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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1622とはずがたり:2014/01/28(火) 12:14:09
ウランと原発一体販売応用?
東芝シェール輸入劇の裏側
http://diamond.jp/articles/-/42199

「え? 東芝が!?」──。9月9日未明、突如入った一報に、大手電力会社の幹部は驚きを隠さなかった。

 内容は、東芝が米国産シェールガスの液化加工契約を締結したというもの。シェールガスは日本が輸入している中東やアジアのLNG(液化天然ガス)より圧倒的に安いため、電力・ガス会社や商社などが相次いで調達に動き、5月以降、米国政府による輸出認可が2件下りるなど日本上陸への準備は着々と整っている。


東芝が契約を決めた米フリーポートLNG。すでに1件の輸出許可実績がある
Photo by Maya Wakita
 だが、それはあくまで、エネルギー業界内での話。今回は、総合電機メーカーである東芝が乗り出したことが、驚きを呼んだのだ。報告を受けた経済産業省も「当初は想定していなかった動き」(関係者)と認める。

 今回、東芝が契約を締結したのは、米テキサス州のフリーポートLNG社。すでに、中部電力と大阪ガスが5月に、第1液化設備について輸出許可を得ており、東芝は第3液化設備について許可を待つことになる。契約企業は米国で市場に流通している安価な天然ガスを仕入れて、液化後は日本を含む海外に自由に輸出できる。

LNG調達は戦国時代に

 では、東芝は調達したLNGをどこに運ぶのか。

「東芝の狙いは東京湾だ」と業界関係者は口をそろえる。東京湾では、財政難の東京電力が新規参入企業と組んで、老朽化した石油火力を高効率のLNG火力発電に建て替える計画が進む。東芝もこれを狙っているとみられている。

 事実、東芝は、「発電システム事業の拡大につなげる」としており、最先端の火力発電とLNGのセット販売を狙うことを明らかにしている。電力自由化で新規参入の発電事業者が増えると判断、「自力で安価なLNG調達ができない事業者に対して、発電設備とセットで売り込む」(経産省関係者)ことで差別化を図る考えだ。

 これまでにシェールガスの輸入に乗り出した企業は、すべて大手ばかり。電力会社でも大手3社以外は、まだ輸入に手をつけておらず、中小事業者のニーズは高い。シェール調達もすでに「打ち止め」(同)とみられている中での東芝の動きに「確実に安価な輸入が見込めるだけに大英断かもしれない」(重電メーカー幹部)との声さえ聞こえる。

 とはいえ、なぜLNGの調達経験がない東芝が、いきなりシェールの契約を結べたのか。

「実は東芝はウランで燃料輸入の経験がある」とある電力関係者は打ち明ける。東芝が世界に展開する原子力発電事業では、その売り込みに際して燃料であるウランもセットで販売していたためだ。

「今回の案件も、東芝にとっては“おまけ”みたいなものかもしれない」とこの関係者は解説する。

 それでも東芝の参入は、これまで経験の蓄積が必要とされてきたLNG事業への障壁が低くなった証左でもある。電力会社幹部は「商社、電力会社だけでなく、あらゆる企業が競争相手になってくる」と厳しい表情で話す。電力が自由化すれば、LNGの輸入価格がそのまま電気料金の競争力に跳ね返るだけに、心穏やかではいられないはずだ。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 森川 潤)


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