるいはロシアからの供給が増えるとみているためだ。


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