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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1676荷主研究者:2014/04/06(日) 11:24:39

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140313cbac.html
2014年03月13日 日刊工業新聞
ヘリウム不足、長引く懸念−カタールから輸入も追いつかず

 産業ガスの一つヘリウムの需要が依然として不足している。最大生産国だった米国での生産削減を契機に日本で供給不足になり、カタールからの輸入も始めたが需給がタイトな状況が続く。新たな米国からの輸入プロジェクトに期待がかかるが、現状ではメドがついておらず、需給がタイトな状況は長引く懸念がある。(大阪・田井茂)

 ヘリウムは極めて化学反応を起こしにくい不活性ガス。超精密加工時に酸化を防ぐ雰囲気ガスとして欠かせない。さらに、液体になる温度がマイナス269度Cとあらゆる物質の中で最も低い。この超低温を生かし、光ファイバーや半導体の製造に必要な冷却工程、MRIの強力な磁力を生み出す超電導磁石の冷却用途と、最先端のモノづくりから高度医療まで、さまざまな分野で利用される。

カタールから輸入が始まったヘリウム(神戸港)

 最大の輸出国だった米国が、天然ガス生産設備の定期検査やトラブルを理由に、ガス田から産出するヘリウムの輸出削減を始めたのが2012年夏。資源カードとして温存する政治的な思惑や、シェールガス開発の進展に伴う従来型の天然ガス離れも指摘される。これに伴い、ヘリウムを米国からの輸入に依存していた日本でヘリウム不足の状況に陥った。

 以前からヘリウム調達の米国依存に対する懸念はあった。このため、ヘリウムの販売で最大手の岩谷産業は、カタールから年間800万立方メートルのヘリウムを32年まで輸入する権益を10年に獲得。13年8月に輸入を始めた。国内で今、かろうじてヘリウムを供給できているのは、カタールからの輸入実現が大きい。

 だが日本が12年に輸入したヘリウムは1220万立方メートル。岩谷産業が順調に年間800万立方メートル輸入できたとしても、大幅な不足は続く。


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